カレーの種類を一覧で紹介!見た目や味の違いは?人気レシピも必見!

カレーの種類を一覧にしてまとめました。カレー発祥の地インドをはじめ、カレーが有名な国のカレーの種類や特徴を徹底紹介します。併せて、自宅で再現できるおすすめ絶品カレーレシピも、ぜひチェックしてみてください。

カレーの種類を一覧で紹介!見た目や味の違いは?人気レシピも必見!のイメージ

目次

  1. 1カレーの種類がどのくらいあるのか知りたい!
  2. 2カレーの種類は国によって違う
  3. 3カレーの種類一覧【インド】
  4. 4カレーの種類一覧【その他の国】
  5. 5カレーの人気種類が再現できる絶品レシピ
  6. 6カレーの種類は国によって豊富に展開されている!

カレーの種類がどのくらいあるのか知りたい!

カレーは世界中で親しまれている人気の料理です。日本のカレーはすでにお馴染みですが、世界にはどんな種類のカレーがあり、見た目や味はどのようになっているのか?興味がある方も多いでしょう。そこで本記事では世界のカレーの種類を一覧にして、それぞれ味や特徴を解説していきましょう。特にカレーで有名な国を、ピックアップしています。

カレーの種類は国によって違う

カレーの基本はインド

カレー発祥の地といえば、インドであることは有名です。かつてインドにはカレーという名前は存在しませんでした。現在でも調理法によって、~マサラ、~コルマ、~サブジなどの名前で呼ぶことが一般的です。そもそもカレーという名前は、外国人がスパイスで具材を煮込んだ汁状のものを、総称して呼び始めたそうです。

そのような過程があって、現在はインドの文化にもカレーという言葉が浸透しています。カレーといわれている料理はインド発祥ですが、カレーの語源はインドではないということになるでしょう。

インドカレーの特徴

広大なインドは東西南北のエリアに分かれており、それぞれの地域で、種類や特長も異なります。例えば、インド北部のカレーの種類は、牛乳や生クリームを使うことが多く、濃厚でとろみが強いです。こってりしているだけでなく、ガラムマサラやクミン、ターメリックなどのスパイスが加わって、香り豊かであることも特徴です。

一方、インド南部のカレーの種類はとろみが少なく、さらっとしたスープ状のものが主流で、辛味は強めです。主な味付けはスパイスではなく、ココナッツミルクや酸味のあるヨーグルト、フルーツなどが使われています。

水に恵まれたインド東部では、豊富な魚やエビ、カニなどが日常的に食べられています。カレーの種類では、ベンガルフィッシュが有名です。また、インド西部はベジタリアンが多い土地柄で、野菜や豆を使ったあっさりとした種類が多い傾向にあります。

インドと日本のカレーの違い

インドと日本のカレーの大きな違いはとろみです。日本のカレーは小麦粉を使って、とろみを出しています。しかし、インドのカレーに小麦粉を入れることは、ほとんどありません。そのため、汁気の多いサラサラしたカレーの種類になっています。

その他のカレーが有名な国

インドの他にもタイ、スリランカ、ネパールなどのカレーも、世界的に有名です。また、バングラディシュやパキスタンも、インドと同様に元々はカレーが基本の食文化でした。

カレーの種類一覧【インド】

【北インド】キーマカレー

キーマカレーのキーマは、ヒンディー語で細切れ肉やひき肉のことをいいます。調理法や味付けなどの決まりはなく、細切れ肉やひき肉を使ったカレーの種類であれば、キーマカレーといって良いでしょう。

本場インドでは宗教上の関係もあり、肉の種類は羊、山羊、鶏が多く使用されているようです。他にも豊富な種類のスパイスが使われ、ご飯やチャパティと一緒に食べられています。

