2019年09月28日公開
2024年09月28日更新
不二家ミルキーのカロリーと糖質!他のお菓子とカロリー徹底比較
不二家ミルキーのカロリーと糖質を紹介します。甘くて美味しいミルキーは食べ過ぎたら太るのかを検証します。飴やクッキー、チョコレートなど、他のお菓子に含まれるカロリーと糖質量も紹介します。高カロリーのお菓子の太りにくい食べ方も解説します。
ミルキーは不二家のロングセラー
ミルキーは、不二家店舗以外のスーパーやコンビニでも手軽に買えて、大人も子供もファンが多い商品です。人気の理由は、昔から変わらない優しいミルク味と、かわいいパッケージデザインです。60g入りと120g入りの袋、七粒入りの箱で販売されています。
ミルキーの長い歴史を振り返ってみましょう。令和に元号が変わった今でも幅広い年齢層から人気のミルキーは、昭和から愛されているお菓子です。意外と知られていないミルキーの原材料も紹介します。
昭和から続く歴史あるお菓子
ミルキーは1951年(昭和26年)に発売されました。発案者は不二家の初代社長の林右衛門氏です。沼津工場を再建し、ミルキーの原材料の水あめと練乳を製造します。昭和24年~25年頃から約2年の間、約100種類もの試作を繰り返しました。開発段階ではミルキーは「ジョッキー」という商品名でした。
販売にあたり、ジョッキーの名は変更になります。牛乳そのままの味を生かして作っていることから「ミルキー」という名前が生まれました。最初は不二家銀座店で販売され、昭和27年から小売店への卸売りが開始となり、不二家の名が全国に拡がりました。
カルビーのかっぱえびせんやグリコのキャラメルも、ミルキーと同じく昭和からのロングセラー商品です。
ミルキーの原材料は?
ミルキーの原材料はパッケージの裏に記載されています。水あめ、加糖練乳、上白糖、生クリーム(乳成分を含む)、植物油脂、牛乳、食塩、乳化剤が含まれています。お菓子の原材料は、香料や着色料を使用しているものが多いですが、ミルキーには含まれていません。
ミルキーのクリーミーな甘い香りと、きれいな白い見た目は、生クリームと加糖練乳が生み出しています。原材料だけ見てもカロリーや糖質の高さが気になります。ダイエット中や糖質制限中の人は、食べ過ぎに気を付けた方がよさそうです。
アレルギー特定原材料は、加糖練乳のみ含まれていますので、アレルギー体質の子供が間違って口に入れてしまわないように注意しましょう。
ミルキーのカロリーと糖質
ここからは、ミルキーに含まれるカロリーと糖質を詳しく見ていきます。1粒が小さいので、食べ終わったら次の1粒、と長時間続けて食べ続けてしまいがちです。1粒あたりのカロリーと糖質は、どのくらいなのでしょうか?さらに、1袋食べきると太るのかどうかを検証していきます。
ミルキーのカロリー
1粒あたりのカロリーは約15kcalで、低カロリーです。しかし、120g入りの1袋を全て一気に食べたとすると、ラーメン1杯分と同等のカロリーになります。食べ過ぎた場合は、運動量を増やしましょう。カロリーの摂り過ぎで太るのを予防できます。
ミルキーを食べ過ぎてしまったと感じた時は、太ることのないように摂取カロリーと消費カロリーを計算してみましょう。
ミルキーの糖質
ミルキーのパッケージに糖質の表示はありませんが、1粒あたり2.9gの炭水化物が含まれます。糖質は、炭水化物から食物繊維を除いた分です。ミルキーは小麦粉などを使っていないので、1粒あたりの糖質は2.9gです。
糖質は体の中で消費されずに残ると、インスリンの働きで脂肪になります。脂肪の蓄積が太る原因になり、病気を引き起こす可能性も高くなります。
ミルキーと他のお菓子のカロリー比較
お菓子の種類 | 商品名 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|---|
ミルキー | ミルキー/不二家 | 15kcal | 2.9g |
飴 | 男梅/ノーベル | 16kcal | 4.0g |
ハイチュウ | ハイチュウ/森永製菓 | 19kcal | 3.8g |
キャラメル | ミルクキャラメル/森永製菓 | 21kcal | 3.8g |
グミ | 果汁グミぶどう/明治 | 11kcal | 4.4g |
チョコレート | ダース(ミルク)/森永製菓 | 21kcal | 1.8g |
クッキー | ムーンライトクッキー/森永製菓 | 43kcal | 5.2g |
ビスケット | ビスコ/グリコ | 19.6kcal | 6.4g |
ミルキー1粒のカロリーは約15kcalで低いことがわかりました。他のお菓子のカロリーは、どのくらいでしょうか?人気のある商品をピックアップして、カテゴリー別に1粒(1枚)あたりのカロリーと糖質を紹介します。
