2020年05月10日公開
2024年10月19日更新
ハンバーグのオーブンでの焼き方!ジューシーになる温度や焼き時間は?
ハンバーグのオーブンでの焼き方を解説します。ジューシーに仕上がる温度と焼き時間はもちろん、美味しく焼くコツも教えます。本格的なレシピから時短レシピ、スキレットを使ったおしゃれなレシピも紹介!オーブンでのハンバーグ作りの参考にしてください。
ハンバーグのオーブンでの焼き方を紹介!
最近ハンバーグをオーブンレンジで焼いてる……。スイッチ入れたら放置するだけだし、付け合わせも一緒に焼けるし。その間にソース作ったり洗い物したり。しかも焼き上がりが肉汁が全然逃げなくてジューシー(゚ω゚) pic.twitter.com/oGMVL89rJ1
— ぱるこ (@sympalco) April 14, 2020
ハンバーグはフライパンでの調理が一般的で、オーブンで焼くのは難しいイメージがあるかもしれません。しかし、オーブンの温度や焼き時間などのコツさえ覚えれば、意外と簡単に本格的なハンバーグを作れます。また、オーブンを使えば、一度に多くのハンバーグを作ることができます。
焼いたハンバーグは冷凍保存できるため、作り置きやお弁当にも活躍します。焼いている時間を利用してソース作りや洗い物ができるのも、オーブンを使用したハンバーグ作りのメリットです。
ハンバーグをオーブンで美味しく焼くコツ
オーブンの温度と焼き時間
オーブンの温度と焼き時間は、200度に予熱したオーブンで10分が目安です。焼き上がったハンバーグの真ん中に竹串を刺して、透明な肉汁が出てくればOKです。肉汁が赤い場合は、もう一度オーブンで加熱してください。
追加加熱する際は、3分ずつ様子を見ながら焼き時間を調整してください。焼きムラがある場合は、オーブンの天板を入れ替えてもう一度加熱しましょう。オーブンの癖を知りベストな温度と焼き時間をマスターすれば、いつでも失敗なく美味しいハンバーグを作ることができます。
美味しく焼くためのポイント
絶品ハンバーグのひき肉は冷やしながらこねる!『つばめグリル』の総料理長が教えるハンバーグを実際に作ってみた https://t.co/cfukrtxwDv pic.twitter.com/y5XqC4nzPW
— hiroko (@yelow_jasper) May 1, 2020
ジューシーなハンバーグを作るポイントは、よくこねることと、タネの温度を上げないことです。肉のタンパク質は、塩と一緒にこねることで弾力のある成分に変質して肉汁を閉じ込めてくれます。この成分は熱に弱いため、冷えた状態でこねることが重要です。冷えたひき肉に塩を加えたら、粘り気が出て白っぽくなるまで手早くこねます。
手は氷水などで冷やしておくと良いでしょう。しっかりこねた後で、パン粉や玉ねぎを加えます。加熱した玉ねぎは、よく冷ましてから加えてください。成形する際は空気をしっかり抜きましょう。真ん中を少しくぼませると、火の通りが均一になります。ハンバーグの厚さが同じであれば、大きさが異なっていてもムラなく焼くことができます。
オーブンでハンバーグを焼いた後は、中まで火が通っているかを必ず確認しましょう。加熱しすぎると、ハンバーグの水分が抜けてしまいます。短い時間から様子を見て、足りなければ追加加熱するのがポイントです。
オーブンを使うことで、ハンバーグ全体にゆっくり均一に熱が通り、ふっくらジューシに焼き上がります。焦げ付きの心配がないのも、オーブンでハンバーグを焼くメリットです。
ハンバーグのオーブンでの焼き方
基本レシピ
【材料】《4人分》
- 合い挽きミンチ…450g
- 塩…ひとつまみ
- パン粉…1/2カップ
- 牛乳…150cc
- 玉ねぎ…小1個
- 卵…1個
- ブラックペッパー…小さじ1/4
- ナツメグ…少々
- 赤ワイン…100cc
- ケチャップ…60g
- ウスターソース・中濃ソース…10g
- 砂糖…大さじ1強
【下ごしらえ】
- 玉ねぎをみじん切りにする。
- パン粉を牛乳に浸しておく。
【手順】
- ボウルに合挽きミンチ、塩を入れ、粘りが出るまでよく練り混ぜる。
- 1にみじん切りした玉ねぎ、牛乳に浸したパン粉、卵、ブラックペッパー、ナツメグを加えてさらによく練り混ぜる。
- 成形してオーブンシートを敷いた天板にのせ、オリーブオイルを回しかける。付け合わせ野菜がある場合は一緒にのせる。
- 230度に予熱したオーブンで10分焼く。
- フライパンに赤ワインを煮立て、ケチャップ、ウスターソース、砂糖を加えてとろみが出るまで煮詰める。
- 焼き上がったハンバーグと野菜を盛り付け、ソースをかけて完成です。
天板にオーブンシートやアルミホイルを敷き、成形したタネを並べて焼けば完成です。付け合わせの野菜も一緒に並べて焼くことができます。
時短レシピ
【材料】《4人分(21×21cm型分)》
- 合挽き肉…600g
- 玉ねぎ…2個
- パン粉…1カップ
- 牛乳…60ccぐらい
- 卵…2個
- 塩・こしょう…少々
- コンソメ顆粒…大さじ1
