上品なスイーツ「ピーチメルバ」の魅力に迫る！作り方もマスター！

ピーチメルバは、19世紀にイギリスで生まれた世界的に有名なスイーツです。本記事ではピーチメルバの特徴や由来について、詳しくまとめました。家でも作れる基本レシピや、ピーチメルバをイメージしたカクテルの作り方も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ピーチメルバは、バラアイスクリームに桃のコンポートやラズベリーソースをトッピングしたスイーツです。濃厚なバニラアイスとジューシーな桃に、甘酸っぱいラズベリーがアクセントなり、極上の味わいが楽しめます。やさしいピンクのグラデーションを描く見た目も美しく、テーブルを華やかに彩ります。

ピーチメルバ自体は非常にシンプルなレシピであるため、ジャムや紅茶、カクテルなどでもその風味を味わうことができます。中には桃の果肉や木苺ソースが練りこまれたクリームチーズなどもあるので、お気に入りを見つけてみると良いでしょう。

ピーチメルバが生まれたのは、19世紀のロンドンです。名門ホテルの料理長が、人気オペラ歌手であったネリー・メルバのリクエストに応える形で考案し、晩餐会で提供したのが始まりです。

ホテルの料理長はネリー・メルバの大ファンであったため、憧れの歌姫に捧げたスイーツとして、世界的に知られるようになりました。ロマンチックな由来を持つスイーツは、ネリー・メルバの名前を取って、ピーチメルバと名付けられました。

ピーチメルバにインスピレーションを受けて生まれた商品は数多くありますが、中でも人気を博しているのがクリームチーズです。甘酸っぱい桃の果肉、ラズベリーと苺ソースが練りこまれたクリームチーズは、極上のデザートチーズとして知られています。

チーズの口当たりは非常に滑らかで、鼻から抜けるフルーティーな風味がたまりません。そのまま食べて美味しいのはもちろん、ホイップクリームを添えれば贅沢なデザートが完成します。ワインとも相性が良いので、ホームパーティなどでお披露目すると喜ばれるでしょう。

ピーチメルバの基本レシピを紹介します。材料は、桃2個、バニラビーンズ、砂糖、水、レモン汁、冷凍ラズベリー、バニラアイスクリーム、ミントの葉です。基本は生の桃を使ってコンポートを作りますが、手間を省きたい場合は缶詰の桃を使用しても良いでしょう。

まず最初にラズベリーソースを作ります。自然解凍した冷凍ラズベリーに砂糖と水を加えて混ぜ、ザルで漉しておきます。続いて鍋に砂糖、水、レモン汁、バニラビーズを入れて加熱し、桃を入れて弱火で15分ほど煮ます。鍋に入れたまま粗熱を取り、皮をむきます。桃をシロップで煮込む時は、煮崩れしないように気をつけてください。

皿にラズベリーソースを敷き、4つ割りにした桃、バニラアイスをトッピングし、ミントを飾ったら出来上がりです。グラスなどに盛り付けると、簡単にパフェ風の一品が完成します。お好みでナッツやグラノーラなどをプラスして、アレンジしても良いでしょう。

デザートとして有名なピーチメルバですが、実はカクテルもあります。作り方は、氷を入れたグラスに木苺のリキュール、ピーチネクターを注ぎます。全体を軽く混ぜ、ミントの葉を飾って仕上げましょう。甘酸っぱく飲みやすいので、女性にも人気です。

お酒が飲めない方は、木苺リキュールを使わずに、ピーチネクター、レモンジュース、グレナデンシロップを混ぜたノンアルコールカクテルにしても良いでしょう。

ピーチメルバの正体は、世界的に有名なシェフが歌姫に捧げたロマンチックなデザートでした。華やかな見た目の割に、簡単に作れるので、ぜひレパートリーに加えてください。普段のおやつにはもちろん、友達を招いた際のおもてなしなど幅広く楽しんでみましょう。