2019年02月01日公開
2024年09月02日更新
ソーキそばの人気店を厳選6選!沖縄そばとの違いも解説!
ソーキそばを食べたことがありますか?ソーキそばは効いたことはあっても、あまり食べる機会がない食べ物かもしれません。今回は、そんなソーキそばのおすすめ人気名店をジャンルごとに6店舗ずつ紹介していきます。おすすめメニューや、麺の種類、特徴なども紹介していますので是非チェックしてみてください。また、沖縄そばとの違いや歴史、欠かせない調味料のコーレーグースについても見ていきます。
目次
ソーキそばについて知っておこう!
皆さんは、ソーキそばというものを知っていますか?「ソーキそばは沖縄の食べ物」ということは多くの方が知っているかと思うのですが、意外と詳しいことは知らないという方も多いかと思います。今回の記事では、ソーキそばの特徴や、沖縄そばとの違いについて紹介していきます。おすすめの名店もジャンルに分けて紹介していきますので、ソーキそばに興味がある方は是非チェックしてみてください。
ソーキそばや麺の特徴
それでは、まずはソーキそばの特徴について見てみましょう。まず、ソーキというのは豚肉の味付き肉を味付きしたものの事で、これがソーキそばの大きな特徴となっています。簡単に言うと、スペアリブがのったボリューム満点さが特徴のおそばです。また、麺は「そば」という名前とは違い、そば粉は全く使用されていないのも特徴です。
ソーキそばはそばとは違い、小麦粉から作られており、小麦粉をこねる時には灰汁を加えたり、ゆであがった麺を茹でおきする際には植物油を塗って、麺同士のくっつきや、腐敗を防いでいる、という特徴があるのだそうです。現在では灰汁を取るときに使用する木灰が手に入りにくいので、特徴である木灰の代わりとしてラーメンにも使用されている、かん水で代用しているというお店も多いのだそうです。
歴史は?
そばではないのに「ソーキそば」という名前の変わった特徴をもつ料理なのですが、ソーキそばの歴史はどのようなものなのでしょうか?ソーキそばの発祥の歴史についてはいろいろな説がありますが中国から伝わった、中華麺がルーツとなっていると考えられています。また、もともとは宮廷料理だったという歴史があり、当時は小麦粉が高価なので、現在とは違い一般の方はあまり食べられなかったそうです。
そして、ソーキそばが誕生したのは1970年代であったそうです。今では沖縄の本島だけでなく宮古島やほかの離島などでも楽しまれており、沖縄を代表する料理となっていきました。ソーキそばが生まれるまでには、様々な歴史があったようです。
ソーキそばの種類は?
上記のような歴史から生まれたソーキそばの種類は、実は大きく分けて二種類に分かれています。本ソーキそばと軟骨ソーキという種類があり、基本的にはソーキそばと書いてあれば、本ソーキそばの種類を指すのだそうです。
軟骨ソーキそばという種類は、骨が無く、本ソーキと違いまるごと食べることが出来るのが特徴の種類です。こちらの種類の味付けは基本的には本ソーキそばと同じであり、コラーゲンをたっぷりとれるというのも特徴の種類になっています。
ソーキそばの人気店厳選6選【名店編】
明治から変わらない伝統の味「きしもと食堂」
ここからは、ソーキそばの人気名店を全部で18店舗紹介していきます。まずは、ソーキそばの名店から見ていきましょう。最初に紹介するのは、「きしもと食堂」です。こちらのお店は明治から続く名店となっており、ランチでは行列が出来るほどの人気店です。麺にも木灰汁がしっかり使用されているのも特徴で、こだわりの味を楽しむことが出来ます。
一日100杯のこだわりの味「しむじょう」
続いて紹介する、ソーキそばの名店は「しむじょう」です。こちらのお店では、風情のある琉球家屋となっており、雰囲気のある中で人気のソーキそばを楽しむことが出来ます。閑静な住宅地にあるお店となっていますので、落ち着いて食事をしたいという方にもおすすめのお店となっています。三日間かけて作られたこだわりスープを使用しているため、一日に100杯ほどしか作ることが出来ないのだそうです。
さっぱりタイプのソーキそばが人気「そば処 すーまぬめぇ」
続いて紹介する名店は、「そば処 すーまぬめぇ」です。こちらのお店も閑静な住宅街にあるのが特徴で、静かにソーキそばを楽しみたい方におすすめです。築60年という趣のある店内で楽しめるソーキそばは、鰹節を出しに使用したさっぱりタイプとなっています。別添のよもぎも相性ぴったりな種類のソーキそばです。
吹き抜けもある開放的な雰囲気「沖縄そばと海産物料理の店 楚辺」
出典: http://agije.com
