2019年07月28日公開
2024年09月24日更新
【100均】ダイソーのプリンターインクは使える?詰め替え方も!
ダイソーでは詰め替え交換用のプリンターインクも販売されています。100均で手に入るのは有難いですが、正規品や純正品以外でも問題なく動作するのでしょうか?そこで今回はダイソーの100均プリンターインクは本当に使えるのかを徹底調査しました。
目次
100均ダイソーのプリンターインクとは?
ダイソーにはカラープリンター用のインクやカートリッジが取り揃えられております。ダイソーなので100均かと思いきやカートリッジのお値段は200円で、詰め替え交換用のプリンターインクは100円で販売されているとの事でした。と言っても実はコレだけでも相当にお得なのです。
という事で、まずダイソーで販売されている100均のプリンターインクが、一体どういった商品なのかを簡単におさらいしておきましょう。
詰め替え用とカートリッジタイプがある
ダイソーでは、詰め替え用のプリンターインクとインクカートリッジを取り扱っています。先程申し上げた通りお値段は詰め替え交換用のプリンターインクが100円で、インクカートリッジがそれぞれ200円で販売されています。純正や正規品の値段を知っている方は、まさかコレが100均で販売されているとは夢にも思わないでしょう。
セリアやキャンドゥでもプリンターインクは買える?
因みに同じ100均ショップであるセリアやキャンドゥでもプリンターインクの販売はされているのか?というと、これはNOです。100均ショップで詰め替え用プリンターインクや交換用インクカートリッジを購入できるのはダイソーのみで、他の100均ショップでは一切取扱いがありません。
過去にセリアやキャンドゥでもプリンターインクが販売されていた事があったのですが、この商品はかなり薄利らしく、メーカーもかなりの数を取って貰わないと採算が取れないらしいのです。その希望に沿えるのは100均でも最大手ダイソーだけで、結局残り2社はプリンターインクの販売から撤退する事に成ったと言われています。
100均ダイソーのプリンターインクの種類
では早速100均ショップであるダイソーで販売されているプリンターインクの種類を紹介していきましょう!ダイソーでは家庭用カラープリンターで有名なキャノンとエプソン、そしてブラザーの交換用プリンターインク用品を取り揃えております。その他のメーカーのプリンターインクは販売されておりませんのでご注意下さい。
エプソン用詰め替えインク
こちらはエプソンのインクジェットプリンターの詰替え用インクです。ブラック・ライトシアン・シアン・イエロー・ライトマゼンダと、勿論ではありますが全てのカラーが用意されております。これ1個でおよそカートリッジ約3〜5個分のプリンターインクが含まれており、それでいてお値段は100円です。
ただし、この詰め替え交換用プリンターインクを使用するにはちょっとしたコツが必要です。詳しくは後程ご説明しますが、純正品や正規品の様に簡単に新しいモノへ交換できるという訳では無いのです。ですが、その手間を掛けてでも充分な程の安さですので、このやり方は覚えておいて損は無いでしょう。
エプソン用リサイクルカートリッジ
ダイソーではプリンターインクの他に、交換用のリサイクルカートリッジも販売しております。こちらはエプソンのプリンター用のカートリッジで、お値段は1つ200円で販売されています。こちらも勿論全色のカートリッジが用意されておりますので、詰替え用プリンターインクを購入される際に全色分購入して置くのが良いでしょう。
バラで購入される場合に注意して頂きたいのが、シアンとライトシアンです。どちらも聞き慣れない色なので、前もってどちらのカートリッジが必要なのかを覚えておかないといけません。間違えて購入してしまうと、インクカートリッジを差し入れてもエラー表示が出てしまいます。
エプソン用染料インクリサイクルカートリッジ
こちらも同じエプソムのプリンター用のリサイクルカートリッジなのですが、こちらは染料インク専用のカートリッジと成っております。
プリンターに使われるインクには染料と顔料の2種類のインクが存在しており、必ずどちらかのインクのみを使用する設定に成っています。故に顔料インクのプリンターにこの染料インクのカートリッジは使用する事が出来ません。
これは逆も然りで、染料インクを使用するプリンターには顔料インクのカートリッジを使用する事は不可能です。そしてカートリッジにも専用のICチップが埋め込まれておりますので、当然使いまわしは出来ません。なので必ず事前にご自身のプリンターの仕様と型番号を控えてから購入する様心掛けましょう。
キャノン用詰め替えインク
こちらはキャノンのインクジェットプリンター専用の詰め替えプリンターインクです。こちらも当然ながら全色分のインクが販売されており、これ1個でカートリッジ約2〜8個分のインクを補充する事が出来ます。詰め替えのやり方などはエプソンのインクと全く一緒なので、後程の説明を御覧下さい。
