ダイキリとはどんなカクテル?飲み方は2種類?基本の作り方やアレンジなど
ダイキリとは人気のカクテルです。バーでもお馴染みのカクテルです。シンプルな材料で構成されるダイキリは酸味と甘みの絶妙なバランスが大事なカクテルです。ダイキリにもカクテル言葉があります。希望という名のカクテル言葉は明日への希望を持つ意味があり出世酒としても親しまれています。ダイキリの基本的な飲み方は二種類あります。そんな人気カクテルダイキリの作り方を紹介します。ダイキリはアレンジも可能です。ダイキリの簡単アレンジレシピも紹介します。
目次
ダイキリとは?
ホワイトラムとライムジュース、そして砂糖のみを使用したシンプルですが人気の高いカクテルがダイキリです。ライムジュースの酸味と甘みが口の中いっぱいに広がる味わい深いカクテルがダイキリです。ダイキリのアルコール度数は25度前後です。
ダイキリは有名で人気のカクテルですが、バーテンダーにとっては、シンプルが故に作り方が難しいカクテルとされています。バーテンダーの腕が試されるカクテルでもあります。そんなダイキリについて紹介します。作り方やアレンジ方法、飲み方、カクテル言葉について紹介します。
ダイキリの特徴とカクテル言葉
ダイキリはラムベースにライムジュースと砂糖をブレンドしたカクテルです。酸味と甘みのコラボレーションを楽しめるカクテルです。そんなダイキリの歴史は古く19世紀まで遡ります。そしてカクテル言葉は希望と未来へ続く一歩を感じることができるカクテルです。
名前の語源
ダイキリという名前が誕生した歴史は19世紀まで遡ります。キューバの鉱山の一つにダイキリ鉱山がありましたが、ここで働く鉱夫が暑さをしのぐためにラムにライムジュースと砂糖を混ぜて飲んだことからダイキリと命名されました。
その後、街でもダイキリが作られるようになり、休みの日にはダイキリを楽しむ人たちで溢れかえり、世界中にダイキリが浸透するようになりました。
味と香りの特徴
ダイキリはラムベースの王道のカクテルです。ライムジュースの酸味はシャープな口当たりが特徴です。そして砂糖による甘みがシャープさのなかにまろやかな甘みを提供してくれます。酸味と甘みの絶妙なバランスがダイキリの特徴です。
ダイキリの香りの特徴は甘みと酸味がほのかに感じることができる点です。シェイクしたダイキリをカクテルグラスに注ぐと、ダイキリ特有の酸味と甘みの香りが感じられます。
アルコール度数
ダイキリは人気のショートカクテルです。中甘辛口のテイストが魅力のダイキリのアルコール度数は25度から30度程度です。アルコール度数は高めなカクテルですが、とても飲みやすいのが特徴です。何杯でも飲めてしまうカクテルなので飲み過ぎには注意する必要があります。
カロリー
ダイキリのカロリーは1杯あたり約170kcalです。他のカクテルと比較するとカロリーは控えめなのが特徴です。しかしショートカクテルでもともと分量が少ないため、何杯もダイキリを飲むとカロリー摂取量は多くなってしまうため気をつける必要があります。
ダイキリを飲む際にはおつまみを食べるケースもあります。野菜スティックやナッツ類のおつまみであれば、心配はいりませんが、脂の多いおつまみはカロリー摂取量を多くしてしまうため、おつまみのセレクトにも気を遣う必要があります。
カクテル言葉とその由来
花に花言葉が存在するようにカクテルにはカクテル言葉が存在します。ダイキリのカクテル言葉は希望です。未来への希望を抱いてバーで飲みたいカクテルです。ダイキリのカクテル言葉の由来は、命名されたダイキリ鉱山の時代へ遡ります。鉱山で働く鉱夫は未来への希望を抱いて毎日鉱山で働いていました。
未来への成功を夢見て毎日つらい鉱山での労働に耐えていた当時の状況からカクテル言葉が希望になったと言い伝えられています。将来を楽しみにして飲むお酒は希望という名のカクテル言葉のダイキリがぴったりです。
ダイキリには2種類の飲み方がある
ダイキリには2種類の飲み方が存在します。バーでダイキリを注文した際には、飲み方をどのようなにするか訪ねられる場合もあります。ダイキリにはフローズンダイキリとアメリカンスタイルダイキリに2種類があります。一般的なダイキリはアメリカンスタイルダイキリですが、おしゃれなフローズンダイキリも人気です。
フローズン・ダイキリ
