セロリは低カロリー超えのマイナスカロリー?食べるだけで痩せるのか調査

セロリは食べるだけで痩せられるマイナスカロリー食品だという噂があるのを知っていますか?本当ならダイエット中の方にとっては夢のような話です。この記事ではセロリのカロリーや栄養を徹底調査し、本当に痩せることが出来るかまとめました。

セロリは低カロリー超えのマイナスカロリー?食べるだけで痩せるのか調査のイメージ

目次

  1. 1セロリでマイナスカロリーダイエットができる?
  2. 2セロリのカロリーと栄養成分
  3. 3セロリはマイナスカロリー?
  4. 4セロリのダイエット効果
  5. 5セロリ以外のマイナスカロリー食品
  6. 6セロリはマイナスカロリーではないがダイエットに最適

セロリでマイナスカロリーダイエットができる?

知っての通りダイエットの基本は、消費カロリー>摂取カロリーです。食べた分のカロリーは運動などで消費する、というのが今までのセオリーでした。

ところが食品の中には、食べるだけで摂取カロリーより消費カロリーが上回るものがあると言われています。それがセロリです。

セロリは食べれば食べるほどカロリーを消費するので、必然的に痩せるというのがマイナスカロリーダイエットです。でも本当に食品を食べるだけで痩せることはできるのでしょうか?この記事ではセロリのカロリーや栄養について調査し、本当に痩せるのかどうか検証します。

セロリのカロリーと栄養成分

クセのある味わいで好き嫌いが分かれるセロリ。ヘルシーなイメージでダイエットレシピにもよく登場する食品のひとつですが、どんな栄養が含まれているか知っていますか?ここでは知っておきたいセロリのカロリーと栄養成分について詳しく紹介します。

カロリー

セロリは100gあたり15kcalととても低カロリーな食品です。スーパーで売っているセロリはまとめられていることが多いので、1束910gで計算すると137kcalになります。

セロリと他の野菜と比較してみると、大根は17.9kcal、37kcal、トマトは19kcal、玉ねぎは37kcal、キャベツは22.9kcal、なすは22kcal、とうもろこしは92kcal、じゃがいもは76kcal、さつまいもは132kcalです。いろんな野菜と比べてみるといかにセロリのカロリーが低いかがわかります。

ダイエット中でカロリー制限を行っている方にとっては、セロリは強い味方になりそうです。

栄養成分

ビタミンA 36.4μg ナトリウム 254.8mg
ビタミンE 1.82mg カリウム 3731mg
ビタミンK  91μg カルシウム 354.9mg
ビタミンB1  0.27mg マグネシウム 81.9mg
ビタミンB2 0.27mg リン 354.9mg
ビタミンB6 0.73mg 1.82mg
葉酸 263.9μg 亜鉛 1.82mg
パントテン酸 2.37mg 0.27mg
ビオチン 10.92μg マンガン 1mg
ビタミンC 63.7mg 食物繊維 13.65mg

セロリの栄養成分の中で注目したいのはカリウムと食物繊維です。カリウムはダイエットの天敵であるむくみの解消に欠かせない栄養素で、体内に増えすぎた塩分の排出を促し、水分量のバランスを一定に保ってくれる働きがあります。

また食物繊維は便秘解消に有効な栄養素です。食物繊維には不溶性と水溶性の2種類がありますが、セロリは不溶性食物繊維をより多く含んだ食品です。不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収しながら不要物を巻き込み、腸を刺激してぜん動活動を活発にすることで便通を促す働きが期待できます。

ほかにもセロリはダイエットや美容に欠かせないビタミンAやC、疲労回復に効果抜群のビタミンB群などをバランスよく含んだ食品であることがわかりました。

セロリはマイナスカロリー?

セロリは低カロリーで栄養豊富な食品であることがわかりましたが、セロリを食べるだけで痩せることはできるのでしょうか?ここではセロリがマイナスカロリーと言われる理由について取り上げ、痩せることができるのかを解説します。

マイナスカロリー食品とは?

