断食ダイエットの正しいやり方と効果は？プチ断食/長期断食を解説

断食とは食べ物を一切食べないという意味ですが、そんな断食ダイエットをして体に影響はないのでしょうか？実はハリウッド女優もこの断食ダイエットをして話題になるほどです。水分以外のものを食べないダイエットのやり方ですが、体に良いこともたくさんあります。そんなスパルタとも思える断食ダイエットについて詳しく紹介します。

断食ダイエットには短期間で行う「プチ断食ダイエット」と長い期間頑張る「長期断食ダイエット」の2種類があります。期間の問題だけでなく体への影響に違いがあるのでしょうか？この2つの断食ダイエットのやり方と効果や注意点など合わせ説明します。驚きの体質の改善もあります。まずは「プチ断食ダイエット」から紹介します。

プチ断食ダイエットは週末を使い行うダイエットで、丸一日断食をします。そのため前日の1日は準備期間として体を慣らしていく期間です。断食ダイエットする日数₌準備期間と考えてください。断食するにあたりいきなり絶食すれば胃や体がびっくりします。胃腸を整えるためにも準備期間が必要なのです。

前日に良いとされる食べ物が、「まごわやさしい」という栄養バランスが取れた言葉があります。「ま」はまめ類、「ご」はごまやナッツなどの種類、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜類、「さ」は魚、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」はいも類です。

昔からの言葉で、まごはやさしいの言葉を含んだ食事にすると栄養バランスが取れた食事ができるというものです。和食を中心とした食事を心がけてみてください。また野菜以外は消化があまり良くないので、スープなどにして食べると良いでしょう。

断食する日は1日固形物は控えるようにします。しかし水分はしっかり摂る様注意してください。水分も断食すれば脱水症状になってしまいます。また、断食ダイエット塩分も摂取していないので、余計に体内に水分が抜けやすくなっています。水分補給はしっかり行うことで、体の毒素が抜けデトックス効果があります。

苦しかった断食も終わり回復期に入ります。断食ダイエットを始める時同様徐々に食事を普通の状態へと戻していきます。色々食べたいものを想像していたのでボリュームのあるものが食べたいところですが、おかゆやお蕎麦、豆腐や薄味に煮たかぼちゃやだいこんなどがおすすめです。

消化の悪いお肉や揚げ物、スイーツにお酒などの胃に刺激のあるものには注意してください。このよう準備期間、断食、回復期間と3日間で行う断食ダイエットなので、お休みに入る金曜日を準備期間とし、断食は土曜日、回復は日曜日にすると体の負担も少なく行えます。

断食ダイエットの期間中は基本水のみで我慢します。しかしどうしても断食ダイエットがつらい場合などは、ハブティーなどのお茶がおすすめです。カロリーが0とはいえ、コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれており、胃腸への負担が大きくなってしまいます。また野菜ジュースも体には良いですが、カロリーがあるため控えるようにしてください。

短期間で行うプチ断食ダイエットの効果とはどのくらい痩せることができるのでしょうか？食べれないと思うと余計に食べ物のことばかり頭から離れなくなり、いくら1日とはいえ何も食べないで過ごすのはとても辛いことです。また、反動でリバウンしないか心配です。たった1日の断食ダイエットで痩せる効果が出るのでしょうか？

プチ断食ダイエットは1日固形物口にせず水のみで過ごすため、体重ももちろん減ります。プチ断食ダイエットで3㎏減ったなどの口コミもありますが、代謝には個人差がありますので一概には言えません。無理しないよう続けていき体重が減ったところでリバウンドせずいかにキープするかがカギになります。

プチ断食ダイエットをすることで、胃腸の働きが良くなります。現代人は食べ過ぎといわれており、絶食をすることで消化能力や吸収を高めることができます。腸内環境が整うことでリンパ球の働きも良くなり免疫力の向上や脳への血流や脳の活性化にも繋がります。また内臓を休めたことで代謝や排出力も向上しダイエット効果が上がります。

便秘の原因は、偏った食生活や運動不足により生活習慣が乱れたりストレスがかかるけことで、腸内の働きが低下することです。プチ断食をすることで腸内が1度リセットされます。消化器能力も上がり「モチリン」という腸のぜん動運動を促す酵素が出て、便秘が改善されてデトックス効果まであるのです。

