ブランマンジェの人気レシピ！基本の作り方から簡単なアレンジまで！

プリンやババロアとも違う、おしゃれなスイーツのブランマンジェ。フランス語で「白い食べ物」という意味のブランマンジェは、その名の通り白色が映えるスイーツです。イタリア料理のデザートとして有名な人気スイーツですが、自宅でも簡単に作ることができます。

そこで、本記事では自宅で簡単に作れる人気ブランマンジェレシピを集めました。短時間で作れる絶品スイーツを、ぜひ味わってみてください！

イタリアの伝統スイーツとして有名なブランマンジェは、どのような食べ物なのでしょうか？その特徴や、ブランマンジェそっくりな人気スイーツとの違いをまとめました。

一般的なブランマンジェは、プリンのようなプルプルした食感と白い色が特徴です。ですが、近年では抹茶や胡麻などで風味や色付けをするレシピも多くなっています。

ヨーロッパ各地で食べられているデザートとして有名ですが、国によって名称が変わります。ブランマンジェという名称は、フランス語で白いという意味の「blanc(ブラン)」と食べ物という意味の「manger(マンジェ)」を組み合わせた言葉です。これと同様に、ヨーロッパ各国の言語で「白い食べ物」という名称で呼ばれています。

使用する材料によっても差が出てきますが、ブランマンジェは乳製品の甘さを存分に味わえるスイーツです。甘酸っぱいフルーツソースと合わせて食べることが多く、後味がさっぱりとしているのでデザートとして人気があります。

見た目がそっくりなパンナコッタとは、レシピに若干の違いがあります。基本的に使用する材料などはほぼ同じですが、違うのは生クリームの量と投入するタイミングです。生クリームを多く使用するパンナコッタは、ブランマンジェより少し固めで濃厚な味わいになっています。

おしゃれで美味しいブランマンジェを作っていきましょう！アレンジレシピに挑戦する前に、基本のブランマンジェレシピを作ってみてください。

【材料】(5人分)
ブランマンジェ

• アーモンド(無塩)：120g
• 牛乳：300g
• 生クリーム(動物性)：100g
• グラニュー糖：47g
• 粉ゼラチン：5g(大さじ1.5の水でふやかしておきます)

• A卵黄：1個分
• Aグラニュー糖：18g
• 牛乳：100g
• バニラエッセンス：3滴

紹介する基本のブランマンジェレシピは、カスタード風味のアングレーズソースで作ります。好きなフルーツなどを乗せて、アレンジしやすいレシピです。

【作り方】

1. アーモンドとたっぷりの水を鍋に入れて、加熱します
2. 沸騰したら、弱火で約1分加熱します。
3. アーモンドを冷水につけ、粗熱を取ります。
4. アーモンドの皮を剥き、刻みます。
5. アーモンド・牛乳(8割の量)をミキサーに入れて撹拌し、ペースト状にします。
6. 5を、鍋に入れます。
7. 取り切れなかった5は、残りの牛乳を加えて取りやすくして鍋に加えてください。
8. 鍋を、中弱火にかけます。
9. 湯気が出たら火を止めて蓋をし、30分置きます。
10. 8を、布巾で絞りながら濾してボウルに移します。
11. 8を鍋に移し、グラニュー糖を入れます。
12. 混ぜながら中弱火で加熱して、湯気が出たら火を止めます。
13. ふやかしたゼラチンを入れ、余熱で溶かします。
14. 氷水につけてかき混ぜ、とろみがついたら生クリームを手早く混ぜます。
15. 容器に盛り付け、冷蔵庫で2～3時間冷やして固めます。
16. アングレーズソースを作ります。ボウルに、Aの材料を入れて混ぜます。
17. 白っぽくもったりしてきたら、人肌に温めた牛乳を加えてよく混ぜます。
18. 18を小鍋に入れて、弱火で白い泡が消えてトロっとするまで加熱します。
19. ザルで濾してボウルに移したら、氷水につけて急冷します。
20. よく冷えたらバニラエッセンスを混ぜ、冷蔵庫で冷やします。
21. ブランマンジェを容器から取り出し、盛り付けます。
22. ブランマンジェに、アングレーズソースをかけたら完成です。

アーモンドを砕いてミルクを作るところから始める、こだわりのブランマンジェレシピです。時間がない方は、市販のアーモンドミルクを使用しても作ることができます。

基本レシピのポイントは、生クリームを加えるタイミングです。ブランマンジェの生地が少しトロっとしてきたタイミングで、素早く生クリームを混ぜ合わせましょう。そうすることで冷やした後の分離を防ぎ、より味ムラのない綺麗に作ることができます。

