2018年12月15日公開
2024年08月24日更新
柳橋連合市場は博多の台所!朝ごはんからランチまで人気グルメを食べ歩き!
福岡の中心部にある「柳橋連合市場」は、注目の観光スポットとなっています。博多の台所ともいわれるほど、博多近隣エリアはもちろん、九州全域から季節の新鮮な魚、野菜などが集まります。福岡の名物品を扱うお店もあり、お土産購入ができるほかにも、海鮮丼などのランチ場所にもなります。この柳橋連合市場の年末年始を含めた営業時間、アクセス方法、駐車場などの情報と、おすすめのお店をまとめて紹介します。
柳橋連合市場で人気グルメを楽しみたい!
福岡市中央区春吉にある「柳橋連合市場」は、生鮮食料品の商店がたくさん並び、活気あふれる市場です。「博多の台所」ともいわれる柳橋連合市場は、地元の博多の人たちだけでなく、観光で訪ねても面白く、プロの料理人も買い出しに来る場所でもあります。この柳橋連合市場の魅力と、アクセス方法や駐車場の情報、年末年始をふくめた営業時間、海鮮丼など人気のランチなど、柳橋連合市場を丸ごと紹介します。
柳橋連合市場について紹介
博多の台所と言われる柳橋連合市場
柳橋連合市場は、大正から昭和初期に那珂川にかかる柳橋のたもとで、大浜の魚市場から仕入れた鮮魚を、大八車にのせて販売していた個人商店が始まりで、次々に生鮮食品を販売する商店が集まり拡大しました。今では「博多の台所」といわれるほど、地元福岡、博多の名物まであらゆる食材がそろっています。全長100mほどのアーケード付きの通路をはさんで、鮮魚店をはじめ50軒近くの小売店が並んでいます。
福岡の料理人も買い付けに来る確かな品揃え
柳橋連合市場には50軒ほどの商店のうち、15軒ほどが鮮魚店です。東京の豊洲市場のように鮮魚関連のお店ばかりというのではありませんが、福岡で寿司や割烹などの料理店で腕をふるう料理人たちが、買い付けに足を運んでいます。一年を通じて、豊富な魚介が並ぶのが柳橋連合市場の特徴で、長浜の中央卸売市場で仲卸が買い付けてきたものと、九州全域から魚介が集まることで、多種多様な品ぞろえになっています。
福岡県外の料理人からも注文が入ることもあるのは、魚介の下処理技術が確かであるということにあります。東京などの大規模な魚市場では、集まる魚介の量も多いので、下処理に手をかけきれない面がありますが、柳橋連合市場では、小売りの商店の集まりなので、丁寧な下処理がされるので、魚の美味しさが変ってきます。そのために、昔から変わらず、料理人たちも柳橋連合市場へ通っています。
海鮮を中心に新鮮な野菜も購入できる!
柳橋連合市場は、鮮魚店だけでなく、青果店、精肉店、海産物、菓子、漬物、乾物、豆腐など、幅広いお店が並んでいます。特に青果店は、鮮魚店の次に多く、6軒ほどがあって、広い売り場を持っているところが多くあります。そこには、九州のあちこちから集まる季節の野菜がたくさん並んでいて、買い求めることができます。年末年始にかけてのおせちやお雑煮に作りにも、まとめて食材が揃えられます。
宅配を利用することもできる
柳橋連合市場のお店では、宅配便の手配をとってくれるところが多くあります。中にはWEB注文を受け付けているお店もありますが、実際に柳橋連合市場でよくみて、欲しいものが決まったら、宅配便を使って、希望の届け先への配送も可能です。
航空便などを使えば、新鮮な魚介を翌日に受け取ることができる場合もあります。また、福岡の味を、お土産として友人や実家に送るといったことでも利用できます。年末年始の宅配便利用は、混み合って希望の日よりも遅れて届くこともあるので注意が必要ですが、観光旅行中に公共交通機関でアクセスしていて、たくさんの買い物をしても、宅配便を利用すれば、手荷物も増えずに安心して、見て回れます。
柳橋連合市場の基本情報
柳橋連合市場へのアクセス方法と営業時間
柳橋連合市場へのアクセスは、JR博多駅から西鉄バス乗車し10分ほど、「柳橋」で下車するとすぐの場所にあります。福岡市地下鉄七隈線の渡辺通駅から徒歩5分ほどでもあって、アクセスしやすい場所にあります。営業時間は、8時から18時くらいとなっていますが、店舗によって営業時間が異なります。日曜日、祝日が定休となっていますが、イベント開催日には営業していることもあります。
市場なので、朝は早めの時間帯からランチ時にかけてが、品揃えもよくなっています。店舗によっては、惣菜などを扱う店では、夕飯の食材を購入しやすいランチ後から夕方の時間帯に、より種類を増やしているところもあります。どのお店も、夜には閉まりますので、午前中から早めの午後にかけてのアクセスがおすすめです。
市場専用駐車場は無し!
