一升瓶のサイズはどれくらい?一升瓶を贈る時の包みの参考に

一升瓶には様々な種類がありますが、酒類によってサイズは異なります。特に一合瓶サイズはお歳暮などにも欠かせないので、正しい包み方を知っておくことも重要です。そこで一升瓶のサイズや保存方法から、贈る時の包み方などについて詳しく解説していきます。

一升瓶のサイズはどれくらい?一升瓶を贈る時の包みの参考にのイメージ

目次

  1. 1一升瓶のサイズをわかりやすく解説!
  2. 2一升瓶のサイズは尺貫法に基づいている
  3. 3一升瓶を贈る時の参考に寸法を知っておこう
  4. 4一升瓶を箱に入れて贈ることはできる?
  5. 5一升瓶で日本酒を保存するときの基本知識
  6. 6一升瓶のサイズは基礎知識として知っておこう

一升瓶のサイズをわかりやすく解説!

日本酒や焼酎はもちろんのこと、みりんやしょうゆなどといった調味料を入れる際にも重宝されている一升瓶は、日々の暮らしに欠かせないアイテムのひとつです。ペットボトルの普及によって一升瓶の活躍の場は減少しつつありますが、現在では贈り物として用いられることもあると言われています。

一升瓶にはさまざまな種類がありますが、そのサイズもバリエーションに富んでいます。のし紙や風呂敷などの袋で包めば贈答品として使うこともできるので、今回は一升瓶の基礎知識や贈る時の包み方などについて分かりやすく解説していきます。興味のある方は是非参考にしてみてください。

一升瓶のサイズは尺貫法に基づいている

一升瓶を扱う際には、容器のサイズについて知っておくことが大切です。一升瓶の大きさは尺貫法によってそのサイズが定められています。色は用途によってさまざまですが、高さや質量などは古くから同一規格で広く普及しているようです。食酢やしょうゆなどの調味料を入れる際の一升瓶においても同じことが言えます。

一升瓶といえば日本酒のイメージが強いですが、最近ではワインやブランデーなどといった洋酒を保存する際にも使われています。しかし容量や大きさなどを聞かれても具体的な量が分からないという人も多いようなので、ここからは尺貫法の仕組みや一升瓶のサイズについて詳しく紹介していきます。

尺貫法とは?

尺貫法とは日本で古くから重宝されている計量法のひとつで、長さや質量の単位に尺と貫が使用されているという特徴があります。貫という単位は日本独自のものですが尺を活用した計量法は中国をはじめとした東アジア圏などでも広く使われており、体積を計る際には升という単位を使うこともあるようです。

尺貫法は中国が起源と言われています。漢の時代には全国的に体系化され、7世紀頃に日本へ伝来されました。日本では室町時代末期に現在の形が法制化され、江戸時代に統一されたようです。しかし1920年の改正法に伴ってメートル法への規定が進められたため、最近では尺貫法を使うケースは非常に限られています。

一升瓶は何リットル?

一升瓶といえば茶色味を帯びたデザインが特徴的ですが、サイズや容量についてはあまり知られていません。一般的に一升瓶の容量は1.8リットルとなっており、このサイズが正式に定義されたのは明治24年と言われています。厳密には1.80386リットルほどですが、製品表示の際には1.8リットルと記載されています。

みりんやしょうゆなどの調味料が入っている一升瓶のサイズも1.8リットルとなっています。1.8リットルというサイズは徳利にすると約10本分に相当すると言われており、水割りやロックなどでお酒を飲む場合はシングルで60杯ほどになるようです。

一升は何合?

一升瓶のサイズを表記する際には、リットルに加えてという単位を使用するケースも少なくありません。合という単位はお米を計量する場面でも活用されていますが、日本国内では商取引での使用は禁止されています。

お酒やお米などの単位として親しまれている合はリットルに換算すると約180ミリリットルほどで、一升あたり10合に相当します。合の他にも斗や石といった単位があり、10升を超えると合ではなく斗が使われるようになります。一升瓶のニーズは年々減りつつありますが覚えておいて損はないので、基礎知識をしっかり身に付けておきましょう。

なぜ日本酒は一升瓶で売られているのか?

