スタバのクッキー再現レシピ！定番「チョコチャンク」の材料は？

チョコチャンククッキーは、チョコがかたまりでゴロゴロ入って甘いアメリカンな定番クッキーです。最近はコンビニや他のカフェでも見かけますが、日本ではもともとクッキーと言えばサクサク、カリっとしたイメージが強かったので、外側はザクザク、中はしっとりチューイーな食感のクッキーをスタバで初めて知った人も多いのではないでしょうか？

スタバのチョコレートチャンククッキー（税抜200円）は、直径10センチほどもあるサイズで食べ応えもある定番商品です。コーヒー豆と同じ生産地のカカオ豆をスタバがオリジナルでブレンドしたこだわりのチョコレートを使っています。

実は、チョコチャンククッキーは家庭でも簡単に作れます。スタバと同じ材料はなかなか揃えられませんが、手軽に揃えられる材料でスタバのクッキーと似た味や食感を再現できるレシピを紹介します。型抜きなしで作れる簡単な手順なので、小さなお子さんと一緒に作ることもできます。

スタバの定番チョコチャンククッキーといえば中が柔らかくチューイーな食感を想像しますが、レシピによっては中までサクサク食感のチョコチャンククッキーも多いです。チョコチャンク（チョコのかたまり）が入っていればチョコチャンククッキーと言えてしまうので、レシピの選び方でイメージと違うクッキーが出来てしまうことも。

同じ材料を使った生地でも成形の仕方や焼き時間で食感が変わってくるので、その違いもこのあと失敗しないための注意点として紹介します。レシピでは、直径10センチくらいでしっとりチューイーな食感のスタバ風クッキーの作り方を中心に紹介しますが、自分の好みに合わせたチョコチャンククッキーを作ってみましょう。

まずは薄力粉を使った基本のチョコチャンククッキーのレシピです。ボウルに室温に戻したバター（またはマーガリン）60gをマヨネーズ状に混ぜ、砂糖70g、卵1個、はちみつ30g、バニラエッセンス3滴～（お好みで）を合わせよく混ぜます。そこに薄力粉120gとベーキングパウダー小さじ4分の1を加えてゴムベラでさっくり混ぜます。板チョコ1枚～（お好みで）を手で割り入れて混ぜます。

大きめのスプーンなどですくって6等分にし、オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけてのせ成形したら、170度に予熱したオーブンで約12分焼きます。ふちがきつね色に色づいてきたらオーブンから取り出し、天板の上に乗せたまま1時間ほど冷まして完成です。

こだわりたい人は、砂糖のうち3分の2をキビ砂糖や三温糖などのブラウンシュガーに代えるとコクが出ます。残りの3分の1はあればグラニュー糖が良いでしょう。また、薄力粉のうち20～30gをアーモンドパウダーに置き換えてみると、風味が増します。

次に紹介するのは、ホットケーキミックスを使ったレシピです。バター60gを室温に戻し、ボウルで砂糖70g、塩少々と合わせてゴムベラで白っぽくクリーム状になるまですり混ぜます。

そこにホットケーキミックス1袋（200g）と牛乳60ccを加えてさっくり混ぜ、板チョコ（1枚～お好みで）を割り入れます。大きめのスプーンなどですくってオーブンシートを敷いた天板に間隔をあけてのせたら、180度に予熱したオーブンで約10分焼き、オーブンから出して天板の上で冷ましたら完成です。この分量だと天板に一度に乗り切らないかもしれないので、一度に焼ける分量にしたい場合は、半量で作ってください。

バターや牛乳がなくても、簡単にチョコチャンククッキーが作れます。用意する材料は、ホットケーキミックス、サラダ油、板チョコのたった3つです。

ボウルにホットケーキミックス100gとサラダ油大さじ2を粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜ、板チョコを手で割り入れて混ぜます。大きめのスプーンなどですくってオーブンシートを敷いた天板に間隔をあけてのせ成形し、170度に予熱したオーブンで約15分焼きます。このレシピでは焼き立てはしっとりですが、冷めるとサクサクのクッキーになります。

本格的なレシピといっても、材料は普通のスーパーで買えるものです。砂糖や小麦粉や膨張剤を2種類ずつ使ったり、器具も泡だて器（あればハンドミキサー）を使ったりしますが、普段からお菓子作りを自宅でする家庭なら揃っていそうなもので作れます。