【北インド】バターチキンカレー

インドカレーの中では辛味が少なく、まろやかな口当たりの種類です。ヨーグルトや香辛料が入ったタンドリーチキンのソースに、トマトやバターなどを加えて作られています。具材はしっかりと味付けした鶏肉が入っており、軽やかな味わいが特徴です。バターチキンカレーは別名ムルグマカニともいわれています。

【南インド】野菜と豆のカレー

別名サンバルともいわれ、豆と野菜を煮込んだスープです。豆のホクホクした食感が良く、野菜の甘みを楽しむことができます。味付けに使われるタマリンドの酸味が効いており、あっさりとしたカレーの種類です。具材になる野菜は季節のものを使用することが多く、ナス、大根、オクラ、カボチャなどが良く合います。

【東/西インド】ベンガルフィッシュカレー

ターメリックをまぶして揚げた白身魚を、ナスやジャガイモと共にトマトで煮込んだものです。東インドのベンガル地方のカレーの種類になります。現地ではイリッシュという高級淡水魚を、マスタードで味付けしたものが人気だそうです。インドカレーの中でも、日本人の味覚に馴染みやすい種類だといわれています。

カレーの種類一覧【その他の国】

【タイ】グリーンカレー

青唐辛子の辛味とココナッツミルクの甘い香りが特徴の、タイカレーの種類になります。人気カレーランキングで、常に上位にランクインするほど、世界中で人気です。グリーンカレーと呼ばれていますが、正確にはゲーンというタイの汁物です。ココナッツミルク、レモングラス、こぶみかんの葉、ナンプラー等が使われています。

【タイ】マッサマンカレー

タイ南部のカレーの種類で、ピーナツペーストやココナッツミルクをベースに作られています。カルダモンやコリアンダーなどのスパイスとハーブ、調味料のバランスが絶妙です。2011年にアメリカのCNNインターナショナルのCNNGoによって、世界一美味しい料理に選ばれています。

自宅で作ってみたい方は、カルディのRoi Thai マサマンカレーがおすすめです。ルーになっているので、ハーブや調味料、スパイスの調合をする必要がなく、煮込むだけで簡単にできます。

【ネパール】ククラコ・マスゥ

ネパールのトマトチキンカレーです。ほとんどお水を入れないで、トマトとヨーグルトで煮込んでいます。ざまざまな種類のスパイスを使っているのが特徴です。香りにクセがなく酸味も少ないので、初めでも食べやすいでしょう。

【シンガポール】フィッシュヘッドカレー

魚の頭を丸ごと使ったシンガポールの豪快なカレーの種類です。魚の頭と野菜をスパイスでじっくりと煮こみ、凝縮した旨みが魅力になっています。フィッシュヘッドカレーには、ココナッツミルクを使ったマイルドなものから、スパイスを効かせたスパイシーなものまで多くの種類があります。

【パキスタン】カラヒ

パキスタンで有名なカレーの種類はカラヒです。カラヒとは中華鍋に似た形の鍋という意味で、炒め煮をしたカレーのことになります。 玉ねぎとトマトに粗挽きスパイスを効かせ、スパイシーな香りと刺激のある辛さが魅力です。肉独特の臭みを消すために、クミンやコリアンダーシード等の、さまざまな種類のスパイスを効かせて仕上げます。

【ミャンマー】チェッターヒン

ミャンマーではカレー味の料理全般を、ヒンという言葉で表します。チェッターヒンは鶏肉カレーで、ウェッターヒンは豚肉カレー、ガーヒンは魚カレーなどさまざまな種類があります。

ヒンは油っこい種類のカレーですが、辛味は少ないので子どもから大人まで食べやすいでしょう。野菜の水分と油のみで調理されているため、素材の旨味を存分に堪能することができます。

カレーの人気種類が再現できる絶品レシピ

バターチキンカレー

【材料】2人分

  • 鶏もも肉:1枚(250g):
  • 新玉ねぎ:1個
  • トマト缶(ホール):400g
  • バター:50g
  • にんにく:1片
  • カレー粉:大さじ2
  • 砂糖:大さじ1/2
  • 塩:小さじ1
(A)鶏もも肉漬け込み用
  • カレー粉:大さじ1
  • ヨーグルト:100cc
  • にんにくすりおろし:1片
  • しょうがすりおろし:1片
  • 塩こしょう:少々

