2020年05月05日公開
2024年10月18日更新
つくね芋人気レシピ!揚げ・焼き・汁・サラダ他!山芋との違いや保存法も!
つくね芋の人気のレシピをまとめました。磯部揚げやとろろなど、様々なレシピがあるつくね芋について紹介します。また、よく耳にする山芋との違いまで、詳しく説明します。日々の献立に役立ててみてください。
つくね芋のレシピを紹介!
一昨日収穫のつくね芋、澄まし汁にしました。😌 pic.twitter.com/dDYJAVxNXm
— mabo (@masa123kana7265) October 27, 2018
つくね芋と聞いて、聞いたことがない人もいるでしょう。つくね芋とは、主に近畿地方で栽培された芋のことを指します。他の地方では、違う名称で呼ばれることもあります。しかし、古くから親しまれてきた根菜だということは間違いありません。加熱すると濃厚で、粘り気が強いのが特徴の芋です。
つくね芋はとろろや磯部揚げなど、レシピのバリエーションが豊富な根菜です。食卓の献立に悩んだときに、一つ買っておくと便利です。ひと手間加えたアレンジレシピや、子どもに人気のメイン料理もあるので、一度作ってみてください。
つくね芋の特徴と保存方法
つくね芋は山芋の一種
山芋は、世界ではおよそ600もの種類があります。山芋とはヤマノイモのことを指し、すべての芋の総称のことをいいます。山芋という種類は存在しません。日本では、大きく分けると自然薯・大薯・長いもの3種類に分けられ、つくね芋もその中に含まれます。つまり、つくね芋は山芋の一種ということになります。
つくね芋は、見た目がこぶしのような丸い形で、近畿地方では大和芋として流通しています。九州地方では。つくね芋は大薯(だいじょ)のことを指します。また、関東では、いちょう芋のことを指します。
つくね芋の保存方法
つくね芋を買うときには、土が付いていて表面が湿っぽく、凸凹が少ないものを選ぶようにします。一個ずつ新聞紙にくるんで包装し、冷蔵庫ではなく冷暗所に保存しましょう。10度以下の所で保存すると、低温障害になり腐敗してしまいます。
冷凍で保存する場合は、皮をむき、使いやすい形に切ってから空気に触れないよう保存袋に入れましょう。また、すりおろしたつくね芋も、保存袋に入れて冷凍保存することができます。
つくね芋の人気レシピ
つくね芋の磯部揚げ
【材料】
- つくね芋:200g
- 海苔:1枚
- 抹茶塩:適量
- 油:適量
【レシピ】
- つくね芋の皮をむき、すりおろします。
- すりおろしたつくね芋をスプーンですくい、海苔で巻いて、約180度の油で揚げます。
- きつね色になったら取り上げ、抹茶塩をかけて出来上がりです。
居酒屋などでも人気な磯部揚げのレシピです。抹茶塩は熱いうちにかけないと磯部揚げに付かないので、注意してください。また、抹茶塩だけでなくスタンダードの塩や胡椒でも構いません。いろいろな味を試してみてください。
つくね芋のとろろ飯
つくね芋は長芋などより粘りが強いです。とろろを作る場合には、すり鉢よりおろし金を使うようにします。出汁は熱いうちに入れると良いでしょう。出汁の量は自分の好みに合わせて調整してください。
つくね芋の山芋汁
秋の食卓を代表する山芋汁です。このレシピの材料の他にきのこを入れても、おいしくなります。また、すりおろさずにそのまま入れて人参、ごぼうと合わせてけんちん汁風にしてもよいです。
つくね芋のシャキシャキサラダ
【材料】
- つくね芋:1/2個
- かつお節:ひとつかみ
- のり:ひとつかみ
- 3倍濃縮めんつゆ:小さじ1
【レシピ】
- つくね芋は皮をむき、薄くスライスしてから千切りにします。
- スライスした芋をボウルにあけ、めんつゆを和えます。
- かつお節もいれて和えます。
- お皿に盛り、刻み海苔をかけて完成です。
家にある調味料で簡単にでき、みずみずしいつくね芋の触感が楽しめるサラダです。つくね芋のスライスは揃えたほうがよいでしょう。子どもの口の大きさに合わせて、大きさを調整しても構いません。
つくね芋のふわとろ焼き
【材料】
- つくね芋:100g
- 卵:1個
- ミックスチーズ:40g
- めんつゆ:小さじ1
- ほんだし:小さじ1
- マヨネーズ:大さじ1
- 刻み海苔:適量
- マヨネーズ(飾り用):適量