材料は、無塩バター110g（細かく切って室温に戻しておきます）、グラニュー糖50g、三温糖（ブラウンシュガー）110g、卵1個（室温に戻しておきます）、バニラエッセンス5滴～（お好みで）、薄力粉90g、強力粉80g、重曹小さじ2分の1、ベーキングパウダー小さじ2分の1、インスタントコーヒーの粉末小さじ2、塩2つまみ、板チョコ2枚です。この材料の分量は、1枚の天板で6枚のクッキーを焼いたとき、天板2枚分です。

無塩バターをゴムベラでよく練り、泡だて器でさらに混ぜます。そこにグラニュー糖と三温糖を加え、ふわっと白っぽくなるまで撹拌し、卵とバニラエッセンスを加えて混ぜます。薄力粉からコーヒーの粉末までの粉類と塩をふるいながら加えゴムベラでさっくりと混ぜて、板チョコ1枚分を割り入れます。全体がまとまるまで混ぜたら大きめのスプーンで12等分にしていきます。

天板にオーブンシートを敷き、分けた生地を6センチぐらいの間隔をあけて置いていき、それぞれの生地の上に割った板チョコもう1枚分を飾り用にのせます。180度に予熱したオーブンで約10分焼き、クッキーのふちがきつね色に色づいてきたら焼き上がりです。オーブンから出して天板に乗せたまま1時間ほど冷まして完成です。

簡単に作れるスタバの定番クッキーですが、どのレシピにも共通して注意しておきたいポイントがあります。失敗しないためにも覚えておきましょう。

お菓子作り全般に共通するポイントですが、卵やバターや牛乳を使うときは事前に冷蔵庫から出しておいて、室温に戻します。バターはゴムベラで簡単にペースト状にできるくらいの柔らかさが目安です。小さく切っておくと早く室温に戻せるので、計量のときに細かく切りながら量ると良いでしょう。

また、バターに卵を混ぜるときは数回に分けて入れて下さい。油を加える場合は手早く混ぜます。これらを怠ると生地を混ぜるときに分離が起こりやすくなってしまいます。

生地をこね過ぎると硬いクッキーになってしまいます。粉類を加えたあとは切るようにゴムベラを生地に差し入れて下からひっくり返し、それを粉っぽさがなくなる程度まで繰り返します。成形するときもこね回さないよう、上から軽く押さえて簡単に整える程度にします。

焼成用のチョコチャンクはなかなか手に入りませんが、板チョコをざっくり手で割ったもので十分スタバのチョコチャンククッキーのチョコのかたまり感を出せます。生地が甘めなのでチョコはビターなものが合いますが、好みに合わせて選んでください。また、チョコを生地に混ぜたときに均等になりにくいという場合は、生地を等分して成形しながらそれぞれにチョコを埋め込んでいくと見た目もきれいに作れます。

スプーンで天板に取り分けたあと、表面は神経質に均す必要はありません。1.5センチくらいの厚さ、直径4～5センチに成形すればしっとりとスタバのクッキーの食感に近くなります。もっと薄くすると、カリっとしたクッキーになります。焼きあがると4～5センチに成形したものが8～10センチくらいに大きくなるので、天板上で生地と生地の間隔は多めにとっておくことも大事なポイントです。

食感を左右する大事なポイントが焼き時間です。スタバのクッキーのような中がねっとり、しっとりしたクッキーにしたいときは、クッキーのふちがきつね色に色づいてきたら出来上がりです。ふにゃふにゃ柔らかいので心配するかもしれませんが、オーブンから出してそのまま天板で1時間ほど冷ますとちょうどいい硬さになるので大丈夫です。

サクサク、カリっとした食感にしたいときはふちがきつね色になってから2分ほど焼き時間を延ばし、網の上などに移して冷まします。焼き過ぎると硬くなってしまうので気を付けてください。オーブンによって色んな癖があるので、最初は焼き始めて8分あたりからこまめに様子を見ましょう。