(作り方)
  1. 鶏もも肉の筋と余分な脂肪、皮を取り除いて、大きめの一口大に切ります。
  2. ボウルなどに鶏もも肉とAの調味料を入れてよく揉み込みます。
  3. 2が全体になじんできたらラップをかけて、冷蔵庫で1時間寝かせます。
  4. 玉ねぎは皮を剥き、玉ねぎを1個丸ごとすりおろします。
  5. 弱中火で熱したフライパンにバターを入れます。
  6. 5に半分に切ったにんにくを加えて、香りが立つまで炒めます。
  7. さらにカレー粉を加えて、粉っぽさがなくなるまで炒めます。
  8. トマト缶と4のすりおろした玉ねぎを加え、トマトを軽く崩します。
  9. トマトの水気がなくなり、とろみがつくまで15分ほど煮込みます。
  10. 漬け込んだタレごと鶏もも肉を入れて、砂糖と塩も加えます。
  11. 再度煮立ったら蓋をして、さらに15~20分ほど煮込んで完成です。

カレー粉を使って家でも簡単にできる人気レシピです。トマトとバターのバランスが絶妙で、コクがありまろやかな味わいに仕上がります。

トマト缶の水分をじっくり飛ばすことが、とろりとまろやかに仕上がるポイントです。その際カレーが焦げ付かないように、鍋を時々かき混ぜましょう。また、あらかじめ鶏肉に下味をつけておくことで、肉がしっとり柔らかくなります。

キーマカレー

【材料】5人分

  • ご飯:5皿分
  • 卵:5個
  • ドライパセリ:少々
  • ひき肉:300g
  • ホールトマト缶:800g(2缶)
  • お好みのカレールー:70g
  • 玉ねぎ:1個
  • 人参:1本
  • ニンニク:2片
  • クミンシード:小さじ1
  • 赤ワイン:100cc
  • 鷹の爪:1本
  • オリーブオイル:大さじ2
  • カレー粉:大さじ1
  • ローリエ:2枚
  • ガラムマサラ:少々
  • ナツメグ:少々
  • 塩コショウ:少々

【作り方】
  1. 玉ねぎ、人参、ニンニク、生姜をみじん切りにします。
  2. 鷹の爪は種を取り除き、ホールトマトは軽く握り潰しておきます。
  3. フライパンにオリーブオイルとニンニク、生姜、鷹の爪、クミンシードを入れます。
  4. 3を加熱して香りを出します。焦がさないように注意しましょう。
  5. 香りが出たら玉ねぎと人参を加え、15分ほど弱火で炒めます。
  6. カレー粉とガラムマサラを加えて、さらに5分加熱します。
  7. 別のフライパンでひき肉を炒め、塩コショウ、ナツメグを振ってさらに炒めます。
  8. ひき肉を香ばしくなったら、赤ワインを加えアルコールを飛ばします。
  9. ホールトマトと炒めた野菜を合わせ、ローリエも入れて中火にします。
  10. ローリエは10分後に取り出します。
  11. 沸騰したら一旦火を止めて、カレーのルーを加え溶かします。
  12. 11を弱火で量が2/3くらいになるまで、じっくり煮込みます。
  13. 塩胡椒で味を調え、ご飯を平らなお皿で成形してカレーをかけます。
  14. 卵黄を盛り付けて完成です。

ホールトマトをたっぷり使った、キーマカレーの人気レシピです。辛さはガラムマサラの量で、調整してください。スパイシーで本格的な味に仕上がります。崩した黄身を絡めながら食べると、辛さがマイルドになって、これもまた美味しいです。お好みでドライパセリを散らすと、見た目も華やかになります。

