玉ねぎのすりおろし方!辛味や苦味を消すには?すりおろしを使ったレシピも紹介

玉ねぎのすりおろし方を間違ってしまうと辛味や苦味が出る原因となるので気をつけなければなりません。今回は玉ねぎのすりおろし方のコツやもし辛く・苦くなってしまった時の対処方法を紹介します。また、ハンバーグやステーキに添えるソース、ドレッシングなど玉ねぎのすりおろしを使ったレシピを紹介します。千切りやみじん切り、角切りとは違った美味しさを楽しむことができますので、是非参考にしてみましょう。

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目次

  1. 1玉ねぎをすりおろしてレシピで活用
  2. 2玉ねぎのすりおろし方《基本・応用》
  3. 3玉ねぎのすりおろしが苦くならないコツ
  4. 4玉ねぎのすりおろしの辛味・苦味を消す方法
  5. 5玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ハンバーグ】
  6. 6玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ステーキ】
  7. 7玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ソース】
  8. 8玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ドレッシング】
  9. 9玉ねぎを上手にすりおろして苦味も抑える

玉ねぎをすりおろしてレシピで活用

玉ねぎはどの家庭の野菜室にもある代表的な食材です。和食・洋食・中華など、どんな料理にでも合う食材で煮る・揚げる・炒めるなど使い方も様々です。

しかし、実は玉ねぎはすりおろしという方法で料理をすると味に深みがでてとても美味しくできます。また、玉ねぎが苦手という人にとって、すりおろしは最も食感・味を感じにくく食べることができるのでおすすめです。

今回はハンバーグなどのメイン料理からステーキのソースやドレッシングまで様々な玉ねぎのすりおろしレシピを紹介するので参考にして、玉ねぎのすりおろしを活用しましょう。

玉ねぎのすりおろし方《基本・応用》

玉ねぎのすり下ろし方について、説明します。玉ねぎのすり下ろし方には、基本的な方法と応用的な方法があります。

基本的な方法を覚えたあとに裏技のような感覚で応用を覚えておきましょう。それぞれにポイントがあるので参考にしてください。

玉ねぎの基本のすりおろし方

玉ねぎの4分の1をすり下ろす方法です。玉ねぎのすりおろしの問題点は、玉ねぎがバラバラになってしまうことと、涙が出てきてしまうことです。

2回半分にする

まず、玉ねぎを包丁で、縦に半分にし玉ねぎの芯の部分に包丁の刃を当てて、切ります。次に、半分になって玉ねぎをさらに半分にします。

ここで気をつけるべきポイントはするときに玉ねぎがバラバラにならないように、芯を残すように切ることです。

皮をむく

玉ねぎの茶色い部分の皮をむいていきます。むき方は、玉ねぎの先端部分から茶色の皮をめくるだけです。玉ねぎの先端部分にも茶色の部分があるので、その部分も切りましょう。

水で洗う

芯の部分に泥がついていたら、芯を必ず残すようにして、泥のついている部分を洗います。ついでに、皮をむいた玉ねぎ全体も洗います。

すりおろす

芯の方ではない、先端部分をすりおろし器につけて、75度ぐらいの角度ですりおろしていきます。この時、すりおろし器に玉ねぎを押しつけるようにすると、バラバラになりません

