カオマンガイと甘辛絶品タレの作り方!炊飯器で簡単に本格的な味!
タイ料理で有名なのがジューシーな鶏肉を絶品タレでいただくカオマンガイです。一見とても手の込んだ料理に見えますが、実はとっても簡単な作り方でおうちで食べられます。今回は、炊飯器で作るカオマンガイと、カオマンガイによく合う絶品タレの作り方を紹介します。
目次
カオマンガイってどこの国の料理?
しっとりとしたジューシーな鶏肉に、鶏だしの味わいがしっかりとしみ込んだご飯がおいしいタイの名物料理カオマンガイ。最近ではタイ料理店だけではなく、カフェや専門店なども登場するほどの人気と知名度が出てきました。今回はこのカオマンガイをおうちで簡単に作る方法を紹介します。また、カオマンガイによく合う絶品のタレの作り方を紹介します。
タイ料理店などに行くと目にするカオマンガイ。よく似た料理に「海南鶏飯」や「シンガポールチキンライス」などがありますが、実はこれらすべて同じルーツを持つ料理なのです。起源は中国の海南島の料理で、海南島出身の中国人がシンガポールやタイに渡って各地に海南鶏飯が広がったという説があります。タイではカオマンガイと呼ばれ、近年日本でも人気のタイ料理の一つです。
カオマンガイの基本の作り方
本場タイ料理では、どのようにカオマンガイを作っているのでしょうか?本場タイや、カオマンガイの起源とされている中国で作られている人気のカオマンガイの作り方を紹介します。
カオマンガイの作り方
タイ料理でのカオマンガイの作り方はかなり手が込んでいます。まずは骨付きの鶏肉を長時間煮込みます。煮込んでいる最中に浮き出てくる鶏の油を使って、生のお米を炒めます。ゆでた鶏からとったスープでお米を炊き上げ、お皿に盛りつけます。ゆでた鶏肉を一口大にカットし、ご飯に添え、タレやパクチーをのせて完成です。
カオマンガイの起源とされている中国などでは、鶏肉を骨まで柔らかくなるまで煮込んだ海南鶏飯が人気だそうです。作り方は、タイのカオマンガイよりもさらに手が込んでおり、1晩以上鶏肉を煮込むそうです。長時間煮込んだ鶏肉は、骨まで箸で切れるほど柔らかくなっており、鶏肉もとろけるようなおいしさなんだとか。中国で連日行列が絶えないそうですが、手間を考えるとおうちで再現は難しそうです。
本場の作り方を簡単に
本場タイ料理のカオマンガイはかなり手が込んでいますが、実はもっと簡単にカオマンガイを作ることができます。その家庭にもある調理器具一つで、簡単に絶品の本格カオマンガイを作ることができます。作り方はとっても簡単です。
炊飯器でのカオマンガイの作り方
本格的な絶品カオマンガイは、なんと炊飯器さえあれば簡単に作ることができます。事前に鶏肉を煮込む必要もなく、炊飯器に材料をすべて入れてスイッチを押すだけで、おいしいカオマンガイを作れます。とても簡単なので、ぜひ試してみてください!
この時に使用するお米はふつうのお米ですが、より本格的にカオマンガイを作りたい人はインディカ米(タイ米)で作るのがおすすめです。日本のお米より若干パサつく食感ですが、パラパラのお米がジューシーな鶏肉とよく合います。
どんな炊飯器がいいの?
