トマト缶が危険と言われる理由は?妊娠中の安全性/健康への害を調査

トマト缶は安くて最近ではコンビニでも買うことができて非常に手軽な加工食品です。そんなトマト缶が実は危険という話を聞いたことはありませんか?国産から中国などで作られた輸入品、無添加のものから添加物を使用しているものまで種類は非常に多いですがどのようなトマト缶が危険なのか?缶タイプか紙パックタイプなら安全か?ビスフェノールAという成分はどんな成分か?トマト缶がもたらす健康への影響と理由を徹底解説します。特に妊娠中の女性は要注意です!

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目次

  1. 1トマト缶が危険と言われているが本当は?
  2. 2トマト缶が危険と言われる理由は成分にある?
  3. 3トマト缶の原材料は危険?安全?
  4. 4トマトをトマト缶以外で安全に買うには?
  5. 5添加物から身を守るには?
  6. 6トマト缶には危険と言われる理由があった!

トマト缶が危険と言われているが本当は?

トマト缶に限らず身近な食品が実は危険な食品だったという話は非常に多くあります。手軽で安いトマト缶も危険な食品と呼ばれるうちの一つです。

なぜトマト缶が危険だと言われ始めたのか?それには大きな理由が2つあります。一つはビスフェノールAと呼ばれる成分が健康を危険にさらす影響があるということです。

もう一つの危険といわれる理由はトマト缶に使われている主原料を細かく明記しなくてもいいということでどんなトマトが使われているかわからないということがトマト缶が危険と言われている原因です。ここからさらに詳しく解説していきます。

トマト缶が危険と言われる理由は成分にある?

まずはトマト缶が危険と言われている理由の一つ「成分」を解説していきます。その危険な成分とは缶の加工に使われている「ビスフェノールA」という成分です。ビスフェノールAについて細かく紹介します。

ビスフェノールAとは?

ビスフェノールAとはトマト缶の缶の部分を加工するときに使われる成分です。ビスフェノールAは本来であれば金属の腐食や金属が溶出(溶け出してしまうこと)を防いでくれる成分なので缶の内側に使われています。

しかしこのビスフェノールAという成分がトマト自身がもつ酸によって缶の内側で溶け出してしまう危険があるといわれています。

妊娠中や乳幼児は注意が必要

ビスフェノールAという成分はプラスチックの原料となる科学物質で動物実験の結果極めて微量でも動物の胎児などに影響が生じるという研究結果が出ています。そういった理由から妊娠中の女性や乳幼児のいる家庭では特に注意が必要と言われています。

特に妊娠中は免疫の低下などでいろいろな影響を受けやすい体質になっています。常に飲んでいた薬でさえ気を使わなくてはいけないほど妊娠中の体はデリケートになります。そんな影響の受けやすい妊娠中の体は危険と隣り合わせなので注意が欠かせません。

健康に影響を受けない摂取量

気になるのがどれぐらいの量を摂取したら健康に危険な影響が出るのかです。実はこのビスフェノールAの耐用一日摂取量(毎日摂取しても健康に危険な影響を及ぼさない目安の基準値)は体重1kgあたり0.05mgとされています。

この耐容一日摂取量で考えると体重50kgの人で一日に2.5mgまでは摂取しても健康に影響のない計算になります。ビスフェノールAはの使われている缶詰を大量に食べない限りは問題ないということになります。

しかしいろいろな研究結果からいうと、動物実験では胎児や産仔に対しては妊娠中の摂取量が耐容一日摂取量より少ない量でも神経の発育などに危険な影響が出ているという研究結果もでています。

 

成長ホルモンや生殖ホルモンに与える影響

ビスフェノールAは人間のホルモンに様々な影響を与えるとい実験結果も報告されています。人間の体内には100を超える種類のホルモンが存在しているといわれていてそれぞれがもつのホルモンの働きで正常に機能し人間は成り立っています。

内分泌系のホルモンは体内の機能を調節するホルモンで細胞間で情報伝達をして代謝・成長・生食などの体内の機能を調節してくれるホルモンです。例えば外気が低くなっても体温がほぼ一定に保たれるのは内分泌系ホルモンが低体温になってしまう危険から守ってくれるおかげです。

ビスフェノールAがもたらす影響は内分泌系ホルモンの中でも成長ホルモンや生殖ホルモンに影響が出るといわれています。ビスフェノールAを摂取していると内分泌かく乱物質というもの(通称環境ホルモン)が形成されてしまいます。

環境ホルモンが生殖ホルモンにもたらす危険な影響は男性の場合精子数の減少・女性の場合排卵の形成が満足にいかなかったり妊娠中の胎児の成長に危険な影響が出てくる可能性があります。

