ストウブはIH対応なの?美味しいご飯や人気の料理レシピをご紹介!
「使うと料理が変わる!」と世界中の人に愛される調理器具メーカー、ストウブ。料理上手になる鍋なんて気になりますよね!今回は、どんな調理器具?IH対応?非対応?IHの他に使える熱源、と言う基本から、ストウブで作れる定番レシピ、おもてなしレシピを紹介します。
目次
そもそも、ストウブって?
ストウブ(STAUB)は、フランス・アルザス地方で生まれた鋳物ホーロー鍋専門調理器具ブランドです。代表的な鋳物ホーロー鍋はもともとフランスの三ツ星シェフらとの共同開発でプロのシェフ向けに作られた事が始まりのようです。現在では、ヨーロッパをはじめ、日本、韓国、アメリカなど世界50カ国に輸出されており、一般の家庭でも広く親しまれるようになりました。
ストウブ調理器具のここが凄い!
ストウブ調理器具のここが凄い!(1)食材の旨味を最大限引き出す
ストウブ調理器具の最大の特徴は「セルフ・ベイスティング・システム」と呼ばれる仕組みにあります。ストウブの蓋は重さがあるのですが、この平らで重さのある蓋の裏には、たくさんのピコ(突起)が並んでいて、蓋をして熱すると、食材の持つ水分が蒸発して発生した熱い水蒸気が鍋の中で対流し、食材が蒸されます。
そして、溜まった水滴が蓋の裏のピコ(突起)をつたって落ち、食材に水分がまんべんなく行きわたることによって、食材がもつ水分や旨みを逃がさず、ふっくらしっとり、まるでお店で出てくるような仕上がりになる、魔法のような調理器具です。鍋ひとつで、ここまでの料理が作れるのでご飯を普段作らない若い方からも簡単に調理ができると話題になっています。
ストウブ調理器具のここが凄い!(2)耐久性があり長く使える!
ストウブホーロー鍋はのストウブ独自のざらざらとした黒マットエマイユ加工が施されています。これにより油なじみがよく、また傷つきにくく、焦げ付きにくくなっています。外側にもこのエマイユ加工が施されていて、食材の酸に強く、長時間使用しても臭い移りがしません。肉・魚と食材を選ばず、また香りの強いカレーのような料理など、様々な調理法に対応できるのも嬉しいです。
ですが、ストウブはシーズニングも必要になる鍋なので定期的にストウブのシーズニングを行うようにしましょう。美味しいご飯のためにも、鍋の手入れには十分手間をかけることで長持ちします。
ストウブ調理器具のここが凄い!(3)蓋ごとオーブンOK
ストウブが優秀な調理器具である理由の一つが、鍋蓋のノブ(つまみ)も、オーブン対応可能、というところにあります。(250度まで対応可能)つまり鍋の蓋をしたままオーブンに入れてしまえます。と言うことは、鍋ごとオーブンに入れて煮る調理法、「オーブン煮」が出来てしまうところもおすすめです。オーブン煮の魅力は何と言ってもそのまま手を加えなくて良く、またストウブ鍋なら鍋ごとテーブルに置けるのも魅力の一つです。
ストウブ調理器具のここが凄い!(4)料理が映えるデザイン
テーブルに鍋ごと料理を提供することもできる美しいデザインも大きな魅力の一つです。和洋中、どんな料理にも不思議と合ってしまう、主張しすぎない色とデザイン。この丁度良い加減が、世界中で性別問わずストウブが愛されている理由だと言えます。
愛される調理器具である理由はカラーにもあり!
ストウブがプロから一般家庭の主婦にまで幅広く愛される調理器具である理由は、その深みのあるカラーも重要な要素の一つです。落ち着いた色合いは、女性でも男性でも愛用できる色味となっています。
料理を引き立てるベーシックカラー
主張性のないカラーですが、華やかな食卓には欠かせない色味のスタンダードなストウブカラーが、ブラック、グレー、チェリー(レッド)、マスタードの4色になっています。ご飯を美味しくみせるカラーにもなっているので、おすすめです。
100%ホーローのマジョリカカラー
ベースのカラー加工に、エマイユ(ホーロー)加工と呼ばれる特殊な加工を施すことで、表面を滑らかにし、さらに光沢を持たせるコーティングによって、ベースと比べて遊び心がある、そんな色展開が魅力です。マジョリカカラーは、グランブルー、バジルグリーン、シナモン、グレナディンレッドになっています。こちらも鮮やかな色合いですがご飯の引き立てにはぴったりのカラーです。
ストウブはIH対応?IH非対応?
IHは磁性体金属であれば使用可能なので、もちろんストウブはIH(100V・200V)にも対応しています。
IHで対応できない場合がある?IH調理器具の大きさをチェック
大抵の家庭にあるIHの対応幅は鍋底の径が、12~26㎝まで使用できます。ストウブには小さい商品もありますので、IHが対応できるか、自宅のキッチンの取り扱い説明書で対応径を確認した方が失敗がありません。ただし、全く使えないと言う訳でないので、まずは自宅のIHが対応しているのかを確認してからの購入がおすすめです。
IHを含めたほぼ全ての熱源に対応するが電子レンジはNG
直火、IH、ハロゲンコンロ、電熱コンロ、オーブン、釜に使用が可能です。キャンプなどでもよく使用される調理器具なのも頷けます。ホーロー鍋は電子レンジに対応していませんので、絶対に入れないよう注意してください。
IHではなく電子レンジで使える調理器具は?セラミックがおすすめ
ストウブには、セラミック商品のラインナップも豊富です。ホーローでは使用出来ない電子レンジが使えるこのセラミック。調理器具としてだけではなく、食器としても使用でき、テーブルコーディネートが楽しくなること間違いなしです。
ストウブ調理器具の種類が豊富!