ブランマンジェの人気アレンジレシピを紹介します。まずは、ゼラチンを使ったブランマンジェレシピを集めました。

【材料】

• A牛乳：300ml
• A生クリーム：150ml
• Aグラニュー糖：80g
• ゼラチン：6g(20mlの冷水でふやかしておきます)
• 抹茶粉：大さじ2

1. Aの材料を鍋に入れ、かき回しながら加熱します。
2. ある程度混ざったらふやかしておいたゼラチンを加え、混ぜながら加熱します。
3. 200mlの2を、ボウルに濾しながら移します。
4. 容器に流し込み、冷蔵庫で急冷します。
5. 2の残りに抹茶粉を入れ、加熱しながら混ぜます。
6. 冷やした4の上に5を流し込み、冷蔵庫で冷やします。
7. ブランマンジェが固まったら完成です。

簡単に作れるおしゃれな2層ブランマンジェレシピです。ほろ苦い抹茶が、大人のティータイムを彩ってくれます。

【材料】

• A生クリーム：150cc
• A牛乳：120cc
• Aバニラビーンズ：1/4本
• Aグラニュー糖：30g
• 板ゼラチン：5g(冷水でふやかしておきます)
• シャインマスカット：4個(皮ごとスライス)
• 白ワイン：100cc
• パールアガー：3g
• ミント：適量

1. Aの材料を鍋に入れ、混ぜながら温めます。
2. 混ざったら、ゼラチンを裏ごししながら加えて混ぜながら温めます。
3. 裏ごししながら、ボウルなどに移します。
4. 容器に流し込み、冷蔵庫で冷やします。
5. 冷やしたブランマンジェの上に、シャインマスカットを盛り付けます。
6. 鍋に白ワインを入れて加熱し、アルコールが飛んだらパールアガーを入れます。
7. ブランマンジェの上から6を流し入れ、冷蔵庫で冷やします。
8. ブランマンジェが固まったら、上にミントを添えて完成です。

フルーツが乗ったブランマンジェレシピも、簡単に作ることができます。香り付けの材料はバニラオイルに代用しても大丈夫ですが、よりプロの味に近付けたい方はバニラビーンズを使ってください。

【材料】

• 粉ゼラチン：2g
• 冷水：10g
• A牛乳：80cc
• Aミルクキャラメル：20g
• 生クリーム：60g
• 飾り用生クリーム：20g(8分立てに泡立てておきます)
• ミント：適量

1. 粉ゼラチンに冷水に入れ、10分間置きます。
2. ブランマンジェを作る直前で、500ｗのレンジで20秒加熱します。
3. 耐熱容器にAの材料を入れ、ふんわりラップをかけます。
4. 500wのレンジで、1分30秒加熱します。
5. 温まった4をスプーンで混ぜ、キャラメルを溶かします。
6. 2を加えて、混ぜます。
7. 泡立てていない生クリームを入れ、よく混ぜます。
8. 器に移し、冷蔵庫で冷やします。
9. ブランマンジェに、飾り用生クリーム・ミントを乗せたら完成です。

市販のミルクキャラメルを使うと、キャラメル味のブランマンジェも簡単に作れます。火を使わないレシピになっているので、子供と作るスイーツレシピにも最適です。

【材料】

• 生姜：150～160g(スライス)
• 牛乳：400g
• グラニュー糖：80g
• 生クリーム：100cc
• 板ゼラチン：7g
• Aジュレ用水：120cc
• A生姜絞り汁：40cc
• Aジュレ用グラニュー糖：30g
• ジュレ用板ゼラチン：3g

1. スライスした生姜を牛乳に漬け、冷蔵庫で一晩置きます。
2. 鍋に入れた1にグラニュー糖を入れ、混ぜながら沸かします。
3. グラニュー糖が溶けたら、すぐに板ゼラチンを入れて溶かします。
4. 3を濾しながら、ボウルに移します。
5. ボウルを氷水につけ、とろみがつくまで混ぜます。
6. 生クリームを加えて、とろみがつくまで混ぜます。
7. 器に入れ、冷蔵庫で1～2時間冷やします。
8. 鍋にAの材料を入れ、混ぜながら沸かします。
9. 混ざったら、ジュレ用ゼラチンをいれて混ぜます。
10. ボウルに移して氷水につかながら、とろみがつくまで混ぜます。
11. 冷やしたブランマンジェの上に10を乗せ、冷蔵庫で1～2時間冷やします。
12. お好みで、ブランマンジェの上にミントの葉・すりおろし生姜を乗せたら完成です。

