ハスカップの味と食べ方は?北海道のお土産にピッタリの商品も紹介!

ハスカップという名前の果物を聞いたことがありますか?ハスカップはそのほとんどが北海道で生産されている、別名「不老長寿の果実」と呼ばれる栄養豊富な果物です。傷みやすいため生で見ることは北海道ですら滅多にないというこの果物は、一体どんな味がしてどんな食べ方ができるのでしょうか?ハスカップの基本情報からこの果物をふんだんに使った北海道のおすすめのお土産までたっぷりと紹介します。

ハスカップの味と食べ方は?北海道のお土産にピッタリの商品も紹介!のイメージ

目次

  1. 1ハスカップとは?
  2. 2ハスカップの食べ方
  3. 3ハスカップを使った北海道ならではのお土産
  4. 4ハスカップは北海道特有の魅惑の果実

ハスカップとは?

ハスカップとはスイカズラ科の落葉低木に生る果実で、見た目は青紫色をしており細長くしたブルーベリーといった感じです。小粒で1cmほどの球状であるブルーベリーに対して、この果物は丸みを帯びた楕円形で1.5cmほどの長さがあります。

そんなハスカップは本州以西の地域では目にする機会すら無いであろう非常に珍しい果物です。一体この果物にはどんな特徴があるのか、その名前の由来や産地など基本的なことから紹介していきます。

アイヌに伝わる栄養豊富な木の実

ハスカップはアイヌ民族の間で古来より「不老長寿の果実」と呼ばれていた栄養豊富な木の実で、かつては北海道内の各地に群生していました。そんなハスカップの原産地はシベリアと言われていて、北海道に飛来する渡り鳥が種を運んできたと地元生産者は見ています。

原産がシベリアというだけあって生育条件が特殊な果樹であり、冬はマイナス20度を下回り、さらに夏は30度以上にならない場所でしか育ちません。まさに北海道だからこそ広い地域に根付くことができた植物なのです。さらに地盤がゆるい泥炭地や湿地帯でも良く育つ特性も、湿地の多い北海道に根付けた大きな特徴です。

そんな生命力の強い植物だけあってその実には豊富な栄養が含まれています。抗酸化ビタミンであるビタミンEやビタミンC、抗酸化作用だけでなく眼精疲労にも効果的なポリフェノールや、鉄、カルシウムといったミネラルなど、生活習慣病の予防やアンチエイジングにとても効果のある文字通りの「不老長寿の果実」なのです。

名前の由来

ハスカップの名前の由来は、古来よりアイヌ民族が珍重していたことからもわかるようにアイヌ語から来ています。ハスカップはアイヌ語で「枝の上にたくさん生る物」を意味する「ハシカプ」が語源と言われているのです。

またハスカップは生産の盛んな地域での昔からの馴染みの名前として、「ユノミ」という愛称で呼ばれているといいます。こちらも「細長い実」を意味するアイヌ語の「エノミタンネ」が由来と言われているのです。このことからも、ハスカップがいかにアイヌの人達とつながりの深い果物であったかが良くわかるといえるでしょう。

産地と旬の時期

ハスカップの自生地は北海道の苫小牧を中心とした勇払原野のような低地の湿地帯周辺と、大雪山や知床などの高山から亜高山にかけての地域です。本州以南でも標高の高い地域で見かけることができます。ただし自生のハスカップはその数を激減させていて、現在では苫小牧や勇払を中心とした農場で栽培されたものが中心となっています。

北海道では薄黄色の花を5月中旬から6月上旬にかけて咲かせ、花が終わると黄緑色の実が徐々に成長してきます。やがて青紫色に色付いて6月下旬から8月中旬に旬を迎えます。熟した実はデリケートで傷が付きやすいばかりか傷みやすく、時間を置くと液状化してしまうほどです。そのため生のままでは滅多に店頭に並ぶことはありません

ハスカップはブルーベリーよりも皮が薄くて酸味が強めで、後味はスッキリしているのが特徴です。水分含有量も多いため食べた瞬間その甘酸っぱさが口全体に広がります。さらにその味は土壌の影響を受けやすい性質があり、同じ農場で生産された実でも木が植えられている場所によって微妙に味が異なることも珍しくないといいます。

品種改良によって近年は甘味が強い品種も出てきているだけでなく旬の時期には農場でハスカップ狩りも楽しめるので、生の摘みたてを味わってみたい方は旬の時期の北海道に訪れてみるのがおすすめです。

ハスカップの食べ方

ハスカップは生のままで保存するのが難しいため、通常は加工品を購入して食べることが一般的です。運良く生で入手できてもすぐに傷んでしまうため、その日のうちに食べ切ることが望ましいです。そんなハスカップにはどんな食べ方があるのでしょうか?おすすめの食べ方を紹介します。

生で食べられる?