- 好みの野菜…適量
- とろけるチーズ…適量
【手順】
- ハンバーグのタネを作る。
- 鉄板や耐熱皿などに1を敷き詰め、上に好みの野菜やチーズをのせる。
- 250度に余熱したオーブンで20~25分焼く。
- お好みでこしょうをかけて完成です。
耐熱皿にタネを敷き詰めてオーブンで焼く、成形いらずの時短レシピです。耐熱皿のまま食卓に出すことができ、盛り付けの手間もありません。時間がない時はもちろん、華やかな見た目でパーティーメニューにもおすすめです。
タネにコンソメなどでしっかり味をつけておけば、ソースを作る手間も省けます。タネの味付けや上にのせる野菜で、自由にアレンジしてみてください。
オーブンを使ったハンバーグのアレンジレシピ
オーブンで作る包み焼きハンバーグ
【材料】《2人分》
- 合い挽き肉…200g
- 塩・こしょう…少々
- 玉ねぎ…1個
- 卵…1個
- パン粉…大さじ3
- 牛乳…大さじ2
- マッシュルーム…2個
- ミニトマト…4個
- いんげん…2本
- ケチャップ…大さじ3
- 中濃ソース…大さじ2
【下ごしらえ】
- パン粉を牛乳に浸しておく。
- 玉ねぎの半分をスライスし、もう半分はみじん切りにする。
- マッシュルームを4等分に切る。
- ケチャップと中濃ソースを混ぜ合わせておく。
【手順】
- ポリ袋に合い挽き肉、塩・こしょう、みじん切りした玉ねぎ、卵、牛乳に浸したパン粉を入れてよく揉み込みます。
- 1のポリ袋を半分にねじって2等分し、真ん中をハサミで切ります。
- 大きめにカットしたアルミホイルにスライスした玉ねぎをのせ、2のハンバーグをのせて真ん中を少しへこませます。
- マッシュルーム、ミニトマトをハンバーグの周りに飾り、ソースをかけていんげんをのせます。
- アルミホイルを半分に折り、手前と両端を3回ずつ折り込みます。
- 200度のオーブンで20~25分加熱したら完成です。
アルミホイルに包みオーブンで焼くことで、ふっくらジューシーなハンバーグに仕上がります。蒸気を逃がさないよう、アルミホイルをしっかり密封するのがポイントです。
トースターで作る包み焼きハンバーグ
【材料】《1人分》
<A>
- 豚ひき肉または牛豚合いびき肉…200g
- 玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
- パン粉・牛乳…各大さじ1
- 塩・こしょう…各ひとつまみ
- いんげん…4本
- 中濃ソース…大さじ4
- ケチャップ…大さじ2
- 片栗粉…小さじ1
【手順】
- 25×50cmのアルミホイルを1枚用意します。
- <A>をボウルで練り混ぜます
- 楕円型にして真ん中に深めのくぼみを作り、1の上にのせます。
- <B>を泡だて器でよく混ぜて3のくぼみにかけ、その上にインゲンをのせます。
- ホイルを半分に折りたたみ、3辺を3つ折りにします。
- 1000wのトースターで35~40分加熱します。
- ホイルがパンパンに膨れたら完成です。
オーブンが無くても、トースターを使って本格的な包み焼きハンバーグを作ることができます。タネに卵が入っていないので、卵アレルギーの方も安心して食べられるレシピです。
煮込みハンバーグ
フライパンで作ると焦がしてしまうことがありますが、オーブンを使えば失敗なく煮込みハンバーグを作ることができます。フライパンでハンバーグの両面に焼き色をつけた後、ハンバーグとソースをバットに入れてオーブンで煮込みます。
スキレットとオーブンで作るハンバーグ
スキレットでハンバーグの両面に焼き色をつけた後、野菜や目玉焼きなどの付け合わせを一緒にのせてオーブンで仕上げます。一見手間がかかりそうですが、スキレット1つでフライパン・オーブンの天板・食器の役割を果たしてくれるので、洗い物が少なく済みます。見た目もおしゃれに仕上がるおすすめのレシピです。
豆腐ハンバーグ
オーブンで作る豆腐ハンバーグのレシピです。鶏ひき肉と豆腐でできたハンバーグにおろしポン酢ソースをかけて食べる、ダイエット中にもおすすめのメニューです。豆腐を入れることで、ヘルシーなだけでなくふっくらしたハンバーグに仕上がります。
ハンバーグのオーブンでの焼き方まとめ
久しぶりにハンバーグ作ってみた(笑)
— つむぎ (@tsukinomegmi) June 28, 2019
真温はオーブンで約70℃をキープ。肉汁、しっとりな仕上がり。#ハンバーグ #オーブン pic.twitter.com/94zwUacDe0
ハンバーグのオーブンでの焼き方を紹介しました。焼き加減の難しいハンバーグですが、オーブンを使えば簡単にふっくらジューシーなハンバーグを焼くことができます。タネ作りのポイントと最適なオーブンの温度・焼き時間を覚えれば、いつでも美味しく作れるのも嬉しいポイントです。
レストランのような本格的なレシピから時短レシピまで、オーブンで作るハンバーグには様々なバリエーションがあります。ぜひ好みのレシピを見つけて、オーブンでのハンバーグ作りにチャレンジしてみてください。