空腹で筋トレをしても大丈夫?トレーニングの最適なタイミングは?

空腹の状態で筋トレをしても良いのか?という疑問を解説します。空腹や満腹の状態で筋トレするのは、逆効果になるのか?ダイエットに繋がるの?と疑問を持つ方は多いでしょう。筋トレを行なう際に筋肉を作り出すことのできる、ベストな時間も紹介します。

空腹で筋トレをしても大丈夫?トレーニングの最適なタイミングは?のイメージ

目次

  1. 1空腹で筋トレをすると逆効果になる?
  2. 2空腹時の筋トレのメリット・デメリット
  3. 3空腹時の筋トレはダイエット向き?
  4. 4空腹だけでなく満腹での筋トレもNG
  5. 5筋トレは空腹でも満腹でもない時間がベスト
  6. 6筋トレには最適なタイミングがある

空腹で筋トレをすると逆効果になる?

筋トレをする際に空腹の状態で行なっている方は居るでしょうか?運動をする時間によっては、空腹を伴ったまま行なうという方も実は少なくありません。空腹の状態で筋トレを行なうと、効果は得られるのでしょうか?それとも逆効果になってしまうのでしょうか?

筋トレを生活に取り入れている方は、空腹状態で運動を行なっても良いのか?という点が気になる方が多いようです。この記事では、空腹の状態で筋トレをすることに意味があるのか?また、筋トレを取り入れる際はどのようなお腹の状態が良いのか?という点を解説していきます。

空腹時の筋トレのメリット・デメリット

空腹時に筋トレをすることに、どのようなメリットがあるのか?また、どのようなデメリットがあるのか?について紹介します。メリットとデメリットを踏まえた上で、取り入れるのか否かを決めると良いでしょう。

メリット:消化不良を起こす心配がない

空腹時は胃袋の中に何も入っていない状態になるため、運動をしても消化不良を起こす心配がありません。食事をした後に筋トレなどを行なうことで、気持ち悪さを覚えたという方は意外にも多いです。原因は胃袋に入った食事が消化される前に体を動かしたことで、消化不良を引き起こしているからです。

食後のすぐ後に運動をすることで、胃に血液が送られなくなります。故に、消化不良を引き起こし、腹痛や気持ち悪さを感じるのです。胃の調子が悪い人や胃が弱い人には、空腹時の運動は体調不良を起こしにくいことからおすすめされています。

しかし、空腹時の筋トレや運動はエネルギー不足になりかねませんので、運動する30分程度前に少量の糖質を摂取する必要があります。

デメリット①糖質不足で十分な力が出せない

空腹感を抱えてのトレーニングは、血糖値が下がっている状態での運動になります。

筋トレをする際には、体内のエネルギーを使用して体を動かします。その時のエネルギーは、食事から摂取できる糖質をエネルギーに変えています。空腹時は体内に糖質が無い状態になるため、エネルギーに変える材料が揃っていないことがデメリットに挙げられます。

デメリット②筋肉をエネルギーとして分解してしまう

体内に糖質が無いことにより、筋トレ時のエネルギーは筋肉を分解することでエネルギーに変えます。そのため筋肉を付けるために行なっているトレーニングが、空腹時に行なうことで筋力が付かない結果になります。空腹状態では筋トレの意味があまり無いことから、完全なる空腹で体を動かすのはおすすめされていません。

空腹時の筋トレはダイエット向き?

空腹時に筋トレをすることで、ダイエットに効果があるのでしょうか?気になるダイエット効果があるのか?という点を解説します。特に女性の中には、空腹状態でトレーニングを行なう方も少なくありません。減量を目的に運動をしたい方は必見といえるでしょう。

脂肪燃焼効果もあまり期待できない

空腹の状態で筋トレを行なうのは、ダイエットに必要な脂肪燃焼効果は得られないとする方が多いようです。中には脂肪も分解してエネルギーに変えるという方も居ますが、多くは脂肪燃焼効果はないとしています。そのため、空腹の状態で筋トレを行なったとしても「ダイエット効果はあまり期待できない」という声の方が多いです。

海外では「効果がある」との研究結果も

日本では多くが空腹時に筋トレを行なっても脂肪燃焼効果は無く、ダイエットの効果が得られないとされています。ですが、海外の研究結果では空腹時の筋トレはダイエットに効果があると、証言しているとされています。

ですが、脂肪燃焼を効果的にするには条件が設けられており、筋トレ後に必ずたんぱく質を摂取することです。これにより、筋肉を分解するのではなく脂肪を分解してエネルギーに変えることができるとされています。栄養補給を行なわないと、そのまま筋肉を分解してしまうため、脂肪燃焼の効果は期待できないでしょう。

