2019年03月31日公開
2024年09月10日更新
ブルスケッタとは?トマトやアボカドを使った人気レシピ10選!
「ブルスケッタ」という料理を知っているでしょうか?カリッと焼いたバゲットにニンニクとオリーブオイルなどをのせたブルスケッタは、手軽に作れると人気のイタリア料理です。ここでは基本のブルスケッタの作り方をはじめ、トマトやアボカドを具材にしたおすすめのレシピを10選紹介しています。ワインにもぴったりなブルスケッタは料理初心者の方でも簡単に作ることができます。ぜひ、手作りに挑戦してみてください。
目次
ブルスケッタはどんな料理?
イタリア料理で有名な「ブルスケッタ」を知っているでしょうか?トマトやアボカドなどの具材をのせたブルスケッタは、日本でも人気の食べ物です。
ここでは、ブルスケッタの作り方やレシピ、カナッペやタルティーヌとの違いなどを詳しく紹介しています。ブルスケッタを作る上でのポイントやコツも一緒に取り上げているので、ぜひ手作りの参考にしてみてください。
ブルスケッタとは?
まずは、ブルスケッタの意味や特徴などを紹介しましょう。簡単に作れるイタリアンとして人気のブルスケッタですが、一体どのような料理なのでしょうか?ブルスケッタの魅力に迫ります。
意味は?
「ブルスケッタ」は、スライスしたパンを香ばしくトーストし、ニンニクやオリーブオイル、塩こしょうなどで味付けしたイタリアで人気の料理です。
ブルスケッタは、イタリアのローマ地方の方言で「炭火であぶる」という意味の「bruscare(ブルスカーレ)」に由来していると言われています。
イタリア料理のひとつ
ブルスケッタは、イタリアの前菜やおつまみなどに用いられる軽食のひとつです。イタリアの中でも地方によって使用する具材はさまざまですが、日本ではトマトやアボカドを使ったブルスケッタが人気となっています。
イタリアのトスカーナ州でブルスケッタと言うとニンニクを使ったシンプルなトーストを指すなど、全てのブルスケッタに具材がのせられている訳ではありません。
ワインによく合うと日本でも前菜やおつまみとして人気があり、英語では「ブルーシェッタ」という名前でも親しまれています。
カナッペやタルティーヌとの違い
ブルスケッタと似ている食べ物に「カナッペ」や「タルティーヌ」があります。これらとの違いは一体何なのでしょうか?
カナッペは、スライスして一口大にカットしたパンやクラッカーにチーズなどの具材をのせて食べるもので、料理の前菜やおつまみに食されています。タルティーヌは、スライスしたパンやバゲットにジャムやバターなどを塗った食べ物で、軽食やおやつとして食べられることの多い食べ物です。
ブルスケッタとカナッペ、タルティーヌに明確な違いはないようですが、ブルスケッタはイタリア料理、カナッペとタルティーヌはフランス料理という違いがあります。
またブルスケッタはニンニクとオリーブオイルを使うため、水分を含むトマトなどが用いられることが多いですが、カナッペはチーズやキャビアなどの水分が少ない食材、タルティーヌは甘いジャムなどを使うことが多いという点にも違いがあります。
ブルスケッタの基本の具材と作り方
続いて、ブルスケッタの基本の具材と作り方を紹介します。ここでは、最も人気の高いトマトを使ったブルスケッタの作り方を取り上げています。この料理の魅力は、作り方が簡単で手間がかからないところにあります。パッと作れるのでおもてなしやパーティーにも喜ばれるでしょう。
具材と作り方
- Aトマト大1個
- Aエキストラバージンオリーブオイル小さじ2
- A塩小さじ1/2~1
- Aバジル(生)5~6枚
- A粗びき黒こしょう少々
- バゲット1/2本
- ニンニク1/2片
- オリーブオイル適量
- トマトは横半分に切って種とヘタを取り除きます。1cm角にカットし、ザルに入れて水気をしっかり切っておきましょう。
- バジルは細かく刻み、バゲットは食べやすい大きさにスライスします。
- 2のバゲットにオリーブオイルを薄く塗り、トースターでこんがりと焼きます。焼き上がったバゲットにニンニクをこすりつけて香りを移します。
- ボウルにAの材料を全て入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷たく冷やします。食べる直前に3のバゲットにのせたら4人分のレシピの完成です。
ポイント
簡単に作れるブルスケッタですが、トマトの水分が多いとトーストしたバゲットの食感が悪くなってしまうため、ザルに上げて水分を切っておくことがポイントです。
