練りゴマの簡単な作り方！代用や活用レシピ3選

練りゴマというのは、それほど頻繁に使用することはないけれども、この場面であれば！ということはけっこうあります。そんな場合に、手作りの練りゴマを作る作り方を知っていれば助かります。この記事では、練りゴマの簡単な作り方を、手元にある材料で賄えるように紹介します。

また、練りゴマの作り方だけではなく、練りゴマの特徴や練りゴマがもつ栄養素の効能効果、練りゴマの代用は利くのかどうか、あるいは練りゴマの使い方やおすすめのレシピに至るまで、詳しく解説紹介いたします。

練りゴマは必要な時にない食材のひとつです。家庭で常備している方はけっして多くないのでは、と思われます。そんな手作り練りゴマの簡単な作り方を紹介します。

棒棒鶏などの中華料理を作っている時に、「あっ！練りゴマがない」などというケースを経験ありませんか？そんな折りに必須の練りゴマを、その場で作る作り方を紹介します。手作りの練りゴマの作り方は、少ない材料で作ることができます。練りゴマの材料は少ない、たった二つだけです。ゴマと胡麻油になります。

材料はゴマと胡麻油だけですが、作り方はいろいろあります。次章以降にじっくりタイプとインスタントタイプに分けて紹介していきます。

練りゴマをゴマから作る場合に、すり鉢で当たる方法とフードプロセッサーやミキサーで仕上げる作り方とがあります。まずは、オーソドックスなすり鉢を使用する方法から紹介します。ゴマは煎っておきます。煎ったゴマをすり鉢で丹念にすりつぶします。最低1時間を要します。しかし、これこそ手作り練りゴマの作り方です。

途中、胡麻油を少しずつ加えながら練り上げていきます。一気に胡麻油を加えると、練る作業が一見楽に見えますが、練りゴマとしては緩すぎて十分ではありません。できましたら、この摺り上げた練りゴマを裏ごしに掛けると、なめらかな万全の手作り練りゴマになります。テマは掛かる作り方ですが、おすすめします。

ゴマからではなく、すりごまから手作りの練りゴマを作る作り方を紹介します。当然のことですが、すり鉢でするテマは省けます。間違いなく時短になります。胡麻油を足しながらという工程は、ゴマからの時と同じです。

どうしても横着をしたい方には、フードプロセッサーやミキサーを使って、ゴマ100gと胡麻油大さじ1程度を、いきなり機械で撹拌して練りゴマにする、すりごまで作る簡単レシピの作り方もあります。

手作り練りゴマの、いろいろな作り方を紹介してきました。作った練りゴマを扱うコツあります。出来上がった練りゴマは、煮沸消毒を施した清潔な瓶などに保存して、早めに使い切るようにします。ゴマの油は参加しやすいので、早めの使い切りがおすすめになります。あらかじめ少量を作るのも一つの方法です。

練りゴマにはゴマやすりごまにはない特徴もいろいろあります。見た目もゴマやすりごまとは、すでに違っています。味や栄養素も異なっているかもしれません。

ゴマとすりごまでは見た目、それほど違うようには思われません。しかし、ゴマと練りゴマでは見た目だけなら、すでに別物です。練りゴマはゴマを摺り続けることによって、ゴマから出た脂肪分でペースト状になっています。すりごまはゴマの粒が消えていますが、ペースト状にまではなっていません。栄養素もかなり変化していると思われます。

ゴマをすり鉢ですり潰していると、一粒一粒のゴマの存在が消えて全体がかすかにしっとりとしてきます。これはすり潰すことによって、ゴマから油成分が出てきているからです。これを、さらに推し進めると練りゴマというペースト状になります。すりごまの個体状態から練りゴマの液体状態に大きく近づくわけです。

ゴマがすり潰されることで、油成分が出てきて練りゴマというペースト状になります。これは単なる形態の変化だけではなくて、いくつかのメリットをもたらします。たとえば、栄養素豊富なゴマですけれど、大さじ1～2杯を食べ終えるのは至難の業でしょう。練りゴマとしてなら容易なことです。つまり、摂取が容易であるということです。

