ホッキ貝のさばき方・下処理方法を解説!食べ方や保存方法も!

ホッキ貝は、加熱することで旨味が増し歯ごたえを楽しめる貝です。寿司、刺身など様々な食べ方で楽しむことができます。ですが、ホッキ貝の下処理やさばき方など難しそうなイメージがあるかと思います。今回はホッキ貝の下処理の仕方、さばき方、保存方法について紹介していきます。ホッキ貝を美味しくいただける人気の食べ方についても紹介します。冬から春にかけてが旬のホッキ貝を楽しんでみませんか?

ホッキ貝のさばき方・下処理方法を解説!食べ方や保存方法も!のイメージ

目次

  1. 1ホッキ貝のさばき方や下処理について詳しく知りたい!
  2. 2ホッキ貝のさばき方と下処理
  3. 3ホッキ貝のおすすめの食べ方は?
  4. 4ホッキ貝の保存方法
  5. 5ホッキ貝のさばき方や下処理方法を学んで美味しく食べよう!

ホッキ貝のさばき方や下処理について詳しく知りたい!

寿司やホッキ飯などに使われているホッキ貝は、歯ごたえを感じられ、食べ応えもあります。加熱することで旨味が増すと言われています。ホッキ貝のさばき方や下処理は難しいイメージがあるかと思います。今回は、ホッキ貝のさばき方や下処理の仕方について詳しく説明していきます。この記事を読み、下処理やさばき方を是非覚えて、ホッキ貝のいろいろな料理を楽しんでみませんか?

ホッキ貝のさばき方と下処理

ホッキ貝のさばき方と下処理は難しそうだと思う方も多いかと思います。しかし、コツをつかめば自宅でも手軽に楽しむことができます。ホッキ貝の特徴、下処理の方法、さばき方について説明していきたいと思います。

ホッキ貝はどんな貝?

ホッキ貝の正式な名称は姥貝(ウバガイ)と呼ばれています。とても長生きする貝なので姥貝と呼ばれるようになったという説があります。産地が北海道や青森県など北の地域に集中していることから北に寄る貝と書いて「北寄貝」と呼ばれるようになり、市場ではホッキ貝と呼ばれるのが一般的なのだそうです。1年を通していただくことができますが、1番の旬は冬から春にかけてと言われています。

ホッキ貝は約10センチの大きさの貝になります。先の方がピンク色になった貝です。タンパク質や鉄分など栄養素が豊富に含まれており貧血予防に効果的です。熱を通すことで旨味が増し、歯ごたえや香りを楽しめることができる貝です。これから春にかけてが旬のホッキ貝について、今回は下処理やさばき方、おすすめのレシピ、保存方法などを紹介していきます。ホッキ貝について知り、美味しくいただきましょう。

下処理・砂抜きの方法

ホッキ貝はあさりなどの他の貝のように、塩水につけての砂抜きには適さないと言われています。塩水につけても全ての砂をきれいに取りきることは難しいそうです。下処理の方法は、ナイフなどを用いて貝を開き内臓を取り除いてしっかりと洗うことで、美味しくいただくことができるのだそうです。

さばき方

ホッキ貝のさばき方について説明していきます。貝の水管からナイフを入れ貝柱2か所を外します。反対側も同様に行います。貝柱を切ると貝が開きます。次に身、貝ひもを切り離します。貝ひもの先端にある水管の先を包丁で切ります。身を半分開いたら、足の部分に切れ目を入れて、中の内臓部分を取り出します。ひもについている黒い部分を取り除きます。その後、流水でよく洗い流します

ホッキ貝のおすすめの食べ方は?

ホッキ貝には様々な美味しい食べ方があります。刺身や天ぷらなどの食べ方がありますが、今回は「ホッキ貝のカレー」「ホッキ貝の炊き込みご飯」「ホッキ貝とブロッコリーのパスタ」について紹介していきます。ホッキ貝の旨味、歯ごたえが楽しめる美味しい食べ方になります。ホッキ貝をたっぷり楽しんでみましょう。

ホッキ貝の旨味たっぷり「ホッキ貝のカレー」

「ホッキ貝のカレー」を紹介します。昔、豚肉が高かったので安い値段のホッキ貝を使ってカレーを作っている地域があったのだそうです。ホッキ貝の旨みがたっぷり楽しめるカレーを食べてみてはいかがでしょうか?10人前の材料と作り方になります。

  • ホッキ貝(生)5、6個(冷凍の場合は7、8個)
  • 玉ねぎ小5個
  • バター少々
  • にんにく小2かけ
  • オリーブオイル少々
  • カレールー適量
  • 昆布の出汁3カップ

  1. 玉ねぎは薄切りにして、にんにくは細かく刻みます。
  2. ホッキ貝は殻から外して下処理を行い4、5個にカットします。冷凍の場合は解凍してから行いましょう。
  3. オリーブオイルを入れて熱し、にんにくを炒めます。香りをうつしたらにんにくを取り出しておきます。
  4. ホッキを入れて炒め、色鮮やかに変わったら取り出しておきます(炒めすぎると固くなります)
  5. 玉ねぎを入れて炒めしんなりしたら昆布の出汁しを入れて煮ます。カレールーを入れて、にんにくももどします。
  6. 食べる直前にホッキをもどして出来上がりです。

