切り干し大根の作り方を伝授！干し方のコツや人気の活用レシピも！

保存食である切り干し大根を、自宅で簡単に手作りする方法をまとめました。基本的な切り干し大根の作り方や、切り方や干し方のポイントを解説していきます。切り干し大根の保存方法や、干さずに作る簡単な切り干し大根の作り方も紹介します。

煮物以外の美味しいレシピも紹介しますので、切り干し大根をいつもと違ったアレンジで楽しんでみましょう。

スーパーでよく見かける切り干し大根は細長い形状ですが、手作りの場合は切り方にこだわる必要はありません。皮を剥く必要もないので、自分の好みの切り方で大根を切りましょう。大根の旨味をダイレクトに感じたい場合は、半月切りやくし切り、拍子切りにするのがおすすめです。

一般的な細長い切り干し大根を作りたい場合は、スライサーを使うと均一に細長く切ることができます。大根の切り方によって食感や味わいが大きく変わりますので、好みの切り方を見つけてください。大根が何本もある場合はそれぞれ切り方を変えて、さまざまなバリエーションで楽しんでみましょう。

切り干し大根が完成する期間は、天候にもよりますが、2〜3日かかります。湿度が高い場合は、1週間程度かかることもあるので、早めに仕上げたい場合は、厚く切らないように注意しましょう。干し野菜用のネットがあると一度に多くの大根が干せて、虫やホコリがつく心配がありません。

干し野菜用ネットがない場合は、ざるに大根が重ならないように並べ屋外に干しましょう。完全に乾燥させず、3時間程度の半乾燥でも大根の旨味がぎゅっと凝縮されます。保存は効きませんが、すぐに食べる場合は、半乾き状態で楽しんでみてください。

完全に乾いた切り干し大根は、密閉容器に入れて常温保存が可能です。ですが、市販品に比べるとカビが生えやすいため、乾燥剤を入れて出来るだけ早めに食べ切るようにしましょう。長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。保存袋の空気を抜いて、口をしっかり密閉して冷凍保存してください。

切り干し大根の作り方自体は、簡単で難しいことはありません。しかし、干し方を間違えるとカビが生えやすく、美味しく食べられなくなってしまいます。干す時は、雨が降らない乾燥した天気の良い日に干すようにしましょう。大根が旬の冬は乾燥した日が多いので、切り干し大根作りに向いています。

大根は大きければ大きいほど、水分が抜けるまで時間がかかります。簡単に切り干し大根を作りたい場合は、水分が抜けやすくなるよう薄く細く切りましょう。大根の切り方にムラがあるとカビの原因になるため、大きさを揃えてカットすることも重要です。

外に干せない場合は、室内で切り干し大根を干すこともできます。室内で干す時はザルに重ならないように大根を並べ、日当たりの良い窓際で干しましょう。窓を開けると風通しが良くなって早く乾きますが、ホコリが気になる場合はネットなどを被せてください。

もっと簡単に切り干し大根を作りたい場合は、電子レンジを活用しましょう。電子レンジで作る場合は、薄目に切った大根を耐熱皿に重ならないように並べ、10分程度加熱して水分を飛ばします。切り方によって加熱時間が変わりますので、様子を見ながら少しずつ加熱すると安心です。

電子レンジの場合、完全に乾燥させるのは難しいので半乾き状態の切り干し大根が出来上がります。長期保存には向きませんが、旨味がぎゅっと詰まった美味しい切り干し大根が出来上がります。

冷凍した大根は中に細かな空洞ができることで、独特の味わいを楽しむことができます。濃厚で旨味たっぷりな切り干し大根になるので、ぜひ試してみてください。まず、大根を皮ごと1cm程度の厚さの輪切りにし、半透明になるまで熱湯で茹でます。冷めたら保存袋に入れて、凍ったら外に干して乾燥させます。

冷凍と乾燥を5回程度繰り返し、追加で3日程度天日干しすれば完成です。天候によって乾燥状態が変わるので、様子を見ながら干してください。また、繰り返し干すのが面倒な場合は、冷凍だけでも切り干し大根に近い食感を味わうことができます。生の大根を薄切りにし、塩もみをして水分をしっかり出します。

保存袋に入れて冷凍し、解凍したらさらに水分を絞ってください。これだけで切り干し大根のような食感になるので、サラダや和え物にして食べることができます。

【材料】

• 切り干し大根…50g
• きゅうり…1本
• 大葉…10枚
• ツナ缶…1缶

• ポン酢…大さじ1.5
• ごま油…大さじ1
• 白いりごま…大さじ1

1. 切り干し大根を水洗いして汚れを落とし、水で戻します。
2. きゅうりを切り干し大根の太さに合わせて千切りにします。
3. 大葉を重ねて丸め、細めの千切りにします。
4. ボウルに(2)(3)とツナ缶を入れます。
5. ごまは手で潰しながら加えます。
6. 切り干し大根の水気を絞りボウルに入れてAの調味料を加えて和えます。