しかも、練りゴマの場合には消化吸収も良く、摂取が容易なことでゴマよりも2倍の量を摂取できるというメリットがあります。

練りゴマの栄養効果は豊富です。むしろ、足りないものを挙げたほうが早いでしょう。練りゴマにはビタミンCが欠けています。豊富に含まれている主な栄養素は、たんぱく質やビタミンD、ビタミンKに、カリウムとしては亜鉛です。

これらの栄養素には、脳を活性酸素から守ってくれる認知症予防の効果や、細胞の成長を促進する免疫強化の効果、健康な美肌を維持する効果、骨粗しょう症予防効果など、特に女性に嬉しい効果が多くあります。

練りゴマが急に必要になった時とかに、ここまで紹介した作り方で、手作り練りゴマを作ればよいわけです。けれども、そんなヒマもない場合にはどうすれば？となると、代用があります。

練りゴマの、あのペースト状がどうしても必要不可欠という場合でないのであれば、練りゴマの代用にすりごまを使う方法もあります。栄養素的にはすりごまも練りゴマも変わりません。少しばかり消化吸収は練りゴマに劣りますが、代用品として味や栄養素は満たすことができます。緊急避難的な措置としてはおすすめできます。

ゴマの類が切れているにもかかわらず、練りゴマが必要とされる場合には、ピーナッツバターで代用することをおすすめします。ただし、使用するピーナッツバターの成分表をよく見てから使用するようにしてください。原材料が本当にピーナッツはどうかや、砂糖など含有量など確認する必要があります。

それらを承知した上で、調理する際に砂糖などの分量を調整しなければなりません。また、栄養素も当然練りゴマとは異なりますから、風味だけを期待するような際に限定してお使いください。

練りゴマの特徴はよく分かりましたでしょうか？練りゴマの特徴を理解した上で、練りゴマの使い方やおすすめのレシピを紹介していきます。

• ツナ1缶
• ニンジン適量
• キャベツ適量
• チンゲン菜適量
• 練りゴマ大さじ2
• オイスターソース大さじ1

1. ツナと適当な大きさに切った野菜をフライパンで炒めます。
2. ツナと野菜に火が通ったら、器に盛ってオイスターソースと練りゴマを合わせたものを回し掛けます。

練りゴマの使い方を考えた、材料にツナと野菜をたっぷり使ってヘルシーな「練りゴマの野菜たっぷりツナ炒め」のレシピになります。オイスターソースと合わせることで、練りゴマの使い方が活きているレシピです。

• 鶏もも肉1枚分
• キュウリ1本
• レタス数枚
• 棒棒鶏のタレ（練りゴマ大さじ5・砂糖小さじ1・醤油小さじ2・酢小さじ2）

1. 鶏もも肉は茹でて皮を外して、適当な長さに手で割いておきます。
2. レタスは適当な大きさにちぎり、キュウリは千切りにしておきます。
3. 器にレタス、キュウリの順でならべ、割いたもも肉を盛ったら、混ぜ合わせたタレを上から回し掛けます。

練りゴマの使い方を考えて、たっぷりに掛けることでヘルシーかつ美味しい「練りゴマたっぷりの棒棒鶏」のレシピになります。練りゴマの特徴を活かした使い方で、定番的なレシピです。

• 牛蒡1本
• ニンジン1/2本
• ドレッシング（練りゴマ大さじ2・味噌大さじ1・マヨネーズ大さじ2）

1. 牛蒡はささがきにして、ニンジンは細切りにします。
2. 牛蒡とニンジンは、歯ごたえが残る程度にさっと茹でて、しっかりと水気を切ります。
3. 温かいうちに、ドレッシングを和えて完成です。

練りゴマの特徴を活かした「練りゴマで和える牛蒡のサラダ」のレシピになります。味噌とマヨネーズを合わせることで、練りゴマの風味がよくなります。

練りゴマの作り方や特徴、栄養素、効果などから、練りゴマの使い方やおすすめのレシピまで、詳しく解説してきました。紹介した記事を参考にして、練りゴマの簡単な作り方を試してみよう！ではありませんか。