日本酒が一升瓶で売られている理由を知るためには、日本酒の歴史を遡る必要があります。日本酒が造られるようになったのは稲作が広まった弥生時代で、現在のような製法が確立されたのは室町時代以後と言われています。しかしたくさんの人に広まったのは、商人が商品化を始めた江戸時代からのようです。

商品化当時は量り売りが主流でしたが、明治時代に入ると政府が日本酒造りに注力するようになります。その頃に容器として活用されたのが一升瓶です。一升瓶を使えば日本酒の風味が損なわれる心配もないうえに水増し防止にも一役買うので、ペットボトルなどの容器が広く使われるようになった今でも一升瓶が重宝されています。

一升瓶を贈る時の参考に寸法を知っておこう

お祝い事の贈答で一升瓶を贈る際には、その大きさを把握しておくことも重要となってきます。近頃はさまざまなお酒が販売されていますが、お酒の種類や酒造会社によって一升瓶のサイズはやや異なってくると言われています。贈答品に適しているサイズもあるようなので、用途に合った一升瓶を選ぶのも大切です。

一升瓶を贈る時は、風呂敷やのし紙のサイズにも注意が必要です。普段の暮らしの中で一升瓶を風呂敷などの袋で包むケースは少ないですが、実はちょっとした贈り物のデコレーションとして使うことができます。のし紙の大きさにもいくつかの種類があるので、ここからは一升瓶の寸法から風呂敷やのし紙のサイズについて解説していきます。

一升瓶の大きさは?

酒屋などの専門店で一升瓶を手に取ってみると、意外に重量感を感じる人も少なくありません。例えば1.8リットルサイズの一升瓶は空の状態で約1.0kgありますが、日本酒などが入っていると2.0kgほどになります。片手でお酒を注ぐとこぼしやすいうえに瓶を落としてしまう恐れもあるので、徳利などに移し変えて注ぐのがおすすめです。

1.8リットルサイズの一升瓶は約2.0kgほどの大きさですが、4合サイズの場合は日本酒などが入っている状態で1.4kgほどになります。1.8リットルサイズの一升瓶よりもやや軽いですがずっしりとした重量感があるので、一升瓶を持つ際には十分注意してください。

お酒の種類で一升瓶の大きさは違う?

一升瓶の大きさやサイズは、お酒の種類や酒造会社によって異なってくるケースがあります。専門店やネット通販などで取り扱っている日本酒の一升瓶は1.8リットルサイズのものが一般的ですが、やや小さめの4合サイズも販売されています。ラベルのサイズも瓶の大きさによって異なってくるようです。

焼酎の一升瓶も日本酒のものと変わらないサイズとなっていますが、焼酎の場合は900ミリリットルサイズの5合瓶を使うこともあります。お酒を贈る際には受け取る側の好みによって瓶のサイズを変える必要があるので、販売店へ足を運んで店員と相談しながら選ぶというのも重要なポイントです。

風呂敷のサイズは2巾~3巾が基本

一升瓶を贈る際には、包み物として使う風呂敷選びも大切です。瓶を包む風呂敷のサイズは2巾から3巾のものを選ぶのが一般的ですが、しっかり結ぶことができるように少し大きめの風呂敷を使う人もいます。デザインもバリエーションに富んでいるので、包み方をアレンジすればおしゃれな贈り物に早変わりします。

通常は風呂敷をねじりながら包むことが多いですが、袋の素材によって包み方をアレンジするのもおすすめです。例えば花包みという方法は見た目もおしゃれで実用性にも優れているので、お祝いの席などにもぴったりの包み方です。その他にもさまざまな包み方があるので、是非一度お試しください。

のし紙のサイズは?

風呂敷と同様にのし紙にもたくさんの種類があります。のし紙は粗品や記念品などに用いられることが多いですが、贈り物の場面でも重宝されています。サイズもさまざまで、コンパクトなA5のものからやや大きめの中杉判まであります。瓶の大きさによって使用するのし紙のサイズも変わってくるので、用途に合ったものを選ぶのがポイントです。

のし紙の付け方にはいくつかのマナーがあります。のし紙は結婚祝いなどといった慶事の場面で使うことはできますが、弔事で使用するのはマナー違反となります。特に年配者への贈り物の際に間違った贈り方をすると信用を落とす可能性もあるので、くれぐれも注意してください。

一升瓶を箱に入れて贈ることはできる?

