切り干し大根のカロリーとダイエット効果を解説！太らない食べ方は？

昔ながらの定番お惣菜の切り干し大根は、昔から愛されている低カロリーで栄養価の高い食材です。そんな切り干し大根がダイエットに最適ということを知っていますか？今回は今話題の切り干し大根ダイエットについて紹介します。

まずは切り干し大根ダイエットで一番気になる切り干し大根のカロリーを紹介します。切り干し大根は100g約279kcalです。スーパーなどで販売されているパック詰めの切り干し大根は約50gのものが多いので、1パック約140kcalほどです。

切り干し大根は煮物などのレシピが一般的ですが、切り干し大根自体は低カロリーでも使う食べ方によっては高カロリーの食材に変化してしまう可能性もあるので、注意が必要です。調味料のカロリーも気にしながら切り干し大根にチャレンジしてください。

低カロリーでダイエットに最適な切り干し大根ですが、糖質オフダイエットを並行してやりたい方には注意が必要です。切り干し大根は大根を乾燥させて作るものなので、たくさんの栄養と共に、糖分なども凝縮されているので糖質も高くなってしまいます。

切り干し大根の糖質は、調理していない状態で100g約46.8g、1食(30g)あたり約14.1gです。レシピによって糖質がもっと高くなっていまう可能性があるので、レシピの選び方も切り干し大根ダイエットを成功させるコツです。

切り干し大根は、栄養価の高い大根を乾燥させている食材なので、栄養価が高い食材です。切り干し大根にはどんな栄養が含まれているのか、その栄養価と健康効果・効能について紹介していきます。

切り干し大根ダイエットが今注目されている理由の一つに、切り干し大根の栄養価の高さがあります。健康にも効能を発揮する切り干し大根の栄養にはどんなものがあるのでしょうか？ダイエットに最適な栄養とその栄養価・その効果効能について調べていきます。

切り干し大根は食物繊維が豊富な食材です。その栄養価は100gあたり21gの食物繊維が含まれています。便を柔らかくする水溶性食物繊維が約3.6g、腸を刺激して便を出やすくする不溶性食物繊維は約17.1gです。元の大根に比べても栄養価が水溶性食物繊維は約6倍、不溶性食物繊維は、20倍にも上ります。

水溶性・不溶性ともに食物繊維が豊富なので、便秘解消に効果的です。また、コレステロールも体外に排出する効果もあるので、動脈硬化の予防にも効能を発揮します。代謝もよくなるので美肌効果にも期待される食材です。

切り干し大根は歯や骨を丈夫にする効果があるカルシウムも豊富です。大根にはあまりカルシウムのイメージがないので、切り干し大根もカルシウムが豊富だということがあまり知られてはいませんが、100gあたり540mgも含まれています。

カルシウムは大根の約15倍です。生の大根より切り干し大根のほうが手軽にカルシウムを摂ることが出来ます。カルシウムは骨を丈夫にするだけではなく、脂肪細胞に分解するように伝達してくれる効果もあるので、脂肪の吸収を抑えて、メタボ防止にも効能が期待出来るので、切り干し大根ダイエットの強い味方の栄養です。

切り干し大根は、鉄分も豊富です。切り干し大根の鉄分の栄養価は100gあたり約9.7mgで大根の約9倍にもなります。鉄分は特に女性に不足しがちで、特にカロリー制限だけでダイエットをしている人は不足しがちですが、切り干し大根ダイエットを並行して行うことで鉄分不足も解消できます。

鉄分が不足すると、血液中の酸素を運ぶヘモグロビンの量が減り、体に十分な酸素が行き渡らなくなって代謝も落ちてしまいます。また、脂肪燃焼に不可欠な酵素のリパーゼが不足するので脂肪がたまりやすい体になってしまいます。切り干し大根で鉄分を補うことで基礎代謝を上げて切り干し大根ダイエットの成功に導きます。

切り干し大根ダイエットは、ダイエット中に気になるむくみも予防する効果があります。それは切り干し大根にカリウムが豊富だからです。切り干し大のカリウムの栄養価は1食あたり1600mgです。カリウムは余分な塩分を体外に排出する効果があり、むくみを防止してくれます。
 

またカリウムを摂ることで、血圧の上昇を抑える効果もあるので、生活習慣病の予防などの健康効果にも効能を発揮します。切り干し大根ダイエットは健康を気にする高齢者の方にも安心しておすすめすることが出来るダイエットです。むくみを気にする妊婦さんにもおすすめです。

切り干し大根はビタミンも豊富で、特にビタミンB群の栄養価が高い食材です。糖質をエネルギーに変える働きをするビタミンB1、脂肪の代謝を助けるビタミンB2、アミノ酸の再合成を助けるビタミンB6が含まれています。

