ポモドーロの意味!ボロネーゼとの違いやポモドーロパスタのレシピを紹介

ポモドーロもボロネーゼもイタリアを代表するパスタソースです。ともにトマトをベースにしたトマトソースですが、ポモドーロはトマトの素材を楽しめるシンプルなソースです。サルサポモドーロはパスタ以外にもいろいろな料理にアレンジできるのが魅力です。ポモドーロとボロネーゼの材料や味などの違いを紹介します。またポモドーロの意味やサルサポモドーロを使ったレシピも紹介します。度のレシピも作り方は簡単で難しいテクニックは必要としません。

ポモドーロの意味!ボロネーゼとの違いやポモドーロパスタのレシピを紹介のイメージ

目次

  1. 1ポモドーロとはどんなトマトソースか?
  2. 2ポモドーロとポロネーゼの違い
  3. 3ポモドーロ(トマトソース)の基本の作り方
  4. 4ポモドーロを使ったアレンジパスタレシピ
  5. 5ポモドーロとはアレンジ自在なトマトソース!

ポモドーロとはどんなトマトソースか?

定番のパスタソースにはナポリタンやミートソース、カルボナーラなどがありますが、最近ではソースの種類も本格イタリアンに負けないくらい揃っています。スーパーのパスタソースにも本格ソースが並ぶ光景を目にします。

パスタソースでボロネーゼは知っている人が多いソースですが、ポモドーロは知っていますか?ともにトマトを使用したイタリアらしいパスタソースなのですが、同じ素材を使用したソースでも中身は全く異なります。ポモドーロについて紹介します。ボロネーゼとの違いや作り方、レシピなども紹介します。

ポモドーロとポロネーゼの違い

ポモドーロボロネーゼも同じトマトを素材にしたソースです。ポモドーロはトマトそのものの素材を楽しむソースで他のアレンジパスタソースのベースにもなっています。ボロネーゼは、野菜やひき肉などふんだんな素材をミックスしてしている違いがあります。

意味

ポモドーロとはイタリア語で日本語に訳すとトマトという意味になります。イタリア料理で頻繁に使用されるトマトソースの事もポモドーロと呼んでいます。イタリアのポモドーロはトマトを意味しますが、直訳すると黄金のリンゴになります。トマトの輝きがリンゴのようであることから呼ばれています。

一方、ボロネーゼもトマトソースを意味しますが、こちらはトマトソースに肉を加えたパスタソースです。ボロネーゼはボローニャ派という意味です。ボローニャはイタリアの中で美食で有名な都市の名称です。

材料

ポモドーロの正式な名称はサルサ・ポモドーロです。サルサとはソースを意味します。トマトをメインとしていますが、他に玉ねぎ、にんにく、オリーブオイルを使用してソースを作ります。トマトは水煮したトマト缶を使用するのが一般的です。

ボロネーゼの材料は牛ひき肉とベーコン、そして玉ねぎ、にんじん、セロリなどの野菜類、オリーブオイル、赤ワイン、トマトペーストを使用する違いがあります。ポモドーロと比較すると材料が多いのが特徴です。ミートソースに似ていますが、ミートソースより大きめのひき肉を使用するのが特徴です。作り方にもテクニックが必要です。

味の違い

ポモドーロはトマトそのものの素材を大事にしたパスタソースです。パスタだけに限らず、トマトソースを使用する料理を本場イタリアではポモドーロと呼ぶ場合もあります。アラビアータやペスカトーレ、ボンゴレ・ロッソなどのパスタのベースにもなっています。トマトが口いっぱいに広がるのが特徴です。

そしてポモドーロの味はトマトの素材のうま味を生かした口当たりのよい風味が特徴です。口の中に広がるトマトの香りが癖になるソースです。一方、ボロネーゼの風味の違いはひき肉と野菜のジューシーな具材がいっぱいのブレンドで、ソースというよりはひとつのレシピのような存在であることです。

ポモドーロ(トマトソース)の基本の作り方

イタリアポモドーロはトマトを素材にしたソースで材料もそんなに多くありません。難しいテクニックも必要としない家庭でも簡単に作ることができるパスタソースです。サルサポモドーロを作れば、パスタだけでなくいろいろな料理に活用できます。

材料

  • トマト水煮缶400g
  • 玉ねぎ1/4個
  • にんにく1個
  • オリーブオイル適量

材料はトマト缶がメインになります。トマト缶は水煮したトマトを用いるとトマト加工のテクニックの難易度が下がります。缶詰タイプのトマトの水煮缶をスーパーで調達するのがおすすめです。

作り方

  1. にんにくは細かくカットします。
  2. 玉ねぎはみじん切りにカットします。
  3. トマトの水煮をボウルに入れて、なめらかになるまでつぶします。
  4. 鍋ににんにくと、オリーブオイルを入れて弱火にかけます。
  5. にんにくに色がついてきた段階で、玉ねぎを入れて軽く塩をふります。
  6. 甘みが出るまでじっくり炒めます。
  7. トマトを入れて、沸騰したら弱火で30分ほど煮込みます。
  8. 塩で味を整えれば完成です。

トマトはブレンダーで潰すのがベストですが、ブレンダーがなければ、スプーンなどを用いて潰します。全体が滑らかになるようになるまで潰すテクニックが若干必要です。粒が残らないようにします。

ポモドーロを使ったアレンジパスタレシピ

ポモドーロは、トマトを用いたベースソースです。イタリア料理ではポモドーロを用いてパスタ以外の料理も作ります。ベースソースなのでアレンジ次第でいろいろなレシピに活用できるのが特徴です。