芯の近くで止める

芯の近くまですりおろしたら、ストップします。芯は食べられないので捨てます。芯の少し手前の食べられる部分を、少し残して止めると、けがもせず安心です。

玉ねぎの応用のすりおろし方

応用的な方法は、玉ねぎ1個丸ごと使います。丸ごと1個でのやり方を説明しますが、半分でも、4分の1でもこのやり方を適用できます。

皮をむく

玉ねぎの茶色い皮を手でむきます。根は落とさずに、上の先端部分からむきます。むきにくい場合は、先端部分を少し切って、包丁でめくりながらむくと、やりやすいです。

洗ってから冷やす

さっと水洗いした後、乾燥しないようにビニール袋などに入れて、30分~1時間ほど冷蔵庫で冷やします。時間がない時は、冷凍庫で10分冷やします。

上からすりおろす

冷えた玉ねぎの根の部分はそのままにして、上からすりおろします。根を切らずにすると、最後までバラバラにならずに、上手にできます。

玉ねぎのすりおろしが苦くならないコツ

玉ねぎのすりおろしを料理に使って見て、苦すぎるので、もう少し苦さを抑えられないかと思った人がいるかもしれません。実は、料理の仕方によって、少し調整することができます。その時の料理のコツ、ポイントについて調べました。

ゆっくりすりおろす

玉ねぎは、繊維にそって切るよりは、繊維に垂直に切る方が、辛くなくなります。玉ねぎの辛み成分は、空気に触れるとなくなりますが、より空気に触れさせるには、繊維をたち切ると良いでしょう。そのためには、繊維に垂直に切る切り方がよいでしょう。

玉ねぎのすりおろしでは、余分な力を入れずに優しくすりおろせばよいでしょう。すりおろす道具の「すりおろし器」も、切れ味がいいものを使った方が良いです。

レンジで加熱する

玉ねぎを加熱するレシピだと、おすすめはレンジで加熱する方法です。玉ねぎは、加熱することによって苦みや辛み成分が甘みへと変化します。

すりおろした後に加熱するのなら、すりおろす前に加熱すると、簡単に苦味を無くすことができます。レンジでは、数十秒~1分ほどの時間でよいでしょう。

玉ねぎのすりおろしの辛味・苦味を消す方法

玉ねぎのすりおろしを料理に使って見ると、辛み、苦味が強いように感じた人がいるかもしれません。玉ねぎのすりおろしの辛み、苦味を消す方法がいくつかあります。

その方法のうち、加熱する、ラップせずに置いておく、すりおろしりんご等を入れるの3つについて書いてみます。

加熱する

すりおろした玉ねぎは、加熱することによって辛みや苦みをなくすことができます。弱火でゆっくりと炒めると、少し時間がかかりますが、苦味はなくなります。

注意点としては、玉ねぎのすりおろしは、焦げやすいことです。玉ねぎ以外の材料を入れることができるときは、一緒に炒めたり、煮たりする方が安全かもしれません。

ラップせずに置いておく

玉ねぎの辛みや苦みは、空気に触れさせることによってもなくすことができます。すりおろした玉ねぎは、ラップをせずにしばらく置いておくと、辛みや苦みがなくなったすりおろしの玉ねぎになります。

ドレッシングなどの他のものと、まぜた場合にも使える方法です。しばらく置いておく方法は、完全には辛みや苦みを消すことはできませんが、ある程度はなくすことができます。

すりおろしりんご等を入れる

すりおろしの玉ねぎにすりおろしたりんごを加えて、味を調えます。りんご以外にも、レモン果汁を使う方法もあります。レシピごとに、使い分けてください。ドレッシングにもいいでしょう。

玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ハンバーグ】

玉ねぎのすりおろしはハンバーグを作るときに大活躍します。タネに入れるのもいいですし、ソースとして利用することもできます。

人気メニューであるハンバーグがさらに美味しくなる方法を3つ紹介するので、是非参考にしてみてください。

ふっくらハンバーグ

肉だね

  • 合いびき肉 250g
  • 卵 1個
  • 玉ねぎ 小1/2個
  • パン粉 1/2カップ
  • 塩 小さじ1/4
  • こしょう 少々
つけ合わせ
  • しめじ 大1パック(150g)
  • さやいんげん 8本
ソース
  • トマトケチャップ 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • ウスターソース 大さじ1/2
  • しょうゆ 小さじ1
その他
  • サラダ油 大さじ1/2
 