切り干し大根は糖質が高い食材ですが、同時に切り干し大根のビタミンB群の効能で糖質をエネルギーに変えて代謝を上げる働きをします。さらにアミノ酸の再合成の効果で美しい筋肉の形成にも効能を発揮します。切り干し大根ダイエットを並行して、筋肉トレーニングなどを行うことでより効果が発揮されます。

切り干し大根はダイエットにも健康にもいい食材ということが栄養価の高さ・健康効果やダイエットに最適な効能からもわかりました。では、切り干し大根ダイエットに最適な効能や栄養価を活かす食べ方はどんなものなのでしょうか？切り干し大根ダイエットのおすすめの食べ方を紹介していきます。

切り干し大根ダイエットの注目ポイントは切り干し大根の食物繊維の多さです。食物繊維は食事の最初に摂ることで、お腹の中で膨れて満腹感を得られます。食事の嵩増しにもなるので食べる量が抑えることが出来ます。切り干し大根は少量でも十分な食物繊維を含んでいるので、少量で充分な満腹感が得られるので、食前に食べることをおすすめします。

また、食物繊維を食前に摂ることで血糖値の吸収を穏やかにする効果があり、ダイエットにはもちろん、高血圧防止や生活習慣病予防などの健康効果にも効能を発揮します。切り干し大根ダイエットをしながら体を正常化できるメリットの一つです。

切り干し大根はいろいろな食べ方やレシピがありますが、調味料や合わせる食材によっては高カロリーな食べ方になってしまう可能性があります。特に煮物などに適している切り干し大根ですが、甘めの味付けのレシピが好きで砂糖なのを大量に使ってしまうとダイエットの効果も下がってしまいます。

切り干し大根ダイエットをしている時は、味付けはあっさりめにするのがおすすめです。切り干し大根自体に糖質が豊富なので、調味料の糖質には特に注意が必要です。レシピを厳選して食べ方を工夫してください。

切り干し大根は糖質が多い食材です。なので、夜に大量に食べてしまうと体に糖質が蓄積されてしまい、切り干し大根ダイエットの効能が半減してしまう可能性もあります。切り干し大根ダイエットで有効な食べ方で気を付けるポイントは食べるタイミングも重要です。おすすめの食べ方は朝ごはんと昼ごはんに食べる食べ方です。

朝ご飯や昼ご飯は、その後の身体の活動も多く糖質を貯め込みにくい時間です。食前に食べることによって余分な糖質・脂質の吸収も抑えます。夜は逆に糖質を貯め込みやすい時間なので、なるべく早い時間に切り干し大根ダイエットを取り入れてください。

切り干し大根は、ダイエットや健康効果にも効能を発揮する食材ですが、美味しく食べるポイントにもいくつかおすすめがあります。切り干し大根の美味しい戻し方や摂取する量のポイントなど、切り干し大根ダイエットの食べ方のポイントを紹介します。

切り干し大根は乾物なので水でもどして食べる食材です。戻し方によって味や風味も変わってきます。切り干し大根ダイエットを長く続けるうえで覚えておきたい美味しい戻し方を紹介します。

最初の戻し方のポイントは、戻す前に少しもみ洗いすることです。最初にさっと水洗いをして、軽く揉むように汚れを落としておきます。そして水を変えて手を揉み合わせるように汚れを落とします。これを1回～2回行います。ここで洗い方が足りないと乾物特有のにおいが出てしまいます。

次の戻し方のポイントは、たっぷりの水で戻すことです。少量の水では戻す方が足りなくなってしまう可能性があります。そうするとふっくらした切り干し大根の触感が損なわれてしまいます。切り干し大根の量の約3倍以上の量の水で戻すのが戻し方のコツです。

戻し方のポイントの最後は、戻す時間を長くし過ぎないことです。切り干し大根のパッケージには推奨の戻し時間が記載されているものもあります。基本的にはそれに従って戻せば間違いがありません。煮物にする時の戻し時間は約15～20分、あえ物などにする場合は10～15分がおすすめです。

切り干し大根の戻し方が動画でも紹介されています。サラダ用の火を通さないレシピの場合の戻し方もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

切り干し大根ダイエットのやり方で推奨されてい切り干し大根の摂取量は、1日30gです。1食10～15gほどに分けて食べることがおすすめです。食前によく噛んで食べることが大事です。よく噛むことによって満腹中枢がより刺激されて食欲を抑えることが出来ます。結果、食べる量が抑えられて、切り干し大根ダイエットの効果がより発揮されます。

切り干し大根はダイエットや健康にいいからといって食べ過ぎは危険です。食物繊維が豊富なので、摂りすぎると便が詰まってしまい逆に便秘を悪化させてしまう可能性もあります。また、糖質も多いので糖質の摂りすぎ、レシピや食べ方によってはカロリーも摂りすぎてしまう可能性もあります。

