ふぐの栄養にはすごい効果がある!貴重な白子も栄養抜群!
ふぐには豊富な栄養成分が含まれており、美容や健康に良い効果があることを知っていますか?さらに貴重なふぐの白子にも豊富な栄養素が含まれています。この記事では、ふぐや白子の栄養や、身体へのさまざまな効果について紹介します。
ふぐの栄養素と効果を解説
高級な魚として有名なふぐですが、最近では一般的に食べられるようになっています。コリコリとした歯ごたえと深い味わいが美味しいと人気がある魚の一つです。高たんぱくで低カロリーなことで知られていますが、実は体に良い栄養素が豊富で栄養価が高い食材なのです。
疲労回復に効果を発揮するタウリンや美肌効果のあるコラーゲンなど、ミネラルやビタミン類を多く含んでいます。脂質も0.3%と少なく、美容や健康に良い優秀な食材です。それではふぐの栄養素とその効果を具体的に説明していきましょう。
ふぐの栄養素と効果
ふぐの栄養成分一覧
今朝は朝から大阪の実家でモリモリ栄養補給やわ(⌒▽⌒)
— 岩本 勉 (@gun18gun18) October 11, 2017
ふぐ鍋『てっちり』やで(⌒▽⌒) https://t.co/J0FaZuEwme pic.twitter.com/bnEBf3IC0z
主要成分 | 切り身80gあたりの含有量 |
---|---|
ビタミンA | 5.6μg |
ビタミンD | 4.8μg |
ビタミンE | 0.48mg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB2 | 0.14mg |
ナイアシン | 5.6mg |
ビタミンB12 | 2.4μg |
葉酸 | 2.4μg |
ナトリウム | 66.4mg |
カリウム | 376mg |
マグネシウム | 19.2mg |
リン | 208mg |
鉄 | 0.16mg |
亜鉛 | 1.2mg |
銅 | 0.02mg |
ふぐはタンパク質が豊富なだけではありません。ビタミン類やナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛などいろいろな成分が含まれています。その中でも疲労回復効果で知られるタウリンやカルシウム、コラーゲンなど健康や美容効果の高い栄養素が豊富です。それでは代表的な栄養素とその効果を見ていきましょう。
ふぐの栄養素と効果①タウリン
下関ふく❗🐡
— 山口ふく (@yohei_0711) June 1, 2019
養殖じゃけどトラフグよ😙
フグはタウリンが豊富じゃけー
初夏、夏こそフグ食べよーや✌️#下関ふく #トラフグ#カネヒ #ふぐ #ふぐ刺 pic.twitter.com/OYVVhhI1l8
タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、魚介類や軟体動物に多く含まれています。体内で生成することができないので、積極的に摂取するとよい成分です。疲労回復だけでなく、心臓や肝臓の機能向上や高血圧予防、視力回復、インスリン分泌の促進などの効果がある健康に良い栄養素です。
疲労回復
栄養ドリンクにも含まれているので、疲労回復はよく知られている効果です。実は直接疲労回復の効果は期待できません。身体の機能を改善することで間接的に疲労回復につながる効果を得ることができます。
心臓や肝臓の機能を高める
肝細胞の再生を促進して肝臓の機能を正常に戻す働きを持っています。また肝臓の機能を高めることで、脂肪の消化吸収を助ける胆汁酸も多く分泌させるようになります。
視力の回復
タウリンは目の網膜に働きかけることで、傷ついた網膜を修復してくれる働きをします。目の働きを助けることで疲れ目や目の老化にも効果を発揮します。目薬の成分としても利用されているようです。
インスリンの分泌を促進
