赤ワインソースの基本レシピ！ステーキやハンバーグなど活用レシピも

人気の赤ワインソースですが、自分で作るのは面倒と思う方が多いかもしれません。実は、作り方のコツをおさえるだけで簡単に美味しく作ることができます。基本的に赤ワインを煮詰めるだけで、アレンジも自由自在です。飲み残した赤ワインの保存方法としてもおすすめです。

赤ワインソースの基本のレシピを紹介しますが、どのような赤ワインを用意すればよいか分からない方も多いのではないでしょうか？後で調味料を加えれば、ある程度の調整が可能です。まずは、手元にある赤ワインで試してみることをおすすめします。赤ワインが準備できたら、砂糖とともに煮詰める作業をはじめましょう。
 

【材料】

• 砂糖：20g
• 赤ワイン：700ml
• 塩：ひとつまみ
• ローリエ：1枚
• にんにく：つぶして
• コーンスターチ：あれば

1. 砂糖20gをソースパンにいれる
2. 中火～弱火で、薄茶色のカラメル状になるまで加熱する
3. 赤ワイン700mlを加えてディグレージングします（カラメルをこそげ取るようになべ底から攪拌）
4. 塩をひとつまみ加える
5. ローリエ1枚加える
6. つぶしたにんにくを加える
7. 沸騰させる
8. 液体が半分の量になるまで煮込む
9. コーンスターチ小さじ2を水小さじ3でダマにならないよう完全に溶かす
10. 溶いたコーンスターチを煮込んだソースに混ぜ入れる
11. 再度沸騰させる

このレシピでは赤ワインを700ml使用しており、その量はおよそワイン1本分に値します。準備できるワインが少量であれば、材料も少なめに調整してください。デザートに使用する場合、にんにくは不要です。後でケチャップや中濃ソースを加えるレシピでは、コーンスターチを省いてもかまいません。

赤ワインソースの基本レシピでは、まず砂糖をカラメル状にします。これは簡単にコクを出す重要な作り方ですので、カラメル状にする際には焦げないように十分注意してください。ここにワインを注いで煮詰めますが、人気の高級店では、約1本分のワインをわずかな量のソースにまで煮詰めたりするようです。

自分で作る際には、準備したワインを半分量にまで煮詰めることを目安にしてください。できあがったソースは密閉した瓶で冷蔵庫保存が可能です。

【材料…1名分】
ハンバーグ

• 牛豚合挽き：140g
• 玉ねぎ：30g
• 生パン粉：大さじ2
• 牛乳：大さじ2
• たまご：1/2
• 塩：小さじ1/3
• こしょう：少々
• ナツメグ：少々
• 小麦粉：適量
• 油：適量（焼き油、手に付ける用）

• さとう：大さじ１
• 赤ワイン：大さじ1.5
• ケチャップ：大さじ1.5
• とんかつソース：大さじ1.5

• ミニトマト：4個
• 好みのハーブ
• オリーブオイル：少々
• 塩：少々

1. 玉ねぎをみじん切りにして、電子レンジ500w30秒かける
2. 食パン適量をブレンダーに10秒～15秒かけ生パン粉をつくる
3. 生パン粉大さじ2に牛乳を加えて、たまごを割り溶いておく
4. 赤ワインソースの材料をすべて混ぜ合わせておく
5. ボールに氷を入れ水を張り、直前まで冷蔵庫で冷やしておいた牛豚合挽肉に塩を加えてなめらかにする
6. 肉だねが粘土状になれば、こしょう、ナツメグ、たまご、牛乳に浸しておいたパン粉、冷蔵庫で冷ましておいた玉ねぎを加え、さらによく混ぜ合わせる
7. 肉だねをまとめて手に油を塗って成形したら、軽く小麦粉をまぶす
8. フライパンに油をしき中火で片面3分焼いたら、裏返して中火で2分焼く
9. 水を加えふたをして10分蒸し焼きにする
10. 焼きあがったハンバーグを取り出し、ソースの合わせ調味料を入れる
11. フライパンの底の旨味成分をこそげ取るように、ソースを混ぜ合わせながら煮詰める
12. ハンバーグに赤ワインソースを回しかけて完成

ハンバーグの材料をすべて冷やして、肉の脂が流れ出ないように工夫した作り方です。赤ワインソースには砂糖や調味料も加え、本格的な味わいに仕上げています。また、ミニトマトだけで表現したフレンチビストロのような盛り付けセンスも、ぜひ参考にしてみてください。

【材料】

• リブロース肉：500g
• 塩・こしょう：適量
• 玉ねぎ:1/2個（みじん切り）
• にんにく：1片（つぶしてみじん切り）
• オリーブオイル：大さじ１杯
• バター：50g
• タイム：2枚
• ローズマリー：1枚
• マッシュルーム：3個
• トマト：1個（ざく切り）
• 赤ワイン：500ml
• ブイヨン：100ml