焼き上がり直後は手で持てないほど柔らかいので、オーブンから出したらなるべく天板から動かさないでください。天板にのせたまま冷ましたほうが中までしっとりとした仕上がりになります。冷めて硬くなってしまったときは、食べる直前にレンジで軽く10秒ほど温めるか、アルミホイルにのせてトースターで軽く焼くと良いでしょう。スタバのクッキーもお店で温めてもらうと美味しくなります。

チョコチャンククッキーと並ぶスタバの定番クッキーといえば、ホワイトチョコマカダミアクッキー（税抜200円）です。こちらもこれまで紹介したレシピを少しアレンジするだけで簡単に再現できます。

チョコチャンククッキーのレシピにマカダミアナッツ80g（お好みで砕いても丸ごとでも）を加え、板チョコをホワイトチョコに代えるだけです。ナッツは軽くローストして冷ましたものを使うと香ばしさが増します。

スタバのクッキーで、マシュマロ&チョコレートクッキーが好きだったという人もいると思いますが、残念ながら現在は販売されていません。しかし、このクッキーも自宅で再現できます。

室温に戻した無塩バター（またはマーガリン）50gを練り、砂糖60g、卵1個、バニラエッセンス数滴を加えて混ぜます。そこに薄力粉80g、ココアパウダー45g（このうち10gを、あればブラックココアパウダーにする）をふるい入れ、さっくりと混ぜます。板チョコ1枚を割り入れて混ぜ、生地を6等分にしてマシュマロを1つずつ包み、丸めてオーブンシートを敷いた天板に乗せます。

180度に予熱したオーブンで約10分、生地が割れてマシュマロが少し見えるまで焼いたらオーブンから出して天板に乗せたまま冷まします。ブラックココアパウダーは100均でも手に入り、加えると生地の色合いがスタバのクッキーに近づきますが、なければ普通のココアパウダーのみで大丈夫です。焼いたときにマシュマロが溶けすぎて流れてしまうのを防ぐには、事前にマシュマロを冷凍しておくと良いでしょう。

スタバ風クッキーは、自分で作れば定番のものに好みの材料を加えて簡単にいろいろアレンジできます。例えばどんなクッキーにアレンジできるのか、いくつか紹介します。

まず簡単なアレンジが、ナッツを加えるアレンジです。先ほどもスタバの定番ホワイトチョコマカダミアクッキーの再現レシピを紹介しましたが、同じように、チョコチャンククッキーの生地にお好みのナッツを加えるだけです。ピーナッツやくるみ、カシューナッツ、アーモンドなどを大きめに砕いて入れます。成形するときに上に飾っても出来あがりの見た目がきれいです。

生地もチョコ風味にしたいときは、基本のレシピの薄力粉のうち10gをココアパウダーに置き換えます。生地に加えるチョコを細かめにして量を増やし、成形しながら上に大きめに割った板チョコを飾ったり、お好みのナッツを砕いて加えても美味しそうです。

抹茶とホワイトチョコの組み合わせのクッキーもおすすめです。基本のレシピの薄力粉に8g（大さじ1くらい）の抹茶粉末を加え、板チョコにホワイトチョコを使います。これにお好みのナッツを加えても美味しくなります。

ストロベリーやクランベリーなどのドライフルーツと、チョコやナッツとの組み合わせもお好みで色々組み合わせてみてください。

アメリカンなお菓子の定番、M&M'sを加えて、よりアメリカンにすることもできます。上にM&M'sを埋め込んで焼くとカラフルでかわいいクッキーになります。スタバ風のクッキーならひとつひとつが大きいので、デコレーションするのも簡単です。好きな材料を使ってインスタ映えするクッキーを作りましょう。

スタバの定番クッキー、チョコチャンククッキーやホワイトチョコマカダミアクッキーの再現レシピはいかがでしたか？アイスボックスクッキーなどの簡単に作れるほかのクッキーにはサクサク、カリっとしたクッキーが多いので、チューイーでしっとりしたスタバ風クッキーを作ってプレゼントすると珍しくて喜ばれるかもしれません。

スタバ風クッキーを作るのに失敗しないための注意点は多く挙げましたが、卵白を泡立ててメレンゲを作ったり、麺棒でのばして型抜きしたり、というお菓子作りで手間のかかる面倒な手順は一切ありません。自分好みのアレンジを加えても簡単に作れるので、ぜひ一度作ってみて、自宅でスタバ気分を味わいましょう。