焼酎魔王が味わい深いと人気!定価で買うには?大魔王との違いは?

焼酎の人気は日本酒と一位二位を争います。焼酎ブームが起き、店では数多くの銘柄の焼酎が並んでいました。焼酎は米・麦・芋が多く、特に好まれたのが芋焼酎です。その中でも特に有名になったのが3Mと呼ばれた、「魔王」「村尾」「森伊蔵」です。人気が高く、入手困難な焼酎をプレミア焼酎と呼んでいますが、三本ともまさにプレミア焼酎になります。高い値段で販売されていますが、そもそも定価はいくらなのでしょうか?また3Mの一つである魔王に名の似た大魔王と言う焼酎がありますが、その違いは何でしょうか?

焼酎魔王が味わい深いと人気!定価で買うには?大魔王との違いは?のイメージ

目次

  1. 1焼酎魔王とは?
  2. 2魔王焼酎の魅力は飲みやすさ
  3. 3焼酎魔王を定価で購入するには?
  4. 4焼酎魔王と大魔王との違い
  5. 5焼酎魔王の美味しい飲み方
  6. 6焼酎魔王を手に入れよう!

焼酎魔王とは?

魔王の説明からしていきたいと思います。魔王は鹿児島県肝属郡錦江町の白玉醸造合名会社(しらたまじょうぞう)が生産しているアルコール度数は25度の芋焼酎です。創業は明治37年なので100年以上の歴史があります。場所は大隅半島にあり、本土最南端の焼酎蔵になるそうです。

地域に根付き、親しまれてきた会社で、主な販売銘柄としては魔王の他に白玉の露、天誅、元老院があり、梅酒も製造しています。

製造当初はなかなか受け入れられなかった魔王ですが、今では定価ではなかなか手に入れるのが難しいプレミア焼酎の1つになり、さらに3Mにも選ばれています。人気の芋焼酎魔王はどのような焼酎なのでしょうか?プレミア焼酎とはどんな焼酎なのか、3Mとは何か、なぜ魔王がそう呼ばれ値段が高くなるのかなどお話していきたいと思います。
 

3Mの銘柄の一つ

3Mはプレミア焼酎の中でも人気で有名で、トップに君臨すると言っても過言ではない銘柄が3種あり、魔王森伊蔵村尾がそれにあたります。銘柄の頭アルファベットが同じMの為、3Mと呼びます。

焼酎ファンから特別な焼酎としてとても人気で焼酎の本場、鹿児島が生んだ芋焼酎の概念を打ち砕く革命的な逸品です。芋焼酎が好きな方だけに留まらず苦手な方まで、どなたも唸るであろう至極の芋焼酎でしょう。

名前の由来

ウイスキー・ブランデー等の長期間、樽に貯蔵する洋酒は呼吸作用等の熟成の為、少しずつ原酒の量が減少していき、そのお酒を昔より「天使の分けまえ」と呼び、貴重で縁起の良い酒とされてきました。本格焼酎『魔王』は天使を誘惑し、魔界へ最高の酒を調達する悪魔たちによって、もたらされた特別のお酒という意味で命名致しました。熟成酒ならではの飲みあきのしない穏やかな風味が、グラス越しに時の雄大さを知る。華やかに香り立ち、豊かな余韻を残す酒。まさに名門の粋。今宵も受け継がれるロマンの一滴。

魔王のラベルに、上記の言葉が書かれています。樽で熟成される際、蒸発や熟成の作用により原酒の量が少しずつ減っていくのですが、貴重で縁起の良いお酒として扱われてきました。失われる天使の取り分に関わる天使を誘惑し、魔界へ酒をもたらす悪魔にちなんで命名されたようです。

入手困難なプレミア芋焼酎


先に少し話しましたが、クオリティが高く、少量生産またはブーム加熱のため入手難度が高く、入手が困難で定価よりも値段が高騰している焼酎を、プレミア焼酎(プレミアム焼酎)と呼びます。

