ひたひたの意味!かぶるくらい・たっぷりなど料理で気になる知識まとめ

「ひたひた」という言葉を知っていますか?ひたひた、かぶるくらい、たっぷりなど料理用語には一見あいまいな意味の言葉がいくつか存在します。あいまいな表現ですが、その匙加減一つで料理の味は大きく変化します。レシピ通りのはずが、想像していた味と違うと感じたときは、あいまいな表現の調味料を見直すことが料理成功への近道です。今回は、そういった気になる料理用語を解説していきます!

ひたひたの意味!かぶるくらい・たっぷりなど料理で気になる知識まとめのイメージ

目次

  1. 1ひたひたなど料理用語の意味について知る
  2. 2ひたひたとはどのくらい?水加減に関する料理用語
  3. 3調味料に関する料理用語
  4. 4ひたひたの分量をきちんとおさえておこう

ひたひたなど料理用語の意味について知る

ひたひた、たっぷり、かぶるくらいといった料理用語を聞いたことがありますか?どれも似たような意味に捉えがちですがそれぞれの料理用語には意味があります。料理の食材や料理方法によって使い分けることによって料理の腕が格段に上がります。

まず最初に煮物などのレシピによく出てくる水加減に関する料理用語を解説していきますので、料理用語の基礎として覚えて新しい料理に挑戦する際にも失敗を恐れず料理を楽しめるようになります。

レシピに登場する料理用語

料理をするときにいろいろなレシピを参考にする人も居ることでしょう。小さじや大さじ、カップのように計量スプーンや計量カップで測れるものは分かりやすいですが、中には適量、ひたひた、かぶるぐらい、といった料理の仕上がりを左右する大切な料理用語も存在します。

こういった表現は作る人の匙加減ですが、ある程度の目安の量を知っているだけで料理の成功率はかなり高くなります。

表現の仕方があいまい?

料理のレシピを見ていると、ひたひた、かぶるくらい、たっぷりなどあいまいな分量の表現が数多く存在します。実はあいまいな表現の料理用語こそ大切な役割をしていて、大きく間違ってしまうと料理の仕上がりの見栄えが悪くなったり、素材の旨味を逃したり、舌触りが悪くなってしまったりと、成功とは大きくかけ離れてしまうことがあります。

日本人がよく使う言葉のさじ加減がまさに重要で、日本料理に関しては職人さんの腕前で料理の出来が大きく左右されるのでとても重要な分量表現でもあり、料理用語としても重要となります。

ひたひたとはどのくらい?水加減に関する料理用語

料理レシピの中であいまいな表現が多いのが、水加減に関する料理用語ですが、ここからはよく耳にする、ひたひた、かぶるくらい、たっぷりの3種類の料理用語を解説していきます。

ひたひた、かぶるくらい、たっぷりといったそれぞれの料理用語は似たような印象ですが、違う分量の目安があります。ここからの説明を参考にして料理や食材によってうまく使い分けましょう。

ひたひた

ひたひたはカボチャ、里芋などの煮くずれしやすいものを煮るときや、落し蓋をして煮物を作るとき、炒め煮をするときにひたひたの水加減という言葉がよく使われる料理用語です。

芯まで火が入りにくく型崩れしやすい食材の下ごしらえや、芯まで味をしっかりとしみこませたいときに使う料理用語なので煮物をよく作る家庭では覚えておくとどんな食材の煮物でも失敗の確率が大きく減ります。

不安から水を多くしてしまうと料理の味が薄くなってしまう原因にもなってしまうので、勇気をもって食材の頭を出すようにしましょう。食材が味のわりに水っぽくなってしまうのもこの水加減が原因の場合が非常に多いです。

ひたひたの口コミ

口コミにもあるようにおおよその水加減で料理している人が多いですが、料理用語においてひたひたとは煮物などを作るときに鍋に入れた食材が、水面から少し顔を出しているぐらいの量です。

ひたひたは食材がすべて水につからないためにしっかりと煮えない状態の生煮になってしまいそうで、ついつい水の分量を多くしてしまいがちですが、ひたひたという表現が出てきたときには落し蓋をつかう工程があることが多く、煮汁の対流を利用して煮るので生煮になってしまうことはほぼありません。
 

かぶるくらい

かぶるくらいは生卵を電子レンジで温玉にする場合を例にあげると想像しやすいと思います。食材が水面から出ない程度の分量がかぶるくらいの分量です。

かぶるくらいの口コミ

口コミのようにひたひたと似た意味の料理用語で「かぶるくらい」という料理用語がありますが全く違うことを意味します。

ひたひたが食材の頭が出るくらいの水分量に対して、かぶるくらいは食材の頭が出ないくらい水につかる量を意味します。分かりやすく覚えるコツはひたひたよりも少しだけ水が多い分量と考える良いでしょう。不安な時は一度ひたひたで様子を観ましょう。
 