またバゲットにトマトをのせて時間が経つと、具材の水分がバゲットに染み込み美味しく仕上がりません。具材は食べる直前にのせるということも忘れないようにしましょう。
生のバジルがない場合はドライバジルでも作ることができます。こしょうは粗びき黒こしょうを使う方が香りが良いので、あればぜひ使ってみてください。
ブルスケッタの人気レシピ【トマト編】
さて、ここからはトマトを使ったブルスケッタの作り方レシピを紹介します。トマトのブルスケッタと言っても、合わせる具材によって味わいや風味が大きく変わります。おすすめの作り方レシピを5選取り上げているので、気になるものがあればぜひ挑戦してみてください。
トマトとモッツァレラチーズ
- バゲット(1cmスライス)6切れ
- モッツアレラチーズ1/2個
- トマト1/2個
- オリーブオイル大さじ1
- ジェノベーゼソース大さじ1
- バジル(生)3枚
- モッツアレラチーズとトマトは1cmの角切りにします。オリーブオイルとジェノベーゼソースは一緒に合わせておきます。
- バゲットの上に1のチーズとトマトを散りばめ、表面がカリッとするまでトーストします。
- 焼き上がったらバゲットに1のソースをかけ、バジルの葉をちぎって散らせばレシピの完成です。
トマトときのこ
- きのこ(お好みで)1パック
- オリーブオイル適量
- Aツナ缶1/2缶
- A粉チーズ小さじ2
- A塩ひとつまみ
- Aこしょう少々
- フランスパンの薄切り10枚
- ミニトマト2~3個
- パセリのみじん切り適量
- きのこは石づきを取り除き、小房にほぐしておきます。ミニトマトはくし切りにしましょう。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、きのこを入れて弱火で炒めます。
- ミキサーに1とAの材料を入れ、細かく攪拌します。
- フランスパンはトースターでカリッとするまで焼いて、オリーブオイルを塗ります。2のきのこをのせ、ミニトマトとパセリをトッピングすればブルスケッタレシピの完成です。
トマトとサバの水煮缶
- バゲット(スライス)適量
- サバの水煮缶1/2缶
- ミニトマト3~4個
- 玉ねぎ1/4個
- レモン適量
- カイワレ大根適量
- イタリアンパセリ(パセリでも可)適量
- Aハーブミックス少々
- Aワインビネガー2~3滴
- A柚子果汁2~3滴
- A粗びき黒こしょう少々
- サバ水煮缶を軽くほぐします。Aの材料を加え、冷蔵庫で30分寝かせましょう。
- 玉ねぎはスライサーで薄切りにし、水に軽くさらしてザルに上げておきます。レモンは1/4にカットして薄くスライスします。ミニトマトは薄切りに、カイワレ大根は水洗いして水分を切りましょう。
- バゲットはトースターでカリッとするまで焼きます。焼き上がったバゲットに、サバ水煮缶などの具材を順番にのせ、仕上げに缶詰の汁をまわしかけます。最後にイタリアンパセリをのせたら1人分のブルスケッタレシピの完成です。
トマトとパプリカ
- トマト2個
- パプリカ1/2個
- バジル(生)3~4枚
- 塩こしょう適量
- オリーブオイル大さじ4
- ニンニク2片
- バゲット1/2本
- パプリカは半分にカットし、皮面を上にしてトースターで15分ほど焼きます。焦げ目がついたら取り出し、火傷に注意しながら皮を剥いたら1cm角にカットします。
- トマトは湯剥きして横半分に切り、種を取り除いてから1.5cm角に切り分けます。ボウルに入れ、1も加えてバジルのみじん切り、塩こしょうと一緒に混ぜ合わせます。
- ニンニクは薄くスライス、バゲットも好みの幅にスライスします。フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて弱火で揚げ焼きにします。ニンニクがキツネ色になったら取り出しておきます。
- 残ったフライパンのガーリックオイルで、フランスパンを両面焼きます。焼き上がったら2のトマトをのせ、好みでガーリックチップをトッピングすればブルスケッタレシピの完成です。
トマトとタコ
- バゲット(フランスパン)1/2本
- トマト中1個
- タコ少々
- Aオリーブオイル小さじ1
- A乾燥バジル小さじ1/2
- A塩小さじ1/4
- A黒こしょう少々
- Aチリペッパー少々
- Bオリーブオイル大さじ1
- Bにんにく(チューブ)1cm
- Bの材料は混ぜ合わせてガーリックオイルを作ります。バゲットは厚めに切り、オイルを塗ってオーブンで5分焼きます。
- トマトはヘタを取って小さいさいの目切りにします。タコは小さめの一口大に切りましょう。トマト、タコ、Aの材料を混ぜ合わせ、焼き上がったバゲットにのせたらブルスケッタレシピの完成です。