通常食べ物を食べるとそれだけでカロリーを摂取するので、カロリーがプラスになります。ところがマイナスカロリー食品とはその名前のとおり、消費カロリー>摂取カロリーになる食品を指します。

マイナスカロリー食品は食べるだけで消費カロリーが摂取カロリーを上回るので、食べただけでカロリーがどんどん消費されるというものです。

このマイナスカロリー食品のひとつがセロリです。セロリのカロリーは1本10kcalですが、消化によって消費するカロリーが約50kcalであるとされているため、セロリを1本食べると40kcalが消費されるという計算になります。

つまりセロリ自体のカロリーより消費する時に必要なカロリーの方が多いため、マイナスカロリー食品と言われているというわけです。

本当に食べるだけで痩せる?

セロリがマイナスカロリー食品で、食べるだけで痩せるという夢のような話は本当なのでしょうか?ダイエットをしている方にとっては見逃せない情報なので調査したところ、食品を食べることで消費されるカロリーについては正確に計測したデータはありませんでした。

セロリは食物繊維が豊富であることから消化にカロリーを必要とすると言われているだけで、セロリを食べたからといって痩せるという根拠はどこにもありません。

人間の体は食べ物を体内に取り込む時はそこまでエネルギーを使わないとも言われています。残念ですが科学的な根拠があってマイナスカロリーが存在するとは言えないのが現実です。

セロリを食べたから必ずしも痩せるとは言えませんが、セロリにはダイエットにさまざまな効果が期待できることは事実です。次のセクションではダイエット中の方に嬉しい効果を紹介しますので、チェックしてみてください。

セロリのダイエット効果

セロリには美しい体を作るために必要な栄養成分がバランスよく含まれています。ここではセロリを食べることで得られる嬉しいダイエット効果について紹介します。

脂肪燃焼効果

セロリは野菜の中でもカリウムの含有量が多いのが特徴です。カリウムには体内に含まれている余分な塩分や老廃物を排出し、血流を良くして体のむくみを解消する効果があります。むくみが解消すると自然と体内のめぐりが良くなり、代謝が上がって脂肪燃焼効果が期待できるようになります。

日本人の食生活は味噌や醤油などの調味料に多くの塩分が含まれているため、どうしても塩分過多になりやすいと言われています。カリウムを多く含むセロリを積極的に摂取することで、むくみを取り脂肪が燃えやすい体作りに取り組みましょう。

またセロリには代謝アップに欠かせないビタミンB1やB2も多く含まれています。ビタミンB1が不足するといくら糖質を摂取してもエネルギーに変換できず、乳酸などの疲労物質が溜まって疲れやすくなるので注意が必要です。

ビタミンB2には糖質や脂質の代謝を促進する働きがあり、脂肪を効率よく燃やすサポートをしてくれます。脂肪燃焼効果をより高めるためにセロリのビタミンB1やB2は有効なので、ダイエット中の方は意識的に食べることをおすすめします。

デトックス効果

セロリに含まれるカリウム体内に蓄積された余分な塩分や老廃物を排出するため、デトックス効果が期待できます。デトックスは体内に溜まった毒物を排出されることを指しますが、有害な物質の多くが脂肪に蓄積される傾向にあるため、下手するとダイエットの成果が上がらず痩せることが難しくなります。

体内に有毒物を溜め込まないためには、こまめにデトックすることが大切です。カリウムを多く含むセロリを毎日の食生活に取り入れましょう。

便秘解消

セロリは繊維質が強く食物繊維が豊富なので、食べると腸内が刺激されて、ダイエット中に陥りやすい便秘を解消する効果が期待できます。便秘が続くとお腹がぽっこりしてきたり、体内に不要物が長く留まることで肌荒れの原因になることもあるので注意が必要です。

食物繊維にはお腹に良いとされる善玉菌を増やす手助けをする作用があるため、ダイエット中の方はしっかりとっておきたい栄養素です。

またセロリはコラーゲンの合成に携わるビタミンCが豊富で、シミやソバカスの原因であるメラニンの生成を抑え美肌に導いてくれます。さらに肌の老化の原因である酸化を防ぎ、アンチエイジングに効果を期待できるビタミンEもたくさん含まれています。

セロリに含まれる食物繊維やビタミンをしっかり摂取してスムーズな便通を心がけ、心身ともにきれいなカラダを目指しましょう。

リラックス効果

セロリには独特な香りがありますが、実はこの香りにはリラックス効果があると言われています。セロリの主な香り成分にポリフェノールの一種であるアピインが含まれていて、ダイエットのイライラを抑えリラックスした状態に導いてくれます。