ダイキリの美味しい飲み方の一つ目はフローズンタイプで飲む方法です。ホワイトラムとライムジュース、そして砂糖を使うのは同じですが、クラッシュした氷をミキサーにかけて使用するのが特徴です。シャーベット上のカクテルになっているのがフローズンダイキリの特徴です。
砂糖を入れずに甘くないフローズンダイキリもあります。砂糖を入れないダイキリはパパダイキリと呼ばれています。作家であるヘミングウェイも好んだ飲み方です。
シャーベット上にしているためとても飲みやすくなっているのが特徴で女性に人気のカクテルです。度数が高いショートカクテルのダイキリですが、フローズンダイキリはお酒に強くない人でも飲みやすい特徴があります。
アメリカンスタイルダイキリ
もう一つのダイキリの飲み方がアメリカンスタイルダイキリです。アメリカンスタイルダイキリはクラッシュした氷をグラスに入れてシェイクしたダイキリをそのグラスに注ぐ方法です。氷をミキサーにかけない点がフローズンダイキリとの大きな相違点です。
ダイキリの基本の作り方
ダイキリに使用する材料はとてもシンプルです。ラムにライムジュース、そして砂糖だけです。ダイキリを作る際にはシェイクするためシェイカーが必要になります。シェイカーがない場合には、家庭にある水筒などで代用できます。作り方はとても簡単です。
材料
ダイキリの作り方は材料がシンプルであるためとても簡単です。しかしシンプルが故に誤魔化せない味が特徴でバーテンダーの腕が問われるカクテルでもあります。ダイキリの材料はラムとライムジュース、そして砂糖です。ライムジュースは市販されているフレッシュライムジュースを使った作り方です。
用意するもの
ダイキリはシェイクして作るカクテルです。そのためシェイカーが必要となります。ショートカクテルであるためカクテルグラスもショートタイプが必要となります。シェイカーがない場合には、水筒などを代用して使用することができます。ただし氷で水筒の内側に傷がついてしまう可能性があるため、注意が必要です。
作り方
分量はダイキリのベースを1とした場合、ラムの分量は全体の3/4にします。そしてライムジュースの分量は残りの1/4です。砂糖はお好みの分量で入れますが、ベースとなるのはティースプーン1杯分です。作り方はシェイカーにラム、ライムジュースを入れます。そして砂糖を入れてからシェイクします。
シェイクは泡立てて中身を混ぜることが大事なポイントです。空気を包み込むようなイメージをもってシェイクすると美味しいダイキリに仕上がります。シェイクし終えたらカクテルグラスに注いで完成です。
ダイキリの人気アレンジレシピ
シンプルな材料で作られるダイキリはアレンジレシピも簡単にできます。主にライムジュースを他のフルーツに代用する方法で全く異なるテイストのカクテルレシピが完成します。オリジナルのアレンジダイキリも簡単に作れてしまうのがポイントです。
マンゴーダイキリ
トロピカルな雰囲気が魅力なダイキリのアレンジレシピがマンゴーダイキリです。南国のフルーツであるマンゴーを惜しみなく使ったカクテルです。ダイキリのライムジュースの代わりにマンゴージュースを使用します。マンゴージュースはあまり市販していないため、マンゴーをジューサーにかけてマンゴージュースを作るのがおすすめです。
マンゴージュースはジューサーで作るとネクター状態となりよりマンゴー感を味わうことができます。作り方はラムとマンゴージュース、砂糖をシェイカーに入れてシェイクします。シェイクし終えたらカクテルグラスに注いで完成です。
お店ではマンゴーダイキリという名前はあまり使われていません。メンゴーダックァリィーと呼ぶと通じるお店も多いため、覚えておいて損はありません。
和三盆を使ったダイキリ
和三盆とは香川県や徳島県などの四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種で高級砂糖として親しまれています。黒砂糖をまろやかにしたような独特の風味が特徴の砂糖で細やかな粒子であるため口溶けの良さが特徴の砂糖です。作り方は砂糖を和三盆に変えるだけです。
和三盆を使ったダイキリのレシピは通常の砂糖を使用するのと異なりまろやかな味わいになります。ダイキリはもともと海外が発祥のカクテルですが、和のテイストをブレンド、見事の調和させた絶品です。シンプルな素材を用いて作るカクテルだけらこそできる技です。
夏蜜柑ダイキリ