日頃私達が食べているものには、添加物や脂質が体内に蓄積されてしまうのが毒素です。添加物の中には保存料や人工甘味料、着色料などがあげられます。また水道水に含まれる鉛や車の排気ガスやタバコの煙など、ありとあらゆるものに有毒なものも毒素のひとつです。

プチ断食ダイエットをすると、腸内が空っぽになることで胃腸が休まり臓器本来の働きを取り戻そうとする力がデトックスです。日頃の生活で溜め込んだ老廃物を除去してくれ、痩せる以外にも腸内にも良い効果があります。

長期断食ダイエットは1週間という期間で、プチ断食ダイエットと同じく準備期間から断食、回復期と分けて行います。しかしプチ断食ダイエットとは違い1週間と長い期間なため、水だけのほぼ絶食というわけではありません。それでは長期断食ダイエットの詳しいやり方や注意点を紹介します。

長期断食ダイエットは1週間を使い絶食するダイエット方法で、2日間を準備期としています。この準備期は絶食に向けて胃を慣らしていく期間です。1日目には消化が良く栄養バランスの取れた食事を摂ります。ごはんを食べてもかまいません。しかし消化もよく味があまり濃すぎないものを選んでください。

2日めはおかゆや汁物、温野菜などの食事をよく噛んでゆっくり食べてください。スープやリゾット、うどんなでもよいでしょう。よく噛むことで満腹感がが出て消化も良くなり、精神的な不安やイライラも解消できます。いよいよ始まる絶食のための重要な日です。

いよいよ痩せるための絶食期です。1週間のうち中３日間は固形物は一切口にしません。その代わり、スムージーや具材の入っていないみそ汁、野菜スープ、お茶や水などで過ごします。最初は辛いと感じることが多いですが慣れてくると胃が落ち着きだんだん耐えられるようになってきます。

野菜が多めのグリーンスムージーがおすすめです。スムージーは野菜や果物をまるごとミキサーにかけているので、どろっとしている飲み物で満腹感であります。さらに噛むように飲むとより空腹感を抑えることができます。

いよいよ回復期です。しかし3日間は固形物を一切口にしていません。ゆっくり胃を元の状態に戻す期間です。プチ断食ダイエット同様に「まごはやさしい」の栄養が豊富な食事を摂るようにしてください。回復期に良い食べもは発酵食品でもある味噌汁や、食物繊維が豊富なヨーグルトなどが良いでしょう。

断食ダイエットで絶食期を迎えた直後は、膵臓が休んでいた分食事を取ることで一気にインスリンの分泌され増えていきます。この時におかゆなどの糖質が多い食事を取ると、血糖値やインスリンの分泌を増やしリバウンドする可能性が多いので注意してください。

普段の生活をしていれば短いと感じる1週間も、長期断食ダイエットの時間はとても長く感じられます。こんなにも辛い思いをした結果ははたしてどうなのでしょうか？腸内細環境や血液などがリセットされることはわかりましたが、１番気になるのは体重やリバウンドです。その効果を紹介していきます。

痩せる効果は個人差があるものの、3～8kg痩せることができるようです。代謝の違いにより2kg程度の人もいますが、平均して3～5kgは痩せることができます。しかし間違えるとリバウンドも多く注意必要なダイエットのやり方です。効果を上げるためには、ゆっくりとした有酸素運動を取り入れるのもおすすめです。

長期断食をすることで胃腸がリセットされます。腸内環境は便通を促すだけでなく、睡眠の質まで変わってきす。「幸せホルモン」といわれる神経伝達物質のドーパミンとセロトニンは脳で働くものですが、9割は腸内で作られて脳へ運ばれています。ドーパミンには向上心なと、セロトニンは精神をコントロールし集中力を上げてくれます。

人間の健康を握っているのも腸といってもよいくらい、腸内環境を整えると体に良い影響をあたえています。汚れたままの腸内では、せっかく摂取した食べ物や栄養も吸収しにくく、長期断食ダイエットによりリセットされます。

1週間の断食ダイエットをすることで、舌にある味覚神経の細胞がリセットされ脳への伝達がスムーズになり味覚をより鋭敏に感じることができます。また、今まで濃い味付けを好んで食べていたのが、薄味でも満足し美味しく感じるようになります。断食ダイエットで食生活への意識も変わり、体に優しいものを摂るよう体が変化するのです。

