2019年09月03日公開
2024年09月26日更新
鶏軟骨のカロリーと糖質!軟骨唐揚げは高カロリーで太る?
鶏軟骨はコリコリした食感が人気の焼き鳥メニューです。やげん軟骨はヘルシーなことで知られていますが、タレや塩で味付けしたときや唐揚げにしたときのカロリーや糖質の数値が気になります。今回は鶏軟骨のカロリーと糖質を詳しく調べてみました。
鶏軟骨は高カロリーなのか?
鶏軟骨は焼き鳥店や串焼き店の人気のメニューで、コリコリとした食感と食べ応えがあることからお酒のおつまみとしても好まれています。一般の方でもスーパーなどから生の鶏軟骨を購入して自宅で焼き鳥や唐揚げにして味わっている家庭も多いといわれています。
鶏肉はカロリーが低いといわれていますが実際にどのぐらいのカロリーがあるのか気になるところです。今回は鶏軟骨のカロリーを他の部位と比べてみたいと思います。さらに調理したときのカロリーや糖質、高カロリーになる食べ方、低カロリーで食べるポイントなども紹介します。
鶏軟骨はやげんと呼ばれる部位
焼き鳥店・串焼き店のメニューは鶏の色々な部位で提供され、とりもも・せせり・ねぎま・ぼんじり・レバー・砂肝・ハツなどがあり軟骨も人気メニューの一つです。鶏軟骨にはやげんと呼ばれるやげん軟骨とゲンコツと呼ばれる膝軟骨があります。
やげん軟骨は鶏の胸骨にある2本のささみ部分に挟まれている胸骨の先端部分で、細長いものやY字の形をしていて、串焼きで提供されることが多くコリコリとした食感で食べ応えのある部位です。膝軟骨は軟骨の唐揚げというメニューで提供されることの多い部位で、一般的に両者は別のメニューとして扱われています。
軟骨は意外と低カロリー
焼き鳥メニューの定番であるとりもものカロリーは100gあたり約200kcalといわれています。鳥軟骨のカロリーは100gあたり54kcalで鶏肉の部位と比べてもかなり低カロリーなのがわかります。
他の部位は、ぼんじりが約170kcal・皮が約161kcal・ねぎまが約80kcal・ハツが約65kcal・レバーが約41kcal・砂肝が約34kcalで鶏軟骨は他の部位と比べても低カロリーでヘルシーなことから、焼き鳥や串焼き店で常に人気上位にランクされています。
鶏軟骨のカロリーと糖質
鶏軟骨は焼き鳥メニューの中でも低カロリーということがわかりましたが、焼き鳥に調味して味付けされた後の数値ではありません。ここでは焼き鳥店や串焼き店で焼き鳥として提供された場合のカロリーや糖質量を紹介します。
カロリー
鶏軟骨のカロリーは100gあたり54kcalと紹介しましたが、これは調理する前の平均的なカロリー数値でやげん軟骨として提供される場合にはカロリーが違ってきます。
もちろん焼き鳥店や串焼き店の料理方法でも違いがあり、鳥貴族は1本あたり約59kcal、やきとり竜鳳のタレは1本あたり42kcal・塩は1本あたり約35kcalとなっていて、焼き鳥1本を50gに換算すると鳥貴族は約118kcal、やきとり竜鳳はタレ84kcal・塩70kcalとなり、調理法によりカロリーに違いがでてきます。
糖質
鶏軟骨の糖質は100gあたり僅か0.4gでほとんど糖質は無いといえます。これは調理前の数値でタレや塩で味付けして提供されるので当然糖質量が上がります。やげん軟骨をタレで焼き鳥にした場合には糖質が4.5gになるものもあり、調理前に比べ10倍の数値に跳ね上がるので糖質量を気にする方は塩がおすすめです。
鶏軟骨は唐揚げにすると高カロリーになる
鶏軟骨はタレや塩で味付けされ提供されますが、最近ではゲンコツの膝軟骨と同じように唐揚げで提供するお店も増えてきています。また唐揚げのメニューが豊富なコンビニでもやげん軟骨の唐揚げを販売していて注目を集めています。
軟骨唐揚げのカロリー
やげん軟骨の唐揚げのカロリーは100gあたり141kcalで、焼き鳥の場合にはおよそ100g・100kcalなので100gで1.4倍の数値になるということです。唐揚げの材料の揚げ油や片栗粉・小麦粉などを使うことで数値がかなり上がるというこがわかります。