ハスカップを生で入手するのは大変ですが、ハスカップ狩りができることからもわかるように生でも食べることができます。生での食べ方は冷やしてそのまま頂いたり、ヨーグルトに入れても美味しく味わうことができます。そのまま凍らせる食べ方もシャーベットのような食感を楽しむことができるのでおすすめです。

ジャムにする

ハスカップはそのままだとやや酸味が強い為、砂糖などの甘味を加えてジャムにするのもおすすめの食べ方です。甘酸っぱいジャムをお菓子やパンとともに食べても、ヨーグルトなどの乳製品とともに食べてもとても良く合います。もちろん自分で作るのではなく、すでにジャムとして加工された商品を購入しても楽しめます。

スイーツに使う

ハスカップの特産地の苫小牧周辺ではスイーツで食べさせてくれるお店が多くあるように、自宅でもいろいろ作ってみるのもおすすめです。ジャムをパンケーキにトッピングしたり、ジェラートにしてパフェを作ったりと、食べ方の工夫次第でさまざまなスイーツを作って楽しむことができます。

スムージーにする

ハスカップの生はもちろん、冷凍物でもぜひ試したい食べ方がこのスムージーです。ミルクや豆乳、麹甘酒をベースにしたり、お好みでヨーグルトやはちみつ、そのほかのベリー類を加えるなど、さまざまな楽しみ方ができます。バナナやりんごといった他の果物とも相性が良いので、ミックススムージーにするのもおすすめの食べ方です。

ハスカップを使った北海道ならではのお土産

ハスカップを使った北海道ならではのお土産品にはさまざまな種類があります。せっかくお土産を買うのであれば、その土地でなければ手に入らないような特別なお土産を選びたいものです。ハスカップを使ったお土産はまさにピッタリの商品ばかりです。そんなおすすめのお土産を口コミとともに紹介します。

もりもと ハスカップジュエリー

株式会社もりもとの看板商品の一つでもあるのがこのハスカップジュエリーです。誕生してすでに50年というロングセラー商品でもあります。地元の素材でもりもとらしいお菓子を作ろうと社員が考えたことがきっかけで、もりもと創業地の千歳近くにあった勇払原野に自生していたハスカップから生み出されました。

ハスカップジャムを贅沢に甘いクッキーで挟んだお菓子で、果物本来の爽やかな酸味をしっかりと味わえるようジャムの甘さを控えめに抑えた一品です。ビターなブラックココアクッキーを使った大人の味わいの、ハスカップジュエリープレミアムブラックなどもあります。ワインやウイスキーとの相性も良いおすすめのお土産です。

口コミ

Twitterでも「大好き」「1人で10個食べたい」といった声だけでなく、「北海道土産ならイチオシ」とすすめる声も多く見られます。中には「物産展でその美味しさに驚いた」という声もありました。通販でも取り扱いがあるため、食べてみたいという方はそちらから注文するのもおすすめです。

こだわりのもり、おいしさのもと morimoto|北海道千歳市の菓子工房 もりもとのウェブサイトへようこそ – 北海道千歳市の菓子工房 もりもとのウェブサイトです。北海道産素材を使用した、ハスカップジュエリー・トマトゼリー・ゆきむしスフレ・ケーキが人気です。

もりもと 太陽いっぱいのハスカップゼリー

株式会社もりもとからもう一品、こちらも人気の太陽いっぱいのハスカップゼリーを紹介します。「太陽いっぱいシリーズ」のゼリーは、名水百選にも選ばれたナイベツ川湧水を水系に持つ「支笏の伏流水」を使い、口溶けの良いゼリーに仕上げています。

このゼリーも素材であるハスカップの特徴を活かすことで酸味と糖度のバランスが絶妙な仕上がりになり、味にもメリハリがある美味しいゼリーです。一瞬にして口の中で溶けるゼリーは後味もさっぱりとしていて、気持ちの良い余韻が残るおすすめのお土産です。

口コミ

Twitterでも美味しいと評判なだけでなく、お店の呼び込みの書き込みも多く見られる商品です。夏の暑い時期以外でも書き込みが見られることから、安定した人気がある様子が見て取れます。通販でも取り扱いがあるので、夏の暑い時期だけでなくお風呂上りのデザートにもおすすめです。

共済農場 ハスカップジャム

共済農場のふらのジャム園で生産されている、38種類のジャムの中でも一番人気なのがこのハスカップジャムです。ふらのジャム園の自社農園で完熟するまで栽培された果実を使用して、さらに手作業で作り出された本格志向のジャムです。

