ドリアンの味は美味しい？においと比例して高評価！食べた人の声も紹介！

ドリアンといえば「果物の王様」と呼ばれていることでも有名ですが、一部では「悪魔のフルーツ」という悪名高い名前で呼ばれることもあります。というのも、ドリアンが放つ強烈な匂いとトゲトゲの厳つい見た目が悪魔的だといわれてしまうようです。

とはいえ、本場のマレーシアではとても愛されているフルーツの一つ。匂いとは裏腹に美味しいフルーツとしても知られています。気になっている方にはぜひ食べて頂きたいフルーツですが、後述する栄養価や旬の時期、食べる時の注意点を抑えておくとより美味しく食べられるでしょう。

ドリアンを食べてみる前に、まずはドリアンの基礎知識を学びましょう。ドリアンの特徴や栄養価、旬の時期、味や匂いについての紹介です。日本では馴染みのないドリアンですが、実は奥の深いフルーツであることが分かる筈です。

ドリアンの最も大きな特徴といえば、その強烈な匂い。ドリアンが家にあればすぐに分かりますし、ドリアンを食べた人が近くにいても分かるほどです。あまりにも強烈な匂いのため、現地のマレーシアで行われるナイトマーケットでもドリアンの屋台だけ離れた場所で営業しています。

こういったことから「ドリアン＝匂いが強い」と思われがちですが、驚くことにドリアンの実は匂いません。ドリアンの匂いは皮から漂ってくるもので、皮さえ廃棄してしまえば匂いを気にせず食べることができます。ドリアンの実だけを売っていることもあるので、初めて食べる方にはそちらがおすすめです。

ドリアンは栄養豊富なフルーツです。特にビタミンB1はフルーツの中でもトップクラスで、疲労回復や夏バテ予防に効果的です。他にもカリウム、リン、マグネシウムといった栄養素も含まれているので、健康維持に大きく貢献してくれます。

ただし、栄養豊富である故に食べ過ぎはNGです。食べ過ぎると身体に熱がこもってしまい、発熱することもあります。実際、本場のマレーシア人も毎日食べることは避けているようです。

ちなみに、ドリアンと味が似ているとされるバナナと比較すると、ビタミンB1とビタミンB2、タンパク質、カリウム、葉酸は全てドリアンが上回っています。ドリアンのカロリーもバナナの6倍です。健康に良いとされるバナナですが、そのバナナを遥かに上回る健康食品であるといえます。

ドリアンの旬の時期ですが、5月から8月頃に市場に出回ることが多く、春から夏にかけてが旬の時期とされています。現地のマレーシアでは、旬の時期になるとドリアンフェスティバルが開催されるほどの賑わいを見せます。

旬のドリアンが一番美味しいとされていますが、最近ではネット通販でいつでもドリアンを入手できます。旬まで待ち遠しい方、旬の前に一度試してみたいという方は、ネット通販で購入するのも一つの手です。

気になるドリアンの味ですが、とてもクリーミーで濃厚な味です。完熟したバナナやメロン、甘いクリームチーズと例えられることがあります。とはいっても良い例えばかりではなく、生ゴミや除光液といった食べ物でないものに例えられることも多々あります。実際に食べた人の感想や味の例えも後述しているので、是非そちらもご覧ください。

とはいえ、ドリアンにも様々な品種が存在し、その数は10種類ほどあります。品種によってはバナナのように甘いのですが、中には甘さが控えめのものや、苦味の強いもの、お酒のような風味のものなど様々な味が楽しめます。

ドリアンといえば「臭いフルーツ」として考えがちですが、実はドリアンの匂いを「良い匂い」と思う人もいます。一般的には臭いイメージのドリアンですが、その感じ方は個人差が大きいようです。ニンニクや納豆のように、匂いの好き嫌いがハッキリ分かれる食材であると考えられます。

とはいえ、嫌いな人は嫌いな匂いです。よく例えられているのは、「腐った玉ねぎの匂い」、「臭い靴下の匂い」、「ガスのような匂い」といった悪いものばかり。ただし、人によっては「臭さの中に甘い匂いがある」といった意見も見られました。