酒屋などの専門店では持ち運びしやすいように一升瓶を箱のケースに入れるケースが多いですが、現在ではインターネット上でも一升瓶用の箱を購入することができます。清酒コンテナとも呼ばれており、複数本の一升瓶を贈る際におすすめのアイテムです。使い勝手も良いので、買っておいて損はありません。

箱に入れて一升瓶を贈る時は、のし紙を付けるのが一般的です。ただし正しい付け方を知っておかないと相手への印象を損なってしまう可能性もあるので、相手に失礼にならないようにのし紙を付けることも大切です。初めて一升瓶を贈る人にとっては不慣れな点も多いですが、とても重要なポイントなのでしっかりと身に付けておきましょう。

ネット通販で一升瓶用の箱が売っている

酒屋などの専門店では以前から箱に瓶を入れて納品する方法が主流でしたが、現在ではネット通販でも一升瓶用の箱が販売されています。丈夫で持ち運びの便利なプラスチック製の商品も購入することができるので、複数本の一升瓶を贈る際にもうってつけのアイテムです。

Amazonなどのネット通販サイトでは、プラスチック製に加えてダンボールタイプの箱も取り扱っています。瓶1本用のアイテムもあるので、ちょっとした贈り物をする場面でも使うことができます。ただし10セットからの販売となっているケースもあるようなので、購入の際には十分気を付けてください。

箱で贈る際ののし紙の付け方

箱で贈る際ののし紙の付け方は、箱に直接のし紙を貼る方法が基本です。その場合には水引が書いてある面をラベルの正面と合致するように貼り付けるのがポイントとなってきます。ちょっとした気遣いひとつで相手に与える印象も変わってくるので、正しいマナーをしっかり身に付けておくようにしましょう。

一升瓶用の箱には銘柄が記載されている場合もあります。のし紙を貼り付けると銘柄が隠れてしまうこともありますが、未開封の際はそのまま箱にのし紙を貼ってもマナー違反とはなりません。

一升瓶で日本酒を保存するときの基本知識

一升瓶で日本酒を保存する時は、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。例えばお酒の保存状態は瓶の色によって大きく異なってくるので、お酒の種類に合った一升瓶を選ぶことが非常に重要となります。日本酒は光に弱いという特徴があるので、直射日光の当たらない場所で保存することもポイントです。

一升瓶の日本酒を買ったものの、1日では飲みきれないというケースも少なくありません。日本酒は非常にデリケートなお酒なので、開栓後は風味や口当たりが損なわれてしまいます。空気に触れるとさらに鮮度が落ちる可能性もあるので、小さい容器に移して冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

瓶の色がお酒の保存に影響

一升瓶は1.8リットルサイズなどといった大容量のものが多いので、1日で飲み切ることができない場合も珍しくありません。瓶の色によってお酒の保存状態も変わってくると言われているので、間違った方法で保存しておくとお酒の味わいが落ちてしまう可能性もあります。

日本酒や焼酎などの美味しさをキープするためには、茶色や緑色などの瓶に入れて保存するのがおすすめです。直射日光の当たらない場所に置いておけば長期にわたって保管することもできますが、青色や透明な瓶は長期保存に適していないので注意してください。

日本酒の保存は遮光がポイント

日本酒は光に弱いという特徴があるので、遮光できる場所で保管するのがポイントです。紫外線に当たると日光臭という不快な匂いが出てしまい瓶の中の日本酒が変質する恐れもあるので、日光をシャットアウトすることができる茶色や緑色の瓶を使うようにしましょう。

遮光に適している瓶がない場合は、新聞紙などで包んで保管しておく方法でも美味しさを長持ちさせることができます。一升瓶サイズのものは飲み切るまでに時間がかかるので、最後まで美味しく味わうためにもしっかり遮光して保存するようにしてください。

小さい容器に移して冷蔵庫保存

1人暮らしをしている方には、小さい容器に移して冷蔵庫で保存する方法がおすすめです。冷蔵庫の大きさによっては一升瓶が入らないこともありますが、ガラス製の容器であれば小さい冷蔵庫でも難なく保存することができます。

一升瓶のサイズは基礎知識として知っておこう

一升瓶の基礎知識や贈る時の包み方などについて分かりやすく解説してきました。お歳暮やお中元の贈り物としても活用される一升瓶は、日本酒や焼酎などの保存に欠かせない存在となっています。サイズにもいくつか種類があるので、自分の用途に合ったものを選ぶのが非常に重要です。

風呂敷や箱を使えば、相手にも喜ばれる贈答品に早変わりします。正しい保存方法を身に付けておけば開栓後も美味しく頂くことができるので、今回の記事を通じて一升瓶の基礎知識や贈る時の包み方などが少しでも伝われば幸いです。

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