アミガサタケは春の代表キノコ!美味しい味付け・レシピを紹介!
冬から春にかけて様々な植物が目を出してきます。アミガサタケも例外ではありません。春に採取できるアミガサタケは日本ではまだメジャーなキノコではありません。しかし、ヨーロッパでは日本のシイタケやシメジのような馴染みのあるキノコとして知られています。そこで、今回はそんなアミガサタケについて紹介していきたいと思います。レシピや味付けについても紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
アミガサタケは発生条件が分かっていないキノコ
春に食べれるキノコとして名高いキノコは「アミガサタケ」です。アミガサタケといえば、網のようなキノコの傘をさしている見た目もユニークなキノコです。しかし、アミガサタケは実際のところ発生条件が分かっていないキノコとして有名なキノコです。そんな謎に満ちたキノコであるアミガサタケの特徴や、魅力について紹介していきたいと思います。レシピや味付けも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
アミガサタケはアミガサタケ属
アミガサタケはアミガサタケ属の代表的なキノコです。アミガサタケは高さが7~15cmほどのキノコでカサにあたる頭部はデコボコした網目状になっていて、柄に直生しています。色は茶色っぽいような、土に近い色をしています。アミガサタケの内部は空洞になっていて、空洞になっている内部の表面は粒上の突起があります。内部は表面の色と違い、白色です。柄の色は黄色っぽく、太さはやや根元部分の方が太くなっています。
柄も頭部と同じく、中身は空洞になっています。なので、筒のような形状になっています。アミガサタケの表面には無数の小さな粒上の突起があります。アミガサタケの肉はほぼ表面と同色で内部が空洞になっているので、全体的に肉は薄いのですが、その分弾力があります。アミガサタケの頭部と柄の空洞は内部でつながっています。
春に採れて食用にピッタリ
そんなアミガサタケは、主に冬から春にかけて土の中で成長します。そして、土の中からアミガサタケが出てくるのがちょうど春ごろになります。なので、松茸やシイタケのような秋や冬にとれるキノコとは違って、アミガサタケは春にとれるキノコです。そして、このアミガサタケは食用のキノコとして有名なキノコです。特に、ヨーロッパの国々では、馴染みのあるキノコとして知られているので、様々な味付けがあります。
アミガサタケは採取や栽培ができる?
アミガサタケの特徴や採取できるシーズンについて紹介してきました。アミガサタケを採取しに行きたい人はぜひ参考にしてみてください。そして、そんなアミガサタケを採取するにもある程度のコツや、見極め方が必要になります。なので、今回はアミガサタケを採取するための見た目や映えている場所について紹介していきたいと思います。栽培もできるかどうかも紹介しますので、気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
見た目がわかりやすく安心!
まず初めに紹介するのは、アミガサタケの見た目です。どのキノコも見た目が大事ですが、アミガサタケの見た目はとても分かりやすいです。名前の由来にもなっている網状の傘なので、まず見間違えることはないと思います。また、大きさも7cm~15cmなので割とすぐに目につくと思います。アミガサタケの色は茶色っぽく、茎は白っぽい茶色をしています。見た目がとてもユニークなので、割とすぐに見つけることができます。
公園や道端に生えていることも
アミガサタケが生えている場所について紹介していきたいと思います。キノコといえば、林や森の中にある木々の根本に生えていたり、切り株の上にキノコが生えているイメージだと思います。アミガサタケも、森あ林に行けばたくさん見つけることができます。しかし、アミガサタケは森や林だけでなく、意外にも公園や道端に当たり前のように生えていることが多いです。アミガサタケを食べてみたい人はぜひ捜してみてください。
栽培方法はまだまだ研究段階
そんなアミガサタケの栽培方法ですが、実はまだまだ研究段階なのです。そもそも、アミガサタケは町中や森などで見かける比較的ポピュラーなキノコですが、アミガサタケの栽培方法はおろか、アミガサタケは成長する条件する未だはっきりとしていないのです。そんな謎にみちたアミガサタケが、道端に当たり前のように生えていると考えるとある意味面白いかもしれません。
アミガサタケのおすすめ味付けレシピ
アミガサタケの見た目の特徴や、アミガサタケが生えている場所、アミガサタケの栽培方法について紹介してきました。良かったらぜひ参考にしてみてください。次に紹介するのは、アミガサタケを食べたい人の為のおすすめ味付けレシピについて紹介していきたいと思います。道端に生えているアミガサタケをそのまま食べるのはさすがに不味いと思います。なので、アミガサタケを味付けして食べたい人はぜひ参考にしてみてください。