飴
飴といっても色々な種類があります。市販されているフルーツ味やのど飴などシュガータイプの飴は、平均すると1粒約15kcalです。ミルキーも飴の一種ですが、生クリームや練乳などから甘味を出しているので、カロリーが低くなっています。
ノンシュガーやシュガーレスの飴もありますが、カロリーは変わらず1粒約15kcalです。このような種類の飴は糖質を抑えられます。
ハイチュウ
ハイチュウは、森永製菓株式会社が販売するチューイングソフトキャンディです。ハイチュウの味の種類は、期間限定商品を合わせて9種類あります(2019年9月現在)。公式HPによると、ハイチュウのカロリーは、どの味も全て1粒あたり19kcalです。糖質を含む炭水化物も味ごとに変わらず全て3.8gです。
しかし、すッパイチュウ(レモン味)だけは例外ですので、注意してください。カロリーが20kcal、炭水化物(糖質)が4.1gと、どちらも他の味より高いです。ダイエット中の人は太る原因になりますので、避けた方がよいでしょう。
ハイチュウは1本12粒入りですので、12粒食べると約228kcalです。ご飯2.5膳分、6枚切り食パン2枚分と、ほぼ同じカロリーになります。
キャラメル
キャラメルは、砂糖と水あめを加熱と攪拌して、練乳や小麦粉、ショートニング等と一緒に煮詰めてあります。香料も含まれます。森永製菓のミルクキャラメル1個あたりのカロリーは約21kcalです。1粒約15kcalのミルキーより、キャラメルのカロリーは高めです。糖質を含む炭水化物は3.8gです。
生クリームを多く使う生キャラメルは、1粒あたり9kcalと低めですが、糖質が3.7gと非常に高いです。糖質を摂りすぎると太る原因になります。キャラメルを食べ過ぎたときは、ご飯の量を減らすなどの調整が必要です。
グミ
グミは果汁やジュースなどをゼラチンで固めたお菓子です。明治の果汁グミぶどう味のカロリーは1袋あたり167kcalです。1袋に15個程度入っていますので、果汁グミのカロリーは、ぶどうが1粒あたりの約11kcalで、温州みかんは11kcal、青りんご味10kcalです。
ハリボーグミは粒が小さく、カロリーは1粒あたり約8kcalです。噛み応えのあるハード系グミですので、噛む回数が増えて満腹感を得られます。一度に食べる個数を決めて食べれば、ダイエットにも有効です。
チョコレート
チョコレートはカカオマスやココアバターをベースとし、種類によって糖類や乳製品などが含まれます。森永製菓のダースで比較すると、ミルクとビターの1粒あたりのカロリーが21kcalで、白いダースは20kcalです。ミルキーや飴、グミと比べると、チョコレートは口どけが良いので、すぐに食べ終わってしまいます。
板チョコは1枚で279kcalを摂取することになります。チョコレートの脂肪は吸収されにくく、カカオポリフェノールは脂肪蓄積を抑える効果があります。太るのを防ぐためには、食事と食事の合間にカカオ成分の高いチョコレートを一欠片だけ食べましょう。糖質ゼロ、糖質オフのチョコレートもおすすめです。
クッキー
クッキーは、小麦粉を主原料として砂糖やバターなどを合わせて作る焼き菓子です。日本のクッキーは、糖分と脂分を全体の40%以上含んでいるものと定められています。森永製菓ムーンライトクッキーのカロリーは、1枚あたり43kcalで、糖質が5.2gです。チョコチップやナッツ類が入っているクッキーはカロリーも糖質も高くなります。
カロリーと糖質を抑えたい人におすすめのクッキーは、小麦粉ではなく全粒粉、おから、そば粉を使ったクッキーがおすすめです。
ビスケット
ビスケットはクッキーと同じ意味です。 しかし、日本の菓子業界では、糖分や油分が多めの手作り風の外見のビスケットを、クッキーと呼びます。ここでは、ビスケットという商品名で販売されているものをピックアップしてカロリーと糖質を紹介します。
グリコのビスコは酵母入りビスケットです。1枚あたりのカロリーは19.6kcalです。1袋に三枚入りですので、1袋食べると約60kcalです。ビスコなどの小麦粉と砂糖をふんだんに使うお菓子は糖質が高くなります。1枚あたりの糖質は約6.4gです。ビスケットは軽い食感で、ついつい食べ過ぎて太る危険性が高いです。
ミルキーのカロリーは思っていたより低い!?
ミルキーは1日に2~3粒食べるだけなら低カロリーなお菓子です。太るのが不安な人は、仕事中や作業中に延々と食べ続ける食べ方はやめましょう。食事と食事の間の空き時間に1粒つまんで空腹をしのぐ食べ方がおすすめです。この食べ方ができるのであれば、ミルキー以外の他のお菓子でも急激に太ることは避けられます。
ダイエット中や、カロリーと糖質を制限するためにミルキーを我慢していた人は、食べ方を工夫してみましょう。