ダイキリの素材に和の素材である夏蜜柑を使用したレシピが夏蜜柑ダイキリです。作り方はライムジュースの代わりに夏蜜柑ジュースを利用しているのが通常のダイキリと異なる点です。夏蜜柑は酸味が強くダイキリに使用するライムジュースの代わりにはぴったりです。
和のテイストを生かした夏蜜柑ダイキリに和三盆の砂糖を利用すれば、さらにまろやかな味に仕上がり、和のテイストが強くなります。夏を連想できるカクテルが夏蜜柑ダイキリです。見た目もエメラルドググリーンに輝ききれいな色をしているアレンジレシピです。
フローズンストロベリーダイキリ
ダイキリのライムジュースの代わりにストロベリーを使用したレシピがストロベリーダイキリです。さらにストロベリーをシャーベット状にしたレシピがフローズンストロベリーダイキリです。通常のフローズンダイキリは白色が特徴ですが、フローズンストロベリーダイキリはきれいな赤色に染まっているのが特徴です。
ライムジュースのフローズンダイキリと異なりフルーティな味わいがあるのも特徴です。ストロベリーだけではダイキリの酸味が失われてしまうため、少量のライムジュースを残しておくのがポイントです。材料の配分はラム3/4に対して、ストロベリー1/8、ライムジュース1/8にするのがおすすめです。
ミントの葉でフローズンストロベリーダイキリを飾ると、赤に緑が映え色合いもきれいになりより美しいカクテルに仕上がります。
レモンダイキリ
ダイキリのアレンジレシピで一番メジャーなスタイルなのがレモンダイキリです。ライムジュースの代わりにレモンを使用する人気のダイキリです。ライムジュースとレモンジュースは似ているため、ダイキリの食感を崩さずにテイストだけを変えることができます。作り方はライムジュースをレモンジュースに変えるだけです。
レモンダイキリはバーのメニューにも掲載されるほど人気のダイキリのアレンジレシピです。ダイキリのカクテルグラスにレモンを添えると見た目も華やかになり一層美味しくいただけます。ライムのダイキリに飽きたときにレモンに変えて違う味を楽しむこともできます。
ダイキリカクテルは出世酒?
人気のカクテルであるダイキリは出世酒ともいわれています。それはバーテンダーの世界でダイキリを作る工程は一般企業の組織の中のサラリーマンのあり方に似ているからです。ダイキリカクテルの考え方を理解し実行することは出世するための条件を満たすことになります。
出世酒と言われる理由
ダイキリは出世酒の代表として人気です。それは、バーテンダーがダイキリを作る工程は会社の中の組織の状況ととても似ているからです。
シンプルな材料で構成されているダイキリはバーテンダーの実力を示すバロメーターにもなっています。ダイキリの味の決め手は酸味と甘みの絶妙なバランスです。ほんの数滴の原材料のバランスの狂いがダイキリの味を左右してしまいます。
美味しくダイキリを作るためには繊細な技術とセンスを必要としています。この繊細なバランス感覚は企業組織の中におけるサラリーマンと同じなのです。繊細な行動ができる人は企業の中でも出世します。それがカクテルにおけるダイキリと同じ意味合いを持っています。
出世するお酒の飲み方
ダイキリをはじめとしてカクテルは相手本位が重要です。ダイキリを飲む相手があるからこそダイキリの味にこだわり、繊細なバランスを駆使して提供する、本当に美味しいお酒を提供するバーテンダーの気配りや配慮が必要です。
ダイキリを飲む側も同じです。バーテンダーの気持ちを考え、ダイキリを飲むことが大事です。カクテルを複数の人で飲むときには会話があります。会話は自分本位であれば、二流三流です。一流の会話はいかに聞く姿勢を持っているかです。ダイキリを片手に聞く姿勢を大事にした飲み方が出世するお酒の飲み方の第一歩です。
ダイキリカクテルを好みに合わせて作ってみよう
シンプルな材料で作られるダイキリは酸味と甘みの絶妙なバランスが楽しめる人気のカクテルです。作り方はとても簡単です。しかしシンプルが故に味の違いがはっきりとしており、バーテンダーの実力がわかるカクテルでもあります。希望という名のカクテル言葉もあります。
ダイキリは好み合わせてアレンジして飲むことができます。ダイキリの人気の飲み方であるフローズンダイキリやアメリカンスタイルダイキリ以外にもライムジュースを他のフルーツジュースに変更して異なる味を楽しむことも可能です。好みに合わせた本格的なダイキリを心から堪能してみませんか?