富良野では毎年6月末から7月中旬までの約3週間という短い期間しか収穫できません。さらに傷みやすいハスカップの完熟した実だけを収穫するため、熟し具合を確認しながら完全手作業で摘んでいきます。完熟した実で作られるジャムだけあって、ふくよかで美味しい味が自慢のおすすめのお土産です。

口コミ

投稿数はそこまで多くないものの、最も好きなフレーバーとしてすすめる人もいることからその人気振りがうかがわれます。ふらのジャム園内での不動の一番人気という点でも美味しさの程が伺えます。こちらも通販での購入が可能と成っております。

ふらのジャム園公式サイト

千歳ワイナリー ハスカップスイート

千歳ワイナリーはワインの醸造施設を見学できるだけでなくワインのテイスティングも行っております。よってグルメ旅行を楽しむ際には是非立ち寄っておきたい観光スポットの一つです。そんな千歳ワイナリーではぶどうのワインだけでなく、ハスカップを使ったワインの製造も行っております

2019年4月1日にリニューアル販売した千歳ワイナリー自慢のハスカップワインシリーズ。その一つがこのハスカップスイートです。アルコール分は7%と低めに抑えたやや甘口のフルーツワインで、甘酸っぱくフルーティな味わいが魅力です。所在地である千歳市のシンボルでもあるヤマセミのラベルが印象的で、お土産にもおすすめの一品です。

口コミ

Twitterを見ると地元の人にも人気があることが伺えます。5月に札幌市で行われるさっぽろライラックまつりでも、このワインを目当てに訪れる方が少なくないようです。またふるさと納税の返礼品としても使われていることから、地元推奨の名産であることも伝わってきます。通販では楽天でも取り扱っているので取り寄せるのも良いでしょう。

北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー

三星 よいとまけ

苫小牧に本店を構える三星の銘菓がこのよいとまけです。日本一食べづらいお菓子のキャッチコピーで人気のロールケーキで、ロールケーキの中はもちろん外側にまでたっぷりとハスカップジャムが塗られているのが特徴です。その為ナイフでカットするのも大変という要望に答えてか、最近ではあらかじめカットされた状態で売られています。

このよいとまけは1953年発売というロングセラー商品で、子供からお年寄りまで長く地元で愛されているお菓子です。新鮮な卵をふんだんに使った優しい甘さのスポンジと果実の残った甘酸っぱいジャムの相性は抜群で、甘いものが大好きという方へのお土産として最適の一品です。

口コミ

よいとまけは甘いものが大好きという方には絶品のお菓子ですが、一方で「殺人的な甘さ」と表現する声もあるので、甘いものが苦手な方は避けたほうが良さそうです。最近ではハーフサイズや個包装の物も販売されているので、お土産にはこのタイプを利用すると良いでしょう。よいとまけも通販で取り寄せ可能なのでぜひ一度味わってみてください。

三星(みつぼし)のハスカップスイーツ|よいとまけ・ハスカップジャムなど、ハスカップを使った大人気のスイーツのお店|

石屋製菓 白い恋人ホワイトチョコレートプリン

北海道のお土産と言ったら石屋製菓の「白い恋人」が圧倒的に有名ですが、そんな白い恋人のホワイトチョコレートを練りこんで濃厚なプリンにしたのがこの商品です。ハスカップの甘酸っぱさと鮮やかな色を活かしたソースがプリンの美味しさをさらに引き出して、二つの美味しさが口の中でとろける一品になっています。

石屋製菓のお菓子は、駅や空港を始めとしたさまざまな店舗のお土産コーナーで購入することができます。直営店の「ISHIYAショップ」も各地にある為、この白い恋人ホワイトチョコレートプリンも購入しやすいお土産です。常温保存が可能なので安心して購入することができるおすすめの一品です。

口コミ

白い恋人は知っていてもこのホワイトチョコレートプリンには驚かされる方も多いようで、始めて見たという声も多数ありました。味の評価はさすが高く、お土産に貰ったという方々も喜ぶ声が多く見られました。ですが甘いものが苦手な方には甘過ぎると感じる方もいるようです。こちらも通販で購入できるのでぜひ一度楽しんでみてください。

ハスカップは北海道特有の魅惑の果実

ハスカップはアイヌ民族の時代から親しまれてきた北海道ならではの果物です。栄養が豊富なだけでなくさまざまな食べ方で楽しめるハスカップは、ジャムやお菓子、ワインなど、新しいお土産もどんどん増殖中です。

一方で生で食べたいと思った時は通常冷凍品以外で入手するのは困難です。旬の時期を選んで北海道に行く以外まず手に入らない貴重な果物なのです。旬のハスカップを堪能してハスカップを使ったお土産を買って帰る、そんな楽しみ方の旅をしてみても良いかもしれません。

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