  1. 肉だねを作る。ボウルに玉ねぎ以外の材料を入れる。玉ねぎをすりおろして加え、粘りが出るまで混ぜる。形を整える。
  2. フライパンにサラダ油大さじ1/2をしいて、1を並べ入れる。しめじといんげんは、石づきやヘタを取って、フライパンの空いたところに入れる。
  3. 肉だねに焼き色がついたら、上下を返し、ふたをして弱火で5分間蒸し焼きにする。しめじといんげんは、サッと炒める。
  4. しめじといんげんを、器に盛る。フライパンにソースの材料を煮からめる。器に移して、ハンバーグの出来上がり。

玉ねぎのすりおろしを入れているので、普通のハンバーグよりふわっとしています。玉ねぎをすりおろして、しめじといんげんはハサミで石づきとヘタを切れば、包丁を使わずにすみます。

お月見ハンバーグ 和風オニオンソース

  • 玉ねぎ1個
  • 牛豚合いびき肉250g
  • 塩小さじ1/2
  • パン粉1/2カップ
  • 卵1個
  • コショウ少々
  • ナツメグ少々
  • 濃口醤油大さじ3
  • みりん大さじ3
  • お酒大さじ1
  • おろしニンニク小さじ1
 
  1. 玉ねぎ1/2個をみじん切りにする。
  2. フライパンに油を熱し弱めの中火で玉ねぎがきつね色になるくらいまで炒める。炒め終わったらバットに移し、冷やしておく。
  3. 牛豚合挽肉をボウルに入れ、そこに塩を加えて粘りが出るまで手早くこねる。
  4. 牛豚合挽肉が入ったボウルに冷ました玉ねぎとパン粉、コショウ、卵、ナツメグを加えてよく混ぜる。
  5. 小判型に形を整え冷蔵庫で20分ほどねかせる。この工程をすることで肉汁が溢れるのを防ぐ。
  6. 油を熱し中火にする。ハンバーグ片面約3分で裏返したら弱火にしてフタをして約8分ほど蒸し焼きにする。
  7. 焼き終えたあとそのままフライパンを使いソース作りをする。余った玉ねぎ1/2個をすりおろしフライパンに入れ、濃口醤油、みりん、お酒、おろしニンニクをいれ中火で約4分加熱する。

9月のお月見の時期などに、ピッタリの月見ハンバーグです。電子レンジを使えば、フライパンを2つ用意しなくて済みます。

オニオンソースの包み焼きハンバーグ

  • a 合いびき肉 250g
  • a 塩 小さじ1/4
  • a 黒こしょう 少々
  • a ナツメグ 少々
  • b 卵 1/2個
  • b パン粉 50cc
  • 玉ねぎ(みじん切り) 80g(1/2個)
  • バター 5g
  • サラダ油 小さじ1
  • c 玉ねぎ(すりおろし) 80g(1/2個)
  • c しょうが(すりおろし) 1/2片
  • c にんにく(すりおろし) 1/2片
  • c しょうゆ 60cc
  • c はちみつ 大さじ3
  • c 酒 大さじ3
  • c 酢 大さじ1
  • d ズッキーニ緑 1/2本
  • d ズッキーニ黄 1/2本
  • d にんじん 1/2本
  • e ベビーリーフ 1袋
  • e プチトマト 6個
 
  1. ハンバーグ用のみじん切りの玉ねぎ、バターを耐熱容器に入れ、ふんわりラップをしてレンジで加熱して(600w 2分)、冷ます。
  2. 1にbを混ぜ入れる。
  3. aをボウルに入れて混ぜ、2を混ぜて2分割して、空気抜きをしてハンバーグ型に形を整える。
  4. フライパンにサラダ油をいれ、3を両面きつね色になるまで焼く。
  5. 2重ホイルにもやし、3mmに輪切りしたd、4をいれオーブンで焼く(200℃ 20分)。
  6. cを鍋に入れ、中火で5分程度とろみが出るまで、加熱しお皿にe、5とともに盛り付けると完成。