炊飯機能があれば、たいていのものでカオマンガイは作ることができます。また、土鍋や圧力鍋など、ご飯が炊けるものでも作ることができます。炊きこむときの水の量は、普通の白米炊飯の分量ではなく、炊き込みご飯のメモリに合わせて炊飯してください。水が多いと全体的にベチャベチャになり、本来のおいしさになりません。
また、土鍋やホーロー鍋で作る方法もいいのですが、炊飯器カオマンガイの最大の魅力はほったらかしで絶品のカオマンガイが作れることです。しかも、おかずと主食が同時に調理できるので、ここでは炊飯器でも調理をお勧めします。とっても簡単に作れるのに、とても手の込んだ味わいになるので、時間のないけれど食に手を抜きたくない人におすすめの料理です。
絶品!炊飯器カオマンガイの作り方
炊飯器で作る2里分のカオマンガイの作り方を紹介します。まずはお米2合をといで水を少なめに入れて吸水させておきます。しょうが1かけをみじん切りにして、酒大さじ1、鶏がらスープの素少々、チューブのにんにく少々、ねぎの青い部分を1本分とごま油を少々炊飯器に入れます。鶏もも肉1枚に、砂糖と塩を各小さじ1ずつすりこんで炊飯器にいれます。このとき、皮目を上にして炊飯器に入れてください。
そのまま炊飯器のスイッチを入れて、炊き上がったら完成です。一緒に入れた長ネギを取り除き、鶏肉を一口大に切ります。ご飯をお皿に盛り付ける際には、お椀などで丸い形を作って盛り付けると、カフェごはんのような本格的なカオマンガイの雰囲気が出せます。お好みでざく切りにしたパクチーやミニトマト、ゆで卵などを添えてもおいしいです。
カオマンガイの絶品タレの作り方➀醤油パクチータレ
カオマンガイを楽しむのに欠かせないのが鶏肉につけるタレ。おすすめはタイ料理に欠かせないナンプラーを使った醤油ベースの絶品タレ。パクチーが入り、より本格的なタイ料理の味わいになります。
醤油パクチータレの作り方
作り方は簡単です。しょうがのみじん切りひとかけ分と、パクチーの茎のみじん切り、醤油大さじ1、酢大さじ1、砂糖小さじ1~2、ナンプラー大さじ1、レモン汁少々をよく混ぜ合わせて出来上がりです。お好みで鷹の爪の輪切りを入れると、ほんのりピリ辛のタレに仕上がります。
パクチーが苦手な人は、水菜をみじん切りにして入れてもおいしいです。パクチーよりはクセが少ないので、小さな子どもでも食べることができます。また、このパクチータレはドレッシングとしても使えます。生春巻きやゆでたもやしにかけるだけでもおいしいエスニック料理に変身します。
カオマンガイの絶品タレの作り方②スイートチリソース
タイ料理に欠かせないのがこのスイートチリソース。甘辛酸っぱいの味を併せ持った万能タレです。最近はスーパーなどの調味料コーナーで販売されていますが、自作でもスイートチリソースを作ることができます。
スイートチリソースの作り方
作り方は簡単です。砂糖大さじ1を少量のお湯で溶いて、鷹の爪のみじん切り1本分を入れます。このとき鷹の爪の種ごと入れます。そこににんにくのすりおろしチューブ少々と、酢大さじ2、ナンプラー小さじ1~2をよく混ぜ合わせて完成です。カオマンガイだけでなく、生春巻きや大根サラダなどにもよく合います。
また、スイートチリソースはマヨネーズとの相性も抜群です。スイートチリソースとマヨネーズを味わうには、エビのフリッターやエビフライがおすすめです!プリプリのエビに、コクのあるマヨネーズと甘辛のスイートチリソースがよく合います。また、ご飯をスイートチリソースで炒めたご飯がナシゴレンです。タレが余ったらぜひ作ってみてください。
カオマンガイの絶品タレの作り方③生姜タレ
さっぱりと食べたい人におすすめなのが生姜タレ。あっさりした味わいながら、食べた後には身体がぽかぽかになる女性にもうれしい絶品タレです。主にシンガポール地域で出されるシンガポールチキンライスに添えられています。
生姜タレの作り方
作り方はとってもシンプル。しょうがのすりおろし1かけ分に、ニンニクのすりおろしチューブを少々加え、塩少々とごま油大さじ1を加えてよくまぜ合わせます。生姜タレだけでも十分においしいですが、他のタレと一緒に食べると、生姜とごま油の香りが味に深みを加え、よりおいしく食べられます。
この生姜ダレですが、中華料理にもよく合います。餃子に合わせると、生姜の味わいがガッツリ味の餃子の味わいをさわやかにしてくれます。また、唐揚げなどにかけると、油淋鶏のような味わいになりおいしいです。生姜ダレにみじん切りのネギを加えるとより一層おいしくなります。
胸肉で作るとダイエッター向きのメニューに
今回紹介した作り方では、鶏もも肉で作っていますが、鶏ムネ肉でも作ることができます。鶏ムネ肉で作った場合は、もも肉に比べてさっぱりとした味わいになります。付け合わせにキュウリやダイコンサラダを乗せると、よりヘルシーで栄養満点のカオマンガイプレートになります。ダイエット中の人に特におすすめのカオマンガイです。
鶏ムネ肉でカオマンガイを作るときには鶏肉を炊飯器に入れる際に鶏ガラスープとごま油を分量より少し多めに入れるとよりおいしい仕上がりになります。鶏肉の油分とだしをごま油と鶏ガラスープで補てんしているので、もも肉で作った時とそん色のない味わいに仕上がります。
絶品カオマンガイとタレをおうちで楽しもう!
タイ料理カオマンガイの作り方と、カオマンガイに合わせた絶品タレの作り方を紹介しました。どれも簡単に作れるので、ぜひおうちでも気軽に作ってみてください。今はナンプラーやスイートチリソースなど、タイの調味料がスーパーなどで簡単に手に入ります。おうちで本格的なタイ料理にチャレンジするなら、まずはカオマンガイがおすすめです。