食感を楽しむ!クリームシチュー
- シチュー鍋の素 450ml
- 水 450ml
- 人参 1本
- じゃがいも 2個
- 長ネギ 1/2本
- ブロッコリー 1/3株
- ウインナー 4~5本
- アミガサタケ 4本
- 人参とじゃがいもは皮を剥いて1.5cm角に切ってレンジで3~4分ほど加熱をする。ネギは斜め薄切りにする。
- ブロッコリーは小房に分け、ウインナーは乱切りにして一緒にレンジで2分ほど加熱する。
- アミガサタケはしっかり洗って5分ほど湯がいて水気を切る。
- シチュー鍋の素と水を鍋に入れてかき混ぜる。火にかけて一煮立てし、1と2を加えてしばらく煮る。
- 野菜が柔らかくなったら、アミガサタケも加えて3~4分煮れば完成です。
クリーミーな味わい!アミガサタケのクリームパスタ
- 乾燥アミガサタケ 10g
- マッシュルーム(白) 半分
- パスタ 80g
- バター 10g
- にんにく 1かけ
- たまねぎ 1/4個
- 生クリーム 60g
- 白ワイン 大2
- もどし汁 100ml
- コンソメ顆粒 小1
- グリュイエールチーズ 10g
- 黒胡椒 たっぷり
- 塩 少々
- 乾燥アミガサタケは一晩お水に浸して、戻しておく。
- アミガサタケから出てきたエキスをキッチンペーパーで濾す。
- アミガサタケはぶつ切りにしておく。
- にんにく、たまねぎをみじん切りにする。
- グリュイエールチーズをおろす。
- フライパンにバター、にんにくを入れて、香りがたつまで中火で炒める。
- たまねぎを投入し、よく炒める
- 青いマーカーのひかれた材料を入れ、煮立たせる。
- ぶつ切りにしたアミガサタケと、スライスしたホワイトマッシュルームをフライパンに入れる。
- 生クリームをいれて弱火にし、ゆっくり混ぜながら少し煮詰める。
- チーズを加え、味を確認しながら塩で整える。
- たっぷりのお湯を沸かし、塩をいれる。沸騰したら、パスタを入れ、表示時間の1分手前でざるにあける。
- 茹でたパスタをフライパンに入れ、よく混ぜる。
- お皿に盛って、味付けにたっぷり黒胡椒をひいて完成です。
アミガサタケは毒がある?食べ方の注意点
アミガサタケを使ったおすすめのレシピについて紹介してきました。アミガサタケを美味しく食べたい人やはぜひ参考にしてみてください。そんな美味しいアミガサタケが道路や公園にしれっと生えているということは説明をしました。しかし、そんなアミガサタケがもしかしたら毒があると考えるのは自然だと思います。そこで、今回はアミガサタケには毒があるかどうか紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
生食をしてはだめ
基本的に、道路や公園、森や林に生えているアミガサタケを生でそのまま食べてはいけません。アミガサタケには「ヒドラジン」という毒が微量だけ含まれています。実はこのヒドラジンという毒は、ミサイルにも使われているエンジンに含まれているものです。本来、このヒドラジンを気化してから吸い込むのはおろか、ヒドラジンが皮膚に付いただけでも死ぬリスクがあります。幸い、アミガサタケにはほんの微量なので安心です。
そして、ヒドラジンの沸点はとても低く、沸騰したお湯に入れて軽く茹でるだけで毒性はほぼ100%なくなります。ちなみに、ヒドラジンの影響ではないが、アミガサタケと一緒にアルコールを摂取すると悪酔いをしてしまうことが多いそうです。なので、アミガサタケと一緒にアルコールを飲もうとしている人は注意してみてください。
アミガサタケは中が空洞!虫には注意しよう
そして、このアミガサタケの特徴でもあるのが中が空洞であることです。アミガサタケの毒性とは関係ありませんが、野生のアミガサタケを採取してきた場合はこの中に虫が入っている場合があります。なので、野生のアミガサタケを採取してきた場合は空洞の中に虫がいないかどうか確認してから調理をしてみてください。
類似種があるのでしっかり見分けよう
先ほど、アミガサタケは春に採取できるキノコとして紹介をしました。そして、このアミガサタケには類似種というものもあります。見た目がとても似ているので、野生のアミガサタケを採取する場合は確証をもって採取することをおすすめします。また、レシピに指定されたアミガサタケがある場合はスーパーで購入することをおすすめします。
アミガサタケを食べて春を感じよう!
いかがでしたか?今回はアミガサタケについて紹介をしてきました。またアミガサタケのレシピは今回紹介したもの以外にもユニークなレシピがたくさんあります。また、アミガサタケ自体日本ではまだメジャーではないキノコなので、オリジナルの味付けを見つけてみてください。