ホッキ貝の旨味が効いた「ホッキ貝の炊き込みご飯」

「ホッキ貝の炊き込みご飯」の3人分の材料と作り方を紹介します。ホッキ貝の旨みがたっぷり入った炊き込みご飯になります。ホッキ貝は加熱しすぎると硬くなってしまう性質があるので最後に加えてください。ニンジン、キノコ、油揚げが入った具沢山の炊き込みご飯を堪能しましょう。

  • ホッキ貝4つ
  • 米2合(といで水切りしておく)
  • ニンジン1/3本
  • 油揚げ1枚
  • 干し椎茸4個
  • 昆布適量
  • 醤油大さじ1.5
  • みりん、めんつゆ、日本酒大さじ1ずつ

  1. ホッキ貝の下処理を行います。干し椎茸と昆布は水戻ししておき、戻した椎茸は細切りにします。戻し汁と具材と調味料を鍋で一煮立ちしておきます。
  2. ホッキ貝の身、貝柱、貝ひもを適度な大きさに切り、30秒程加熱し一旦取り出します。
  3. ホッキ貝は加熱しすぎると硬くなるので最後に混ぜます。
  4. 煮汁は粗熱をとっておきます。
  5. あらかじめといで水切りをした米に煮汁と具材ごと加え水加減を調整して炊きあげます。
  6. 炊けたら昆布を取り除き、具材とご飯を混ぜます。
  7. ホッキ貝を混ぜて完成です。

旨味と食べ応え抜群な「ホッキ貝とブロッコリーのパスタ」

「ホッキ貝とブロッコリーのパスタ」の1人前の材料と作り方を紹介します。ホッキ貝の旨みがたっぷりで、食べごたえのあるパスタです。ピンクとグリーンの美しい彩りで食欲をそそります。刺身用のホッキ貝があれば簡単に作れます。

  • パスタ100グラム
  • ホッキ貝2個
  • 塩適量
  • ワインとパスタのゆで汁各大さじ1
  • ブロッコリー小房2~3片
  • にんにくひとかけ
  • 鷹の爪1本
  • オリーブ油大さじ2

  1. 鍋に湯を沸かし塩を入れ、パスタを湯で始めます。
  2. ブロッコリーは粗みじん、ニンニクは2つに切り包丁の腹でつぶします。鷹の爪は2つに切り種を取り除きます。
  3. ホッキ貝をさばきます。さばいて内臓を取り除いた後縦に4等分に切っておきます。
  4. 冷たいフライパンに水色のマーカーでラインをひいた材料を入れ、弱火でじっくり加熱していきます。
  5. ニンニクの香りがしブロッコリーに火が通ったら白ワイン、ホッキ貝を強火で炒めていきます。
  6. 塩を二つまみ入れホッキ貝がピンクに色づいてきたら火を止めます(貝は半生くらいの状態)。

7.ゆであがったパスタをなるべく湯を切らずにフライパンへ入れます。
8.ゆで汁を大さじ1程たし、全体を混ぜます。味見をして塩が足りないようであれば足してください。ホッキ貝は余熱で火が通るそうです。
9.器に盛りつけて完成になります。

ホッキ貝の保存方法

ここでは、ホッキ貝の保存方法の紹介をしていきます。冷蔵での保存もできますが、すぐに食べない場合は冷凍での保存をおすすめします。冷凍保存の際のポイントや解凍方法についても紹介していきたいと思います。

ホッキ貝の冷蔵保存方法と保存期間

ホッキ貝は生命力が強い貝だと言われており、冷蔵庫で殻がない状態で2〜3日、殻付きの状態だと1週間は生きているそうです。鮮度の良いものは身が引き締まっていますが、身が伸びてしまっている物は加熱してから頂くようにしましょう。すぐに食べない場合、冷凍保存をおすすめします。

ホッキ貝は生のまま保存すると貝の繊維が壊れ解凍後に風味が著しく落ちてしまうと言われています。冷凍保存の場合、まず内臓部分を取り除き、湯通しすることをおすすめします。内臓部分をきれいに取り除くことで臭みが抑えられます。湯通しをすると繊維が壊れるのを防ぐことができ、解凍後も美味しくいただくことができると言われています。

冷蔵庫

湯通し後、水切りをしてから、キッチンペーパーなどで1つずつ水気をふき取りサランラップでなるべく空気を含まないように包みます。サランラップで包んだものをジップロックに入れて冷凍庫へ入れるようにしましょう。

ホッキ貝の解凍方法

ホッキ貝の解凍方法は、冷蔵庫に移し半日程かけてじっくり解凍する方法をおすすめします。急いでいる場合は流水解凍をおすすめします。流水解凍の場合、ビニール袋などに入れて直接ホッキ貝が水に触れないようにしてください。

ホッキ貝のさばき方や下処理方法を学んで美味しく食べよう!

今回、ホッキ貝のさばき方、下処理の方法、保存方法などについて紹介してきましたが、いかがでしたか?リンや鉄分など様々な栄養が含まれているホッキ貝は、加熱することで旨味が増し食感を楽しむことができると言われています。ホッキ貝の人気の食べ方についても紹介してきましたが、様々な調理方法で楽しむことができます。あなたのお気に入りのレシピを見つけて自宅で手軽に楽しんでみましょう。

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