お通しと突き出しの違い!居酒屋でお通しがいらない時のお通し代は?

お通しと突き出しは居酒屋では当然のように提供される料理です。関東地方ではお通し、関西地方では突き出しと呼ばれていますが、呼び名の違いだけではありません。お通しと突き出しの意味のちがいについて紹介します。最近では外国人を中心に注文もしていないのにお通し代として会計時に代金を徴収されるトラブルに発展するケースも増加しています。お通しがいらない場合には断る事ができるのでしょうか?法的な解釈を含めてお通しがいらない場合の代金支払いについても説明します。

お通しと突き出しの違い!居酒屋でお通しがいらない時のお通し代は?のイメージ

目次

  1. 1お通しと突き出しの違いが知りたい!
  2. 2お通しの意味
  3. 3お通しと突き出しの違い
  4. 4お通しがいらない場合は断れる?
  5. 5お通しと突き出しは地方で呼び名が違う!

お通しと突き出しの違いが知りたい!

居酒屋に行くと一番最初に提供されるのがお通しです。注文していないのに提供されるのがお通しです。しかも、会計時にお通し代としてしっかりと代金を徴収されています。お通しは居酒屋の当たり前の風習なのですが、注文していないのにお通し代を徴取されると、お通しの概念がない外国人のトラブルなどちょっとした社会問題にもなっています。

地域によってはお通しとは呼ばずに突き出しと呼ぶケースもあります。お通しと突き出しについて紹介します。お通しや突き出しはいらないと断ることができるのでしょうか?お通しを断ったときのお通し代の取り扱いなどについて紹介します。

お通しの意味

お通しの意味を知っていますか?お通しの意味には諸説あり、客を店の席に通した、料理の注文を通した、板前に注文を通したなど複数の説があります。高級店などでは当たり前にかかるチャージ料の意味であるという説もあります。

居酒屋のお通しはなんの為にある?

そもそもお通しとは何のために存在するものなのか知っていますか?お通しの歴史は比較的浅く、昭和に入ってからのシステムです。お通しの語源は、注文の通しにあります。居酒屋ではまず注文をしますが、この注文を確実に通したという意味からお通しと名付けられています。

語源には諸説あり、他にも、客を席に通した、注文を板前に通したという説もあります。語源とともに、お通しは料理を注文してから最初の料理が到着するまでのつなぎであるという意味もあります。何が登場するのか楽しみであるのもお通しのメリットです。

お通しは小鉢や小皿に乗って提供されます。珍味や酢の物、和え物などが提供されるのが一般的です。居酒屋の店の特徴を活かしたお通しも存在します。一番最初に食べるものがお通しであり、居酒屋の印象はお通しで決まるため、お通しに力を入れている居酒屋も数多くあります。

席代の意味も

お通しには別の意味合いもあります。それが席代です。高級料亭などではチャージ料というものが存在します。横文字でサービス料金という名目で会計されますが、意味合いは席代です。奉仕料の意味もあり、店に入りテーブルに座った時点で発生する料金です。

料亭などのチャージ料は、飲食物などの提供ではなく、サービスそのものにかかる料金です。居酒屋では席代という概念がありませんが、お通しという名前でチャージ料を支払い、そして飲食物が提供されるとなれば、気前の良いチャージ料と解釈することもできます。

お通し代の相場は?

一般的な大衆居酒屋でのお通しの相場は、300円から500円程度です。一人あたりにかかる料金ですので合計は人数分会計でお通し代を支払うことになります。お通しの料金は一般的に会計するまで明確にされていないケースが多いのですが、最近では、メニューにお通し代金について記載されているケースも増えています。

お通しは店によって異なります。1000円を超えるお通しを提供している居酒屋もあります。またお通しはその日の食材の仕入れ状態によっても変わるため、提供するメニューによって値段が変わるケースもあります。

お通しは枝豆湯豆腐、冷奴などの定番の料理にも関わらず、通常より高い代金を徴収する居酒屋や、柿の種など簡単なお菓子を提供しているケースもあります。

逆に代金以上の代物を提供するような居酒屋もあります。居酒屋選びは立地や営業時間、口コミや室内の広さなどを参考にするケースが多いのですが、お通しのメニューを参考にするのも一つの方法です。
 

お通しと突き出しの違い

お通しの呼び方は、関東ではお通し、関西では突き出しと呼ばれています。突き出しはお通しとは意味合いが異なります。勝手に突き出す、初めて出す料理、コース料理の前菜のような意味合いを持っているのが関西の突き出しです。お通しが控えめな料理であるのに対して突き出しは、豪華さがある場合もあります。

突き出しとは?