万が一にも無いとは思いますが、絶対にキャノン用とエプソン用を間違えて購入する事がない様にして下さい。もし間違えて購入してしまった場合も、絶対に他社製品用のプリンターインクを使用してはいけません。エラーを発動するどころかかなり高い確率で故障の原因と成ってしまいますので、くれぐれもご注意を。
キャノン用リサイクルカートリッジ
こちらはキャノンの交換用リサイクルカートリッジです。プリンターインクを詰め替える際は必ずしもこのカートリッジが必要に成るわけではなく、純正品のカートリッジをそのまま使用する事も出来ます。では何故このカートリッジがダイソーで販売されているのかと言うと、インク交換時にカートリッジがエラーを発症する可能性があるからです。
リセットしたり取り外したりでまた読み込む事もたまにあるそうですが、一度エラーを発祥したカートリッジはそのまま天国へと召される可能性が非常に高いと言われています。その際にこの交換用カートリッジを使用するという訳です。
しかしながらそんな交換用カートリッジにも関わらず、このカートリッジをプリンターが認識しない場合も御座います。また、インク残量検知機能をリセットしないと使用出来ないなど、このカートリッジを使う場合もそれなりに手間が必要に成る事は覚えておきましょう。
キャノン用染料インクカートリッジ
こちらも同じくキャノン用の染料インクカートリッジです。ダイソーではエプソンとキャノンの両メーカーの対応商品を3種類ずつ用意しており、価格は何れも同じ価格で販売しております。100均のダイソーにも関わらず200円で販売されている商品だからでしょうか、染料インクカートリッジはどちらも立派な箱に入っています。
こちらも注意点はエプソンと同様です。またダイソーの店員さんはあくまでも100均ショップの定員さんで、家電量販店の店員さんではありません。よってプリンタの事を聞いても分からない場合が殆どですので、ダイソーを訪れる前には必ずプリンターのインクの種類を調べておきましょう。
ブラザー用詰め替えインク
こちらはブラザー社製のインクジェットプリンターに使用する事が出来る詰め替え様プリンターインクです。同じく25mlのインクが入った商品なのですが、ブラザーのプリンターの場合はコレ一本でカートリッジ約2〜3or4個と、キャノンやエプソンのプリンターと比べて少ない設定と成っております(これについては次章のブラザー様カートリッジのところで説明します)
こちらもブラザー社製のインクジェットプリンターにしか使用する事ができません。プリンターにはインクジェットとレーザーの2つのプリンターがありますので、ご自分のプリンターがどちらのタイプかを確認しておきましょう。因みに一般的に販売されているプリンターの殆どはインクジェットで、レーザーは割と値段の高いものばかりです。
ブラザー用リサイクルカートリッジ
こちらはブラザー用のリサイクルインクカートリッジです。見るからにサイズが大きなこのカートリッジですが、ブラザーのカートリッジはエプソンやキャノンと比較するとかなり大きめに作られているのです。その分インクカートリッジを交換する際の金額も高く、純正や正規品だと数千円は下りません。
国内の家庭様プリンターのシェアはエプソンとキャノンで大多数を占めており、その残りの一角をこのブラザーが担っているといった感じです。故にこの3社以外の製品についてはダイソーでは取扱いが御座いません。HP等のプリンターをお使いの方は、残念ではありますが別の方法を探してみることをおすすめ致します。
100均ダイソーの詰め替え用インク交換方法
ダイソーで100均のプリンターインクを購入したは良いものの、実際にどうやって純正カートリッジにインクを詰め替えたら良いのだろう?と、不安に思っている方も少なくないと思います。そこで、ここからは実際にダイソーの詰め替え様プリンターインクを、正規品のカートリッジに詰め替えるやりかたについて説明していきます。
手順自体は然程難しくはありませんが、間違ったやり方だと材料が無駄に成ってしまうので、正しい手順をしっかりと覚えておきましょう。
詰め替え前に準備しておくもの
詰め替え作業を行うなら、100均でインクの他にも穴あけ用の工具とゴム手袋を購入しておきましょう。どちらもダイソーに売っていますので、インクを買いに行った際にダイソーでGETしてください。勿論同じ100均であるセリアやキャンドゥの物でも問題有りませんし、100均で無くても既にお持ちの工具があればそちらで大丈夫です。
あとは新聞紙を何枚か広げておきましょう。作業途中どんなに注意しても必ず幾らかはインクが飛ぶか跳ねると思いますので、後で困らない様に事前に新聞紙を敷いて置くのがベターです。また、服装も汚れても構わない服に着替えておくことをおすすめします。
