ワインのコルク栓の開け方!オープナーがない時は?抜けない時の対処も!

ワインの開け方は知っていても、うまく開けられないということはありませんか?格好よくソムリエナイフを使ってみたけれど、うまく開かない、オープナーが抜けない、コルクが割れてしまうという失敗は、いつ起こるか分かりません。そこでワインを失敗が少なく、スマートな開け方、コルクの抜き方を紹介します。これを読んでおけば、抜けないといった失敗がなくなり、オープナーがないという緊急場面にも対処できるようになります。

ワインのコルク栓の開け方!オープナーがない時は?抜けない時の対処も!のイメージ

目次

  1. 1ワインのコルク栓の開け方で困った時に
  2. 2ワインのコルクを開けるオープナーと開け方
  3. 3ワインオープナーがなくて開かない時のコルク栓の抜き方
  4. 4ワインのコルクが抜けない時・失敗した時の対処法
  5. 5ワインのコルクの開け方をいくつか覚えておこう

ワインのコルク栓の開け方で困った時に

ワインを開けることになった時に、慣れている人であればオープナーやソムリエナイフを使って、失敗することなく開けることができます。ただ開けたことのない人、慣れていない人にはワインのコルクの状態や専用の道具を使った開け方扱が分かっていないと、なかなか開かない抜けないという場合があります。

ワインを開けるためにオープナーを差し込んだけれど抜き方が分からない、ボトルから抜けないということも起こり得ます。そうした場面でも対処できるような開け方と、ワインのコルクをスムーズに開けられるように代表的なオープナーを使った開け方を紹介します。

ワインのコルクを開けるオープナーと開け方

ワインの開け方で、基本的な道具のオープナーは数種類あります。開けやすいものをみつけて抜き方が分かってきたら、よりスマートな開け方ができるよう違うオープナーを使ってみるのもおすすめです。

スクリューT字型

手ごろな価格のものからビンテージものまで幅広くあり、シンプルな形状で、一番多く出回っているオープナーがスクリューT字型です。T字型になっていて、スクリューと取っ手という簡易な構造です。スクリュー部分をコルクの中央に差し込み、取っ手を回してスクリューをある程度の深さまで入ったら、オープナーごと引き抜くようにして開栓します

扱いなれていないと、スクリューが斜めにはいって失敗することもあります。また勢いよく引き抜いてしまうと、ワインがこぼれ出ることもあるので抜き方にも注意が必要です。

ソムリエナイフ型

ソムリエナイフは、ナイフ、スクリュー、栓抜きといった機能を1本に収めているサバイバル用品のような道具です。ワインが好きで開け方にもこだわりたい人、格好よく開けたい人におすすめです。

先ず小さなナイフ部分で、ワインボトルにかぶせられたシールを切って剥がします。全体を長く開き、スクリューを差し込んで、T字型と同じように回してスクリューをしっかりと埋め込みます。そして栓抜きのような部分をボトルの縁にかけて、テコの原理で2~3段階に分けた抜き方をします。

開け方に慣れるためには何回か練習する必要がありますが、スクリューを差し入れる位置、深さなどをつかめると失敗なく開けることができます。

スクリュープル型

スクリュープル型は、握力が弱い人やあまり開け慣れていない人におすすめのオープナーです。ワインが好きな石油発掘技術者が開発した道具で、形が地面を深く掘っていくようなデザインになっています。中心にスクリューがあり、それを覆うように筒状のカバーと上部にT字方の取っ手がついています。

抜き方はワインのボトル口をカバーするようにセットし、中央の取っ手を回していくだけで、スクリューが入り込んで開けられるという、使い方も優しいものです。取っ手を反対回しにすれば抜けてきますが、中にはコルクからスクリューが抜けてしまうものもあるので、確認をしてから購入してください。

ウィング型

ウィング型は、コルクがボトルの中に落ちてしまう、スクリューがささったまま抜けなくなってしまうという失敗が少ないオープナーです。スクリュープル型よりは、少し力と経験が必要な開け方ですが、慣れてしまうと女性でも開けやすい道具です。

抜き方は、先ずスクリューの先端がボトル口の中央にくるように、ワインボトルにウィング型オープナーをのせます。そして上の栓抜きのような部分を回してスクリューを差し込んでいくと、左右にある取っ手が、羽を広げるように上がってきます。水平くらいになったら、両方の羽をつかんで下げると抜けてきます。左右均等に力を入れられるので、スクリューが傾くことや、コルクが折れてしまうことを防げます。