【レシピ】
- つくね芋は皮をむき、ボウルにすりおろします。
- すりおろしたボウルに、卵を加え混ぜます。
- めんつゆ、ほんだしも加えて混ぜます。
- チーズ、マヨネーズも加えて混ぜます。
- 耐熱皿などの容器に入れ、オーブントースターで10分焼きます。
- マヨネーズ、刻み海苔をお好みでかけます。
包丁を使わない簡単レシピです。ポイントは卵を加えた際にしっかり混ぜることです。子どもにも人気のレシピです。昼ご飯や夜食にすぐに作れるので、ぜひ試してみてください。
つくね芋のお好み焼き
【材料】
- つくね芋:300g
- 卵:2個
- キャベツ:500g
- サクラエビ:大さじ3
- 油:適量
- 青のり・かつお節・ソース・マヨネーズ:適量
【レシピ】
- つくね芋はすりおろし、キャベツはあらみじん切りにします。
- すりおろした芋のボウルに卵、キャベツ、サクラエビを入れて混ぜていきます。
- 油をひいて熱したフライパンに、材料をふんわりと平らに流します。
- 両面がきつね色になったら、お皿に盛りお好みの調味料をつけて完成です。
切って混ぜるだけのお好み焼きのレシピです。家族や友人など、大人数でホットプレートを囲みながらのパーティーにも最適です。子どもと一緒に作るとよいでしょう。
つくね芋の天ぷら
大人も子どもにも大人気な、天ぷらのレシピです。焼きあがりの目安は、真ん中を刺して生焼けのタネが菜箸に付いてこないことです。柔らかく焼きあがるので、翌日でも美味しく食べられます。お弁当のおかずにも最適です。
つくね芋のグラタン
【材料】
- つくね芋:1/2個
- ベーコン:5枚
- 玉ねぎ:1/4個
- ほうれん草:1束
- しめじ:1房
- 卵:1個
- 牛乳:90ml
- マヨネーズ:大さじ4
- 麺つゆ:大さじ2
- バター:10g
- 塩:少々
- 胡椒:少々
- マヨネーズ:適量
- チーズ:適量
【レシピ】
- しめじは石づきを取り、バラバラにほぐします。
- 玉ねぎ1/2個は薄切りにします。
- ほうれん草は茎を5㎝幅に、葉の部分は1㎝に大きさを揃えて切ります。
- ベーコンは1~2㎝幅くらいに切ります。
- フライパンにバターを溶かし、焦がさないように中弱火で、しめじ・玉ねぎ・ほうれん草・ベーコンをを炒めます。
- しめじがしんなりして具材に火が通ったら、塩・胡椒を入れ混ぜ、グラタン皿に盛り付けます。
- つくね芋をボウルにすりおろし、卵・牛乳・麺つゆを加え混ぜグラタンソースを作ります。
- グラタンソースをグラタン皿に流し込み、上にチーズを振りかけます。
- 最後にグリルで表面を焼きます。強火で5分ほど、焼き色がつくまで焼いたら完成です。
この一品だけで、つくね芋を満足に食べられるレシピです。野菜やきのこの材料をグラタン皿に流し込む際、隙間を開けておくと、グラタンソースが均一に全体にいきわたります。ぜひ濃厚なグラタンソースを出来たてで、食べてみてください。
つくね芋のステーキ
【材料】
- つくね芋:2~3個
- 砂糖:小さじ1
- 醤油:小さじ2
- 生姜チューブ:5㎝程
- バター:小さじ1
- 油:適量
【レシピ】
- 芋は皮をむき、お好みの厚さに切ります。
- スライスした芋の片面に網目状に切り目を入れます。
- ボウルに砂糖・醤油・生姜を入れ混ぜてタレを作っておきます。
- フライパンに油をひいて熱し、芋を切り目の面から中火で、両面に焼き色がつくまで焼きます。
- 焼き色がついたら、バターを絡ませます。
- 最後にタレを回し入れ、軽く絡ませて完成です。
長い時間焼かなくてもできる、時短のステーキのレシピです。芋の厚さはお好みでスライスしてください。薄く切るとホクホクに、厚く切るとサクサクに焼きあがります。タレを入れる前にバターに絡ませることで、焦げにくくなります。ぜひ食卓のメイン料理に作ってみてください。
つくね芋のレシピまとめ
食卓のメインや副菜、おつまみにも最適なつくね芋のレシピを紹介しました。つくね芋のレシピはバリエーションが豊富です。いろいろな形で飽きることなく、食べることができます。
また、消化酵素であるジアスターゼや体内の水分バランスを整えるカリウムが、多く含まれています。胃がもたれず身体に優しい根菜です。ぜひ、お好みのレシピを試してみてください。