冷え性の方は、体が温まる生姜ブランマンジェレシピを作ってみてはいかがでしょうか？クーラーで冷える夏はもちろん、冬の寒い時期にも、ぜひ作ってみてください。

甘いものが苦手な方は、お食事系ブランマンジェレシピを試してみてください。カブのブランマンジェは、葉っぱの部分まで有効利用できる無駄がないレシピになっています。簡単だけど見た目がおしゃれで、ホームパーティーのオードブルとしても人気がある献立です。

基本のレシピではアーモンドを砕いてミルクを作りましたが、市販のアーモンドミルクを使用するとより簡単なレシピになります。もっと低カロリーなブランマンジェにしたい方は生クリームを抜くと、さらに低カロリーでサッパリとした味わいが楽しるのでおすすめです。

クッキーなどを作った後に、余ったコーンスターチでブランマンジェを作ってみるのはいかがでしょうか？コーンスターチを使った簡単レシピを紹介します。

【材料】

• コーンスターチ：70g
• 砂糖：90g
• 塩：ひとつまみ
• 牛乳：4カップ
• バニラエッセンス：少々
• Aベリージャム：大さじ4
• Aリキュール：大さじ1
• ミント：適量

1. 鍋に牛乳・砂糖・コーンスターチ・塩・の順番で入れ、混ぜながら加熱します。
2. 混ざったら中火にして、1分後に火を少し弱めます。
3. とろみがつくまで、混ぜながら加熱します。
4. とろみがついたら、弱火にして約2分かき混ぜながら加熱します。
5. クリーム状になったら、火を止めます。
6. 粗熱が取れたら、バニラエッセンスを加えて混ぜます。
7. 水で濡らしておいた容器に、5を入れます。
8. 冷蔵庫で1時間ほど冷やして、固まったら容器から取り出して器に盛り付けます。
9. 鍋にAの材料を入れて加熱し、ソースを作っておきます。
10. 冷えたブランマンジェに、ソースをかけたら完成です。

ジャムを使うと、ブランマンジェに合わせるソースが簡単に作れます。今回のレシピはベリージャムを使用していますが、その他にも好きなジャムソースにアレンジして作ってみてください。

【材料】

• A牛乳：200cc
• Aコーンスターチ：20g
• A砂糖：大さじ2
• Bオレンジ：1/2個(皮を剥いて2cm大に切っておきます)
• Bジュレ用砂糖：大さじ1と1/2
• B水：200cc
• 粉ゼラチン：2.5g(水大さじ1と合わせて、ふやかしておきます)

1. 鍋にAの材料を入れ、よく混ぜます。
2. 混ざったら弱火にかけ、とろみがつくまで混ぜながら加熱します。
3. 粗熱が取れたら、容器に移して冷蔵庫で冷やします。
4. ふやかしたゼラチンを、500wのレンジで20秒加熱します。
5. Bの材料・4をミキサーに入れ、撹拌します。
6. 5に泡が立っていたら取り除き、3の上に盛り付けます。
7. 冷蔵庫で2時間ほど冷やしたら完成です。

夏に人気のあるジュレを使った簡単ブランマンジェレシピです。動画レシピではぶんぶんチョッパーをいう人気便利グッズを使用していますが、ミキサーなどでも代用可能になっています。

【材料】

• A調整豆乳：60cc
• Aほうじ茶(浸出液)：40cc
• Aコーンスターチ：小さじ2
• きなこ：小さじ1
• 黒蜜：小さじ1/2

1. Aの材料を鍋に入れ、混ぜ合わせます。
2. 混ざったら中火～弱火にかけ、トロっとするまで混ぜながら加熱します。
3. 器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
4. ブランマンジェにきなこ・黒蜜をかけたら完成です。

優しい味のほうじ茶ブランマンジェは、年齢問わず人気のあるレシピです。お好みで仕上げにミントやほうじ茶の茶葉を飾ると、よりおしゃれに仕上がります。

【材料】

• 豆乳または牛乳：200ml
• 甘酒：20cc
• コーンスターチ：15g

1. すべての材料を鍋に入れ、混ぜ合わせます。
2. 混ざったら中火弱ほどで火にかけ、とろみがつくまで混ぜながら加熱します。
3. 器に流し入れ、アルミホイルで蓋をしたら1時間ほど冷蔵庫で冷やします。
4. お好みで、ブランマンジェに黒蜜やきなこをトッピングしたら完成です。

少ない材料で作るブランマンジェレシピは、甘酒を使うことで味付けが簡単になっています。冷やし固める時間を除くと短時間で作ることができるので、急いで作るおもてなしスイーツにも最適です。

