2018年12月20日公開
2024年08月24日更新
柿の簡単な切り方・皮の剥き方まとめ!種を簡単にとるコツも!
甘くて美味しい柿を皆さんは好きですか?10月から11月にかけてスーパーなどでよく見る柿ですが、食べたいけどどのようにして柿を剥いたらいいのか剥き方が分からず、買うのを諦めたことがある人もいるのではないでしょうか。そこで柿の簡単な切り方や皮の剥き方、柔らかい柿の食べ方などを紹介します。他にも柿を切るときに包丁が種に当たらないようにする方法や柿の栄養などについてもまとめましたので参考にしてみて下さい。
目次
柿の剥き方はとっても簡単覚えやすい!
秋の果物と言えば「柿」と思い浮かべ、楽しみにこの時期を待っている方も少なくはないと思います。富有柿や次郎柿など様々な種類がある柿ですが、上手に柿を剥く切り方を知っていますか?食べたいけど、どのようにして剥くのか分からなかったり、剥き方が分からないから少し面倒だなと思ったりしたこともあるのではないでしょうか?さらに柔らかい柿だったり固い柿だったりとあり、知らないとなかなか剥くのも大変です。
柿は剥き方や食べ方を知ればとっても簡単に剥いて食べることが出来て、剥き方もとっても覚えやすいです。ヘタが邪魔したり、柔らかい柿だったりすると上手に剥けなくて、食べ方もいまいち分からないですが、柿の簡単な剥き方や食べ方、おしゃれな切り方、柿を剥くコツなど様々な方法と柔らかい柿の食べ方等を紹介していきます。柿の剥き方や食べ方を覚えて是非甘くて美味しい柿を堪能して下さい。
柿の簡単な皮の剥き方
柿を4等分にして皮を剥く
柿の簡単な皮の剥き方のまず1つ目に、柿を4等分にして皮を剥く方法を紹介します。初めに洗った柿をヘタを下にしてまな板に置き、十字の線があるのでその線に沿って切り込みを入れます。このとき、ヘタがあたるところまでカットします。ちなみに柿のヘタは固いのでヘタを上向きにして切ると滑って怪我をしてしまうかもしれないので注意して下さい。
次にカットした切れ込みに沿って、手で4つに分けます。4つに分けたら1つずつヘタの方から包丁を入れて皮を剥いていきます。難しい場合は先にヘタを三角形に切り落としてから剥いていくとやりやすいかもしれません。もし滑って剥きにくい場合は逆からの方が剥きやすいようです。最後に食べやすい大きさに切り分けたら完成です。
りんごのようにヘタ部分からくるくる剥く
2つ目にりんごのようにヘタの部分からくるくると剥く方法を紹介します。まずヘタを取ります。包丁の先をヘタの近くに差し込んで1周回します。次に取ったヘタの脇からくるくると回して剥いていきます。柿を回して剥いていくのがコツです。皮が剥けたら食べやすい大きさにカットして完成です。りんごを剥くように1本剥きに慣れている方などはこの剥き方が簡単かもしれません。柿は剥くときに滑りやすいので注意して剥いて下さい。
固い柿にはピーラーが簡単!
3つ目はピーラーを使って皮を剥く方法です。包丁に比べたら安全で怪我をする心配もあまりなく、固い柿にはピーラーがおすすめです。柔らかい柿には向いていません。こちらも先ほど紹介したようにまずは、ヘタの近くに包丁を差し込んで1周させてヘタを取ったらピーラーで剥いていきます。ヘタの反対側が平たい形だとうまくピーラーが引っかからないので滑らないように注意して皮を剥くようにしましょう。
種に当たらない上手な剥き方
柿を切り分けるときに1度は、種に包丁が当たり引っかかってすんなり切ることが出来なかったり種を一緒に切ってしまったり、という経験をしたことがある人も少なくはないと思いますが、種に当たらない上手な剥き方を紹介します。ヘタから切っても反対側の下からでも上手に切ることことが出来ます。
ヘタから見たときの種がある場所は、ヘタの葉の先から下の部分の線上にあります。なのでヘタ側から切るときは4つの葉っぱの切れ目に包丁を入れれば種に当たることなく切れます。ヘタは固いので切るときは気をつけましょう。反対側から切る場合は、ヘタと同じ位置に十字の線が入っているので十字の線の通りに包丁を入れて切れば種に当たらず切れます。これさえ知っていればどちらからでも種に当たらず切ることが出来ます。
柔らかい柿は皮を剥かずにスプーンですくって!
