2020年09月30日公開
2024年11月02日更新
ジャックオランタンの意味と由来は?ハロウィンを楽しむ簡単な作り方も
ジャックオランタンの意味と由来についてまとめました。ハロウィンには欠かせないジャックオランタンですが、もともとの意味や由来を詳しく解説します。ジャックオランタンの簡単な作り方も紹介しているので、パーティーなどで利用してみてください。
ジャックオランタンはハロウィンでお馴染み
日本でも市民権を得てきたお化けかぼちゃのジャック・オー・ランタン君。可愛らしい容姿とは裏腹に「地獄へも天国へも行くことができず安息の地を求めて煉獄を永遠に彷徨い続けている」という設定があり、意外と背負っているものは重い(笑) pic.twitter.com/hY8tveli1H
— 藤沢文翁 (@FujisawaBun_O) October 31, 2017
ハロウィンでお馴染みのジャックオランタンですが、そもそもジャックオランタンとはどういったものなのでしょうか?本記事ではジャックオランタンの由来や作り方などを詳しく解説します。ジャックオランタンについて知っておけば、ハロウィンをより楽しめること間違いなしです。
ジャックオランタンの意味と由来
ハロウィンとはどういうイベント?
ちびどもの力作、ジャックオランタン。だがしかし、一月早いぞ。 pic.twitter.com/FrHR5g8mDP
— 大熊猫 (@horu3006) September 30, 2020
ハロウィンとは、もともと古代ケルト人が行っていた秋の収穫祭や悪魔祓いの儀式が起源だといわれています。古代ケルト人たちは11月1日を新年としており、年末の10月31日には死者の魂たちが家族に会いに来ると考えられていました。
しかし、それらの魂に混ざって悪霊も一緒にやってくると信じられていたため、古代ケルト人たちは悪霊を払うために仮面をかぶったり魔よけのたき火などを行っていました。この風習が後にキリスト教に取り入れられ、ハロウィンと呼ばれるようになったのです。
その後、ハロウィンは19世紀に移民とともにアメリカ大陸へと渡り、宗教的な意味合いはなくなり仮装などをして楽しむ娯楽的なイベントとして定着しました。現在日本で行われているハロウィンのイベントは、このアメリカの娯楽がそのまま伝わったものです。
ジャックオランタンとは?
ある男が悪魔を騙し「地獄に行かない」という契約を結んだ。男は死後、生前の罪のため天国にも行けず、永遠に闇の世界を彷徨うことになった。男を哀れんだ悪魔はランタンを渡した。ハロウィンの夜、闇の中を彷徨う男のランタンの灯が見えるという。これがジャックオランタンの起源。#HappyHalloween pic.twitter.com/cFp8vJct00
— コウノ@10/17電脳百鬼夜行&通販モノノケ市 (@kouno0521) October 31, 2019
「ジャックオランタン」や「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるかぼちゃのおばけは、日本語に直訳すると「ジャックのランタン」という意味になります。日本語では「提灯ジャック」や「提灯もちの男」などといわれることもあります。
ジャックオランタンはアイルランドやスコットランドに伝わる鬼火のような存在で、人間や動物の死体から出てきたり怨念が火になったものだと考えられています。もともとはかぼちゃではなくカブが使われていましたが、アメリカではカブがポピュラーではなかったためカブをかぼちゃに変えて今に伝わっているようです。
ジャックオランタンの由来
悪魔と「死後に地獄に行かない」という契約をした男が天国にも行くことができず…提灯を持ち一人ぼっちであの世とこの世の堺を彷徨っている。男の名はジャック。 ハロウィンのジャックオーランタンの起源さ。 pic.twitter.com/W684Ya58d5
— 夜行童子 (@yagyou_douji) September 15, 2020
ジャックオランタンはスコットランドに伝わる昔話が由来となっています。昔、ジャックと呼ばれる怠け者の男が悪魔と出会い、魂を抜かれそうになりました。ジャックはあの手この手で悪魔を騙し、「この先ジャックの魂は奪わない」という約束をさせます。
しかしジャックが寿命を迎えた時、この約束のおかげで地獄へ行けなくなりました。生前の行いが悪かったため天国にも行けなかったジャックは、あの世でもこの世でもない暗い道を延々とさまよい続けることになります。この時ジャックは悪魔から地獄の炎をわけてもらい、くり抜いたカブの中へ入れてランタンを作りました。
このジャックのランタンがやがて死者の魂の象徴として定着するようになり、さらにアメリカでランタンがカブからかぼちゃへと変わります。そして、最終的に現在の顔がついたジャックオランタンとして定着するようになったのです。
ジャックオランタンの簡単な作り方
用意するもの
街にはもうハロウィンのかぼちゃが出ています
— 1stPENGUIN公式 総務の高木さん (@1stPENGUIN2019) September 14, 2020
時がたつのが早すぎる!
ああ ペコパのように時を戻したいです#ハロウィン #かぼちゃ pic.twitter.com/zHdsvUeoT1
ジャックオランタンを作るために必要な材料は、オレンジ色のかぼちゃと顔を作るための黒い型紙、それから光を灯すためのキャンドルです。型紙は自分で好きな形を作っても良いですし、webサイトでイラストや型紙などを無料でダウンロードできるものもあります。あとは糊とボールペン、カッター、包丁、スプーンがあれば準備OKです。
作り方
【作り方】
- 顔の型を切り取り、かぼちゃに貼り付けます。
- 型の周りをボールペンなどでなぞって型を取ります。
- 口の下を包丁で切り取り、スプーンで中身を取り除きます。
- 下書きに沿ってカッターで顔をくり抜きます。
- 切り取った部分のかぼちゃにキャンドルを置きます。
- 5にかぼちゃの顔部分をかぶせたら完成です。
かぼちゃは一度切り込みを入れるとそこから傷んでくるので、ハロウィン前日まではくり抜かずに型を貼りつけた状態のままで飾っておくのがおすすめです。顔をくり抜いたジャックオランタンは、直射日光の当たらない乾燥した場所に置いておくと長持ちします。
ジャックオランタンでハロウインを盛り上げよう
カピバラと並ぶと
— 富士サファリパーク公式 (@fuji_safari1980) October 30, 2019
怖い顔の ”ジャックオランタン” も
どことなく癒し系🎃#10月31日までハロウィンイベント開催#サファリ・ハロウィン2019#富士サファリパーク#ハロウィン2019 https://t.co/SeFLdw1AIE pic.twitter.com/CnSHrFwzbO
ジャックオランタンの由来や作り方などをまとめました。ジャックオランタンは家でも手作りすることができ、本格的なハロウィンを楽しむことができます。ハロウィン用のかぼちゃを手に入れることができたら、ぜひ親子でジャックオランタン作りにチャレンジしてみてください。