ブラックルシアンのレシピと名前の由来・意味は?カクテル言葉も
ブラックルシアンはコーヒーリキュールとウォッカを合わせたカクテルになり、味わいは飲みやすさを感じますがアルコール度数は高いお酒としても知られています。コーヒーを日頃飲む方には慣れた味わいが特徴的でしょう。そんなブラックルシアンの名前にはどのような意味や由来があるのでしょうか?基本のレシピから、アレンジをしてバリエーションを楽しむことのできるブラックルシアンの魅力を紹介していきましょう。
ブラックルシアンとは?
苦みと風味を楽しむことのできるブラックルシアンというカクテルを知っていますか?名前は聞いたことがある、または名前すら聞いたことがないという方も少なくないでしょう。お酒を普段から飲んでいる方であれば知っているこのカクテルは、大人の味わいを感じることのできるお酒として男性女性問わず人気の高いカクテルです。
今回はそんなブラックルシアンの歴史や由来等を紐解き、自宅でも簡単に作ることのできるブラックルシアンのレシピ、様々なアレンジレシピまで紹介をしていきます。
ベルギーで誕生
ブラックルシアンは1950年頃にベルギーのブリュッセルで誕生したカクテルです。ブリュッセルでも人気の高いエリアに位置しているホテル・メトロポール内にあるバーで創作されました。ホテルメトロポールは高級感の漂うロビーから客室も広々とし、夜にはバーでお酒を楽しむ方も多いとされています。
ホテルの顧客の一人が食後のカクテルを求めたところ、バーテンダーが即興で創作し提供されたのが始まりです。そのような歴史があることからブラックルシアンは、食後に合うカクテルとしても親しまれています。
名前の由来・意味
名前の由来や意味を知ることで、そのカクテルの持つ歴史が分かるとも言われています。ブラックルシアンの名前の由来や意味には、コーヒーリキュールが使用されていることでお酒の色が黒色であることからブラック、使用されているウォッカはロシアの蒸留酒であることからルシアン、この二つを合わせてブラックルシアンとされています。
このような由来が存在していますが、中には別の意味を持っているとする方も居るようです。赤いロシアの反対の意味として黒いロシアという由来で付けられた説もありますが、立証はされていないためブラックルシアンの本当の由来や意味はなかなか解明されていないようです。
カクテル言葉
カクテルにはそれぞれにカクテル言葉という物が存在します。花には花言葉があるように、カクテルにもそのお酒が意味する言葉があるのです。中には告白のシーンでカクテル言葉を利用する方も居るほどです。
そんなカクテル言葉ですが、ブラックルシアンにも付けられています。ブラックルシアンのカクテル言葉は強敵となり、これをどのように受け止めるのかは飲む人次第です。
甘くて度数の高いカクテル
ブラックルシアンは口当たりも良く飲みやすさを感じますが、アルコール度数が高いお酒になるため飲み過ぎには注意が必要です。カルーアと同様にコーヒーリキュールを使用しており、カルーアも飲みやすいにも関わらずアルコール度数が高いと言うのを聞いたことがある方も多いことでしょう。
ブラックルシアンも同様で飲みやすいですが、ウォッカも使用していることからかなり度数の高いお酒と言えます。その度数は約30度前後とされており、お酒の弱い方であれば一瞬で酔ってしまうレベルと言えます。
カルーアのように牛乳で調節するといったアレンジを利かすことができないため、後ほど紹介をするアレンジやバリエーションを駆使することでアルコール度数を少々下げることが可能です。
コーヒーリキュールとウォッカのみ
ブラックルシアンはコーヒーリキュールとウォッカのみを使用して作るため、とても簡単なことから人気の高いカクテルです。コーヒーリキュールやウォッカはカクテルを作る際に欠かすことのできないアイテムです。そのためどこのバーなどでも扱いをしている場合が多いのも魅力でしょう。食後に是非堪能してみてはいかがでしょうか?