焼酎が好きな人でも、芋焼酎はクセが強いので飲みにくいという言葉を聞きますが、魔王は口当たりもよく、香りも軽やかで飲み口が良いと、以前の焼酎はおじさんのイメージがありましたが、女性からの支持も得て、焼酎は好きだけどクセの強いものは苦手というような人にも受け入れられ購買者のすそ野が広がりました。

このように、生産量に対して購入希望者が多くなれば、売り切れになったり、全国の店舗に配送される本数も減ってきます。プレミア焼酎と言われるようになり、さらに村尾、森伊蔵と共に3Mと呼ばれるようになり、さらに入手困難な逸品になっています。

魔王焼酎の魅力は飲みやすさ

魔王がプレミア焼酎と呼ばれ3Mに選ばれ、値段が高くなって入手困難になるほど人気が出る魅力は何でしょうか?その理由はではないでしょうか?

魔王は、フルーティな飲み口が特徴で飲みやすい焼酎と言われています。芋焼酎の独特な芋臭さもなく、スーッと口の中に焼酎の味わいが広がり、芋臭くておじさんの飲みものであった焼酎のイメージを変えたと言われています。では何故、魔王が飲みやすい焼酎なのかを説明します。

黄麹によるフルーティーな味わい

元々焼酎造りは黄麹で製造されていましたが、腐りやすいことから現代は黒麹や白麹が主流で製造されています。そんな中で魔王は黄麹を使って仕込みをしています。

黄麹は日本酒を造る際に使われている麹菌で、フルーティーな香りを作る特徴があります。芋焼酎独特の臭みがない理由です。その味わいは穏やかで、ほのかな甘みはロックで飲むとより一層引き立ちます。芋焼酎通の方から焼酎自体が苦手だという方にまで幅広くおすすめです。

熟成によるまろやかな味わい

麦や米で熟成させる焼酎は多いですが、芋焼酎で熟成させるのはあまりありません。日本酒を造る黄麹で造られた魔王は元々フルーティーな上、熟成されることでお酒独特のキツさが削れ、穏やかな甘味、まろやかな味わいになっていきます。

同時に香りも穏やかではありますがしっかりと乗っていき、その2つが熟成酒独特の味わいになっていくのです。製法にこだわったことで、女性にも飲みやすい魔王が誕生しました

焼酎魔王を定価で購入するには?

とても飲みやすく美味しい焼酎で、プレミアム焼酎と言われるだけあって、手に入りにくく値段が高いということも説明してきましたが、出来ることなら少しでも安く手に入れたいものです。飲んだことがない人も、安い値段で買えるのであれば飲みたいと思うでしょう。

魔王の定価は、1800mlが3,240円(税込)、720mlが1,730円(税込)ですが、安く購入できるところはあるでしょうか?どこで購入するのがお得なのでしょうか?

玉利商店

玉利商店は、魔王の販売店であるため、定価での販売を行ってくれます。まずは玉利商店へ電話をして、住所を伝えると、申し込み用紙が送られてくるので、必要事項を記入して返送します。720mlが3本セットか、1800mlが1本かどちらかを選択できるようになっています。両方買う事は出来ないようです。

予約の順番で送られてきますが、納品までに1年半から2年くらいかかることもあるそうです。申し込み書が届いたかの確認はしておいた方が良いでしょう。時間はかかりますし、送料は別途かかりますが、確実に定価で安く手に入れることができます。

酒匠蔵しばさき

酒匠蔵・しばさきは、魔王を作っている「白玉醸造」の正規販売店なので、定価販売をしています。地酒にこだわりを持っていた創業者が、本格焼酎の味に惚れて全国の蔵元に出向き、取引を始めた中に魔王があります。取引のある飲食店が多いため、一般販売分が少なくなってしまうので一方的に注文は受け付けていないようです。

店のホームページにあるFAXページから注文するか、もしくはFAXページをメールに貼り付けて、注文することができます。魔王と他の焼酎などのセット魔王セットで購入すれば、魔王も定価のまま販売してもらえますが、魔王だけの購入はできません。