野菜嫌いの子供に、にんじんブランマンジェレシピを試してみてはいかがでしょうか？たんぱく質・ミネラルが豊富で、食欲がない時の栄養補給にもおすすめです。

大人のティータイムには、コーヒー風味のブランマンジェはいかがでしょうか？インスタントコーヒーを使用するレシピで、家にある材料だけで簡単に作ることができます。

日常の料理でも使用する片栗粉や寒天でも、ブランマンジェを作ることが可能です。自宅にある簡単な材料で作るブランマンジェレシピを集めました。

【材料】

• いちご：1パック(ヘタを取って、洗っておきます)
• ハチミツ：適量
• 棒寒天：1/2本
• A水：100cc
• A葛粉：大さじ1
• 木綿豆腐：200g
• B甘酒：大さじ8
• Bココナッツクリーム：200g
• Bバニラエクストラクト：小さじ1

1. イチゴを瓶などに漬け、はちみつを瓶の1/3ほどまで入れます。
2. ハチミツが全体に行き渡る様に途中で上下にひっくり返しながら、一晩置きます。
3. 棒寒天をしっかりと水に浸し、一晩かけて柔らかくしておきます。
4. 鍋にAの材料を入れ、混ぜ溶かします。
5. 水気を切った棒寒天をほぐしながら入れ、かき混ぜながら糊化させます。
6. ミキサーに豆腐・Bの材料を入れ、撹拌します。
7. 5を加えて撹拌し、均一に混ざったら器に流し入れます。
8. 冷蔵庫で、固まるまで冷やします。
9. ブランマンジェに、2を盛り付けたら完成です。

和食のデザートには、棒寒天を使ったブランマンジェレシピはいかがでしょうか？下準備に時間がかかるレシピですが、イチゴのコンポートをたくさん作っておくと違うスイーツレシピにも使えて便利です。

【材料】

• 調整豆乳：300ml
• メイプルシロップ：62g
• 棒寒天：2g
• 葛粉：3g
• 塩：1g
• 白ごまペースト：大さじ1
• ミント：適量

1. ミント以外の材料を鍋に入れ、よく混ぜます。
2. 混ざったら、中火にかけながら混ぜます。
3. 沸騰したら火を止め、ボウルに移します。
4. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固めます。
5. ブランマンジェを適量スプーンにとり、器に盛り付けてミントを添えたら完成です。

ヴィーガン食の方でも食べられる自然派食材のみを使ったブランマンジェレシピです。低カロリーに仕上がっているので、ダイエット中のおやつレシピにも重宝します。

【材料】

• 練りごま：40g
• 生クリーム：60g
• 粉寒天：2g
• 上白糖：50g
• 牛乳：400cc
• クコの実：10g
• A水：50cc
• Aコンポート用上白糖：5g
• 白ごま：適量
• セルフィーユ：適量

1. Aの材料を鍋に入れ、沸騰させます。
2. 小さい容器に入れてクコの実を混ぜたら、1～2時間つけておきます。
3. 粉寒天・上白糖を、小鉢に入れて混ぜます。
4. 鍋に牛乳・3を入れ、沸騰させます。
5. 沸騰したらとろ火にして、約2分間かき混ぜながら加熱します。
6. 違う鍋に生クリーム・ごまペーストを入れ、弱火にかけます。
7. 5に6を入れて、とろ火のまま混ぜ合わせます。
8. ボウルに移し、混ぜながら粗熱を取ります。
9. 器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
10. 2のクコの実を取り出し、キッチンペーパーで水気をふき取ります。
11. ブランマンジェにクコの実・白ごま・セルフィーユを盛り付けたら完成です。

白ごまを使った和風ブランマンジェレシピです。甘くつけたクコの実が、コクのある白ごまブランマンジェのアクセントになるおしゃれスイーツに仕上がっています。

香ばしいそば粉を使った和風ブランマンジェは、自然派食材を使用したレシピです。そばがきのような味わいの和風スイーツに仕上がります。普通のレシピとはひと味違ったスイーツを作りたい時に、ぜひ試してみてください。

普通のブランマンジェレシピもフルーツをたっぷり盛り付けると、見た目が鮮やかなパーティー料理になります。ジンジャーシロップの効いたフルーツを合わせることで、熱い夏でもさっぱり食べられます。

ヴィーガン食の方をおもてなしする時は、自然派食材で作るいちごのブランマンジェレシピはいかがでしょうか？みりんを隠し味で加えることで、優しい甘味のブランマンジェに仕上がります。

作り方も簡単で美味しい人気ブランマンジェレシピを紹介してきました。牛乳を使ったレシピはもちろん、植物性ミルクの豆乳やアーモンドミルクを使ったレシピも優しい味わいで美味しく作れます。

様々なフルーツや食材でデコレーションすると、おもてなしスイーツとしても重宝します。ぜひ、自分好みのレシピを見つけて自宅で美味しいブランマンジェを味わってみてください！