ブラックルシアンのレシピ
ブラックルシアンは前述でも伝えたように、自宅でも簡単に作ることのできるカクテルです。基本的なレシピに加え、美味しく作り出す為のコツも合わせて紹介しましょう。
材料と作り方
作り方も簡単ながら、用意する材料も少ないため自宅でも楽しむことのできるカクテルとして人気が高いのがブラックルシアンです。コーヒーのような色合いでお洒落な雰囲気も感じることができるため、女子会などでも食後に飲み進めることができることでしょう。基本のレシピをしっかりおさえておきましょう。
材料
- ロックグラス
- コーヒーリキュール
- ウォッカ
- 氷
- マドラー
作り方
- グラスにはロックグラスを用意するのがブラックルシアンの基本でしょう。グラスの中には大きめの氷を入れます。
- ウォッカは40ml、コーヒーリキュールは20mlをグラスに注ぎましょう。
- マドラーで軽く混ぜたら完成です。
美味しく作るコツ
カクテルを作る際にはそれぞれに合わせたコツを掴むことで、そのカクテルに合った美味しい作り方をすることができます。ブラックルシアンにも美味しく作るコツが存在しており、ここで紹介していくコツを掴んで美味しいお酒を作ってみましょう。
大きく溶けにくい氷
カクテルの中には氷を使用する種類も少なくありません。氷が溶けることにより美味しさを生み出すお酒もあれば、ブラックルシアンのように氷が溶けることにより味が薄まってしまうのが懸念されるカクテルも存在します。
そのためブラックルシアンに使用する氷には大きめの氷を使用し、尚且つ純水でできた氷を使用することで早く溶けてしまうのを防ぐ効果を持ちます。
好みの比率で割る
レシピで紹介をした分量は基本的なブラックルシアンの分量となります。自分の中でアレンジを加えて、比率を変えることで好みの味わいのカクテルを作り出すことができるでしょう。まずは基本の分量で作り、その後自分好みに変えていくのがおすすめです。
エスプレッソリキュールを使う
リキュールにはコーヒーリキュールを使用すると紹介してきましたが、大人の味わいを豊かに表現したカクテルを作りたいのであればエスプレッソリキュールを使用するのがおすすめです。エスプレッソリキュールにすることで、苦みを加えより一層味わい深いカクテルを楽しむことができることでしょう。
ブラックルシアンのアレンジやバリエーション
ブラックルシアンにはアレンジを加えることで、バリエーションも豊かに楽しむことのできるカクテルとしても人気です。いくつかのアレンジ方法、またバリエーションを見ていきましょう。
ダーティーマザー
ダーティーマザーはブラックルシアンで使用するウォッカをブランデーに変えることで作ることのできるカクテルです。ブラックルシアン同様にお酒とお酒を掛け合わせたカクテルのため、アルコール度数は30度を超えます。
ブランデーを使用することでクセが強くなると思われがちですが、実はブラックルシアンよりも飲みやすいとも言われています。深みのあるアルコールの入ったアイスコーヒーのような感覚で飲むことができるため、普段からコーヒーを飲んでいる方であれば美味しく飲み進めることができるでしょう。
ホワイトルシアン
ブラックルシアンの反対語にもなるホワイトルシアンは、色合いが白いカクテルではなくブラックルシアンの上に生クリームを乗せることでこの名前の付いたお酒です。アルコール度数の高いブラックルシアンですが、生クリームを加えることで度数は少々下がります。女性も飲み進めやすく、お洒落な見た目もまた人気です。
アイスクリームをトッピング
ホワイトルシアンでは生クリームを乗せると紹介しましたが、生クリームの代わりにバニラアイスを乗せても美味しく飲むことができます。アイスの溶けた場所はホワイトルシアンと似たような味わいになり、アイスコーヒーの上にアイスが乗っている光景を見たことがあることでしょう。そのようにアイスを溶かしつつ飲み進めるのもおすすめです。
ゴッドマザー
ゴッドマザーはブラックルシアンに使用されるコーヒーリキュールを、アマレットに変えて作るカクテルです。アルコール度数は少々上がり40度近くになるため、お酒に強いという方は試してみるのも良いでしょう。
ブレイブブル
ブラックルシアンと同様に食後の1杯やデザートにおすすめされているのが、ブレイブブルです。ブレイブブルはブラックルシアンのウォッカをテキーラに変えるだけなので、作り方も簡単で自宅でも手軽に作ることができます。
ウォッカ同様にテキーラもアルコール度数は高い物になるため、飲みやすい甘口のカクテルだからと言っても飲みすぎには注意です。
ルシアン
ブラックルシアンの名前の中にも入っているルシアンは、少々ブラックルシアンとは作る場合に入れる素材が変わっては来るものの人気のお酒です。ルシアンにはウォッカ、ジン、カカオリキュールを用いて作られます。
ココアのような甘い香りと味わいが飲みやすさを引き立てることでしょう。ルシアンはレディキラーと呼ばれるお酒となり、女性を酔わせるカクテルとしても知られています。飲みやすいからと飲みすぎるのには注意が必要と言えます。
ブラックルシアンは香り高い大人のデザートカクテル
ブラックルシアンは見た目の割には飲みやすさもあり、男性女性問わず人気の高いお酒です。ただしアルコール度数は高いため飲みすぎには注意するようにしましょう。
わいに飽きてしまっても、アレンジする方法が幾つもあることから様々なバリエーションで楽しみましょう。ぜひ食後やデザートにはブラックルシアンを堪能してみてはいかがでしょうか?