柳橋連合市場へ自家用車でアクセスする人は、専用の駐車場がないので気をつけてください。博多駅周辺の駐車場へ停めて、公共バスやタクシーでアクセスするか、近隣のコインパーキングの利用となります。柳橋の交差点そばにある駐車場が一番近く、那珂川と渡辺通の間にあるビルや住宅の間に、いくつか駐車場を見つけられます。
ただし近隣の駐車場も、イベント開催日にはかなり混雑するか、場所によっては使えない駐車場もあるので駐車するのが難しくなります。平日であれば近隣の駐車場も空いていることも多いですが、週末や観光シーズン、年末年始は公共交通機関でのアクセスをおすすめします。
年末年始の買い出しにも大人気の柳橋連合市場
柳橋連合市場では、毎月第3木曜日に、全店共通の定例売り出しが開催されます。この日は、原価をきった目玉商品や、新鮮な食材を通常の3割から半額といった破格の値段で販売されるのが恒例となっていて、さらに人が多くにぎわいます。年末年始、とくに年末は海産物の量も増え、購入する人も増えるということでより活気にあふれます。年始も店により異なりますが、三が日は休み、4日からの営業というところもあります。
年末年始には、営業時間を延長して営業する店舗もあるので、年末年始前に一度柳橋連合市場へ行って、下調べをしておくことをおすすめします。飲食店の営業時間も、年末年始は変更になるところが多いので、事前に各店へ問い合わせをした方がよいです。
柳橋連合市場のおすすめ店を紹介
朝ご飯や海鮮丼ランチが食べられると人気の「柳橋食堂」
柳橋連合市場の東入口に近い場所にある「柳橋食堂」は、魚屋が経営している新鮮な魚介の海鮮丼ランチが自慢の食堂です。ランチにおすすめな海鮮丼は、670円と格安なものから始まり、大盛り海鮮丼770円、ミニ海鮮丼520円とあります。特上になると、イクラやうにが入った海鮮丼もあり、中にはデラックスといった2,000円お海鮮丼もあります。
博多らしく、海鮮丼に、汁椀、つけもの、ふぐから揚げ、辛子明太子と名物をセットした山笠セット1,240円もおすすめです。ボリュームあるランチが食べたい時には、海鮮丼にあらだきのセット、焼き魚をつけたセット、といったものもあります。海鮮丼の刺身は、福岡の甘目のしょうゆダレに漬けたものが使われていて、福岡ならではの味わいになっています。ランチからビールを飲んで、新鮮な魚介をつまみに飲むこともできます。
柳橋食堂へアクセスしようとして、通り過ぎてしまう人もいるようですが、赤いちょうちんがでていて、お店は鮮魚売り場の横にある階段を昇った2階が食堂です。営業時間は11時から16時、日曜と祝日が休みです。ただし、海産物の販売に関しては、朝6時から18時までの営業時間になっています。
食べ歩きにぴったりのおすすめグルメ「高松の蒲鉾」
「高松の蒲鉾」は、柳橋連合市場の中央、東入口と西入口からの十字路から東よりにあるお店です。地元のテレビ番組にもよく登場する有名店で、たくさんの種類の練り製品を扱っています。自家製の練り物は、家庭でおでんを作るには欠かせないという地元の人も多く、また店頭では、食べ歩きにおすすめな魚のコロッケ「魚っろけ(ぎょろっけ)」を1個50円などを揚げたてを販売しています。
人気商品は「とまべえ」100円で、赤く丸い練り物ですが、これは中にプチトマトが1つ丸ごと入っています。煮物にしても美味しく、そのままをフライパンでそのまま炒めて、表面をカリッとさせて食べるのがおすすめということで、たべると、すりみの旨味に、トマトの酸味が加わり美味しい一品になっています。中に、シュウマイや、ほたて、うずらの玉子をいれたものもあります。
ランチを食べた後でも、つい食べたくなる練り製品がいくつもあります。営業時間は6時から18時で、日曜祝日はお休みです。
お土産におすすめの明太子が手に入る「幸村英商店」
柳橋連合市場で50年以上営業を続けている「幸村英商店」は辛子明太子と鯨専門のお店です。辛子明太子は、北海道産の明太子を使い、スケトウダラの漁期には店主自らが北海道へ行って、魚卵の状態を見極め厳選したものを仕入れています。そのタラコを、秘伝のたれに漬け込み、冷蔵庫で熟成させた後、もう一度漬け込みをするという、手間をかけ辛子明太子に仕上げているので、お土産にもおすすめなものです。