環境ホルモンが成長ホルモンに与える危険な影響ですが成長ホルモンはその名前の通り身長やいろいろな部分の成長を促すホルモンで環境ホルモンが加わってしまうと代謝がうまく働かなくなったり身体の機能が正常に働かなくなったりという危険な可能性がでてきます。

ビスフェノールAはトマト缶以外にも使われている

金属を摂取することは人間にとってとても危険なことですがビスフェノールAは金属の腐食や金属が溶出(溶け出してしまうこと)を防いでくれる成分なので缶の内側に使われていると紹介しました。それだけではなくビスフェノールAという成分はプラスチックの原料となる科学物質でもあります。

このためトマト缶以外でも缶詰のスープ缶詰の野菜・果物缶ジュースなどの飲み物プラスチック製の食品トレー食品を保存するときに欠かせない食品用ラップなどに含まれています。どれも身近なところにあるものばかりですが実は危険なビスフェノールAは多くの物に使われていました。

危険なビスフェノールAを使わないためには紙パックのもので販売するのがコスト的にも非常にいいのですが、紙パックのものは賞味期限が長くできないためどのメーカーも加工食品に紙パックを使っていないのが現状です。

フランスではビスフェノールAの食品使用は禁止

ビスフェノールAがもたらす人間への危険な影響から多くのメーカーが危険なビスフェノールAの使用を控えるようになりましたがアメリカでは幼児向けの哺乳瓶などの食器へのビスフェノールAの使用を禁止しています。

一方フランスでは2015年1月からビスフェノールAを含む食品容器の製造、輸出入、市場投入を禁止とする法律が施行されました。これはビスフェノールAの安全が確認できるまでの期間とされていますが実質フランス国内でのビスフェノールAの食品への使用は危険な影響をおよぼすということから全面的に禁止された形になります。

海外で紙パックの加工食品が多い理由としてはこういった危険なものを排除する法律が確立されているために賞味期限が短くても紙パックの梱包が使われている理由の一つです。

トマト缶の原材料は危険?安全?

ここまでトマト缶が危険と言われる理由の一つであるビスフェノールについて紹介しました。ここからはトマト缶が危険と言われるもう一つの理由「トマト缶の原材料」について紹介します。

主原料の明記をしなくてもいい

トマト缶の主原料といえばもちろんトマトですが安く売られているトマト缶にはどんなトマトが使われているか理解している人は少ないです。意外な落とし穴ですが缶詰になる前のトマトにどんなものが使われているかわからないことが問題と言われています。

もちろん産地が知りたいからなどといったことが理由ではなく、加工された食品の場合、加工される前の原料についての情報は商品に明記しなくてもいいという落とし穴があるのです。

かなり率直に説明しましたがもう少し詳しく説明すると缶詰に限らず紙パックなどの加工食品は加工される前の原料の情報は明記しなくていいために加工前のトマトがどんな状態であるのか?どこからきたトマトなのか誰一人わからないのです。

もちろんこれは加工食品全てにいえることなのでトマト缶に限ったことではありませんが加工食品の代表格であるトマト缶はいろいろなトマトを使っているため危険と呼ばれる理由の一つになります。

中国産のトマトがイタリア産に

日本でも一時期「産地偽装」という言葉をよく耳にする時期がありました。法律上偽装にはあたりませんが加工された食品の場合、加工される前の原料についての情報は商品に明記しなくてもいいということは加工・製造した場所が産地になるのです。

先ほどのことをふまえると中国産のトマトで単体では商品として成り立たないトマト(わかりやすく言うとB級品)を通常のトマトよりも安く集めてイタリアでトマト缶にした場合のトマト缶の産地は中国産ではなくイタリア産のトマト缶になるのです。

最近ではいろいろなメディアでも取り上げられていることから中国産のものを危険と判断し懸念される人が多いですがイタリア産のトマト缶と中国産のトマト缶が並んでいた場合本場という言葉が頭に浮かび迷わずにイタリア産のトマト缶を買う人がほとんどだと思います。

ですが中身はほとんど中国産のトマトを使っているので中国産といっても過言ではありません。これが加工食品の落とし穴でもありトマト缶が危険と言われているもう一つの理由です。

中国産濃縮トマトに添加物を加えて再加工?

ただ単純にトマト缶に使われている中国産のトマトがすべて危険というわけではありません。数多くの種類があるトマト缶ですがどれだけいいトマトを使って作ったトマト缶でも添加物を一切使わず作ったトマト缶はとても少数で、生産した場所の近くでしか流通しません。

ということはほとんどのトマト缶が添加物を使用し長期保存を可能にし海外への輸出へ耐用できる商品へ加工しています。添加物の中には健康を危険にさらすから体に良くないと言われる添加物もありますがトマト缶も例外ではありません。

トマト缶が危険といわれた理由がここにもあり、安いトマトを辿っていくと安い価格で売られているトマト缶は中国産の濃縮トマトに添加物(デンプン・食物繊維・着色料)などを加えてかさ増しをして作られているものが多数あるということからトマト缶が危険と呼ばれているもう一つの理由の後押しになりました。

自然界で摂取できない栄養素を添加している場合もあるので全ての添加物が体に悪いとは言えませんし中国産濃縮トマトだから危険というわけではありません。

重要なのは加工前に添加物を入れていた場合これも明記しなくていいのです。そしてそういった不明な原料が多いトマト缶が非常に多く流通しているということが危険と言われる理由です。
 

トマトをトマト缶以外で安全に買うには?