完全に抜けないようであれば、再度上部を回して、羽部分を上下させることで、テコの原理で小さな力でもコルクが抜けます。

ハサミ型

ハサミ型のオープナーは、ソムリエナイフ以上に扱いが難しい開け方になります。取っ手の下には長さの違う細い刃が2枚でていて、この2つの刃で挟むようにした抜き方になることからハサミ型と言われます。スクリューが折れてしまった、コルクが固くて開かないという時にも重宝します。

抜き方は先ず長い方をコルクの端から中に差し込みもう一方を対角線の位置に差し込みコルクを挟んで引き抜きます。スクリューで穴をあける必要がないので、ビンテージワインを開栓するときにおすすです。

ビンテージワインは長年ボトルの中でワインが熟成することで、栓部分も経年劣化していてもろくなっている可能性があります。そうした場合に、穴をあけることで割れたり、ボトルの中に落ちてしまったりするのを防いだ開け方をすることができます。

電動式オープナー

簡単に失敗なくワインを開けたいという人におすすめが、電動式オープナーです。細長い筒状になっていて、内部にスクリューが入っています。ワインボトルに被せてから、スイッチをいれると自動でスクリューがコルクに入り、引き抜くまでを道具がしてくれて開かないことがほとんどありません。

ワインを語りながら飲みたいという人には向かないかもしれませんが、握力が弱い人にはおすすめで、一度に何本も開けたいという時には活躍するオープナーです。

ワインオープナーがなくて開かない時のコルク栓の抜き方

アウトドアでワインを飲む時、手土産でワインを持っていったけれど、オープナーがないといった状況でも、ワインの栓を抜く方法があります。知っておくと役立つ抜き方です。

ワインボトルの底を壁に強く当てる

簡単な方法として、壁にワインボトルの底を強く当てて抜く方法があります。ボトルの底にタオルや服などを巻くようにして、クッション性を持たせます。厚底の靴をかぶせるようにして使う、壁面に毛布などを垂らす方法もあります。壁面に底面がまっすぐにあたるように、力を入れて打ち付けます。何回か繰り返すと、コルクが徐々に抜けてきます。

これは、中のワインの液体が栓部分を押し出すように動く力を利用しています。強く壁に打ち過ぎて割れたり、ボトルを傾けてしまい壁に打ち付けるて、ボトルにヒビが入る恐れもあります。ゆっくりと衝撃を与えるイメージで、底面に垂直に壁面が当たるようにしてください。

ナイフを使う

先端が細いナイフを使って、抜くこともできます。用意するものは、ワインボトルの注ぎ口の幅に差し込めるほど先端が細いナイフです。包丁では幅があって先端が差し込めないので果物ナイフなどを使います。コルクの中央にナイフの先端を差し込み後は回りながら引き抜くようにするだけです。

ナイフの刃先がギザギザになっているものであれば回している時にナイフが抜けにくくなるので、よりおすすめです。

鍵を使う

ワインオープナーの代用品に、鍵を使った開け方もあります。鍵は先端から凹凸があるので、コルクに差し込むと抜けにくく、差し込んだら上部をもって引き抜くようにして使います

簡単で身近な方法ではありますが、注意点もあります。鍵が小さすぎる場合や金属部分がやわらかい鍵では、開けることができません。また鍵が刺さったまま、抜くこともできなくなってしまう可能性もあります。大切な鍵や合鍵が作れないようなものであれば、代用品として使わない方が良いです。

ネジ(釘)とドライバーを使う

ネジを使って抜く方法もあります。コルクの中央にネジを差し込み、ドライバーを使ってある程度の深さまで差し込むようにします。その後はドライバーを握って引き抜くか、ペンチでネジの先端をはさんで一気に引っ張り上げます。

ネジはスクリューのようにらせん状の部分が長いものの方が良いですが、長さのある釘とくぎ抜きを使って、同様に使う開け方もできます。ネジや釘を打ち込みすぎると、ボトルに落ちてしまう、割れてしまうということもあるので、少しずつ差し込むようにしてください。