いつも同じハンバーグばかりで、少し変わったハンバーグを作りたいときにおすすめなレシピです。ホイルの中のハンバーグのお肉がホクホクです。

玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ステーキ】

玉ねぎのすりおろしを使ったステーキのレシピを紹介します。ステーキのお肉を柔らかくするのに玉ねぎのすりおろしを使います。玉ねぎの酵素の力でステーキのお肉が柔らかくなります。

漬け込むだけで柔らかステーキ

  • 牛ステーキ肉 2枚
  • 玉ねぎ 1個
  • 酒 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • はちみつ 小さじ2
  • サラダ油 大さじ1
 
  1. 玉ねぎをすりおろして牛ステーキを2時間冷蔵庫で漬けます。
  2. フライパンにサラダ油をひいて、1のステーキのお肉を焼きます。強火で片面3分、ひっくり返して2分、アルミホイルに包んで5分置いておきます。
  3. 2のフライパンにすりおろした玉ねぎ、調味料を入れて煮詰めます。
  4. お皿にカットしたステーキのお肉を乗せて、3のソースをかけて完成です。

いつものお肉が、外食で食べるような柔らかなステーキになります。玉ねぎのすりおろしをお肉に漬けすぎないように注意も必要です。

玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ソース】

玉ねぎのすりおろしを使ったソースのレシピです。ここでは、ステーキソースを紹介します。このソースはドレッシングとしても使うことができます。玉ねぎのすりおろしを使うと市販のソースに比べて、ボリュームがでます

肉料理にピッタリ・すりおろしオニオンソース

  • 玉ねぎ 中1個
  • にんにく 1かけら
  • 濃口しょうゆ 大さじ3
  • 酒 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • 砂糖 小さじ1
  • 味の素 少々
 
  1. 玉ねぎ、にんにくをすりおろして鍋に入れる。
  2. 鍋に調味料を分量通りにすべて入れ、混ぜ合わせる。
  3. 軽く煮立たせたら完成。

玉ねぎの味に寄って、ソースの味も変わってきます。好みにもよりますが、甘めの玉ねぎを使用すると、おいしく仕上がります。

玉ねぎのすりおろしを使ったレシピ【ドレッシング】

玉ねぎのすりおろしを使ったドレッシングのレシピです。市販のドレッシングに物足りなくなった時に、自家製のドレッシングを作ってみるのはどうでしょう。玉ねぎのすりおろしを使えば、特別なおいしいドレッシングができるかもしれません。

オリーブオイルの新玉ねぎドレッシング

  • 新玉ねぎ 1/4個
  • きび砂糖 大さじ1/2~1
  • すし酢 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1
  • チューブニンニク 1~2cm
  • ブラックペッパー(あれば) 少々
 
  1. 新玉ねぎをすりおろしたら、ふんわりとラップして、レンジで加熱(600w 40秒~1分)して辛みを飛ばす。
  2. 温かいうちに砂糖を混ぜ、残りの調味料も加えたらドレッシングの完成。

手作りのドレッシングを、サラダやカルパッチョにかけて食べるのは、とてもおいしいです。加熱してから身を飛ばしていますので、子供も食べられます。

玉ねぎを上手にすりおろして苦味も抑える

玉ねぎのすりおろしは、かんたんで単純そうに見えて、意外に奥の深いことが分かりました。玉ねぎのすりおろしで、コツを知っておくと、毎日の料理がスイスイできるようになります。

玉ねぎのすりおろしを使ったレシピもいくつか紹介しました。日々の料理に、玉ねぎのすりおろしをレパートリーに入れることによって、作っていく料理に幅がでるかもしれません。

この記事を見ることで、玉ねぎのすりおろしの良いところを発見してもらえたらと思います。辛み、苦味を抑えて工夫した玉ねぎのすりおろしを料理に使ってみてはどうでしょう。

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