味がバナナやメロンだからといって、匂いもバナナやメロンというわけではありませんので注意しましょう。

ドリアンの味やにおいの詳細が気になる方も多いはず。ここからは、実際にドリアンを食べた人の口コミをいくつか紹介します。ドリアンがどれだけ人を選ぶフルーツであるか、お分かり頂けるはずです。実際に食べてみたいという方も、ぜひ口コミを参考に検討して頂きたいと思います。

とはいえ、ドリアンの味やにおいの例え方は千差万別。ドリアンの品種によっても多少は変わってきますが、バナナのように例える人もいれば無味という方もいます。実際に食べてみたら全然違うなんてこともありますので、あくまで参考程度に留めておくことをおすすめします。

ドリアンの味の感想ですが、「美味しい」と言っている人が多く見られました。においで食べるのを断念する方も多いようですが、実際に食べた人は「バナナみたい」、「また食べたい」といった口コミを多く投稿しています。とはいえ、苦手な人はやはり苦手なようで、「まずい」という意見も少なからず見受けられました。

また、「ドリアンは3回食べると好きになる」と言われることも多く、何度も食べているうちに好きになったという方もいました。1～2回目は美味しく感じなくても、3回食べると何故か美味しく感じてしまうそうです。ドリアンを一度だけ食べてトラウマになっている方も、何度も食べていくうちに好きになるかもしれません。

ドリアンのにおいの感想ですが、「良いにおい」と言っている人は見つかりませんでした。現地のマレーシア人などは好きな人もいるのかもしれませんが、ドリアンに馴染みのない日本人の鼻には合わないようです。納豆が苦手な外国人が多いのも頷けます。

ちなみに、ドリアンアイスやドリアンキャンディー、ドリアンチップスなど、ドリアンを使ったお菓子も強烈なにおいを放っているそうです。「海外旅行のお土産に貰って部屋が臭くなった」という話も多く見られました。ドリアンの実は匂わないはずなのですが、現地でも「ドリアン＝臭い」という認識があるのかもしれません。

ドリアンが人を選ぶフルーツであることはお分かり頂けたかと思いますが、それでも一度は挑戦してみたいという方もいるはず。実際に食べてみたいという方に向けて、ここからはドリアンを食べるときの注意点を解説します。ただのフルーツと思って油断していると、危険な目に遭ってしまうので気をつけましょう。

お酒のつまみとしてドリアンを食べたい方もいるかもしれませんが、ドリアンとアルコールを同時に食べるのはNGとされています。ドリアンとアルコールを一緒に食べると、胃の中でドリアンが発酵してガスが発生します。実際にある事例では、ビールとドリアンを一緒に食べてガスが大量発生し、腹部の手術跡が裂けて死亡した方もいます。

また、ドリアンは血圧を上昇させる効果もあります。アルコールも血圧を上昇させるため、一緒に食べると血圧が上がりすぎてくも膜下出血などの原因にもなりかねません。ドリアンとアルコールは一緒に食べないようにしましょう。

ドリアンといえば強烈な匂いですが、その臭さはシンガポールでは公共の場へのドリアンの持ち込みが禁止されるほどです。他人に迷惑をかけることも十分あり得るので、ドリアンを食べる時は自宅やレストランなどで食べるようにしましょう。

また、自宅で食べるからといって放置しておくと、家中にドリアンの匂いが充満してしまいます。異臭騒ぎになったり近所トラブルの原因となることもあるので、購入したらできるだけ早く食べて処分することをおすすめします。

ドリアンの味について紹介しました。ドリアンの味はバナナやメロンに例えられるということ、実際に食べた方の口コミや食べるときの注意点なども理解できたことでしょう。

その強烈な匂いのせいで食べることを断念する方もいますが、実はクリーミーで濃厚な味が癖になるフルーツです。実だけで販売されているものは匂いがしないものが多いので、一度は食べてみると世界が広がるかもしれません。