切り干し大根ダイエットを支える美味しい切り干し大根レシピを紹介します。ダイエット向きのあっさりしたもの効能を活かしてくれるレシピなどがたくさんあります。毎日飽きがこないようにいろいろなレシピにチャレンジしてください。

一般的な切り干し大根の煮物では、糖質が高くなってしまう可能性もありますが、「塩味の切り干し大根」のレシピは糖質を抑えた美味しい切り干し大根が出来てダイエット向きです。小鉢4皿分の材料です。

• 切り干し大根10g
• 刻み昆布5g
• カボチャスライス1枚
• しいたけ50g
• ほうれん草50g
• 出汁パック1袋
• ホタテ貝柱スープの素小さじ2
• 醤油小さじ1
• 酒大さじ1
• 炒め用油大さじ1

下準備で切り干し大根と刻み昆布を一緒に水でもどしておきます。カボチャとシイタケは食べやすい大きさに薄く切ります。ほうれん草はサッと茹でて水気を切り3cmほどに切ります。作り方の紹介です。

1. 鍋に油を熱して、そこに切り干し大根・刻み昆布・かぼちゃを炒めます。
2. 油が全体に回ったらヒタヒタになるくらいの水とだしパックを入れて強火で沸騰するまで煮ます。
3. 沸騰したら弱火～中火で5分ほど煮ます。
4. そこに酒・ホタテ貝柱スープの素を入れて、水気がなくなるまで煮詰めます。
5. 醤油とほうれん草を入れて一煮立ちさせて完成です。

食前に切り干し大根を取り入れるレシピでおすすめなのは、汁物の切り干し大根レシピです。「切り干し大根と押し麦のベジスープ」は食前に食べやすいレシピです。材料の紹介です。

• 切り干し大根10～15g
• 押し麦・好きな量
• 人参・好きな量
• 白菜・好きな量
• ゴボウ・好きな量
• めんつゆ・パッケージの濃縮を参考に好きな量
• ほうれん草・好きな量

作り方は、すべての野菜を好みのサイズに切り、めんつゆで味を調えながら煮込むだけの簡単レシピです。お好みで好きな野菜に変えてもいいです。野菜もたっぷり取れて栄養価も高いヘルシー食材の押し麦もたっぷり取れるダイエット向きメニューです。

健康効果・ダイエット効果が高いが高いお酢はダイエットに最適です。「切り干し大根とサキイカの酢の物」は食物繊維とサキイカのたんぱく質が同時に摂れるレシピです。お酒のおつまみにもおすすめです。材料の紹介です。

• 切り干し大根30g
• サキイカひとつかみ
• キュウリ1/2本
• かにかま1本
• 酢大さじ4
• 砂糖大さじ2
• 醤油大さじ1

作り方は、切り干し大根を水で戻し、サッと茹でておきます。サキイカ・かにかまは細く切って、キュウリは半月切りにします。すべての材料をボウルに入れてよく混ぜたら出来上がりです。

切り干し大根は和食のイメージがありますが、サラダなどにすると洋食や中華の献立にもよく合います。「切り干し大根のハリハリサラダ」はいろいろな歯ごたえも楽しめるレシピで、よく噛んで食べる切り干し大根ダイエットには適しています。4人分の材料の紹介です。

• 切り干し大根60g
• 人参1/4本
• キュウリ1本
• ハム3枚
• ちくわ5本
• 胡麻油大さじ1
• にんにくチューブ3cm
• ポン酢大さじ4
• 砂糖・水各大さじ2
• すりごま大さじ2

作り方は、すべての野菜を千切りにして、ちくわも食べやすい大きさに切り、水で戻した切り干し大根と一緒にボウルに入れて、すべての調味料をよく混ぜたら完成です。

切り干し大根の煮物は砂糖をたくさん使ってしまうと、切り干し大根ダイエットの効果が半減してしまいます。でもどうしても切り干し大根は甘辛い煮物で食べたいという方におすすめなのは「圧力鍋で切り干し大根の煮物」のレシピです。砂糖不使用でみりんの甘みが活きています。材料の紹介です。

• 切り干し大根50g
• 人参・小1/2本
• うすあげ1枚
• 昆布だし300cc
• 醤油大さじ1と1/2
• みりん大さじ1と1/2
• 花かつお1つかみ

下準備で切り干し大根を水でもどしておきます。にんじんはマッチ棒ほどの細切りに、うすあげも薄切りにしておきます。作り方の紹介です。

1. 圧力鍋に切り干し大根・にんじん・うすあげ・昆布だし・醤油・みりんを入れて蓋をして強火にかけます。
2. ピンが上がったら弱火にして3分加圧します。3分経ったら火を止めて放置します。
3. 圧力が抜けたら蓋を開けて花かつおを加えて完成です。

切り干し大根ダイエットはどなたでも気軽に食生活に取り入れやすいダイエットです。食べ方を工夫しながら、飽きがこないように継続して切り干し大根ダイエットにチャレンジしていってください！