固い柿は皮を剥いて食べるのが良いですが、少し熟れていたり、完熟の柔らかい柿は皮を剥かずにスプーンですくって食べるのが良いです。ヘタとその周りの上部を包丁でカットします。下の部分をスプーンですくって食べます。皮を剥く食べ方よりも簡単なので柔らかい柿を食べる場合はこの方法がおすすめです。熟した柿は凍らせてシャーベット状にして食べるのも良いのではないでしょうか?凍らせればまた違った味わいが楽しめます。
柿は柔らかいと腐っているのか熟しているのか分からなくて捨ててしまっている方もいると思いますが、熟しているのであれば柔らかい柿の活用法は紹介したシャーベット以外にもたくさんあります。砂糖とレモン汁を加えて煮詰めるだけの簡単な柿ジャムができ、ゼラチンを加えてゼリーにしたり、ペースト状にして生地に混ぜ柿のパウンドケーキにできたり柿プリンにもでき、熟した柔らかい柿も美味しくアレンジして食べれます。
柿の皮は栄養豊富だから無駄なく使おう
柿の皮の剥き方を紹介してきましたが、その残った皮はどうしていますか?柿の皮は食べることができ、栄養が豊富なので捨ててしまうのはもったいないです。さらに実の部分よりも皮の方が栄養価が高くなっています。そこで柿の皮を無駄なく使う方法や食べ方を紹介します。
まずは残った皮を天日干して、カラカラになるまで乾燥させます。オーブンやレンジ、ノンフライヤーなどを使ってもできます。この乾燥させた柿の皮は保存ができいろいろな使い方ができます。食べ方は柿のチップスとしてそのまま食べたり、煮物や漬物を作るときに一緒に入れておくと柿の甘味がほんのり効いて美味しく仕上がります。砂糖の量も減らすことが出来るので砂糖を控えたい方などにはおすすめです。
さらに乾燥させた柿の皮をミキサーやすり鉢などで粉上にして、お菓子に加えたりヨーグルトやサラダにトッピングに使うこともできます。他にもコップに柿の皮とお湯を入れて柿の皮茶にして飲んだり、パン生地やクッキーの生地に練り込んで焼いたりと柿の皮は様々な食べ方があります。柿の皮は乾燥させることで甘味とうま味が凝縮されるようです。栄養も豊富なので捨てずに食べることをおすすめします。
柿の簡単な切り方やおしゃれな切り方
柿の簡単な皮の剥き方を紹介してきましたが、柿にもおしゃれな切り方があるのを知っていますか?りんごのように簡単に可愛く飾り切りが出来たら、おもてなしするのにも良いのではないでしょうか?基本の切り方から簡単で可愛い切り方など様々な切り方を紹介していきます。うさぎ型やキューブ型、花形などに出来たらいつもと違う見た目で華やかな柿に、より一層美味しく感じる柿になるとは思いませんか?是非挑戦してみて下さい。
一番基本の柿の切り方
先ほど柿を4等分にして柿の皮を剥く方法を紹介しましたが、1番基本の柿の切り方も4等分にして切るのが1番簡単で切り分けやすいかと思います。柿はヘタの部分が固く、さらに滑りやすいので、注意して切りましょう。ヘタとは反対側の後ろに薄く十字に線が入っているのでその線に沿って切れば種にも当たらずに簡単に切ることが出来ます。基本の切り方を覚えておけば固い柿も簡単に剥けるのではないでしょうか?
柿をうさぎ型に可愛くする切り方
りんごの可愛い切り方でおなじみのうさぎ型に可愛くする切り方がありますが、柿でもうさぎ型に作れます。オレンジ色が綺麗でとっても可愛いうさぎ型にする切り方を紹介します。まず基本の切り方で切っていき8等分にします。切った一切れをヘタのついている側にVの字に切れ込みを入れます。そしてVの字に切れ込みを入れた真ん中を落として出来上がりです。りんごのうさぎを作る要領で切っていけば出来るので挑戦してみて下さい。
キューブ型にころころ可愛く切る切り方
次は、柿を四角くコロコロしたキューブ型に切る切り方を紹介します。熟してない柿を使った方がやりやすいのでおすすめです。まずはヘタの部分、上部と反対側、下部をカットします。皮に沿って実の部分を切り抜いていきます。この時切り抜くほかに皮を剥いてもどちらでも良いです。そしてくりぬいた実をキューブ型にカットしていき出来上がりです。くりぬいた中にキューブ上にした実を入れてもおしゃれに仕上がります。
包丁でキューブ型にするほかにも、小さめの四角い型を使うのも簡単で便利です。先ほどみたいにヘタと反対側を切り落として、皮に沿って実の部分を切り抜いていきます。好きな厚みの輪切りにして用意した型を使って切り抜いていけば出来上がりです。見た目も形も良く見えて、食べやすい大きさなのでおすすめの切り方です。
上級向け柿の花型飾り切り
柿の簡単で可愛い飾り切りを紹介してきましたが、次は上級者向けの柿の花型の飾り切りを紹介します。柿でおしゃれな切り方が出来ればおもてなしにも使えてとっても役に立つのではないでしょうか?
