らっきょうの食べ過ぎには注意？血液がサラサラになる嬉しい効果も！

らっきょうには血液がサラサラになったり、血圧を低下させる効果がある、といわれています。どんな食べ物にも適量は存在し、量を食べ過ぎると、健康を損なうことになりかねません。らっきょうの適正な摂取量はどれくらいで、食べ過ぎた場合には、どんな影響があるのでしょうか？

好きな人は一日に数十個も食べるといわれる、らっきょうですが、食べ過ぎは胃に負担をかけるので、良くないとされています。１日に食べていいのは、５粒程度です。食べ過ぎは、胸焼けや胃痛の症状が出ることがあります。

らっきょうの食べ過ぎによる悪い影響として挙げられるのが、胃をはじめとする消化器官への負担です。適性な量を摂取していれば、らっきょうのメリットを得ることができますが、食べ過ぎは、よくありません。

らっきょうには硫化アリルという物質が、含まれています。この強烈な匂いを放つ物質は、刺激が強く、食べ過ぎることで、胃の粘膜を傷つけ、胃もたれや胸焼けの原因になることがあります。

らっきょうを適量食べることで、血圧の安定など、さまざまな効果を得ることができます。「畑の薬」といわれる、らっきょうの健康への効果を紹介します。

らっきょうに含まれる硫化アリルには、血液をさらさらにする効果があります。硫化アリルは、ビタミンＢ１の吸収を通常の７倍にも高めます。その効果で、血液は浄化され血行がよくなります。血液をサラサラにする効果は、血圧の疾患や糖尿病、心臓性嘆息に良い、といわれています。硫化アリルには体を温め、冷えによる腹痛や下痢にも効果もあります。

らっきょうには、アリシンという成分も含まれています。アリシンは、ビタミンＢ１を活性化し、食中毒などの原因となる病原微生物への殺菌効果を、高めてくれます。その他、らっきょうには、風邪の時の咳や痰、胃もたれ、不眠や神経痛といった症状を和らげる効果もあります。

らっきょうには多くの効果効能がありますが、栄養が豊富な食品ではありません。多少の糖質があるくらいで、ビタミンなどは、わずかしか含まれていません。そのため、ダイエットには効果的です。らっきょうは、食事中に食べると、脂肪の吸収を抑えてくれる効果があります。

らっきょうに含まれるフルクタンという水溶性植物繊維は、おならの原因にもなりますが、お通じを良くし、便秘の解消にも役立ちます。らっきょうでダイエットの効果を求めるために、注意しなければならない点は、らっきょうには消化を促進する効果があることです。消化が進むことにより、空腹になるまでの時間が短くなり、食べ過ぎてしまいがちになります。

胃に刺激を与える硫化アリルには、過熱すると分解され、刺激が弱まります。そのため、スープや炒め物にして食べると、胃への負担が少なくなります。らっきょうといえば、甘酢漬けですが、甘酢には糖分が多く含まています。甘みを引き出すために、塩分も相当量が使われています。甘酢漬けの食べ過ぎには注意しましょう。

らっきょうにはダイエット効果や血圧の低下を促すなど、さまざまな健康効果がある反面、食べ過ぎによる健康への影響もあります。記事を参考に、適切な量の摂取し、健康的な生活に役立てましょう。