辛子明太子は辛口、中辛と選べて、一腹の大きさによって、値段が変わり、100g800円から900円で販売しています。いわし、さんまのお腹に明太子を詰めた特性のいわし明太子、さんま明太子は、炙って食べますが、魚の脂とプチプチとした明太子の食感が楽しめるものとして、お土産にも人気です。家庭で食べるのであれば、切れ子もパック詰めで販売されているので、昆布漬けや辛口、中辛といくつか買って食べ比べもできます。
幸村英商店は、柳橋連合市場の西入口からアクセスすると左手側にあります。営業時間は8時から17時30分です。珍しい鯨のお刺身、ベーコンなども販売していて、美味しい食べ方なども教えてもらえます。
ちょっと一息入れたい時に「マヌコーヒー柳橋店」
柳橋連合市場のアーケードを抜けたところ、那珂川沿いに、青い色の外壁のお店が福岡に4店舗ある「マヌコーヒー」の柳橋店です。フレンチプレスで淹れるコーヒーを味わいながら、2階の席から博多の町を眺めて、一息つくこともできます。
フレンチプレスコーヒーはホットでもアイスでも味わえ550円、アメリカーノは500円、エスプレッソ330円といった定番メニューに加えて、抹茶を使ったグリーンラテ、ラズベリーソースをトッピングしたラズベリーモカなどがあります。ハーブティー、レモネード、ココアなどもあるので、子どもと一緒に、カフェタイムができます。
クッキーやスコーンなどもあるので、コーヒーとあわせて、ゆっくりと過ごす常連客もいれば、柳橋連合市場で買い物途中の観光客も立ち寄りやすいお店です。営業時間は7時から20時で、日曜日が定休です。
和菓子もおこわもある「鮹松月」
柳橋連合市場の中央の十字路より西入口側にアクセスしたところに、「鮹松月(たこしょうげつ)」があります。こちらは、和菓子のお店で、上生菓子からみたらし団子、おはぎといったものから、おこわなども販売しています。おすすめは、みたらし団子で、生地に甘みを入れていずに、お餅のような状態で串にさしてあり、表面がうっすらと焦げるまでやいて、みたらし餡をからめています。2本で260円です。
ランチにもおすすめなのは、赤飯やおこわで、和菓子店が厳選したもち米や小豆を使っているので、美味しいと地元の人に人気です。ランチ時を過ぎると、おこわなどは売り切れになっていることも多いです。観光で訪れた人は、ランチに博多らしいラーメンや市場の中での海鮮丼などを食べた後に、串団子を買って、食べ歩く人もいます。やわらかいお餅に、ほどよい甘さのあんこが美味しいという口コミもあります。
鮹松月はの営業時間は9時から18時で、日曜祝日が定休です。以前は2階が食事や甘味が食べられるようになっていましたが、現在はギャラリーになっていて、地元の方の作品展などのイベントをしている時もあります。
市場すぐそば豚骨ラーメンの店「博多元気一番!!柳橋本店」
柳橋連合市場のすぐそば、柳橋交差点の市場側にある「博多元気一番!!柳橋本店」は、博多名物の豚骨ラーメンが食べらるお店です。人気ラーメンは「肉盛ラーメン」で特価790円です。豚骨ラーメンの上に、大きな肉が5枚、丼からあふれるようにトッピングされていて、ボリュームたっぷりのラーメンです。シンプルに豚骨スープとバリカタの麺を味わいたい時には、ラーメン650円がおすすめです。
変わり種として、替え玉もありますが、和え玉として、カレー、煮干し、海老とそれぞれ250円であります。ラーメンの替え玉としても味わえますが、そのまま麺とトッピングをしっかりと和えて食べられるスープなしのラーメンです。辛子高菜も欲しい分だけ、食べられるのでラーメンのトッピングにしてもよく、お土産用にも販売されています。
営業時間はランチが11時から16時、夜が18時から24時、土日祝日は11時から24時までの通し営業をしています。不定休となっていて、年末年始などはお店への確認がおすすめです。アクセスは、柳橋連合市場と同様、渡辺通駅から近く、すぐ隣に有料の駐車場もあります。市場を巡る前や後やランチタイムに、すぐ隣りのこちらによって、博多ラーメンの味を楽しむことができます。
柳橋連合市場で買い物や食べ歩きを楽しもう!
博多の台所といわれる柳橋連合市場には、魚、野菜、総菜、お菓子、乾物などさまざまな食品を扱う商店が並んでいます。アーケードもあって雨の日でも安心で、一軒一軒を見て回るだけでも、博多ならではの食材に出会えたり、味わうことができます。駐車場が確保できるとは限らないので、電車やバスを利用して、年末年始用の買い物はもちろん、福岡土産の購入のためにも、柳橋連合市場をおすすめします。