空腹だけでなく満腹での筋トレもNG

空腹で筋トレをすることで、逆効果ではなくともあまり意味を成さないことが分かりましたが、満腹の状態の場合はどうなのでしょうか?夕飯を食べ過ぎてしまったからと、その夜中に満腹の状態で運動をする方も居ることでしょう。

実は、空腹時の筋トレもおすすめされていませんが、満腹時の運動もあまり良いものではありません。満腹時に体を動かすことにより、どのような状況になるのか解説します。

パフォーマンスの低下

お腹が満腹になっている際には、体がリラックスを感じている状態です。そのため、筋トレをしてもなかなか気分が乗らず、パフォーマンスの低下に繋がります。体がリラックスしている状態のときは、筋肉が強い力を発揮することができません

休息モードに入っている体に鞭を打つイメージをすると、満腹時の筋トレが逆効果になることが分かるでしょう。筋トレの効果を得たい場合には、満腹時は避けるのが賢明です。夜に満腹の状態になっているのであれば、翌日の朝にリセットをするために行なうなど調節するのが良いでしょう。

胃腸の状態が悪くなる

満腹時は消化吸収のために、血液が胃腸に集中しています。そのようなときに筋トレで十分な効果を発揮するのは難しいですね。

食事をした後すぐに体を動かすことで、胃腸の調子が悪くなることが多くあります。その理由は血液にあるとされており、筋トレをする際には筋肉に血液を送らなければいけません。ですが、食事をした後に消化をするためにも血液が必要になります。

血液は二手に送られることはなく、食後の満腹状態で筋トレをすることで筋肉の方へ優先して血液が送られます。故に消化に必要な血液を確保できなくなり、消化不足から胃腸を悪くするのです。食後に運動をすると気分が悪くなるといわれているのは、血液が消化に活躍できないことにあります。食後の筋トレは逆効果になるでしょう。

筋トレは空腹でも満腹でもない時間がベスト

筋トレを行なうタイミングとして、空腹でも満腹でも逆効果になる可能性があることが判明しました。その場合、筋トレを行なうのはどのタイミングが逆効果にならずに済むのでしょうか?筋トレを行なうタイミングと、その他のポイントを解説します。

食後2時間から3時間が理想的

筋トレを取り入れるタイミングとして、食後の2~3時間後が良いとされています。エネルギーに変えることのできる糖質も体内に残っており、尚且つ消化も済んでいるからです。

消化が済んでいる状態で行なうことで、胃腸の不快を抱えることも少ないでしょう。筋肉をしっかり付けることもできるので、空腹が訪れる前に筋トレを行なうことがポイントです。

糖質を意識的にとることが大事

筋トレをする際にエネルギーに変わるのは、糖質になります。そのため筋トレをする前には、糖質が含まれている食品を積極的に摂取するのがおすすめです。しかし、食べ過ぎてしまうことで、エネルギーに変えることができないまま脂肪になる可能性もあります。糖質の量を把握した上で、摂取するように心がけましょう。

筋トレ前・筋トレ中にBCAAを摂取

BCAAとは身体で作られない必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの総称の事です。「筋肉の分解抑制、筋肉の合成、疲労軽減」といった役割があります。

BCAAを筋トレの前や最中に摂取することで、長時間のトレーニングにも耐えられることができます。長時間の筋トレを行なうことで、カタボリックになる心配がありますが、BCAAにより抑制することができるでしょう。BCAAとは、トレーニングにおいてエネルギーとして使用されるアミノ酸を指します。

粉末状のBCAAを水で溶かして摂取する商品が多くあります。トレーニング中の水分補給としても役立つので、取り入れる方が多いでしょう。BCAAは吸収が早いことから、トレーニングの最中に摂取をしても効果をすぐに取り入れることができます。カタボリックの制御にも役立つので、トレーニングをする方はチェックしてみてください。

筋トレ後はプロテインでタンパク質を補う

トレーニングの際にプロテインを摂取する方も多いでしょう。プロテインはたんぱく質を補うことができるので、筋肉を育てている方には欠かすことができません。ですが、プロテインの飲み方には注意点が存在します。プロテインは必ず運動後に飲むようにしましょう。

筋トレをすることで筋組織が壊れている状態にあります。筋組織を修復するために栄養素が必要になり、そのときにたんぱく質が使われます。たんぱく質はなかなか食事だけでは十分な量を摂取するのが難しいので、プロテインを飲むことで補うことができるのです。

筋トレには最適なタイミングがある

筋トレは空腹時や満腹時に行なうのは、あまりおすすめされていません。メリットはあるものの、やはり体を鍛えることに重点を置く場合は、適切な時間に取り入れるのが好ましいでしょう。食後の2~3時間後に筋トレを行なうようにして、体造りを行なってみてください。また、BCAAやプロテインを摂取して、筋肉を作り出しましょう。

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