既存のカートリッジに穴を開ける
まずは純正や正規品等の既存のカートリッジに、100均で購入した穴あけ工具を使って穴を開けていきます。穴をあける場所は上記の写真を目安にして下さい。画像でも分かるようにインクカートリッジのお尻の部分からインクが染み出してくるので、必ず何かを敷いた上で穴あけ作業を行いましょう。
詰め替え用インクを注入する
続いてダイソーで購入した詰め替え用インクを注入して行きます。純正品や正規品のカートリッジは詰替えを前提に作られていない為、残念ながら中身が見えない仕様に成っています。実際どれだけのインクがカートリッジの中に入っているのかが分かりませんので、溢れ出さない程度で止めておくのがベターです。
後は穴の部分をシールで埋めて上げればOKです。ただし、そのままではインクの残量を認識しないので、インク残量の認識機能をキャンセルする必要があります。コレに関してはネットで検索していただくと見つかりますので、そちらを参考に行って下さい。
100均ダイソーのプリンターインクと正規品・純正との違い
一通りの作業が済み、ローコストでプリンターインクを無事交換する事が出来ました。では今回交換したダイソーの100均プリンターインクと、正規品や純正品のプリンターインクには実際にどの様な違いが有るのでしょうか?
正規品・純正との画質の違い
正規品や純正品に使われているインクの成分や配合は、一切メーカーから明らかにされていません。なので実際のところダイソーの100均プリンターインクは、純正品や正規品のインクの色とは似てはいますが同じ色ではありません。故に実際にプリントアウトした際は画質として違いが出てしまいます。
そのプリンターの能力を最大限に発揮する為には、やはりダイソーの100均プリンターインクではなく純正品を使うべきですが、それも写真等をプリントアウトする場合に限りです。白黒プリントや単純にパソコンの画面をプリントアウトする程度であれば、全く以て問題は有りません。
プリンターやパソコンにエラー表示が出る!?
リサイクルカートリッジによってはプリンターからエラー表示が出る場合があります。画像のようにそのまま使用出来る警告の場合も有りますが、中にはカートリッジを認識しない場合も稀にあると言われています。これはカートリッジとプリンターの相性か、若しくはカートリッジのICチップが元々ダメだった可能性があります。
コレばかりはダイソーの100均商品である以上覚悟して置かなければ成りません。メーカーは純正品を推奨しており、ダイソーで販売されている様な100均プリンターインクを認めていません。メーカーはダイソーが100均でプリンターインクを販売している事を苦々しく思っている事は間違いないのです。
故障してもメーカー保証の対象外
ダイソーの100均プリンターインクやリサイクルカートリッジを使用し、その結果プリンターが故障したとしてもメーカーは何の保証もしてくれません。プリンターの説明書には必ず純正品や正規品のインクを使用する様にとの説明書きが記載されておりますし、正しい使用方法で無かった場合は保証の対象外に成る事も記されています。
100均ダイソーのプリンターインクの注意点
最後に100均インクの注意点を幾つか説明しておきます。これらは100均インクの特製上絶対に避けては通れませんので、万が一どれか1つでも引っかかる部分がある場合は、100均インクの使用は避けた方が良いかも知れません。
写真画像の印刷には不向き
先程も軽く触れましたが、100均のインクは写真の様な細かな色合いを映し出す印刷には不向きです。そもそも100均のインクという事で質的には余り良いものとは言えません。故に美しさを追求するような写真の印刷にはそもそもが不向きであるのです。
インク残量がうまく認識されない
こちらも先程申し上げた通りです。ICチップによって残量管理がされている以上、その機能をキャンセルしないとプリンターを使う事が出来ず、この機能をキャンセルすると今後インク残量がどれ位残っているかの確認が出来なく成ります。
ノズルが詰まりやすくなる!?
また、こちらも残念な事にノズルが詰まりやすく成る可能性が高いです。これは早い話がインクの質の違いです。純正品のインクは高いだけ有って100均のプリンターインクよりも遥かに高品質なインクが使われています。そのインクを使用する事を前提に作られている為、安物のインクを使用し続けると詰まりやすく成ってしまうのです。
100均ダイソーのプリンターインクを使うかは自己判断!?
今回はダイソーの100均プリンターインクについて紹介しました。その価格差はかなり魅力的ではありますが、それなりにリスクが伴う事も事実です。故に使用するか否かは自己判断と成ります。良く考えて、自分はこれが良いと判断した方のみが使用される事をおすすめします。