関東地方ではお通しと呼ばれますが、関西地方ではお通しとは呼ばずに突き出しと呼ぶケースがあります。お通しも突き出しも同じものを指しますが、意味が異なります。関東のお通しが客を正しく店内に誘導したという意味を持っていることに対して、関西の突き出しはコース料理の一環のような意味合いを持っています。

突き出しは客の注文とは関係なく、居酒屋側で勝手に突き出したという意味や、江戸時代の遊女の初めて遊女としてでデビューすることを突き出しと呼んでいたことから、最初に出す料理を突き出しと呼んでいるという説もあります。

また、突き出しはコース料理の前菜のような扱いをされるケースもあります。本格的なメニューの前の前菜として提供される軽い料理という位置づけもあります。関西の突き出しは関東のお通しと比較して少し強引な感じの意味合いを持っているのが特徴です。

関東のお通し

関東の居酒屋ではお通しと呼ばれており、会計時のレシートにもお通しと書かれることが多くなっています。お通しのメニューは珍味や和え物などが中心ですが、すぐに提供できる料理であることが前提になります。お通しはすでに小鉢や小皿に盛りつけた状態で冷蔵庫に保管しているケースがほとんどです。

冷たい料理が多いのですが、中には温かい料理を提供する店もあります。お通し用の専用の鍋で煮込んでいる料理を盛りつけて提供するスタイルです。冬と夏で料理を変える店もあります。

関東では一品料理を中心に提供する居酒屋が多かったことから、お通しも一品料理が中心です。その日のおすすめの一品が提供され、日によってメニューが変わるのも関東のお通しの特徴です。

関西の突き出し

関西の居酒屋店では突き出しと呼んで提供することが多いのが特徴です。関東にも関西にも系列店を持つチェーン店でも関東ではお通し、関西では突き出しと呼び名を変えているケースもあります。関西の突き出しは関東のお通しと同じようなメニューが提供されますが、意味合いからお通しより豪華なものが提供されるケースもあります。

コース料理の前菜と同じような扱いで提供される突き出しは、メニューに載っている単品料理並みのものもあります。もちろん値段もお通しより高くなっています。刺身などが提供されるケースも少なくありません。

関西の突き出しは、懐石料理の本場である京都から広まっています。懐石料理は、一品あたりの量が少ないのですが、数種の盛り合わせで提供されることが多く、突き出しも一枚のプレートに数種類のメニューで提供されるものが多くなっています。最近ではこの区別も少なくなっています。

お通しがいらない場合は断れる?

お通しや突き出しは法的にはいらないと断ることができるとされています。ただし、事前説明や告知があった場合やすでに食べてしまった場合には、お通しや突き出しを承諾したと解釈されるため注意が必要です。

お通しや突き出しは店によってはいらないと断ることもできます。しかしお通しや突き出しは居酒屋にとっては大事な経営戦略の一つです。解釈の仕方次第でお通しや突き出しを素直に受け入れることもできます。

お通しの代金で会計時にトラブルも

居酒屋で提供されるお通しや突き出しはサービス品ではありません。関東と関西では呼び名が違ってもそれぞれ会計時に代金が徴収されます。レシートに記載される名目は様々です。関東ではお通し代とそのまま書かれるケースやチャージ料、席代、サービス料と記載されるケースもあります。

関西では突き出し代と書かれることはありません。席代サービス料、チャージ料などと会計時のレシートに記載されることがほとんどです。

お通しの代金でトラブルに発展するケースも増えています。注文してもいないのに代金が徴収されると会計時にトラブルになるケースです。特にお通しの風習がない外国の人とトラブルになるケースが多くなっています。外国人観光客が増えている昨今、お通しを巡るトラブルは増加傾向にあります。