コルクをボトルの中に押し込む

オープナーがなく代用する道具で失敗してしまった、スクリューを使っても開かないという時には、コルクをボトルの中に押し込んで落としてしまう方法があります。ボトルの注ぎ口の直径よりも細長く、マジックペンのようなキャップの天面がある程度、平になっているものを使います。先端に細い部分を当て、ギュッと押し込んでいくだけです。

スプーンやフォークの柄を使うこともできます。滑りやすく落とし込みやすいものもありますが、年代が経ったものは密閉度が高くなっていて、力が必要になる場合もあります。オープナーや代用品を使ってコルクが割れてしまった場合も、落とし込む方法で対処します。

アイスピックを使う

ワインオープナーにはらせん状のスクリューが付いていますが、そのスクリューの変わりに尖った金属製のものを使う方法です。アイスピックのように持ち手もしっかりとあり、細長い部分もしっかりとした強さがあって、曲がらないものなら代用できます。バーベキューであれば鉄串なども使えます。

開け方はスクリューとは違い、尖った部分を斜めに差し込みます。できる限り斜めにすることで、尖った部分の接する部分を多くしておき、差し込んだら、ワインボトルの方も回転させながら抜きます。アイスピックが滑り出てしまうこともあるので、誤って手を指してしまうことのないように気をつけてください。

針金ハンガーを使う

針金ハンガーとペンチがあれば、簡易なオープナーを作って抜くこともできます。針金ハンガーの先端を一度のばし、釣り針のような小さめのフックを作ります。そのフック部分をワインボトルとコルクの隙間に差し込み、前後に動かしながら針金ハンガーを栓部分の底まで届くように押し込みます。

針金ハンガーの先端がコルクの底部分まで届いたら、釣り針上のところをひっかけるようにして再び針金ハンガーを前後に動かして引き抜きます。手間はかかりますが、焦らずにハンガーの釣り針を動かすことで、失敗なく開けることができます。

ワインのコルクが抜けない時・失敗した時の対処法

ワイン専用のオープナーを使っても抜けない時や、スクリュー部分が上手く入らずにコルクが割れるという失敗があり得ます。そうした時の対処法をみていきます。

コルクが硬くて開かない時

ワインは酸化させないために、ボトルの口はしっかりと密閉されています。コルクそのものの乾燥が進むと固くなり、スクリューも差さりにくく開かない、抜けないということがあります。その場合は、ワインボトルごと横にしてしばらく置いておきます。そうすることで、コルクの底面からワインが染み込み柔らかくなります。

ワインによっては、合成樹脂製のコルクで栓をしているものもあります。この場合は気密性が高いので、開かないことや抜けない場合があるので、スクリューでコルクを貫通させてしまうことで、空気が通り抜きやすくなります。

スクリューが折れた時

スクリューのついたオープナーを、差し込んで引き抜こうとしているときに、スクリューが折れてしまうという失敗がおこることがあります。その時には、オープナーそのものは再び使うことができなくなり、コルクも抜けないということになってしまいます。

その場合は、スクリューをペンチなどではさんでコルクごと抜けるか試してみてください。もし無理であれば、コルクごとワインボトルの中に押し込んでしまいます

コルクを押し込んだ時

いろいろな抜き方で挑戦しても開かない時には、コルクをワインボトル内に落としてしまうという開け方が残されています。開かない、抜けない、スクリューが折れたといった失敗した場合も落とし込んで、ワインの口を開けるようにします。

ワインよってはコルクがボロボロになってしまい、そのままワイングラスに注ぐと破片が口に入ってしまうことがあります。そうならないために、茶こしや目の細かなザル、コーヒーフィルターなどを用意します。

別の瓶やペットボトルなどの容器の口に、茶こしなどを当ててワインを移し入れます。そうするとコルクの破片が除かれて、ワインを味わいやすくなります。

ワインのコルクの開け方をいくつか覚えておこう

ワインを美味しく飲むために、開け方もスマートに栓を抜きたいものです。そのためには、扱いやすいオープナーを見つけておき、使い慣れておく必要があります。2~3種のオープナーを使えるようになれば、知り合いの家で、ワインを開けるというシーンでも困ることがありません。

ワインオープナーがない場合や、開かない場合には、スクリューの変わりになるものを探すなどして開けることができます。底面に衝撃を与えて抜く方法など知っておくと、アウトドアなどで役立ちます。失敗した場合もあわてずに、コルクをボトル内に落とす方法を知って、役立ててください。

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