ストレスが溜まると暴飲暴食に走り痩せるどころかリバウンドを招きかねませんので、適度にリラックスすることはダイエットを続ける上でも欠かせません。特に就寝前や生理前にセロリの香りをかぐと効果があるので、スープやサラダを常備しておくと良いでしょう。

セロリ以外のマイナスカロリー食品

セロリ以外にも低カロリーでダイエットに効果的な食品があるので、紹介します。セロリと組み合わせたり一緒に食べるとダイエット効果がアップするので、ぜひチェックしてください。

グレープフルーツ

一時期グレープフルーツを食べて痩せるというダイエット法が話題になりましたが、グレープフルーツはダイエットに効果的な栄養素が豊富に含まれた優秀食材であることは事実です。

例えばグレープフルーツには糖質の代謝を助けて脂肪を燃焼させるビタミンB1や、血糖値の上昇を緩やかにし、便通の改善にも役立つペクチンが含まれています。

またリラックス効果がありストレスを軽減しながら脂肪をどんどん燃焼しやすくするリモネンや、食欲を抑制するナリンギンなどダイエットに効果的な成分がぎゅっと詰まっています。100gあたり38kcalとカロリーも低いので、ダイエット中でも安心して食べることができます。

葉野菜

レタスをはじめとした葉野菜は50%が水分、残り50%が食物繊維で出来ています。つまり成分のほとんどがカロリーを含んでいないため、ダイエット食材としては優秀な野菜になります。

栄養価にも優れ、ビタミン類も豊富なのであらゆる面でダイエットをサポートしてくれます。特に葉野菜の中でもケールやほうれん草はダイエットに効果抜群と言われているので、セロリと一緒にサラダで食べると良いでしょう。

スイカ

成分のほとんどを水分が占めているスイカもダイエットに効果的な食品です。カロリーが100gあたり37kcalととても低いのにも関わらず、満腹感を得やすいのでダイエット中にありがちな物足りなさを感じにくいのも特徴です。

さらに疲労回復を促すビタミンB1や、デトックス効果のあるカリウムもたくさん含まれているので、少量食べるだけでも活発に動くことができます。そのまま食べられて手軽なので、夏のシーズンはスイカを味方にダイエットを頑張りましょう。

無糖&無脂肪ヨーグルト

無糖&無脂肪ヨーグルトもダイエット中に積極的に摂りたい食品のひとつです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、善玉菌を増やして腸内環境を改善し、便秘解消や体脂肪解消に効果的です。腸内環境が良くなると腸の運動量が増え、基礎代謝が上がって痩せ体質につながります。

ただしヨーグルトでも甘みがあるものや、フルーツがたっぷり入ったものはカロリーも糖分も高いのでダイエットには向きません。糖分や脂肪分を含まないものを上手にチョイスしてください。

コーヒー

コーヒーにはカフェインをはじめ脂肪燃焼を促したり、運動前に飲むと消費カロリーがアップする成分が多く含まれているため、ダイエットに効果的です。

さらにコーヒーに含まれているポリフェノール成分のひとつえあるクロロゲン酸は食後の血糖値の上昇を抑え、体内を活性化して脂肪燃焼を促進する働きがあります。

ただしカフェインを過剰に摂取しすぎると、カフェイン中毒を引き起こし頭痛や腹痛などを起こすことがあるので、飲みすぎには注意が必要です。目安としては1日にコーヒーカップ5杯までが上限なので、適度にコーヒーを飲んでダイエットに役立ててください。

セロリはマイナスカロリーではないがダイエットに最適

今回はセロリで痩せることができるのか、その謎について検証を行いました。結論としてはセロリを食べただけでは痩せませんが、ダイエットに効果的な栄養素を豊富に含んでいるため、ダイエット食品としてはかなり優秀だということがわかりました。

食物繊維が豊富で腹持ちも良く、スープやサラダなど手軽なレシピで調理しやすいのも嬉しいポイントです。最近ではスーパーでも手に入れやすいため、ダイエッターの方はこれからセロリを日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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