これまで長期断食ダイエットのやり方や体に起こる変化など紹介してきました。ここからは断食の注意点を紹介します。食事を絶つことで受けるデメリットもしっかり覚えてください。

本断食ダイエット期には固形物は一切摂りません。スムージーや味噌汁、スープなどで栄養を補っていくやり方です。固形物を食べないため通常よりも多い量の水分が必要です。リバウンドの原因にもなる清涼飲料水など糖分の多いものは控えてください。目安は普段の1.5～2倍の水分を摂るようにして、脱水症状になは気を付けてください。

断食ダイエット中にタバコやアルコールは厳禁です。せっかく断食ダイエットすることで胃腸や血液など体中が洗浄されたのに、有害なタバコやアルコールを摂ると汚れてしまいます。またアルコールは大量の毒素を出し、酵素を消費してしまいます。酵素には食べ物から栄養を取り込む大切な役割があるのです。

断食ダイエットでなくても、タバコは有害なものです。タバコを吸うことで断食ダイエットの効果を減少するといわれています。せっかく頑張っているのですから、ここは我慢し乗り越えましょう。

断食ダイエットすることで、必要な摂取カロリーを控えるため筋力の低下や基礎代謝も落ちてしまいます。体の中でも１番質量の増減が激しい筋肉は、栄養不足になれば筋肉量も減ってしまいます。また筋力の低下は血流が悪くなり基礎代謝低下するといわれています。それほどにリスクやリバウンドの多い断食ダイエットのやり方なのです。

長期断食ダイエットのところで、水分補給が大切なことを少し紹介しました。ここでは水分補給がなぜ必要なのか具体的に紹介します。人間の体のおよそ70%が水分でできています。この水分は体の中で体温調節や筋力を動かしたり、血液として栄養を運んだりと様々な重要な役割があります。

ダイエット中はもちろん運動や暑い夏に水分が不足すると、体温調節なできなくなり熱中症や体に異変が起こります。たくさんの水を一気に飲んでも体はうまく吸収できないため、こまめな水分補給に注意してください。

人間の体はエネルギーをとると時に糖質から蓄えていきます。断食ダイエットをするこで糖質が体に吸収されなくなり痩せることができます。続いて体をエネルギーに変えるのはたんぱく質です。しかし断食ダイエットでは筋力も低下し、エネルギーに代わる筋力がないと体重は減りません。

筋力の低下=基礎代謝の低下に繋がるのです。また断食ダイエットをしたことで、普段の食事が美味しくなり量が増えてしまいリバウンドする場合もあり注意が必要です。ストレスを溜めることもリバウンドの原因になります。

ダイエット中は極端に食事を制限するため栄養バランスは摂れていません。そのかわりに胃腸内をリセットできダイエット効果も期待できるやり方です。しかしずっと続けることはできません。通常の食生活に戻ったらバランスの良い食事を心がけリバウンドを防ぎましょう。また適度に運動を取り入れ健康的な生活になるよう見直してみてください。

ここからは、実際断食ダイエットをした人の口コミを紹介します。キツイダイエットを体験した人の口コミとはどのような内容なのでしょうか？生の声を参考にダイエットに挑戦してみてはいかがでしょうか？

プチ断食をして2kg痩せました。お腹がすっきりし週に2回ダイエットしていこうと思います。プチ断食を続けて5ヶ月、10kgのダイエットに成功しましたという成功した口コミです。食生活かバランスの良いものを食べるようになりました。短期間ダイエットなので体重は減るけど、すぐリバウンドしてしまったと失敗の口コミです。

こまめに水分を摂り3日間のダイエットを行いました。思っていたより辛くなく断食後も体重が減り続け合計8㎏のダイエットに成功しましたという良い口コミです。3食の食事を野菜ジュースや豆乳、無糖のヨーグルトを食べていたらお腹の調子が悪くなりました。1.5kgほど痩せたものの腹痛が続いて辛かったという、自身に合わなかった口コミです。

断食ダイエットの全てがよくわかりました。プチ断食ダイエットも長期断食ダイエットも、絶食するのではなく、水分を十分に摂ることで、お腹の中がリセットされるため調子が良くなるとは発見です。しかし通常のカロリーより控えた生活をするため注意するべき点も多いです。口コミも参考に自分の体に無理なくダイエットを行ってください。