肝臓機能を高める働きにより、インスリンの分泌を促進する効果があります。インスリンの分泌量が多くなることで糖尿病の予防や改善に効果を発揮します。
高血圧の予防
興奮している交感神経を抑制する働きがあるため、腎臓の働きを促進して血圧を正常に保ってくれます。その結果血圧を下げるため、高血圧の予防効果を発揮します。
ふぐには、タウリンも含まれています。
タウリンは、アミノ酸のひとつで、心臓や脳、肺など人間にとって大切な臓器に含まれている栄養です。
肝臓や心臓、血管の機能を高めたり、高血圧の改善があるなど優れた効能があります。
こうしたカラダの基本部分で働くタウリンですが、体内で作られる量が少ないため、食事から摂取する必要があります。
ふぐの栄養素と効果②カルシウムとビタミンDで骨の健康
天然ふく🐡
— 山口ふく (@yohei_0711) May 27, 2019
真ふぐの刺身買おた。
ふぐは高たんぱく低カロリー。
タウリンも多い魚じゃけー
冬だけじゃのーて
バテやすい初夏から
夏にかけても食べよーや。
ビタミンDも入っちょるよ。
ふぐの皮はコラーゲンじゃし
皮の黒い部分はセレンっちゅー
癌に効果がある栄養よ😙#真ふぐ #ふぐ刺 #刺身 pic.twitter.com/uoAxgZlvtS
ふぐにはカルシウムとビタミンDが豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯の主成分であり、骨の健康に直接影響を与え骨粗しょう症の防止に効果があります。他にも血液の凝固作用を促したり、精神安定などにも効果を発揮します。
ビタミンDは骨の成長や再生に関わる成分です。小腸でカルシウムの吸収を促したり、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きをします。カルシウムをきちんと体内に取り込むために欠かせない栄養素といえるでしょう。
ふぐにはビタミンDが豊富に含まれています。
ビタミンDはカルシウムの働きをサポートするため、健康な骨や歯を作るうえで欠かせない栄養です。
また、ふぐには、丈夫な骨をつくるうえで必要なカルシウム、マグネシウム、リンを含み、また、コラーゲンには骨のしなやかさを保つ効能もあります。
ふぐの栄養素と効果③ナイアシンとコラーゲンで美肌効果
中華ソバ ビリケン@浅草に初訪問!
— くま (@onPen7yU4j25nEf) September 2, 2019
限定『トラフグらーめん味玉』
ふぐ👑透き通った綺麗なスープ✨淡白でもしっかりとした旨味と甘味ある少しとろみすら感じる美味さ😋
ツルモチ麺と一緒に良質の脂コラーゲンも摂取😍ふぐほぐし身も👍
大葉や茗荷、酢橘でさっぱと完食完飲🤣
ごちそうさまでした😊 pic.twitter.com/5l8XVbTdtq
ふぐにはナイアシンとコラーゲンも豊富に含まれます。ナイアシンは水溶性ビタミンの一つで、エネルギーを産生する際の酵素を補助する働きをします。これは皮膚や粘膜の健康維持を助ける結果を生みます。
コラーゲンは皮や骨の周りにあるゼラチン質に多く含まれます。しみやしわを防いで肌の張りを保つ働きがあります。特にふぐのコラーゲンは海洋性コラーゲンと呼ばれ、肌への吸収性が優れている上に他の動物性コラーゲンより低カロリーです。
ふぐは、コラーゲンが豊富で、ふぐの皮や骨の周りにあるゼラチン質の中に含まれます。
コラーゲンは、シミやしわを防ぎハリを保つ美肌づくりの効能があり、とくに、ふぐに含まれるコラーゲンは肌への吸収性が優れた「海洋性コラーゲン」です。
そのため、より美肌効果への期待ができます。美容に関心がある女性には、うれしい栄養です。
ふぐの白子の栄養素と効果
本体より希少なふぐの白子は濃厚なコクが美味しいと人気の部位であり、こちらも豊富な栄養素が含まれています。ではふぐの白子にはどんな栄養素があり、どんな効果を発揮するのでしょうか?