一人前平均は131.5g・185kcalとされていて、ローソンのやげん軟骨唐揚げは320kcal・セブンイレブンのおつまみ鶏のなんこつ揚げは274kcal・ファミリーマートの軟骨唐揚げは283kcalとなっていて、焼き鳥店や串焼き店で提供される商品より、コンビニの唐揚げのほうがかなり高いことがわかります。
軟骨唐揚げの糖質
やげん軟骨唐揚げの糖質は焼き鳥店や串焼き店で提供されるものが一人前平均131.5gで糖質8.17gです。調理前の糖質が0.4gなのを考慮すると、唐揚げに使用される材料の油や片栗粉・小麦粉、味付けに使われる調味料が大きく影響していることがわかります。
コンビニ唐揚げの一人前の糖質は、ローソンのやげん軟骨唐揚げの糖質は23.1g・セブンイレブンのおつまみ鶏のなんこつ揚げの糖質は16.6g・ファミリーマートの軟骨唐揚げの糖質は22.5gとなり、コンビニの唐揚げはかなり糖質が高いことがわかります。
軟骨唐揚げの低カロリーレシピ
- やげん軟骨・200g
- 唐揚げ粉・大さじ1
- 塩・少々酒・大さじ1
- サラダ油・少々
- やげん軟骨・塩・酒をビニール袋に入れて良く揉み込む
- さらに唐揚げ粉を入れ、振りながらやげん軟骨に混ぜ込む
- オーブントースターの天板にアルミホイルを敷き、サラダ油を薄く伸ばしたらやげん軟骨を並べ200度で20分位焼き、軽く焦げ目がついたらできあがりです
唐揚げを作る場合には油で揚げる必要がありますが、そのためにカロリーが高くなってしまいます。軟骨唐揚げのカロリーを抑えたい場合は油で揚げないレシピです。
お店などで提供される唐揚げとは異なりシッカリとした衣は付きませんが、オーブンレンジで焼き上げれば薄皮のコンガリとした軟骨唐揚げができあがります。油をヘルシーなものを使えばさらに低く抑えることができます。
鶏軟骨を低カロリーで食べるポイント
やげん軟骨を美味しく低カロリーで食べるポイントを解説します。鶏軟骨は味付けする調味料により変わるので、ダイエット中の方など糖質が気になる場合には注意して食べましょう。また一緒に楽しむお酒も糖質が低いのもがおすすめです。
タレを付けて食べるのは避ける
やげん軟骨をヘルシーに食べるなら塩がおすすめです。タレには醤油・みりん・お酒など色々な調味料が使われている場合が多く結果的にカロリーや糖質が高くなってしまい、たくさん食べれば太る原因となります。また甘くて美味しいつけダレはカロリーが高くなっているので、ダイエット中の方は絶対に避けたほうが無難です。
それに比べ塩は調理前からほとんど上がらないのでヘルシー志向の方にはおすすめです。塩コショウだけの味付けなので軟骨の旨味をダイレクトに感じることができます。
塩分過多に気をつける
やげん軟骨の美味しさを堪能できる塩の味付けですが、塩分の取り過ぎは禁物です。日本人の塩分摂取量が多い傾向にあり、塩分の取り過ぎによる病気や疾患が多いことで知られています。
塩分の取り過ぎると血液中の塩分濃度が高くなり、血液量が増え大量の血液を流すために血管の壁に高い圧力が加わる高血圧になる可能性があります。高血圧は色々な病気の原因となることが多く、動脈硬化・腎臓病・尿路結石・骨粗鬆症などの疾患を引き起こす原因になる可能性があります。
低糖質のお酒と組み合わせる
ダイエット中の方などカロリーや糖質が気になる場合には低糖質のお酒と組み合わせて楽しみましょう。やげん軟骨がいくらカロリーが低くてもお酒をたくさん飲んでしまえば、結果的にカロリーをたくさん摂取することになり糖質もたくさん吸収することになります。
おすすめはウイスキーや焼酎などの蒸留酒やワインなどです。ただしウイスキーや焼酎の蒸留酒はアルコール度数が高いので飲み過ぎには注意が必要で、ワインは赤ワインの辛口が低糖質です。ビール・日本酒・紹興酒・チューハイ・カクテル・サワー・梅酒などの甘いお酒は糖質が高くなっています。
鶏軟骨のカロリーと糖質は食べ方で変わる!
今回は鶏軟骨のカロリーや糖質、高カロリーになる食べ方、低カロリーで食べるポイントなどを紹介しました。鶏軟骨はカロリーが低く糖質もほとんど無いヘルシーな食べ物で、焼き鳥メニューの中でも人気があります。
タレや塩など味付けして調理すればカロリーや糖質量は変わり、唐揚げは大幅にアップするのでヘルシー志向の方にはお勧めできません。カロリーが気になる方は塩がおすすめで、タレなどをつけずシンプルに味わいましょう。