また贈答用の桐箱のみの販売や魔王の名の入った前掛け、Tシャツやトレーナー、クリスタル江戸切子など魔王グッズの販売もしているようです。

赤塚屋


赤塚屋は入荷数量限定のため限定商品は抽選販売となるそうです。限定焼酎申し込みフォームに必要事項を記入の上、メールにてお申し込みください。 同月中にお一人様(一世帯)いずれか一銘柄の受付です。受付から発送までは以下です。

受付は毎月1日~20日正午までで(但し、8月・12月は1日~15日正午までとなります。)、抽選は毎月20日です。(8月・12月は15日抽選)、発送が毎月25日(8月・12月は20日発送)になります。魔王と他の焼酎のセットの抽選販売を行っていて、定価で購入することができますが、魔王単独では購入できません。

当選の発表は商品の発送をもって発表という形で、抽選・抽選外発送(漏れてもその他を発送)問わず、発送前の連絡は一切行っていないので、翌月になっても商品が届かなかった場合、落選ということだそうです。詳しくは下記の赤塚屋のページをご覧ください。
 

赤塚屋

ネット通販は割高!?

ネット販売でも購入できますが、魔王は、3Mの一つの芋焼酎!その人気は、定価720mlが1,730円(税込)、1800mlで3,240円(税込)の3倍程の値段が付いています。

楽天では、いろいろな販売店からすぐに発送してもらえる店もありますが、定価よりかなり高く、720mlは最も安い値段で3,570円(税込)から高い値段だと、9,237円(税込)程度になります、1800mlは安い値段で8,060円(税込)から高い値段だと20,304円(税込)程度になります。安くても定価の倍以上はしてしまうでしょう。

Amazonにも注文すればすぐに発送してもらえるものがあります。楽天よりも少し価格が高くて、720mlは4,300円~8,600円(税込)、1800mlは8,940円~17,280円(税込)になります。長い時間待てない、すぐに飲みたいと言う人は高い値段ですが、ネット通販で手に入れるのも良いでしょう。

焼酎魔王と大魔王との違い

魔王に似た名前で、芋焼酎大魔王というものがあります。知っていますか?魔王なら知ってるけれど大魔王は知らないという方もいるかもしれません。

また、魔王と大魔王が同じものだと思っている方もいるかもしれません。大魔王は鹿児島の美しい自然で囲まれたいちき串木野市で生まれた伝統ある焼酎です。魔王ほどではないですが、プレミア焼酎である大魔王を紹介しましょう。

大魔王は別の蔵元の商品

魔王と大魔王は、そもそも製造元が違います。大魔王は、1868年の明治元年より酒造りをしている濱田酒造会社が製造・販売する芋焼酎です。明治元年に焼酎の製造が始まり、伝統的な製造方法を150年の間守り続けています。

鹿児島県いちき串木野市に本社を置き、現在では3拠点に蔵を設け持ち前の熟練された技によるさまざまな製品を製造、販売しているこちらの会社は海童赤兎馬など数多くの焼酎を製造しています。

大魔王の原料

大魔王が製造されているのは、3つの拠点のうちの傳藏院蔵(でんぞういんぐら)で、東シナ海に面する豊富な水資源に合わせて熟練された杜氏の目利きによって製造されています。

主な原材料はどちらもは安定な味を出すために欠かせない厳選された鹿児島県産の黄金千貫芋黄麹で、どちらも芋焼酎の独特な香りは弱めです。蒸留は常圧蒸留で、飲み口はまろやかで甘みがあり貯蔵熟成により芳醇な味わいを楽しめます。

原材料の黄金千貫は芋の中でも豊富にデンプン質を含んでいることで知られていて、薩摩焼酎を作る上で欠かせない存在です。黄金千貫を使用した味は、飲んだあとにやってくるホンワカした甘味が特徴的です。香りをおさえてフルーティな仕上がりにはなりますが、味やキレはまったくの別物で魔王の方が少し辛口に感じる方も多いようです。

