レピキュリアンは吉祥寺で話題のケーキ屋！ミルフィーユの値段や味は？

お洒落なカフェや感度の高いショップが立ち並ぶ吉祥寺の街で、ひと際行列ができている人気パティスリー「レピキュリアン」。テレビや雑誌の手土産特集やスイーツ特集で何度も取り上げられるお店で、スイーツ好きなら知らない人はいません。

このセクションではまだレピキュリアンを知らないという方のために、レピキュリアンの基本情報からおさらいします。

吉祥寺のレピキュリアンといえば、新聞、テレビ、雑誌など数々のメディアにひっぱりだこの有名店です。人気テレビ番組「林修のニッポンドリル」で手土産にしたい洋菓子特集に登場したことも記憶に新しくテレビの放送以降ますます知名度を上げ、お店にはいつも多くの人が溢れています。

インターネットの美味しいケーキ屋さんランキングでも必ず上位にランクインすることでも有名で、スイーツ好きの間では外せない定番のお店となっています。中でもミルフィーユが美味しいと評判で、吉祥寺在住の人のみならずわざわざ遠くからでも足を運ぶ人が絶えないそうです。

レピキュリアンのオーナー兼パティシエは、パリのミシュランを獲得したレストランでシェフをしていたこともある有名人金子哲也さんです。埼玉県出身の金子さんはお父様の影響で調理学校を卒業した後ルコント、シェ・シーマ、オーボンビュータンといった名門に勤め、さらなる修行をすべくフランスに旅立ちます。

パリの有名レストランのプラディエ、マルク・ヴェイラで経験を積んだあと、2つ星レストランであるジャック・カーニャではシェフパティシエも勤めました。

合計3年半にわたるフランス修行の後1996年に吉祥寺にレピキュリアンをオープンさせました。腕利きのシェフが作るケーキが評判を呼び、本物のケーキを食べたいならレピキュリアンというのは有名な話です。ちなみにレピキュリアンの店名をフランス語で書くと「L’Epicurien」、意味は美食家、快楽主義者だそうです。

吉祥寺にあるレピキュリアンの店舗にはケーキを販売するスペースのほか、店内で美味しいケーキとドリンクを楽しめるイートインスペースも用意されています。イートインスペースは8席のみと少ないためいつも満席ですが、出来たてのケーキを楽しみたいなら並んででも利用する価値があります。

イートインの向かいはオープンキッチンなので調理の様子を眺めることもできます。ちなみにレピキュリアンの美しいケーキをSNSでシェアしたい方も多いと思いますが、基本店内は撮影禁止なのでご注意ください。

レピキュリアンでは原則ケーキの予約はできません。そのため、店舗を訪れケーキを選ぶ形になります。レピキュリアンのオープン時間は11：00～ですが、大体の流れとして12：00～焼き菓子類、13：00～ケーキ類、14：00～カフェが開始するようなのでお目当てのスイーツがある場合は売り切れる前に早めに訪れるのがおすすめです。

ただしクリスマスケーキや誕生日ケーキなどのホールケーキは予約が可能です。レピキュリアンを訪れ予約したいケーキを注文しておくと、指定日に受け取ることが可能です。ケーキの受け取りも12：00～営業時間内となりますので、ケーキの種類や値段等などの詳細は店員さんに尋ねてください。

続いて大切なアクセス方法ですが、レピキュリアンは吉祥寺南口からほど近い場所にあるため電車でも訪れやすいのが嬉しいです。

詳しく説明するとJR吉祥寺駅を降り井の頭通りのドン・キホーテ吉祥寺駅前店とスーツカンパニー吉祥寺店の間の道を入って、井の頭公園へ抜けるまでの途中にあります。時間にすると吉祥寺駅を降りてから3分ほどで到着します。

レピキュリアンの店舗は店の名前が入ったシックな黒いファザードが目印です。初めて訪れる方は少々わかりにくいかもしれませんが、お店の前には常に行列ができていることでも有名なので遠くからでもすぐに見つけられると思います。駐車場はありませんので、車で行く方は近くのコインパーキングを利用しましょう。