グリーンカレー

【材料】

  • ココナッツミルク:2缶(800ml)
  • 水:400ml
  • パームシュガー:大さじ2
  • 醤油:大さじ4
  • なす:200g
  • いんげん:100g
  • ぶなしめじ:100g
  • 厚揚げ:300g
  • バジルの葉:適量
(A)グリーンカレーペースト
  • 青唐辛子:20本(種を取ったあと40g)
  • コリアンダーシード:小さじ1
  • クミンシード:小さじ1
  • ニンニク:40g
  • 生姜:10g
  • 玉ねぎ:100g
  • 塩:小さじ2
  • パクチー根つき:20g
  • こぶみかんの葉:5~6枚
  • レモングラス:40g

【作り方】
  1. Aの全ての材料を、ミルサーやブレンダーなどで滑らかになるまで混ぜます。
  2. 鍋にココナッツミルク1缶分と1のグリーンカレーペーストを鍋に入れます。
  3. 2を中火で沸騰させて、そのまま数分間煮ます。
  4. 厚揚げとバジル以外の全ての材料を加え、野菜に火が通るまで弱火で煮ます。
  5. 厚揚げとバジルを加えて、ひと煮立ちしたら完成です。

さまざまな種類のスパイスを組み合わせて使った、グリーンカレーの人気レシピです。材料さえ揃えば、混ぜて煮込むだけで意外と簡単にできます。作りたても美味しいですが、少し時間を置いて食べるのも、具材に味が染み込んでおすすめです。たっぷり作って楽しんでください。

マッサマンカレー

【材料】

  • じゃがいも:2~3個
  • 玉ねぎ:1個
  • 鶏もも肉:400g
  • サラダ油:大さじ3
  • カルダモン:3粒
  • クローブ:3粒
  • シナモン:1本
  • マッサマンカレーペースト:80g
  • ココナッツミルク:400ml
  • 水:300ml~
  • カシューナッツ:ひとつかみ
  • ピーナッツ:ひとつかみ
  • ナンプラー:大さじ1
  • 砂糖:小さじ2

【作り方】
  1. ざっくり大きめにじゃがいもを切ります。
  2. 玉ねぎはくし切にします。(丸ごと入れてもOK)
  3. 鶏肉はひと口大に、ざっくり切ります。
  4. 鍋に油をひいて、カルダモン、クローブ、シナモン、を入れます。
  5. 弱火にかけて、じっくりと香りを移します。
  6. 5にマッサマンカレーペーストを入れて炒めます。
  7. ココナッツミルクを数回に分けて、煮立てながら加えていきます。
  8. 水を味見をしながら、少しずつ加えていきます。
  9. 8を弱火で5分ほど煮込んだら、鶏肉と野菜類を加えます。
  10. さらに砂糖、ナンプラー、カシューナッツ、ピーナッツを入れます。
  11. 蓋をして10分ほど煮込んだら完成です。

じゃがいもと鶏肉がごろごろと入った、甘みがありマイルドで食べやすい種類のカレーです。辛味は付けていないので、お好みで青唐辛子を加えてください。少量の水とココナッツミルクで煮込むため、焦がさないように、弱火でかき混ぜながら煮込みましょう。

サンバル(豆と野菜のカレー)

豆のほっこりした食感と、ほど良い酸味が効いたスープが絶品の人気レシピです。季節の野菜を加えてアレンジすると、さらにボリュームが出で美味しいでしょう。夏はナスやオクラ、冬は大根等がおすすめです。根菜のようなとろりとした食感のものと良く合います。

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カレーの種類は国によって豊富に展開されている!

カレーの種類を一覧で詳しく紹介しました。世界には豊富な種類のカレーがあり、その国々や地域で味わいも特徴も違います。さまざまなカレーの種類のレトルト食品が販売されていますが、自宅でスパイスからじっくり作ってみるのもおすすめです。興味のある方は、再現絶品レシピを参考にして、ぜひチャレンジしてみてください。

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