1. 肉に塩・こしょう適量をまぶして、肉を焼く（90℃50分）
2. 玉ねぎをみじん切り、にんにくはつぶしてみじん切りにする
3. フライパンを温め、オリーブオイルを入れオイルが熱くなってから肉を投入する
4. 両面にきれいな焼色が付いたら、鍋の縁からバターを入れて溶かす
5. 肉の上に香りづけのハーブとしてタイム・ローズマリーをのせる
6. 途中で、肉に溶かしたバターを回しかける
7. 焼き終われば、肉をバットにおいて休ませる　（焼いた時間分）
8. 肉を焼いていたフライパンで3.の玉ねぎとにんにくのみじん切りを炒める
9. スライスしたマッシュルームとざく切りトマトも加え、赤ワインを投入
10. 水分を飛ばし、なべ底に具材が付くようになればブイヨンを投入する
11. しばらく煮詰めてから具材を漉しとり、液状のソースが完成

本格的なステーキの作り方と、プレミアムな赤ワインソースの作り方を紹介しました。このレシピでは、赤ワインソースに砂糖を使用していません。代わりに野菜のエキスを甘みのベースにしています。時間と材料を惜しみなく投入した赤ワインソースは、ハレの日のおもてなし料理に最適です。

【材料…2名分】

• 牛ももかたまり肉：400g
• すりおろしにんにく： 大さじ1
• 塩 ： 小さじ1
• 粗びき黒こしょう：小さじ1
• 赤ワイン：100cc
• しょうゆ：大さじ1
• バター：10g
• オリーブオイル：大さじ1
• 飾り用クレソン：適量 

1. 牛ももかたまり肉に、塩、粗びき黒こしょう、すりおろしにんにくをすりこむ。
2. 保存袋に1と赤ワイン、しょうゆを入れて、室温で1時間おいておく。
3. フライパンにオリーブオイルをひき、2から取り出した肉の汁気をよく拭き取り、全面を焼き色がつくように焼く。
4. 弱火にして、時々焼く面を変えながら全体をまんべんなく、12分焼く。
5. フライパンから肉を取り出し、ホイルで巻いて12分休ませる。
6. 4.3で使ったフライパンをキッチンペーパーで軽く拭き取り、2の漬けダレとバターを加え時々鍋底からかき混ぜて焦げないように中火で5分煮詰める。
7. 5.4の肉を薄くスライスして器に盛り、5のソースをかける。
8. お好みで付け合わせのクレソンを添える。

フライパンで簡単に作るローストビーフの人気レシピです。王道のフレンチ風に赤ワインを添えています。あらかじめ牛肉を赤ワインに漬け込み、この漬けダレを煮詰めてソースにするので無駄がありません。ソースに甘味が欲しい人は、煮詰めるときに砂糖を適量加えるとよいでしょう。

【材料…2名分】

• 冷凍ベリーミックス：200g
• オレンジ：1/2個
• 赤ワイン：150cc
• グラニュー糖：大さじ3
• 濃いめに淹れたアールグレイ紅茶：大さじ3
• シナモンシュガー：小さじ1/8
• バニラエッセンス：2滴
• バニラアイス：お好みの量

1.  オレンジは包丁で外皮と薄皮をむき、身を取り出す。残った薄皮の汁をぎゅっと絞っておく
2. 鍋に、ベリーミックス、赤ワイン、グラニュー糖、アールグレイ紅茶、シナモンシュガー、バニラエッセンス、1を入れて、弱火で30分煮る
3. 器にバニラアイスを盛り付け、2のソースをかける

赤ワインソースに、紅茶やフルーツ、シナモン、バニラエッセンスを加えています。風味を自在に付けることで、バリエーションが生まれる好例です。赤ワインソースを添えるだけで、市販のバニラアイスがおもてなしデザートに生まれ変わります。

大人気の黄金比率ハンバーグと赤ワインソースの作り方です。このハンバーグは、ほろほろと口の中で広がる肉汁の風味がすばらしく、プロのハンバーグを彷彿とさせます。赤ワインソースとの相性が抜群です。

炊飯器を使って、ローストビーフをやわらかく仕上げるレシピです。厚切りでボリュームのある盛り付けが食欲をそそります。赤ワインソースがよい仕事をしています。ローストビーフはワインのおともに欠かせない料理のひとつですので、持ち寄りパーティーにもおすすめです。

変わり種の赤ワインソース活用レシピでは、赤ワインソースを餡にして肉団子に絡めています。冷めてもおいしいので、お弁当にもおすすめです。牛肉だけでなく、鶏肉にも赤ワインソースは相性抜群です。

「赤ワインソースはハードルが高い」と思っていた方も、思わず挑戦したくなる人気のレシピを豊富に紹介しました。選りすぐりのレシピは、簡単なレシピが多くあります。毎日の献立、おもてなしにも活用してみてください。

赤ワインソースは、そのまま煮詰めるだけでは旨味が不足気味です。そこで砂糖をベースに、調味料や香辛料を加えることでコクを出すことがポイントになります。自分流にアレンジしても楽しいですので、ぜひ試してみてください！