ポモドーロでクリームパスタ

  • ポモドーロソース適量
  • 牛乳200g
  • シーフードミックス60g
  • バター大さじ1杯
  • 薄力粉大さじ1杯
  • 塩小さじ1/2杯
  • パスタ150g
 
  1. パスタは表示の茹で時間に従い茹でておきます。
  2. フライパンにバターを入れて溶かし、水気を切ったシーフードミックスを加えて中火で炒めます。
  3. 弱火にして薄力粉を加えます。焦げないように注意しながら薄力粉をなじませます。
  4. 一度火を止めて牛乳を入れます。再度点火して焦げないように沸騰させます。
  5. ポモドーロと塩を加えてとろみがついた状態で火を止めます。
  6. パスタを絡ませて完成です。

クリームソースにトマトソースが絡んだ風味豊かなパスタレシピです。食べる際にはチーズやハーブ、ブラックペッパーなどをトッピングするとさらに風味が豊かになります。調理は焦げやすいのが注意点です。焦げてしまうとせっかくのパスタソースが台無しになってしまうため、焦げないように配慮することがポイントです。

ペンネアラビアータ

  • ポモドーロソース適量
  • ペンネ240g
  • 粉チーズ適量
  • 塩適量
 
  1. ペンネを茹でます。表示されている茹で時間より少し短めに茹でます
  2. 茹であがったら茹で汁は捨てずにとっておきます。
  3. ポロモードを火にかけてペンネを加えます。
  4. ペンネが水分を吸ったら、ペンネの茹で汁を加えて調整します。
  5. 皿に盛り、粉チーズをふって完成です。

すっきりとした辛口のワインがぴったりのレシピです。メインの料理としてもお酒のおつまみとしても最適です。ポイントはペンネを固めに茹でることです。ペンネがポロモードを吸い味わい深くなります。麺タイプのパスタと違って伸びることはないため、パーティなどのレシピにも最適です。

サルサソースポモドーロ

  • トマト1kg
  • たまねぎ150g
  • にんにく1個
  • バジルの葉3枚
  • オリーブ油大さじ1杯
  • バター大さじ1杯
  • 塩小さじ1杯
  • こしょう少々
  • 砂糖少々
 
  1. 玉ねぎはみじん切りにします。
  2. トマトは湯むきしてざく切りにします。
  3. にんにくはみじん切りにします。
  4. たまねぎ、にんにく、オリーブ油・バターを鍋に入れ火にかけます。
  5. 鍋が温まったら弱火にし、軽く混ぜてふたをします。
  6. 木べらを鍋底全体に混ぜます。たまねぎの色が透明になるまで炒めます。
  7. トマト、バジルの葉、塩、こしょう、砂糖を入れて強火で煮込みます。
  8. 時々アクを取りながら30分程度煮込みます。
  9. 最後に塩コショウで再度味を整えれば完成です。

サルサソースポモドーロは後味がさっぱりとしたソースです。サルサソースポロモードは本場イタリアでは様々な料理に活用されます。パスタだけなく、ピザトーストや卵料理などに活用できます。トマトソースはごまかせない味ですが、サルサポモドーロソースはテクニックなしで本場レシピを作ることができるソースです。

ニョッキポモドーロ

  • じゃがいも2個
  • 塩コショウ少々
  • 卵黄1個
  • 薄力粉60g
  • 玉ねぎ30g
  • にんにく1/2個
  • パルメザンチーズ少々
  • ミニトマト6個
  • 水100cc
  • 黒こしょう少々
  • オリーブオイル小さじ1/2杯
  • バター5g
  • バジル4枚
 
  1. じゃがいもは皮を剥いて芽を取りのぞき、12等分にします。
  2. 鍋に熱湯と塩を少々入れて、じゃがいもを柔らかくなるまで茹でます。
  3. 茹でたジャガイモの水分を弱火で飛ばします。
  4. 茹でたじゃがいもを熱いうちにつぶし、塩コショウで味をつけます。
  5. 冷めてから卵黄を混ぜあわせ、ふるった薄力粉も混ぜ合わせます。
  6. 1〜2センチ幅くらいの棒状に加工し、フォークで溝をつけておきます。
  7. 沸騰したお湯で茹でます。浮いてきたらゆであがりのサインです。
  8. オリーブオイルと合わせておきます。
  9. ニンニクはみじんぎりにします。
  10. 玉ねぎは薄切りにし、ミニトマトは半分に切っておきます。
  11. ニンニクをオリーブオイルで炒めます。玉ねぎを加えしんなりするまで炒めます。
  12. ミニトマトを加え塩少々入れます。トマトを潰しながら中火で炒めます。
  13. 水を加えて、水が半分に減るまで煮込み、バジルを加えて、塩と黒こしょうで味をつけます。
  14. バターとオリーブオイルを加えます。
  15. ニョッキとソースを絡めます。
  16. パルメザンチーズを振りかけて完成です。

子供に大人気のニョッキポモドーロのレシピです。材料は冷蔵庫に入ってるもので十分賄えます。レシピの調理工程はたくさんありますが、難しいテクニックなどは必要なく簡単に作ることができます。ニョッキポモドーロは本場イタリアのおつまみ料理で、ワインなどお酒のおつまみにも最適なレシピです。

ポモドーロとはアレンジ自在なトマトソース!

トマトの風味をそのまま生かしたパスタソースがポモドーロです。ポモドーロはパスタだけなく、様々な料理に活用することができるソースです。ベースソースであるためアレンジも自由自在なのが特徴です。パスタ以外にもピザトーストや卵料理、マリネなどに活用できます。

ポモドーロは作り方も簡単で難しいテクニックも必要としません。家庭でも簡単に作ることができます。ポモドーロソースを作って、料理のレパートリーを増やしてみませんか?

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