続いて紹介するソーキそばのおすすめの名店は、「沖縄そばと海産物料理の店 楚辺」です。こちらのお店は2009年2月にオープンしたお店となっており、店内は吹き抜けのオシャレな雰囲気で楽しむことが出来ます。シャンデリアもある店内は、ソーキそばのお店では珍しいのではないでしょうか?スープはあっさり風味で、柔らかいお肉との相性も最高です。
古民家で楽しむ名店「琉球茶房あしびうなぁ」
続いて紹介するのは、「琉球茶房あしびうなぁ」です。こちらのお店は琉球王朝時代に三司宮が住んでいたという御殿の跡地に建てられているそうです。琉球古民家で楽しめるソーキそばは、小鉢などもついて人気の一品です。ランチ限定で楽しめる定食は874円とお得になっていますので、是非チェックしてみてください。
油も控えめで食べやすい「がんじゅう堂」
次に紹介するのは、「がんじゅう堂」です。こちらのがんじゅう堂では、味付けのさっぱりさが特徴のソーキそばを楽しむことが出来ますので、本土の方でも食べやすい味付けになっているのだそうです。軟骨ソーキを楽しむことが出来、コラーゲンもたっぷり取れるソーキそばを楽しめます。また、ヤギ汁もおすすめだそうですのでチェックしてみて下さい。
ソーキそばの人気店厳選6選【進化系】
名物はジュレダレのぶっかけ「OKINAWA SOBA EIBUN」
続いては、進化系ソーキそばを楽しむことが出来るお店を紹介していきます。まず最初に紹介するのは「OKINAWA SOBA EIBUN」です。店主の方は元フレンチシェフの方だったそうで、そばだしをジュレ状にしたという特徴的な進化系スタイルを楽しむことが出来ます。その上、無化調となっていますので添加物が気になる方にもおすすめです。
海藻たっぷりのアーサー麺も人気名店「なかむらそば」
続いて紹介するソーキそばの進化系を楽しむことが出来るお店は、「なかむらそば」です。こちらのソーキそばでは豚骨スープをベースにとし、カツオをぶんだんに使用したというこだわりスープを楽しむことが出来ます。また、沖縄の特産である海藻を麺にも練り込んだという「アーサー麺」も人気で、お店の看板商品にもなっているそうです。
朝どれの新鮮島野菜も「いしぐふー前島店」
続いて紹介するのは、「いしぐふー前島店」です。こちらのおみせでは、手もみで仕上げられた麺と、あぐー豚を使用したという贅沢なソーキそばを楽しむことが出来ます。また、100円プラスすれば、朝どれの島野菜を自由にトッピングでき、こちらも人気のサービスとなっています。
つけ蕎麦を楽しむことが出来る「金月そば 恩納店」
続いて紹介するソーキそばのお店は、沖縄に3店舗を展開しているという「金月そば 恩納店」です。店舗それぞれでオリジナルのメニューを楽しむことができるそうで、こちらの店舗では、なんとつけ蕎麦を楽しむことができるそうです。季節の島野菜や、しっかりと煮込まれた三枚肉などを楽しむことが出来る看板メニューとなっているそうです。
元フレンチシェフによる味わい「海が見えるそば家」
元フレンチシェフである店主が作るソーキそばを楽しむことが出来るのは、「海が見えるそば家」です。こだわりの沖縄そばを作りたいとフレンチシェフから転身した店主が作り出すソーキそばは、コシのある中太麺でのどごしも良い麺となっています。ソーキは軟骨ソーキを楽しめますので、まるごと美味しさを楽しむことが出来ます。
南原風かぼちゃ沖縄そばが人気「レストランしぐれ」
変わり種メニューを楽しみたいという方におすすめなのは、「レストランしぐれ」です。こちらでは、このお店でしか楽しむことが出来ないという、「南風原かぼちゃの沖縄そば」を楽しむことが出来ます。南風原かぼちゃを麺に練り込んだというそばは、鮮やかな黄色とモチモチ食感とを楽しむことが出来る独特の味わいになっています。
ソーキそばの人気店厳選6選【おすすめ編】
絶品のソーキは自家製!行列必至の「山原そば」
続いては、ソーキそばのおすすめ店を紹介します。まず最初に紹介するのは、「山原そば」です。こちらのソーキそばでは、自家製で作られているというソーキが人気です。店内は古民家を移転したというものになっており、趣のある雰囲気を楽しめます。ボリューム満点のソーキそばを楽しむことが出来ますが、女性でもぺろっと楽しめる絶品となっています。
店主よしこさんのこだわりの味「そば屋よしこ」
続いて紹介するソーキそばのお店は、「そば屋よしこ」です。こちらのソーキそばは、店主のよしこさんによるこだわりの味を楽しむことが出来ます。ボリューム満点のてびちはとても人気があり、昆布やカツオなどで丁寧にとった和風スープで楽しむことが出来ます。
ゆし豆腐仕様のヘルシーそばが人気「高江洲そば」
