黒豆はどのくらい日持ちする?乾燥・煮豆で紹介!日持ちさせる保存方法も

黒豆がどのくらい日持ちするのかを乾燥、水で戻した状態、煮豆の3つの状態別にまとめました。日持ちさせる保存方法についても紹介します。賞味期限内に黒豆を食べきるために正しく保存する方法を解説しているので、無駄にすることがないようにしましょう。

黒豆はどのくらい日持ちする?乾燥・煮豆で紹介!日持ちさせる保存方法ものイメージ

目次

  1. 1黒豆がどのくらい日持ちするのか知りたい!
  2. 2黒豆の日持ち期間の詳細
  3. 3黒豆の日持ち期間と保存方法【乾燥】
  4. 4黒豆の日持ち期間と保存方法【水で戻した状態】
  5. 5黒豆の日持ち期間と保存方法【黒豆煮】
  6. 6黒豆は上手に日持ちをさせて美味しく食べよう!

黒豆がどのくらい日持ちするのか知りたい!

つやつやと黒色に輝く黒豆は、おせち料理に欠かせない料理のひとつです。お弁当のおかずやお茶請けにしても美味しいので、一年中作っているという家庭も多いことでしょう。日持ちするイメージの黒豆ですが、どのくらい保存できるか知っていますか?

本記事では黒豆の賞味期限を乾燥、水で戻した状態、煮豆の状態に分けて紹介していきます。黒豆の正しい保存方法についても取り上げるので、併せてチェックしてください。

黒豆の日持ち期間の詳細

ここでは黒豆の賞味期限を状態別に紹介します。当たり前ですが、賞味期限は商品によって異なります。黒豆を買ったばかりなのに賞味期限が迫っていたということがないように、黒豆を購入する前にチェックを徹底してください。

黒豆の日持ちする期間

黒豆の種類別の日持ち期間
  常温 冷蔵
乾燥状態 6ヶ月 1年
水で戻した状態 1日 2~3日
煮た状態 2~3日 1週間

表を見てわかる通り、黒豆の日持ち期間は状態によって大きく異なります。煮豆の状態にすると最短で1週間ですが、乾燥状態だと最大1年間も日持ちします。ただし上記は正しい状態で保存した場合になります。煮豆の場合は口をつけた箸で取り分けしたり、水滴がついたまま蓋を閉めたりすると腐りやすくなるので注意してください。

黒豆は腐るとどうなる?

食べ物が腐るという状態は、付着した微生物が繁殖し、食べ物が変質するということです。微生物は水分があり、温かく、栄養がある場所を好むため、この状態を満たした場所ではどんどん繁殖していきます。食べ物の中で微生物が増えると、食中毒のリスクを高めることになります。

黒豆が腐ると見た目やにおい、味に変化が生じます。特に煮豆の場合は変化が顕著で、糸を引く、異臭がする、カビが生えているなどの場合は間違いなく腐っています。黒豆の見た目に変化がなくても食べてみて変な味がしたり、酸っぱい味がした場合は食べないほうが賢明です。

黒豆が乾燥した状態や水に戻した状態でカビが生えた場合は、洗ったら食べられそうな気がしますが、カビは表面だけでなく奥まで根を生やしていることが多いです。黒豆を数個割ってみて中の芯までカビが浸透しているものは、潔く処分しましょう。

黒豆の日持ち期間と保存方法【乾燥】

乾燥黒豆は収穫した黒豆を日光に当てるか、食品乾燥機にかけて中の水分を抜いたものです。菌が繁殖する水分を抜くことで、長期保存を可能にします。乾燥黒豆はスーパーや食品店のほか、通販などでも手に入れることができます。

乾燥黒豆の日持ち期間と保存方法:常温

黒豆を常温で保存した場合の日持ち期間は、約半年です。半年くらいまでであれば、購入時の風味を落とすことなく食べることができます。ただし時間が経てば経つほど風味や味わいが劣化していくため、早めに使い切るようにしてください。長期間保管できるからといって大量に買い過ぎないようにすることも大切です。

黒豆を常温で保存する時の温度は、外気温を超えない15℃~25℃が目安です。ただし夏場の暑い時期や湿気の多い梅雨の時期は、正しく保存していてもカビが生えることがあるので注意しましょう。

火を使うキッチンコンロの周りや、蛇口の下も湿度が溜まりやすいので避けてください。保存する際は、直射日光の当たらない風通しのよい冷暗所で行いましょう。

乾燥黒豆の日持ち期間と保存方法:冷蔵

黒豆を常温で保管するよりも傷みにくいのが、冷蔵保存です。冷蔵庫で保存すると約1年は品質を保つことができます。特に気温が高い夏場や、梅雨時期に保管しておく時は、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

冷蔵庫で保存する場合は、密閉可能な保存容器に入れるか、通気性の良い紙袋に移し替えてください。保存容器を使う場合は中にキッチンペーパーを敷いてから豆を入れると通気性がアップし、より長く保存することができます。