ここまでトマト缶が危険といわれる大きな理由を紹介しました。安全と危険は隣りあわせとうい言葉がありますがここからは非常に手軽で便利な加工トマトを安全に買うことはできるのか紹介します。

トマトの瓶詰

人間の健康に悪影響をおこしトマト缶は危険と呼ばれている理由の一つビスフェノールAですがこれを防ぐには缶詰ではなく瓶詰の加工トマトを使うことです。缶詰に比べると値段は上がりますが健康への危険は軽減されます。

紙パックのトマト

瓶詰のトマトのほかにも紙パックの加工トマトも健康への影響を抑える手段の一つです。ですがスーパーなどで瓶詰の加工トマトは見かけることはあっても紙パックの加工トマトを見かけることは少ないです。それは瓶や缶に比べて紙パックのものは賞味期限が短くなってしまうことが理由です。

冷凍トマト

ここ数年スーパーなどの冷凍食品が非常に充実しています。野菜も以前はミックスベジタブルぐらいしかなかったものがいろいろな野菜が単体で冷凍されているものもあります。もちろんトマトもあるので冷凍トマトを常備しておけばいつでも使いたいときに使えます。

ドライトマト

安全に加工トマトを買う手段としてドライトマトというものがあります。お菓子コーナーやおつまみコーナーでよく見かけるドライフルーツですが、輸入食材を扱っているスーパーなどではドライトマトを売っているお店もあります。

なかなか置いてあるところは少ないですが、ドライトマトをオリーヴオイルに付け込んだセミドライトマトなら比較的どのスーパーでも買うことができるのでおすすめです。

添加物から身を守るには?

安全と危険が隣りあわせの添加物ですが現在の生活から添加物をなくすことは非常に難しい課題です。ですが危険といわれる添加物から身を守る方法はいくつかありますので紹介します。

商品の表示を良く見る

加工した段階で原材料との産地の差は生まれてしまいますが商品の品質表示は安全にトマト缶を買うのに貴重な情報源です。とくに妊娠中の女性は普段より目を光らせたい項目です。

義務ではないですが中には原材料の生産地を記載しているメーカーもあったり、ビスフェノールAが溶出してしまう可能性の高い酸がトマト以外に添加物(クエン酸)などとして使われているかどうかも安全にトマト缶を買ううえで貴重なヒントになります。

安いものには理由がある

安全にトマト缶を買うときの非常にわかりやすい目安がトマト缶の価格です。もちろん企業努力により安く売られているトマト缶もありますが安いものには安く売っても利益が出る理由があります。添加物により量をかさ増ししていたり状態の悪いトマトを使っていたりと理由はいろいろです。

疑問を持つようにする

もう一つ重要なのが安い価格や表記の情報に惑わされずに一度立ち止まって疑問を持つようにしましょう。そうすることでいつも以上に品質表示をよく見たりするようになり健康のことを考えるいい機会になります。特に妊娠中などは健康を維持するのが大変ですが非常に重要なので普段なら気にしないような小さな疑問も気にするようにしましょう。

安全な食材で手作りする

健康を気にするうえで一番早い方法は安全な食材を使い手作りすることです。都心部のスーパーでも生産者の顔が見える産地直送の野菜コーナーが充実しているので新鮮なトマトを購入し好みの味でトマトピューレを作れば健康に配慮しながら安心・安全に料理も楽しめるので一石二鳥です。

時間がない人で加工トマトを使いたい人におすすめなのは紙パックで売られているトマトジュースです。紙パックの商品は賞味期限が短いですが手作りで加工してしまえば冷凍も可能になるので便利です。

トマト缶には危険と言われる理由があった!

今回はトマト缶が危険と言われている理由を中心に紹介しました。一般的な大人であれば一日に1L以上のトマト缶を食べない限り健康はの影響は少ないので必ずしも危険というわけではありません。

ですが妊娠中や幼児のいる家庭では気をつけたい重要なことです。やはり一番安全なのは新鮮な食材で手作りすることが理想です。しかしそういった時間がと取れないのが現実ですがそういうときはできるだけ健康への影響が少ないものを選ぶようにしましょう。それが安全に食事を楽しむことにつながります。

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