シリアルのカロリー・糖質は？太る？ダイエットできるのか調査！

主に朝食や軽食で食べられることの多いシリアルですが、そのカロリーは意外にも高く、太る原因になったという声を多く聞きます。シリアルは牛乳や豆乳をかけるだけで食べられるので調理の手間がなく、ダイエットに向いているのなら是非とも取り入れたい食材です。

本記事ではそんなシリアルのカロリーや糖質はどれくらいなのか？またシリアルを使ったダイエットは可能なのか？などをまとめてみました。

シリアルのカロリーと糖質は種類によって変わってきます。今回は分かりやすいように知名度のある商品のカロリーと糖質を例として見ていきます。

シリアルのカロリーを種類ごとに調査するとオールブランは約133kcal、コーンフレークは約150kcal、フルーツグラノーラ約177kcalです。これらのカロリーを見ると低いのでは？と思いがちですが、忘れてはいけない重大なポイントがあります。それは、牛乳や豆乳などのカロリーをプラスすることです。

シリアルはそのまま食べるのではなく、牛乳や豆乳をかけることが多い食べ物です。牛乳や豆乳は種類によってカロリーが違いますが、おおよそ牛乳のカロリーは200mlあたり140kcal、豆乳のカロリーは200mlあたり100kcalです。ですので、先ほどのシリアルのカロリーと合わせると270kcal～310kcal程となります。

糖質制限ダイエットが流行っている中、カロリーだけではなく糖質も気になるところです。結論からいうと、シリアルは糖質が高く糖質制限ダイエットには向いていません。理由としては原料のメインが穀物であることが挙げられます。

シリアルの糖質は牛乳200mlをかけたとしてコーンフレーク約100g、ミューズリー約34g、グラノーラ約80g、クランチ約75g、オートミール約70gです。1日の糖質量が150～200gと言われており、ミューズリー以外はどれも半分近くの値です。ダイエット中や軽食として摂るには、少し高めの糖質量と言えるでしょう。

しかし、シリアルの中には糖質カット商品が数多く販売されており、太ることが気になる人は是非そちらをチェックしてみて下さい。

シリアルはカロリー・糖質どちらとも高いと言われていますが、ダイエットには向いているのでしょうか？ここでは栄養素である食物繊維の効果とおすすめのダイエット方法そして予測される注意点などを調査しました。

シリアル自体には脂肪燃焼効果はないということを覚えておきましょう。あくまで健康的にバランスよく栄養を取り入れ、適切なダイエットができるという仕組みです。すでに身体に蓄えられている脂肪を燃焼させるためには、食べ物ではなく適度な運動が必要です。

ただし、シリアルは直接ではなく間接的な脂肪燃焼効果が期待できます。シリアルの原材料である小麦やオーツ麦にはビタミンB1が含まれており、新陳代謝を上げる効果が期待されるからです。直接脂肪燃焼はしませんが、脂肪燃焼を助ける効果があるのです。

シリアルの原料である小麦やオーツ麦には食物繊維がたくさん含まれているため、2つのダイエット効果が期待できます。1つ目は腸内環境を整えることで、太りにくい身体を作ってくれます。太りやすい人は食べる量に対して排出する量が少なくため込みがちです。腸内をスッキリさせて内側から痩せやすい体質を手に入れることが大事と言えるでしょう。

もう一つは食物繊維には糖質の吸収を穏やかにする効果です。近年、特定保健用食品ことトクホで脂肪の吸収を抑えるという作用があるという商品が売られていますが、これは食物繊維の働きによるものです。

シリアルをダイエットとして活用するおすすめ方法は、1日3食のうち1食をシリアルに置き換えることです。ここで注意すべきポイントは、シリアル＋〇〇〇のように何かと一緒に食事するのは避けるべきだと言う点です。シリアルは炭水化物ですので、他の食事と一緒に摂ってしまうとすぐにカロリーオーバーしてしまいます。

また一番効果が得られるのは、朝食をシリアルにすることです。朝はなかなか時間がなくて、朝食を抜く人も多いかもしれません。しかし、栄養もあるシリアルを朝に摂ることによって、カロリーや糖質を一日かけてきちんと消費させていくことができます。