焼酎魔王の美味しい飲み方

お伝えしている通り、フルーティで口当たりがよく、後味に癖のない甘さが心地良い余韻として残る、飲みやすい焼酎です。「缶詰の蜜柑」と表現する人もいますが、それほどフルーティだということでしょう。この洗練されたフレーバーは3Mに選ばれるにふさわしい焼酎です。

焼酎は人それぞれ好みの飲み方(割り方など)があると思います。魔王の美味しい飲み方としては、アルコール度数25%ですが、ラべルにも表記があるようにロックやストレートをおすすめします。他の美味しい飲み方も紹介します。

ロック

ロックでそのままの味や香りを楽しみましょう。グラスに大きめの氷を入れて、ゆっくりと魔王を注いで、少しずつ氷が融けていくのと一緒に味の変化を味わえます。焼酎は氷で冷やすと甘味が締まり、とろりとした口あたりになりますが、魔王はあっさりしていて、もう少し芋の香りや風味があっても良いのでは?と思う位あっさりだそうです。

焼酎にこだわったのなら氷もこだわってみましょう。できれば、おいしい水で作られた大きめの透き通った氷で飲みたいです。水道水で作った氷では無くて、ミネラル水で作った氷や、市販されているロックアイスが便利です。

大きめのロックグラスいっぱいに氷を入れたら先にマドラーやスプーンなどで軽くかき混ぜ、溶けた分の水を捨てます。氷の表面を濡らすようにゆっくり静かに焼酎を注ぎます。だいたい、グラスの半分くらいが目安です。

ストレート

ストレートで呑むなら常温がおすすめです。人肌に温めた魔王は、フンワリと芋焼酎らしい香りも感じられるので、ロックとは違った味わいになります。香りがフルーティーで、まろやかなので、アルコール度数が高くても飲みやすいです。飲み過ぎないように、気を付けましょう。

注ぐ前に少しだけ瓶を振ると瓶の中が均一になるのでよいでしょう。香りを飛ばさないように小さめのおちょこやショットグラスで飲むのがおすすめです。

おすすめは常温(18~20度)ですが、焼酎鑑評会などの本格的なテイスティングで使われる温度なのです。焼酎本来の香りを感じる事が出来ます。冷蔵庫で数時間冷やした(5~15度)日本酒でいう冷酒にあたる温度は、味が引き締まり、飲みやすくなります。

水割りやお湯割り

焼酎を飲む定番と言えば、水割り、お湯割りです。焼酎はアルコール度数が25度前後と度数が高いため、飲みやすくするには、何かで割って飲むのがおすすめです。香りや味わいを柔らかく感じることができて美味しく飲めます。焼酎本来の風味をしっかりも残しつつも角の無い飲みやすい味わいになります。

お湯割りで注意したいのは、お湯と焼酎を注ぐ順番です。小さめで厚めのガラスのグラスに、熱湯が少し冷めたぐらい(75℃くらい)のお湯を先に4割ほど入れ、後から焼酎を6割注ぎます。後からお湯を入れると、アルコール分が揮発し尖った辛口の味になり、焼酎本来の味わいが飛んでしまいます。

お湯と焼酎の温度差で、自然と対流が起きるので、かき混ぜずにそのままいただいてください。

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焼酎魔王を手に入れよう!

お酒が好きな人なら、美味しくて有名なものは飲んでみたいと思うでしょう。熟成温度などの管理が難しいことから、黄麹を使った焼酎は全国的にも数が多くはありません。魔王の原料はシンプルなので、材料の品質はとても大切になります。どの材料にも妥協しない魔王のこだわりを味わってください。

フルーティーな味わいで飲みやすく、芋焼酎のイメージを変えたと言われた焼酎です。「プレミア焼酎」「3M」と呼ばれ、手に入りにくく、定価で購入するのは困難です。ネット販売を利用できますが、値段は高いです。が、お店で「魔王」を見かけることは少ないので、納得できる価格で販売されていたら、美味しい魔王を手に入れよう!

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