たっぷり

ひたひたとかぶるくらい以上に耳にする料理用語が「たっぷり」という料理用語です。たっぷりは水加減だけでなく、ありとあらゆる調味料の分量で使われることが多い料理用語です。たっぷりのお湯で、たっぷりの水で、といった表現の場合はお湯を沸かすのに時間がかかったりしてしまい、料理完成までの時間が伸びてしまいます。
 

たっぷりの口コミ

たっぷりといった表現の目安量は、水やダシの中で食材をゆったり動かせるぐらいの状態のことを意味します。長時間煮込む料理や、アクのある食材をゆでるときに「たっぷりと」という表現が使われることが多いです。たっぷり入れることによってアクがしっかりと水面まで浮いてくるので食材に触れることなくアクを取り除くことが可能になります。

調味料に関する料理用語

水加減に使われる料理用語の表現を解説してきましたが、ここからは塩、こしょうなどの顆粒状の調味料を使うときによく耳にする、ひとつまみ少々について解説していきます。この表現も多くのレシピで耳にしますし、非常に重要な料理用語なのでおさえておきましょう。

ひとつまみと少々は覚えておくと料理の味が安定し自分好みの安定した味が出せるようになるので、非常に便利ですのでここからの紹介を参考にして分量を量れるようにしてください。

ひとつまみ

塩加減の分量表現でよく耳にするのが「ひとつまみ」という言葉です。一般的なひとつまみの定義は、親指、人差し指、中指の3本の指先でつまむくらいの量を意味します。

指先の感覚になってしまうので料理の味付けにも左右される表現ですが、ひとつまみの分量を違う分量で表す場合はレシピ本によって、小さじ約1/8、小さじ約1/5と表現されることが多いです。

これをグラム数で表現すると、約0.6~1gとなりますのでお菓子作りなどで使う電子のはかりがある場合ひとつまみの量を測っておくと料理の味付けが安定します。しかし、ひとつまみはあくまでも目安量なので最終的には味見をして微調整が必要になってきます。

自分なりのひとつまみの感覚が体に染みつくと、計量スプーンを使わなくていいことも出てくるので料理のスピードが速くなると同時にとても細かい味付調整ができるので自分好みの味が作りやすくなります。

少々

ひとつまみよりも多く耳にするのが「少々」という分量の表現です。これは「塩コショウ少々」というような言葉を耳にしたことある人がほとんどだと思いますが、ちょっとであればいいと思いがちですがしっかりとした定義があります。

少々の定義は、親指と人さし指の2本の指先でつまむくらいという定義があります。指の太さや長さで量に差が出てしまいますが、少々のほかの表現は先ほど紹介したひとつまみよりもいろいろな表現があります。平均すると小さじ約1/16だったり、小さじ約1/8であることが多いです。

これをグラム数に計算すると約0.3gから約0.6gぐらいになります。先ほどのひとつまみが指3本であったのに対して少々は指2本なので、ひとつまみよりも少しだけ少ない量と覚えると目安になりやすいです。

逆に、ひとつまみの量を入れる場合は入れすぎを回避するために、少々の分量を基準に様子を見て味を調整することで料理全体の味のまとまりがよくなります。

ひたひたの分量をきちんとおさえておこう

今回はひたひた、たっぷり、かぶるくらいといった料理の水加減にかんするあいまいな表現の目安を紹介しました。これらの水加減の目安は煮物をよく作る我々日本人にとって実は非常に重要な役割となっており、あいまいな表現のさじ加減一つで料理の出来は大きく左右されます。

煮物は和食文化独特のものですが、日本料理の職人さんがつくる煮物の味が繊細なのはこういったあいまいなさじ加減をうまく使いこなし、いろいろな食材に適した調理方法をその都度選択しているからです。それぐらい重要な料理用語を理解しておくと料理スキルが格段とアップします。

さらに最後に紹介した顆粒の調味料を計るときの少々やひとつまみも重要な料理用語で、つかみ方を安定させることで好みの味付けがいつでも再現できるようになり、安定した料理の味付けができるようになります。

今回紹介したひたひた、つかるぐらい、たっぷりと、少々、ひとつまみを理解していろいろなレシピに挑戦しつつ、それぞれをうまく使いこなしてさらなる料理のスキルアップと幅を広げてください!

Thumb米を炊く時の水加減で失敗しない方法とは?指で水の量を量るといい? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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