レピキュリアンの営業時間は12：00～19：00、定休日は月曜日、火曜日、水曜日、木曜日です。実質金曜日～日曜日しか営業しておらず、時間も短めなので営業時間には争奪戦が予想されます。さらに定休日には関係なく急にお休みになることもあり、予定していたのにお店が閉まっていたということもあるようです。

レピキュリアンでケーキを購入できるのは簡単ではありませんので、レピキュリアンを目的に訪れる方はお店のSNSなどをチェックしてから行くと安心です。レピキュリアンのケーキを買いたいのになかなか買えない、というレア感も魅力になっているようです。

ここからはレピキュリアンで人気のケーキを取り上げます。いつも行列が絶えないことで有名なレピキュリアンではショーケースにケーキが並んだそばから売れていくので、全てのケーキメニューが並んでいることは希ですが今回紹介したケーキを見かけたらチェックしてみてください。気になる値段も記載しているので、参考にしてください。

レピキュリアンの看板メニューであり、お店で不動の人気NO.1がミルフィーユです。林修先生のテレビ番組で紹介されたケーキこそミルフィーユで、実際林先生も大のお気に入りだそうです。テレビで放送されて以来人気はますます高まり、週末の営業日をめがけて大勢の人がミルフィーユを求めて行列を作っていることでも有名です。

ミルフィーユといえば何層にも重なったパイ生地が特徴のケーキですが、レピキュリアンではよりサクサク感を生み出すため生地を寝かせて折り込み寝かせる工程を3日かけて行います。生地を何度も折り込んでは寝かせることでサクサクを超え、パリパリの食感を生み出しているのです。

究極のサクサク食感のパイ生地に対するこだわりはクリームにも生かされ、パイ生地がクリームの水分でしっとりしないようカスタードクリームの中に水分量が少ないバタークリームを入れる工夫がされているそうです。トップに飾られているのはフレッシュなマスカットとピスタチオで、彩りの美しさと清涼感をプラスしてくれます。

生地からクリーム、トッピングにまで全てにこだわった究極のミルフィーユは、翌日に食べてもサクサク感が残っています。レピキュリアンのミルフィーユは味わいもビジュアルの美しさも文句のつけようのない完璧さで、一度食べるとほかのお店のものでは物足りなくなるそうです。

レピキュリアンのミルフィーユには2種類ありベーシックなミルフィーユの他に、クリームとトップにフランボワーズをあしらったミルフィーユ・オ・フランボワーズもあります。どちらも値段は540円と決して安い値段ではありませんが、値段に見合う十分価値がある一品です。

レピキュリアンの人気ケーキ、続いて紹介するのはタルトフリュイルージュです。フリュイはフルーツ、ルージュは赤色を意味し、苺やフランボワーズ、ブラックベリー、ブルーベリーなど赤い色のフルーツをじっくり味わい深く仕上げて、サクサクのタルト生地の上に目にも美しく贅沢に盛り付けたケーキです。

通常のタルトフリュイルージュだと普通のカスタードクリームの上にフルーツを乗せることが多いのですが、レピキュリアンではカスタードクリームの代わりにベリークリーム＆酸味の効いたサワークリームの2層仕立てに仕上げているのでよりフレッシュ感が増しています。

フルーツのフレッシュ感を引き立てる最高の組み合わせだと言って過言はありません。軽い食感のタルト生地と甘酸っぱいフルーツのハーモニーが抜群で、小ぶりなケーキということもありあっという間に完食してしまいます。値段は1個450円、ミルフィーユの値段よりはややリーズナブルです。

タルトフリュイルージュは見た目もお姫様のようなメルヘンな可愛さなので、手土産にすると喜んでもらえること間違いなしです。華やかで見栄えも良いのでレピキュリアンで出会えたら、ひとつは入れておくことをおすすめします。