まずヘタ側と反対側をカットし、中の実を皮に沿ってくり抜いていきます。くり抜いた実を厚さ1~2ミリくらいの輪切りにします。実をくり抜いた皮の底になるように、最初にカットしたヘタ側を入れたら、輪切りにした柿の実を外側から内側に向かって花びらになるように盛りつけていきます。整えたら出来上がりです。フルーツの飾り切りはとてもおしゃれでテーブルの上も華やかになるので是非チャレンジしてみて下さい。
柿の種を簡単に取るコツ
柿の皮を簡単に剥くコツや切り方を紹介してきましたが、柿の大きな種を簡単に取るコツも紹介していきます。種なしの柿と違って種がある柿は取るのは面倒にも思えますが、知っていれば楽に取れるので便利です。ストレスを感じることなく美味しい柿を味わいましょう。
半分に切った柿の種に包丁の刃をあてながら外周を切る
種がない柿のようにパクパクとストレスなく食べられるように、簡単な種の取り方を紹介します。まずは皮を剥き、縦に半分に切ります。次に縦半分に切った柿を、横半分にするように種に包丁の刃を当てながら外周部分をぐるっと切りこみを入れていきます。出来たら両手で実をつかんで、ずらすようにひねると割れて種が出てきます。種が出てきたら取り除いて食べやすい大きさに切り分けたら完了です。
アボガドを切るような感じで包丁を種に当て、1周させたら取れるので覚えてしまえば簡単に種が取れるので食べ方にも困ることがなくなるのではないでしょうか?また他にも半分に切らずに種を取る方法は、まず皮を剥いて、十字に2か所切り込みを入れます(この時、できるだけ深く切り込みを入れますが、切り落とさないようにしましょう)。そして横から種に包丁を沿わせ1周させて、包丁をグリッとひねったら実が取れます。
手で開くと綺麗に種がとれる
柿は包丁で切り込みを入れたら、手で上下にずらして開くと綺麗に種が取れます。パカッと開いたら種が出てくるので手で簡単に種を取ることができ、フォークや爪楊枝を使っても綺麗に取れます。固い柿よりも柔らかい柿に向いています。種なしの柿を選んで買えば食べ方や種に困ることなく簡単に食べれますが、種があっても種を取るコツさえ知っていればストレスなくより美味しく食べられるので、是非覚えて、剥いてみて下さい。
柿は栄養いっぱい体に嬉しい果物!
柿は「柿が赤くなれば、医者は青くなる」と言われていて体に嬉しい栄養がたくさん含まれている果物ですが、どのような栄養効果があるのか紹介していきます。まず柿にはビタミンAとCが豊富でみかんや柑橘類に2倍の量があります。疲労回復や風邪予防、がん予防、老化防止に効果があり、免疫力を高めてくれます。さらにタンニンとカリウムの栄養が二日酔いの回復効果もあると言われています。美容面では美肌効果もあるようです。
普通は捨ててしまっている柿の葉や皮にも栄養が沢山含まれています。柿の葉はビタミンCではみかんの30倍も含まれていると言われています。柿の葉寿司や柿の葉茶が有名で、柿の葉のビタミンCは熱にそれほど弱くないので体に吸収されやすいようです。柿の皮には食物繊維やβカロテンが多く含まれています。体の老廃物や有害物質を排出したり、糖分の吸収を抑えて、血糖値の上昇をやわらげたりする効果があります。
紹介したように柿の実にももちろん栄養が豊富に含まれていますが、捨てがちな柿の葉や皮にも豊富に含まれています。体に良いのでたくさん食べたいところですが、何事も「~すぎ」には注意が必要です。体を冷やしてしまったり、下痢や便秘になってしまう場合もあります。いくら体に良くても摂る量は1日に1~2個くらいが適量です。食べ過ぎに注意して美味しい柿を上手に摂取するのが良いです。
柿の剥き方や切り方は多種多様でおもてなしにも使える!
秋の味覚の1つ、「柿」の剥き方や切り方を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?柿は皮を剥くコツさえ覚えておけば簡単に剥いてストレスなく食べることが出来ます。その他、多種多様な切り方もあり柿をおもてなしとしても使えます。いつもと違った切り方をすればおもてなしの際も喜ばれること間違いなしです。柿の切り方ひとつで楽しめてしまいます。体にも嬉しい果物ですので栄養も逃すことなく美味しく頂きましょう。