カレンデュラの効果・効能まとめ！使い方・育てる方法なども解説！

カレンデュラはオレンジ色が綺麗な花です。日本ではマリーゴールドという名前で、知られています。ヨーロッパでは古くからこの花を、薬用や食用として使っていました。体に良いという理由で、カレンデュラをハーブティーで飲んだ事がある人もいるでしょう。体に良いとは、具体的にはどんな効果や効能があるのかを解説していきます。

ヨーロッパでカレンデュラは、薬用や食用として用いられています。体に良いといわれていますが、どのような作用があるのか、主な効能についてまとめていきましょう。

カレンデュラには皮膚や粘膜の修復の作用が、期待できます。修復の作用があるのは、カレンデュラに抗酸化作用があるからです。肌のアンチエイジング対策に適しています。この花は昔から、肌のトラブルに効くといわれています。ニキビや火傷、切り傷や擦り傷にいいようです。

カレンデュラにはカロチンも含まれていて、皮膚や粘膜を保護・修復する働きがあります。食べたり飲んだりする事で、胃の中の粘膜炎症の改善も期待できるでしょう。

抗菌や消炎作用も、カレンデュラの効能の1つになり、リンパ系に働く成分が含まれています。リンパに良い成分のため、免疫力が低下している時に抗菌作用が期待できます。ウィルスや菌なら、ある程度は防いで緩和してくれるので、風邪の初期であれば症状を和らげてくれるでしょう。風邪の予防に、お茶などで服用するのもおすすめです。

カレンデュラに含まれているケルセチンには抗炎症作用があり、喉が赤くなるなどの痛みを伴う炎症の改善や緩和への作用が、期待できます。

肝機能の改善にカレンデュラの成分が効くため、肝臓に効くハーブだといわれます。肝臓疾患や肝臓機能不全の疾患を抱えている人は、ハーブティーなどにすると摂取しやすくていいでしょう。肝機能の低下は、食欲不振や消化不全も関係しています。カレンデュラで胃の粘膜の働きが改善されると、肝機能も良くなる事が期待できます。

カレンデュラには、苦いと感じる苦味質が含まれています。苦味質には胆汁の分泌を助ける働きがあり、胆汁の分泌が正常になる事で肝臓の働きも活発になります。

口臭予防や口腔の炎症を緩和する事も、カレンデュラに期待できます。カレンデュラは、肝臓や胃の粘膜の改善にもいいのです。体の中が綺麗になる事が口臭予防に繋がります。カレンデュラを口に含むと、ケルセチンが口腔の炎症も緩和してくれるでしょう。

その上、歯茎のトラブルを防ぐ事も期待できます。抗菌作用が期待できるため、歯茎が細菌に感染する事も予防できて、綺麗な歯茎が口臭予防に繋がるでしょう。

カレンデュラを摂取する事で、ホルモンバランスの改善も期待できます。カレンデュラに含まれるフィトステロールには、女性ホルモン作用があるので、生理痛を緩和してくれます。適量を摂取し続ける事で、生理不順の改善にも繋がるでしょう。

ホルモンバランスの乱れの改善にも、カレンデュラが活躍します。女性ホルモンのバランスが崩れる事で起こる、更年期障害や月経前症候群の改善にも作用が期待できるのです。

カレンデュラには、ルテインという成分が含まれています。ルテインのカロテノイドは、目の健康に良いといわれます。ルテインにはパソコンなどのブルーライトを、吸収する働きが期待できます。

目の健康を守ってくれる成分が、カレンデュラには含まれています。視力低下や黄斑変性、白内障という、目の病気を予防してくれる働きも期待できるでしょう。

カレンデュラの成分には、血液を促進させる働きがあります。血液を促進させる事で身体の老廃物や毒素を体外に排出してくれる、デトックス効果が期待できます。

長時間座っていて足が痛いなどの、むくみの改善にもおすすめです。摂取すると利尿作用もあるので、血液中の新陳代謝も促進してくれるでしょう。オイルマッサージに使う事で、リンパの流れをスムーズにする事もできます。

カレンデュラはハーブの1種になるため、香りで心身をリラックスさせてくれます。カレンデュラは太陽のハーブともいわれ、スピリチュアル的にいうと、強すぎる影響を太陽のハーブのエネルギーが包み込んでくれるそうです。強すぎる影響である、怒りや攻撃的な気持ちを和らげて、心身を共にリラックスさせます。

カレンデュラには消炎作用が期待できます。軽い頭痛や腹痛を緩和する事で、リラックスさせてくれる事もあるでしょう。

カレンデュラには、色々な作用が期待できます。そんな作用をどのように使うと、体に良いのでしょうか?おすすめのカレンデュラの使い方をまとめます。ただし、カレンデュラはキク科の植物になるので、キク科アレルギーの人は使えません。また、妊娠中の人にもおすすめできません。

【材料】

• カレンデュラオイル　50ml
• アボカドオイル　50ml
• ビーズワックス精製　10ml
• パルマローザ精油　適量

カレンデュラオイルを使って、ヒーリングバームを作る事ができます。カレンデュラオイルには、肌にいい成分が含まれています。かさかさの肌やニキビなど、肌荒れ改善にピッタリのオイルになるでしょう。

おしゃれなハーブティーとして、カレンデュラを楽しむ事もおすすめです。黄金色のハーブティーで、カレンデュラの香りと作用を十分に感じる事ができます。ハーブティーは風邪の予防にもおすすめです。風邪っぽい時に飲むと抗菌作用があり、体を温める事もできます。

カレンデュラは皮膚のガードマンとも呼ばれています。カレンデュラオイルをコットンなどに染みこませて、湿布として使うのも事もおすすめです。傷ついた皮膚や粘膜だけでなく、血管までも修復する作用が期待できます。

カレンデュラオイルやハーブティーは、お店で購入する事もできます。自分で作ってみたい場合には、カレンデュラを育ててみるのもいいでしょう。比較的簡単にできる、カレンデュラの育て方をチェックします。

土はホームセンターなどで購入できる、一般の草花用培養土がおすすめです。配合する場合には、赤玉土7・腐葉土3がいいでしょう。庭で育てる時には、肥料も土に混ぜて種をまきます。種まきは9月か10月がいいでしょう。発芽適温は20℃程度と寒さに強いので、秋に種まきをする事を推奨しますが、多年草になるため春にまいても構いません。

比較的乾燥に強い植物になるので、水やりをこまめにする必要はありません。庭で育てる場合は、土が乾いたら水をあげる程度もしくは朝1回の水やりで十分です。雨が降った時には水をあげないくらいが、ちょうど良い植物です。

肥料もたくさん与える必要はありません。庭で育てる場合には、植えつけ時にしっかり肥料をあげておけば追加する必要はないでしょう。鉢植えやプランターで育てる場合には、月に1回ぐらい液体肥料を与えます。

寒さにも乾燥にも強いので、風通しが良ければだいたい育ちます。庭に直植えでも鉢植えやプランターでも、しっかりと育てる事ができます。10cmくらいの高さになるため、場所の高さには注意が必要です。

病気に強く、害虫がつく事も少ない植物です。病気になるとすればうどんこ病や炭そ病で、害虫がつくとしたらアブラムシでしょう。しかし、風通しと水はけが良いところで育てれば、病気に悩まされる事はほとんどありません。

カレンデュラは、薬用や食用に使える植物です。カレンデュラの香りで心身共にリラックスができて、病気の予防にもなります。ただし、キク科アレルギーの人や妊婦は摂取しないようにしましょう。