ピコ・ココット(IH可)
ストウブの定番!丸いラウンドと楕円形のオーバルの2つの形があり、調理したい食材に合わせ、2種類持っていると、料理の幅がぐっと広がります。形や大きさ、本当に種類が豊富なので、ライフスタイルに合った大きさを選んでください。
ストウブで作れる料理レシピ~蒸す・煮る~
ストウブは煮る、蒸すなどが得意な調理器具ですが、使い方は本当に色々。しかもほとんどが大変な工程もいらず、とっても簡単なんです。レパートリーが広がるレシピを紹介します。
ストウブ料理レシピ:蒸しとうもろこし
まず、とうもろこしの皮をむきます。このときにとうもろこしの底にくる方を4~5枚ほど残しておくと焦げ付きの防止にもなりますし、旨味も逃しません。その後、ストウブに皮のついている方を下にし、並べたら塩を1つまみふりかけましょう。50mlの水を加え蓋をして8分加熱し、粗熱を取ったら出来上がりです。
特別な工程は何もないのに、市販のとうもろこしが美味しくなります。ストウブの威力をまず知りたい方は、蒸しとうもろこしで試してみてください!
ストウブ料理レシピ:おでん
用意する材料は、おでんの出汁と好きな具材のみです。おでんの出汁は具材が浸る程度に用意しましょう。ストウブに入れていく具材は、火の通りにくい大根などから入れていきましょう。そのまま、具材に火が通るまで煮たら、ほくほくのおでんの出来上がりです。
ストウブ料理レシピ:白菜と豚肉のミルフィーユ蒸し
用意する材料は、白菜、豚肉、鶏ガラスープとシンプルな材料になっています。まずストウブの中に白菜と豚肉を交互に層にしていきます。名前の通りミルフィーユのような層を作りましょう。ストウブの中に並べ終えたら鶏ガラスープの素を振りかけ、加熱していきます。この時に水分の心配がありますが、白菜から十分に水分が出てくるので水を入れる必要はありません。あっというまにメインの料理が完成します。
ストウブ料理レシピ〜ご飯・パン〜
ストウブで炊く白米は、とっても美味しい。けれどIHって火加減が目視できないので分かりづらいですよね。以下の作り方は初心者でも失敗せずに炊けましたので、試してみてください。
ストウブ料理レシピ:秋刀魚の炊き込みご飯
秋刀魚の美味しい季節にぜひおすすめのレシピになっています。まず用意するのは、米2合、秋刀魚2尾、えのき1パック、生姜スライスを適量、酒大さじ4、醤油大さじ1半、水390㏄の材料を準備しましょう。まず、米は軽く洗いザルにあけ、30分ほど置いておきます。秋刀魚は二つに切り、塩をふってこちらも30分ほど置いておきましょう。
ストウブに入れる前に、秋刀魚はこんがりと焼き目をつけるように焼きます。その後、秋刀魚以外の材料をストウブに入れ、その上に秋刀魚を乗せて沸騰したら蓋をします。弱火で10分加熱したら火を止めて10分蒸らします。蒸らし終わったら蓋を開けて秋刀魚を取り出し一度ほぐしてから、ストウブに戻したら出来上がりです。秋刀魚の香りが食欲をそそる炊き込みご飯はおすすめです。
ストウブ料理レシピ:パンも作れる
ストウブを使って簡単にパンも焼けちゃいます!前の晩に準備をしておけば、朝はオーブンに入れるだけ!朝から焼きたてパンを食べる贅沢、素敵ですよね。
ストウブ料理レシピ〜オーブン活用編〜
ストウブ料理レシピ:りんごのポットロースト
用意するものは、豚バラブロック400g、砂糖小さじ2、塩胡椒大さじ1、にんにく1斤、林檎1/2個、玉葱1個、じゃが芋5~8個、キャベツ1/4個、白ワイン適量、バター40g、ローズマリーを用意しましょう。下準備として、豚バラブロックには塩胡椒を振り擦りこんでラップし、冷蔵庫で馴染ませます。ニンニクは芯を抜いてつぶします。林檎、玉葱、じゃがいも、キャベツはざく切りにしておきます。
下準備が完了したら、豚バラブロックをストウブに入れ焼き色をつけて取り出します。その鍋に林檎、玉葱、じゃがいもも炒めて取り出し、同じ鍋にニンニクとキャベツを入れで先ほどの肉と野菜を戻し、白ワイン、バターを入れ塩で味を調えましょう。ローズマリーを乗せ、200度のオーブンで40~45分で出来上がりです。
IH対応のストウブで、楽しいクッキングライフを!
いかがでしたか?最近はIH対応のキッチンも多くなってきましたので、ストウブ調理器具との相性もバッチリ。一つ持っていると、その使い勝手の良さに、お料理がどんどん楽しくなることと思います。決して安いものではありませんが、ぜひ一度試してみてくださいね。