オペラはレピキュリアンのスペシャリテ的存在で、ファンにも絶大な人気を誇るチョコレートベースのケーキです。コーヒー風味のシロップを染みこませた生地の間にガナッシュクリームと濃厚なチョコクリームを交互に挟み、グラッサージュという製法で全体をチョコレートコーティングしています。

つやつやと美しいグラッサージュを作り出すには相当の腕前が必要ですが、数々の指折りレストランで修行を積んできたオーナーパティシエの手にかかるとまるで宝石のような美しさです。気品と風格を兼ね備えたレピキュリアンのオペラは、ショーケースに並んでいたら選ばずにはいられません。

オペラの値段は1個430円です。買ったばかりのオペラは店内のイートインスペースでいただくことも可能です。コーヒーの値段が480円、紅茶の値段も500円とお値頃なので、時間に余裕のある方は出来たての美味しさを味わってみてください。

正統なフランス菓子を得意とするレピキュリアンで根強い人気を誇るのがガトーバスクです。フランスで特別な日のケーキとして食べられてきたガトーバスクはサブレに似た厚めの生地を型に敷き込み、クレムパティシエールというカスタードベースのクリームを詰めて焼き上げたケーキです。 

作るのに時間も手間もかかりシンプルゆえにお店のレベルがわかるケーキですが、さすがレピキュリアンのガトーバスクはほどけるように柔らかなクリームとサクサクの生地とのコンビネーションが絶妙に仕上がっています。一口食べると後引く美味しさで、次から次へと手が伸びてしまいます。

ガトーバスクは生ケーキに比べて日持ちがするので、手土産にする方も多いそうです。センスの良いチョイスに一目おかれること間違いなしです。値段は1個450円です。

最後にレピキュリアンでケーキを堪能できたラッキーな方々の口コミを紹介します｡実際に食べたリアルな感想なので参考になります。

レピキュリアンの味について「気高さと優しさが同居した美味しさ。」「レピキュリアンのケーキを食べたら味わいが濃く、食べごたえが十分。やっぱり都内屈指のケーキ店です。」「レピキュリアンのケーキはどれも美味しくて絶品。」という声が多く寄せられていました。いかに美味しいのかがわかります。

中には「レピキュリアンというスイーツ好きにとって天国のようなパティスリーに行ってきました。口の中に広がる幸福感が半端ないです。クッキーとガレットも持ち帰ったからしばらく幸福感でふわふわしています。」という口コミや「都内のケーキ屋で一番好き。どれを食べても間違いなく美味しい。」など手放しで絶賛している声が上がっていました。

特にレピキュリアンの名前を有名にしたミルフィーユに関しては「ミルフィーユが美味しすぎる。」「ミルフィーユの多幸感は半端なく、他のケーキ屋さんで買えないレベル。」「ミルフィーユは全てが凄まじい一体感！確かに甘い愉悦であった。」といった口コミが多数投稿されていたのでみなさん満足していることが伺えます。

ただやはり待ち時間に関しては相当並んで買った方も多く「レピキュリアンでケーキ買うのに1時間半並んだ。」「テレビの影響でますます行列が長くなった気がする。」「17時頃お店に行ったらほとんどのケーキがなかった。」「1時間並んだけどお目当てのミルフィーユは買えなかった。」などの口コミが上がっていました。

確実に購入したい方は紹介した焼き上がり時間を目掛けて訪れることをおすすめします。いつでも行列が耐えることがないお店ですが、金曜日の午前中であれば比較的列が短いそうなので覚えておきましょう。

今回は都内随一の有名パティスリー、レピキュリアンを取り上げました。食べログでも2年連続名百店に選ばれたり、メディアにも頻繁に紹介されますます人気が高まっているようです。数々の名門で修行を積んできたオーナーパティシエが作るケーキはまるで芸術品のような美しさと美味しさが共存した逸品揃いです。

フランスの伝統的なケーキをはじめタルトやカヌレなどの焼き菓子はどれを選んでもハズレがないと評判で、特に看板メニューである最高品質のミルフィーユは見かけたら必食です。レピキュリアンのケーキで甘く幸せな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？