ブルスケッタの人気レシピ【アボカド編】
続いて、アボカドを具材に使ったブルスケッタの人気レシピを紹介します。作り方はどれも簡単なものばかりですが、濃厚なアボカドがブルスケッタを極上の一品に仕上げています。
スライスしたり軽くつぶすなど、工程を変えると同じアボカドも舌触りが変わって楽しめるでしょう。いろんな作り方を試して、自分好みの味わいを見つけるのも面白いかもしれません。
サーモンとアボカド
- バゲット適量
- スモークサーモン200g
- レモンのしぼり汁小さじ1~2
- ゆで卵2個
- アボカド1個
- 玉ねぎ1/4個~
- Aマヨネーズ大さじ4~
- Aバルサミコ酢数滴~
- A塩少々
- A粗びき黒こしょう少々
- アボカドは半分に切って種と皮を取り除き、1cmの角切りにしてレモン汁をかけておきます。玉ねぎはみじん切りにし、3分ほど水にさらしてキッチンペーパーで水気を取ります。
- ゆで卵はフォークで細かくつぶします。スモークサーモンはアボカドと同じ大きさにカットしましょう。
- ボウルにゆで卵、Aの材料を入れて混ぜ合わせます。バゲットは好みに合わせてカットし、トーストします。焼き上がったバゲットに卵のタルタル、スモークサーモン、アボカドの順にのせたらバゲットレシピの完成です。
アボカドとハチミツわさび醤油
- アボカド1/4個
- バゲット1枚
- バター少々
- ハチミツ小さじ1/4
- 醤油小さじ1/5
- ワサビ(チューブ)7mm
- レモン汁少々
- アボカドは半分に切ったものを薄くスライスし、レモン汁を振りかけます。
- 耐熱皿にハチミツ、醤油、ワサビを入れて電子レンジで10秒加熱してから、混ぜ合わせます。
- バゲットはカリッとするまでトーストします。焼き上がったバゲットに小さくカットしたバターをのせて余熱で溶かします。アボカドを並べ、2のソースをまわしかけたらブルスケッタレシピの完成です。
エビとアボカド
- バゲット1/2本
- ミニトマト30g
- 塩少々
- エビ30g
- アボカド100g
- Aレモンのしぼり汁10g
- Aマヨネーズ30g
- A塩少々
- A粗びき黒こしょう少々
- ミニトマトは半分に切り、中の種を取り出してから8等分にカットします。塩を振ってザルに上げ、水気を切っておきましょう。
- 鍋に湯を沸かし、多めの塩を入れてエビをさっと茹でます。ザルに上げて粗熱を取り、大きければ食べやすいサイズにカットします。
- アボカドは皮を剥いて種を取り除き、半分を角切りにします。もう半分はAの材料を加えてつぶしながら混ぜ合わせます。ミニトマト、エビ、角切りのアボカドも合わせ、さっくりと合わせましょう。
- バゲットは1cm強の厚さに斜め切りし、トースターでカリッと焼きます。焼き上がったバゲットに3をのせたら、ブルスケッタレシピの完成です。
アボカドと納豆
- 納豆(小粒)1パック
- アボカド1個
- フランスパン(1cm幅にスライス)8枚
- A練りワサビ小さじ1/2
- Aマヨネーズ大さじ3
- A薄口醤油大さじ1
- A塩少々
- アボカドは縦半分に切り、種を取り除いて皮を剥きます。それを10cmにカットしましょう。
- ボウルにAの材料を入れて混ぜ合わせ、アボカド、納豆を加えてさっと合わせます。フランスパンの上にのせたらブルスケッタレシピの完成です。
アボカドと新玉ねぎ
- バゲット1/2本
- ニンニク1片
- アボカド1個
- A塩小さじ1
- Aこしょう小さじ1
- Aレモン汁2~3滴
- 玉ねぎ1/2個
- B塩小さじ1
- Bこしょう小さじ1
- Bハチミツ大さじ1
- Bワインビネガー大さじ1
- アボカドは縦半分に切り、種を取って身をくり抜きます。ボウルにアボカドを入れ、Aの材料を加えてスプーンの裏でペースト状にします。
- 玉ねぎはみじん切りにし、Bの材料を一緒に加えて混ぜ合わせます。
- バゲットは幅2cmにスライスして、トースターで表面に焼き色がつくまで焼きます。焼き上がったバゲットにニンニクをこすりつけ、香りを移します。1と2の具材を半分ずつのせたら、ブルスケッタレシピの完成です。
ブルスケッタで様々な具材を組み合わせてみよう!
ブルスケッタは、手軽に作れる人気のイタリア料理です。のせる具材を変えるといろんな味が楽しめるので、何種類か作ってパーティーに振舞っても良いでしょう。
作り方も簡単なので、料理初心者の方にもおすすめです。紹介したトマトやアボカドのレシピ以外にも、好みの具材をのせてアレンジレシピにも挑戦してみてください。