ふぐの白子の栄養成分一覧
昨晩は若狭湾の河豚ϵ( 'Θ' )϶白子コースをいただきました。
— はーち hazuki💓🐏🛸💓 (@hazukiku) January 3, 2019
こじんまりとしたお宿で湯たんぽが
うれしかった☺️
久しぶりに日付けをまたがない時間に就寝して心身共に栄養補給✨ pic.twitter.com/cV1DGM42X6
主要成分 | 1パック300gあたりの含有量 |
---|---|
ビタミンA | 24μg |
ビタミンD | 6μg |
ビタミンE | 5.4mg |
ビタミンB1 | 0.72mg |
ビタミンB2 | 0.39mg |
ナイアシン | 4.5mg |
ビタミンB12 | 9.3μg |
葉酸 | 33μg |
ナトリウム | 330mg |
カリウム | 1170mg |
マグネシウム | 69mg |
リン | 1290mg |
鉄 | 0.6mg |
亜鉛 | 2.1mg |
銅 | 0.09mg |
こちらは鱈の白子の栄養成分ですが、ふぐもこれと成分的には変わりません。ふぐの種類によってはさらに上回ることもあります。白子にはビタミンやミネラルなどの成分が豊富に含まれており、栄養価が高い食材です。特にビタミンBやDなどがふぐの身より多く含まれています。またカリウムやリン、亜鉛といったミネラルも豊富です。
ふぐの白子の栄養素と効果①ビタミンB12
栄養補給へ泉銀に🐟
— りんあちゃ (@paya_chan04) June 28, 2019
鯨買わずにコアなものを…鰹の真子&白子✨
県境超えてビニール袋でこれ持って帰るw
白子は塩焼で。ふぐよりしっかりした食感
真子はムニエル。鯛の真子とかの食感に近い感じ。卵柔らかい
どちらも臭みゼロの旨味の塊❤️
お馴染みマグロの皮と。日高見って銘柄のお米(の酒)と一緒に😋 pic.twitter.com/tqswlxalcB
ふぐの白子にはビタミンB群が豊富に含まれています。その中でも特にビタミンB12が多く、悪性の貧血に有効な成分として知られています。葉酸と協力してヘモグロビンの生成を補助し、脳からの指令を伝える神経を正常に保つ働きがあります。また精神安定や集中力・記憶力の向上に効果があります。
精神の安定
ビタミンB12が不足すると、運動失調やイライラ感、肩こりなどの症状を起こしやすくなります。また睡眠リズムを整えて不眠症を緩和する働きもあり、精神の安定を助ける効果が期待できるでしょう。
集中力・記憶力の向上
ビタミンB12が不足すると、全身がだるくなったりめまいを起こしたりします。しびれや手足に痛みなどを感じる神経症状が出ることもあります。集中力や記憶力を向上させるためにも、ビタミンB12が不足しないように心がけることが必要でしょう。
アルツハイマー病の予防
ビタミンB12が不足すると、神経伝達物質の代謝に必要な物質の値が低下する可能性があるという研究結果が報告がされています。それによって、ビタミンB12の働きが間接的にアルツハイマー病に関連するといわれているようです。
ふぐの白子の栄養素と効果②ビタミンD
気合いを入れねばならないので、栄養補給に「春隆」へ。ふぐの白子焼き。熱燗〜。 pic.twitter.com/kgZJGylfDj
— 千早茜 (@chihacenti) February 12, 2015
本来と同じく白子にもビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の生成に関わる大事な栄養素です。体内のカルシウムが不足すると骨粗しょう症になるリスクが高まります。本体と一緒に食べてカルシウムとビタミンDを同時に摂取することで、体内のカルシウム量アップに効果的です。
ふぐの白子の栄養素と効果③ビタミンEで抗酸化作用
ふんわりとした玉子の旨み、白子の濃厚なコクに包み込まれるようなきくちさんの河
— 野村弘季 (@hirokiatarashi) November 17, 2013
豚雑炊。冬に向かって栄養を蓄えてきた河豚の上品で力強い旨みが溢れます! 上野・きくち http://t.co/9ZLNrlg3hW pic.twitter.com/JWVoBi0Pcn
白子はビタミンEが本体よりも多く含まれています。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、細胞膜を酸化障害から守る働きをします。また末梢血管を広げて血行促進の効果を発揮します。血液の循環が良くなるので、冷え性や筋肉疲労、頭痛などに効果があるといわれています。
ふぐの白子の栄養素と効果④ビタミンB1
ふぐの白子!!
— ことり (@kotori_Hoffnung) November 15, 2019
白子デビュー!!
とろとろで美味しい🤤 pic.twitter.com/53CoFzkyiU
白子には本体よりもずっと多くビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は糖質からエネルギーを産生し、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。不足すると糖質からのエネルギー産生ができないため、食欲不振や疲労、だるさなどの症状が出るでしょう。また脳や神経に障害が起きるリスクが高まります。
ふぐの栄養まとめ
ふぐは高たんぱく低カロリーなだけでなくとても栄養価が高い食材です。疲労回復効果のあるタウリンや、骨を作るカルシウムとビタミンD、美肌効果のあるコラーゲンなど美容や健康に良い効果を多く期待できます。
また白子はより栄養が濃厚で、抗酸化作用のあるビタミンE、エネルギー産生に重要なビタミンB1など健康に欠かせない成分ばかりでした。ぜひこちらを参考にしてふぐの栄養を知って、積極的にふぐや白子を食べて美容や健康に良い効果を取り入れましょう!