購入してきた時のビニール袋のまま保存すると傷みやすいばかりか、ほかの食品のにおいが移るのでくれぐれも避けてください。

黒豆の日持ち期間と保存方法【水で戻した状態】

乾燥した黒豆を煮る場合は、水で戻す必要があります。生の黒豆を水でよく洗い、たっぷりの水に浸して一晩漬けておきます。水に漬ける時間が長すぎると色が抜けてしまうことがあるので気をつけてください。

水で戻した黒豆の日持ち期間と保存方法:常温

水で戻した黒豆を常温で保存できるのは、せいぜい1日程度です。常温で保存すると水から菌が繁殖することがあるので、注意してください。冬場など気温が低い場合は常温で保存しておいても問題ありませんが、暖房で部屋が暖かくなる場合は避けたほうが良いでしょう。

乾燥したものを水で戻した豆は、水に漬けたまま保存してください。戻した量が多すぎて使い切れないということがないよう、適量を戻すようにしてください。

水で戻した黒豆の日持ち期間と保存方法:冷蔵

乾燥豆を水で戻した場合の日持ち期間は、冷蔵庫で2~3日程度です。保存する時は、水で戻して濡れている豆の水分をキッチンペーパーなどでよく拭き取ります。水分が残っていると傷みやすいので、しっかりと水分を拭き取るようにしてください。

あとはチャックのついた密閉袋やフタ付きのタッパーに入れ、しっかりと口を閉めてから冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫で保存する時は通常の冷蔵室で構いませんが、ドア付近は開閉による温度変化を受けやすいので、冷蔵庫の奥側に置いておくようにしてください。

水で戻した黒豆の日持ち期間と保存方法:冷凍

水で戻した黒豆の日持ち期間は、冷凍で1ヶ月程度になります。量を間違えて大量に水で戻してしまった場合は、冷蔵しておくと良いでしょう。ただしそのまま冷凍庫に入れることはできません。水で戻してある状態の豆を一度茹で、やわらかくなってから冷凍保存してください。

茹でた黒豆の粗熱が取れたのを確認し、密閉できる保存袋などに入れて冷凍庫に移します。味付けは解凍後に行いましょう。ただし味の染み込みが悪くなることもあるため、水で戻したあとは早めに調理することをおすすめします。

黒豆の日持ち期間と保存方法【黒豆煮】

黒煮豆は多めの量を作ることが多いため、一度に食べきることが難しいものです。日持ち期間と保存方法をしっかりチェックし、美味しい状態で食べきるようにしましょう。

黒豆煮の日持ち期間と保存方法:常温

10℃以下の冬場であれば、2~3日は常温で保存しておくことができます。ただし暖房が効いた場所では早く傷んでしまう可能性もあるため、冷たい場所に移しておきましょう。保存する時は、密閉できる容器に移しておくと安心です。

この時1日に1度火入れを行うと、細菌の繁殖を防ぐことができます。火入れの仕方は豆を鍋に入れて火にかけ、約1分程沸騰させるだけでOKです。煮汁を煮立たせすぎると味が落ちるため、火にかけすぎないように注意してください。

手軽に食べることができる市販の黒豆の場合、未開封に限り常温でも長持ちする商品もあります。賞味期限は商品によって異なるため、パッケージをチェックしてみてください。一度開封した場合は、2~3日を目安に食べきるようにしてください。

75℃以上の加熱を1分以上続けることで、完全ではないですが殺菌することができます。

黒豆煮の日持ち期間と保存方法:冷蔵

黒煮豆をすぐに食べきれない場合は、早い段階で冷蔵保存するのが好ましいです。冷蔵庫で保存すると、1週間程度は美味しく食べることができます。保存する際は密閉できる容器に入れ替え、極力空気に触れないようにしてください。

この時、煮汁ごと一緒に保存すると美味しさが長持ちします。煮汁と一緒に保存すると豆にしわがつくのを予防する効果もあります。おせちなどに入った黒豆は、おせちのお重ごと冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。

甘く煮たものなら1週間くらいもつと思います。煮汁から出すとシワが寄ってしまうので、煮汁ごと冷蔵庫で保存してください。

黒豆煮の日持ち期間と保存方法:冷凍

1週間以内に食べ切ることができない場合は、冷凍保存しておくことができます。冷凍庫で保存した時の日持ち期間は、3週間程度になります。黒煮豆を冷凍する時は、一度に食べられる量を小分けにして冷凍できる密閉袋に入れてから冷凍庫で保存します。この時しっかりと空気を抜いて保存袋を閉めるようにしましょう。

解凍するときは、食べる前日に冷蔵庫に移すだけでOKです。部屋の気温にもよりますが、常温解凍すると豆が傷むことがあるので、避けたほうが賢明です。すぐに食べたい方は、レンジなどで解凍しても構いません。

黒豆は上手に日持ちをさせて美味しく食べよう!

黒豆は状態によって日持ちする期間が大きく異なります。少しでも長く日持ちさせるために、正しい方法で保存するようにしてください。どうしても食べきれない場合はリメイクして食べるのがおすすめです。

黒煮豆に水を少し足してぜんざいにしたり、パウンドケーキなどに入れてスイーツにして食べても美味しいです。和洋折衷の味わいが楽しめるので、消費に困ったらぜひ試してみてください。

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