間食は悪いとみられがちですが、正しく間食をすると肉体的にも精神的にも良い影響を及ぼします。カロリーの高いスナック菓子やチョコレートを食べるよりは、ヘルシーで満足感の得られるシリアルを間食にした方が良いでしょう。

特にナッツやドライフルーツが入っているシリアルは、ヘルシー且つ食物繊維やミネラルが豊富なためダイエットで偏りがちな栄養素も補給できます。またナッツ類はよく噛むことで満腹中枢が刺激され腹持ちがよく、血糖値の上昇もゆるやかにしてくれます。

シリアルでダイエットを行うときに注意すべき点は、どんなシリアルを選ぶかということです。まずダイエット中に選んではいけないシリアルは、コーンフレークとグラノーラです。殆どの人はシリアルと聞くと、コーンフレークとグラノーラの2つをイメージをするでしょう。

しかしこれらの中にはチョコレートでアレンジされていたりフルーツ味だったり、さらには大量の砂糖でコーティングがされていたりするので、カロリーが高く太る原因になってしまいます。なるべく素材そのものを使っている、糖質カットされているシリアルを選ぶようにしましょう。

シリアルダイエットにおすすめな種類を聞かれた時、最初に思い浮かべるのはスーパーなどで多く販売されているコーンフレークとグラノーラでしょう。ですが、ここは同じ仲間にあたるオートミールやミューズリーという種類のシリアルの方に注目すべきです。ここからは、これらのシリアルを詳しく調べていきましょう。

オートミールとはオーツ麦を脱穀して潰したもので、原材料の殆どオーツ麦だけというシンプルなシリアルです。穀物＝炭水化物であり100gあたり約380kcalと、一見ダイエットに向いているとは言えません。では、何故ダイエットにおすすめだと言われているのでしょうか？それはオートミールのGI値が55と低いからです。

白米GI値が84という事からも、オートミールの数値が低い事は一目瞭然です。GI値とは？という人の為に簡単に説明すると、GI値とは血糖値の上昇を示す値で、GI値が高ければ血糖値が上がりやすく低ければ上がりにくいです。血糖値の上昇は体脂肪の蓄積に繋がるので、なるべく上昇を緩やかにすることはダイエットにとって好ましいと言えます。

オートミールダイエットは、身体に必要不可欠の栄養を摂りつつも、その栄養を体脂肪にしにくいダイエットです。昔から一定のファンがいるダイエット方法の一つですので、試してみるのも良いでしょう。

最近ヘルシーなシリアルとして、ミューズリーに注目が集まっています。ミューズリーはオートミールをベースにドライフルーツやナッツ類を混ぜ合わせたシリアルです。栄養価が高く他のシリアルと比べてカロリーが低いので、ダイエットに向いていると言われています。

ミューズリーは栄養が摂れて更に糖質やカロリー低く、朝の時間が無いときでも手軽に食べられるので人気があります。基本的に味付けがされていないため、メープルシロップやハチミツをかけたりなどして、自分の好みの味にすると良いでしょう。太ることが気になる人は、牛乳をかけるだけでも美味しくいただけます。

大多数の方はシリアルと聞くと、コーンフレークとグラノーラを思いつくかも知れません。しかしこの2つはカロリー・糖質が高くダイエットには不向きです。コーンフレークの原材料はトウモロコシで炭水化物成分である為、ダイエットにおすすめできません。

グラノーラは大麦やライ麦を使っており低カロリーではあるが、砂糖でコーティングしていることが多くこれもまたダイエットにおすすめできないでしょう。

しかし、コーンフレークやグラノーラはカルシウムやビタミンが豊富に含まれているので、栄養面から見れば身体に良い食べ物と言えます。ダイエットではなく、手軽に栄養を補給したいという人にはおすすめです。

シリアルはごはんや食パンに比べカロリーが高いですが、ダイエット時に不足しがちな栄養素を補ってくれます。また一食置き換えや間食など、食べ方に気を付ければダイエット食品として活用できるでしょう。太るには太る原因があるので、これを効果的に潰す事がダイエット成功への近道です。皆さんも健康的なダイエットを心掛けましょう！