続いて紹介するのは、「高江洲そば」です。こちらは開店したらすぐに満席になってしまうという人気店で、「ゆし豆腐そば」というソーキそばが人気メニューとなっています。こちらは常連さんから生まれたというメニューになっており、いい塩梅に塩気の効いたゆし豆腐が入ったというヘルシーな一杯となっています。
ピリ辛麻婆の限定メニューも「金月そば 国際通りむつみ食堂店」
続いて紹介する、ソーキそばのおすすめのお店は「金月そば 国際通りむつみ食堂店」です。先程は金月そばの恩納店を紹介しましたが、こちらでは国際通りむつみ食堂店を紹介します。お店によって違ったメニューも楽しむことが出来る金月そばですが、こちらでは「麻婆ゆし豆腐そば」が人気となっているそうです。ご飯と合わせて、麻婆丼として楽しむファンの方もいる、オススメメニューになっています。
天然素材で作ったソーキそばを楽しみたいなら「そば処 たから家」
続いて紹介する、ソーキそばのおすすめ人気店は「そば処 たから家」です。こちらで楽しめるソーキそばは、100%沖縄産の自然海塩が使用されており、化学調味料も一切使用していないという無化調ラーメンを楽しむことが出来ますので、原料にもこだわりたい方におすすめです。まるごと楽しめる軟骨ソーキは、しっかりと油抜きされており、こってり過ぎない味が魅力です。
ジャズを聞きながら楽しめる「沖縄そばAjazz」
ジャズが好きだという方なら、こちらの「沖縄そばAjazz」もおすすめします。店内は観葉植物がたくさん飾られており、ジャズの流れる店内は新鮮な雰囲気でソーキそばを楽しむことが出来るはずです。麺は自家製麺を楽しむことが出来、じっくりと手間暇かけて煮込まれたソーキとの相性も抜群となっています。いつもとは違った雰囲気でソーキそばを楽しみたい方にもおすすめします。
ソーキそばと沖縄そばの違い
沖縄そばの歴史
それでは、最後に沖縄そばの歴史について見てみましょう。中国から伝わった中華そばがルーツになっているという沖縄そばですが、最初の頃はまだ、庶民の人でも気軽に楽しむことが出来る料理ではなかったそうです。
庶民の方が楽しめるようになるまでの歴史は長く、明治後期に中国人がお店を開いたのが始まりであるといわれています。大正時代になるとそば屋さんも町中に増えて、庶民の方でも気軽に楽しめるようになった、という歴史があります。戦後では、米軍が配給する小麦粉を使用して、甚大な被害を受けたお店も、次々とお店も復活していたという歴史もあります。
沖縄そばとは?
それでは、沖縄そばとはそもそもどういったものなのでしょうか?ソーキそばと沖縄そばは同じものだと思われていた方も多いかもしれませんが、実は違います。どのような違いがあるのでしょうか?沖縄そばではお肉が三枚肉となっているのが定番で、それにかまぼこや、紅生姜などのトッピングがされているもののことを指します。
一方、ソーキそばは豚のスペアリブがのったものとなっていますので、お肉の種類に違いがあるということになります。しかし、「沖縄そば」という言葉を使用する際、上記で紹介した意味とは違い、「ソーキそばや、軟骨そばなど全体のそばを含めたもの」を指すときもあるそうです。ですから、ソーキそばが沖縄そばとして紹介されているときもあるようです。
そば屋にあるコーレーグースとは?
コーレーグースという調味料を見たことがあるでしょうか?あまり沖縄以外では見ないかもしれませんが、物産展などでコーレーグースを見たことがあるという方も多いかもしれません。コーレーグースとは、島とうがらしを泡盛に漬け込んだ調味料となっており、想像の通りかなりの辛さを楽しむことが出来ます。沖縄そばのお店ではコーレーグースが卓上においてあるということが多いのだそうです。
なので、コーレーグースは沖縄そばにピッタリの調味料であると言えるでしょう。沖縄そばを自宅で楽しみたいという方は、コーレーグースもぜひ一緒に購入してみてはいかがでしょうか?コーレーグースを使い切れそうもない、という方もいるかと思いますが、コーレーグースは一味唐辛子のような感覚で様々な料理に使用することも出来るようです。コーレーグースをアレンジレシピに活用するのもおすすめです。
ソーキそばの名店や進化系を沖縄で食べ比べしてみよう!
いかがでしたでしょうか?ソーキそばはスペアリブがのった豪快な沖縄の郷土料理となっており、歴史もある食べ物であるということを紹介してきました。おすすめの人気店も18店舗紹介しましたので、是非沖縄にいった際には今回紹介したおすすめのお店や、他のお店もチェックしてみて下さい。そのときには、コーレーグースも一緒に使用するのがおすすめです。