法的には断ることができる

居酒屋での注文と料理の提供は店と客との契約事項になります。注文をするのが契約の申し込みで料理を提供するのが契約の履行です。契約は双方の合意によって成立します。そして契約は口頭でも成立するのが日本の法律です。

お通しや突き出しは注文をしておらず。店側が勝手に提供していると解釈すれば法的には契約無効を主張することができます。ただし入店時の説明や、看板やメニューなどでの告知があれば、契約無効を訴えることはできません

また、お通しを食べてしまった場合には、法的には客はお通しを承諾したと解釈されるため、これも無効を主張することはできなくなります。お通しや突き出しを法的に解釈すると、事前告知や説明がない状態で提供されてきたときにいらないと断ることができるということになります。

食べる前に断ろう

お通しや突き出しは食べる前にいらないと断る事が必要です。法的にも食べてしまったものは、客側が提供されたお通しや突き出しを承諾したとみなされます。そのため箸をつける前にいらないと断るのが大前提になります。もちろん事前にお通しや突き出しが存在する説明を受けたときにはその際に交渉するのが基本となります。

お通し代金はそれなりにかかります。1000円以上するのであればなおさらです。お通しが本当に必要ないのであれば、事前にいらないと断るようにします。食べた後や会計時では単にトラブルになるケースもあるため注意が必要です。

最近ではお通しでトラブルが生じることを懸念してお通しや突き出しを廃止する店も増加しています。席に案内された時にお通しが必要かどうかを聞いてくれる居酒屋も増えています。また、お通しが必ず出ることの説明や、チャージ料として徴収しているなど代金を支払う理由を明確に説明する店も増えてきています。

断れない店もあるので注意

お通しや突き出しは法的には断ることができても、いらないと断れない店もあることは知っておく必要があります。特に関西の突き出しとして提供している店ではお通しカットを受け付けない店もあります。もちろんお通しが必要ないのであれば、店を変えるなど自主的に動く必要があります。

お通しや突き出しは居酒屋を経営する店側の都合もあります。居酒屋も料理店です。食材のロスを少しでも少なくすることは経営のロスを少なくすることにつながります。あまりものを上手に活用してお通しを作り、それが売り上げにつながるのであれば、店側にとって一石二鳥になります。

また、居酒屋は他の飲食店とは異なり回転率が低いため、客単価が低くなりがちです。最初の一軒目で利用してくれれば、料理の注文が数多く入るため、客単価は高くなりますが、二軒目で利用するケースなどでは、飲み物ばかりの注文且つ長居をするため、客単価が下がってしまいます。お通し代はそのバランスを保っているメニューでもあります。

お通しや突き出しを席代ととらえる考え方もできます。個室や小上がりなどを利用しているときにはプライベート空間を提供してくれていると解釈することもできます。お通し代を食事を楽しく楽しむための場所代ととらえれば、お通しを断れなくても嫌な気持ちになりません。

日本にはチップ制度がありません。お通しはチップ代金の一部であり、お通し代はチップとして会計時に支払うと考えれば、外国人も納得します。無下に断るよりは、お通や突き出しという文化を活用することが利用する側にとっても店にとっても良い結果になるのではないでしょうか。

お通しと突き出しは地方で呼び名が違う!

お通しは居酒屋で最初に提供されるメニューです。お通しと呼んでいるのは関東地方がメインで関西では突き出しと呼んでいます。内容はほとんど同じですが、意味合いが異なります。お通しは席に客と通し、料理の注文を通したという意味で、突き出しは客の注文とは無関係に料理を提供するという意味があります。メニューは店によって全く異なります。

お通しの特徴は注文していないのに代金を支払う義務があることです。チャージ料や席代やチップとして解釈することもできますが、外国人などお通しの習慣がない人の間でトラブルになるケースも増加しています。

最近ではお通しシステムを廃止しる居酒屋も増えています。お通しは日本の商文化の一つです。お通しをいらないと断ることも法的には可能です。お通しはお酒のおつまみとして合うものばかりです。店の大事な経営戦略でもある関東のお通しや関西の突き出しを受け入れて、楽しい居酒屋の時間を過ごしてみませんか?

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