シャキシャキした食感が美味しい、切り干し大根と大葉のサラダの作り方です。10分程度で出来上がるので、簡単に副菜が一品出来上がります。切り干し大根をさっぱり食べたい時に、ぜひ作ってみてください。

【材料】

• 鶏胸肉…250g
• 切り干し大根…30g
• トマト…小2個
• きゅうり…1本
• セロリ…1本
• 酒…大さじ1
• ネギの青い部分・生姜…あれば
• 塩…小さじ1/4

• 醤油…大さじ1と1/2
• 酢…大さじ1と1/2
• 砂糖…大さじ1
• ごま油…小さじ2
• 白いりごま…小さじ1

1. 鶏胸肉に塩小さじ1/4をすりこみます。
2. 鶏肉を耐熱皿に乗せ、酒、あれば生姜とネギの青い部分を乗せます。
3. ふんわりラップして、600wのレンジで5〜6分加熱し余熱で火を通します。
4. 切り干し大根をたっぷりの水で5分戻します。
5. トマトは角切り、セロリときゅうりは千切りにします。
6. トマトとAの調味料を混ぜ合わせ、水気を絞った切り干し大根(5)を加えます。
7. (6)をお皿に盛り付けて、薄切りにした鶏肉を乗せます。
8. 残ったタレをかけて、ごまを振ったら完成です。

ボリューム満点で食べ応えのある、ご飯のおかずにもなるサラダのレシピです。火を使わずに調理可能ですので、忙しい時や暑い日にもおすすめです。鶏肉はラップをしたまま、余熱で火を通しましょう。すぐに食べても美味しいですが、時間が経つと大根がタレを吸ってさらに美味しさがアップします。

【材料】

• 切り干し大根…15g
• 長ネギ…40g
• 卵…3個
• 醤油…大さじ1
• 砂糖…小さじ1
• 酒…大さじ1
• ごま油…小さじ2
• サラダ油…小さじ2

1. 切り干し大根を戻し、水気を絞って食べやすい長さに切ります。
2. ネギは斜め薄切りにします。
3. フライパンにごま油を加えて熱し、切り干し大根を炒めます。
4. 切り干し大根に油が馴染んだら、砂糖、醤油、酒の順番で味付けします。
5. 水分が飛ぶよう炒め、ネギを加えさらに炒めます。
6. ネギに火が通ったら火を消し、粗熱をとります。
7. 粗熱が取れたら卵を加えて混ぜます。
8. 熱したフライパンにサラダ油を引き、卵を加えて両面焼きます。
9. 食べやすい大きさに切ったら完成です。

台湾の家庭料理、切り干し大根入りの卵焼きの作り方です。切り干し大根のシャキシャキした食感と卵が美味しい、ご飯のおかずにぴったりなメニューです。冷めても美味しいので、お弁当のおかずにしても喜ばれるでしょう。

【材料】

• 切り干し大根…20g
• ごぼう…5cm
• 人参…1/3本
• ゆずの皮…1/3個分
• 揚げ油…適量

• 薄力粉…1/2カップ
• 冷水…1カップ
• 塩…少々

1. 切り干し大根を水洗いして汚れを落とし、水で戻します。
2. 15分程度経ったら水気をしっかり切って、食べやすい長さに切ります。
3. 人参とごぼうは皮をむき、ささがきにします。
4. ゆずの皮は千切りにします。
5. ボウルにAの材料を入れて、さっくり混ぜます。
6. (5)に切った材料を入れて混ぜ合わせます。
7. 170度に熱した揚げ油に、スプーンで(6)を落として揚げます。

ゆずの香りが爽やかな、ごぼうと切り干し大根のかき揚げです。噛みしめるたびに野菜の旨味が溢れ出す、おかずにもおつまみにもぴったりな一品です。さっくりしたかき揚げに仕上げるために、水は冷えたものを使いましょう。お好みでレモンやゆずを絞って、食べてください。

子供も喜ぶ、カレー味の炒め物のレシピです。スパイシーなカレーの香りと、深みのある大根の美味しさがたまりません。食欲をそそるカレーの風味で、ご飯のおかずにもぴったりです。いつも煮物ばかりという人は、ぜひ試してみてください。

自宅でも簡単に作れる、切り干し大根の作り方を紹介しました。大根の切り方に決まりはありませんが、出来るだけ薄めに切ると簡単に乾燥できます。切り干し大根を使ったレシピも紹介しましたので、煮物以外のアレンジも楽しみましょう。干し方のコツも参考に、自宅でも美味しい、切り干し大根を作ってみてください。