釧路の名店「泉屋」が閉店？人気のスパカツ・ピカタについて調査！

釧路は北海道東部の太平洋に面する街です。札幌から300キロメートル以上離れた釧路は漁港もあり、美味しい海産物が水揚げされることで有名です。しかし釧路には水産物以外に人気グルメがあります。それはスパカツです。釧路市民であれば、知らない人はいないと言われるほど地元で人気のグルメです。そしてスパカツを提供しているのがレストラン泉屋の本店です。スパカツを考案して釧路で広めた先駆者です。

スパカツは釧路市内でしか味わうことができません。レストラン泉屋は三店舗釧路市内に店を構えていましたが、一店舗最近閉店したため、現在は本店を含め二店舗体制での営業です。どちらの店も地元の人、そして観光客で賑わっています。一番人気のスパカツに次いで人気なのがピカタです。こちらも名物です。釧路の名物スパカツやピカタについて紹介します。釧路にあるレストラン泉屋についても余すことなく紹介します。

釧路出身の人であれば、知らない人がいないほど有名な釧路グルメがスパカツです。釧路のソウルフードとして愛され続けています。釧路は北海道の東部に位置する都市です。太平洋側に位置しているため、雪はあまり降りませんが、とにかく冬は寒いので有名です。そして夏も真夏でも最高気温が20度に届かない日があるなど涼しい気候の都市です。一年を通して気温が低い場所でスパカツは生まれました。

釧路に住む人口18万は札幌の10分の1ですが、その人口の95パーセントはスパカツを知っているほど有名です。しかし釧路市内でスパカツを提供している店は数えるほどしかありません。その店舗もすべて釧路市内にあります。釧路の均衡から車でスパカツを食べに来る人も少なくありません。道東のグルメとして帯広は豚丼、そして釧路はスパカツと言われるくらい有名なスパカツは釧路の名物B級グルメでもあります。

スパカツの登場は1960年頃までさかのぼります。まだ洋食は高根の花であった時代に登場した洋食がスパカツです。泉屋が最初にスパカツを提供した店ですが、札幌のホテルで料理人として修業を積んだ店主が、釧路に店をオープンさせたのが泉屋です。そして泉屋ではスパカツをその頃から提供し始めたのです。贅沢感溢れる洋食を庶民でもリーズナブルに食べてほしいという思いからはじめたのがきっかけです。

肉の価格は庶民には高い時代の中、豚肉をできる限り安く仕入れ、そしてその豚肉を使った料理を考案したのが始まりです。豚肉をいっぱい使うとそれだけ原材料費がかかるため、料理の価格も高くなってしまいます。そのため、もともとあったスパゲティの上に豚肉をとんかつとして乗せて提供するスタイルを思いつき、スパカツが誕生しました、スパカツはその名の通りスパゲティとトンカツの合わせ言葉なのです。

提供し始めた頃の料理名はスパゲティミートソースカツのせでした。しかし厨房内で略してスパカツと会話していたのを料理を食べに来ていた顧客が使い始め、スパカツという名称が広まった経緯があります。スパゲティはミートソース、トンカツも普通のとんかつであり、ありふれた料理です。その全く接点のない二つの料理を組み合わせることで新しい料理として自然と定着し、今では釧路の名物にまで成長した料理がスパカツです。

スパゲティとトンカツを組みわせた料理ですが、どちらも一人前の量で盛られています。普通は合計で一人前になるようにそれぞれの分量を減らしますが、泉屋のスパカツはどちらも一人前を利用するボリューム満点が自慢です。学生など沢山食べたい人に人気のメニューです。大きな鉄板の上に盛られたスパゲティの上にとんかつを乗せて、最後にミートソースで覆い隠しています。昔ながらのミートソースが美味しい絶品です。

泉屋のスパカツはとにかくボリューム満点なのが特徴ですが、泉屋で扱う他の料理もスパカツ同様にボリューム満点な料理ばかりです。泉屋はスパゲティの店なので、各種スパゲティがメニューに揃っていますが、どれもボリュームがあります。通常コースでも大盛並みのボリュームです。さらに大盛を注文することもできますが、大盛は驚くほどの量です。最初に泉屋を訪れた際には普通サイズから注文することをおすすめします。

泉屋はスパカツをはじめ、どのスパゲティ料理も熱々に熱せられた鉄板の上にのせて提供してくれるのが特徴です。運ばれてきたときにはまだ、料理からジュージューと音を立てている状態です。音は数分間続くほど熱々に熱せられた鉄板の上の料理がのっているのは、鉄板皿であれば、最後まで熱々の出来たての状態を維持することができるというサービス精神からなのです。寒い釧路ならではの顧客視点のサービスです。

今の泉屋の店内は冬は暖房が入り暖かいのですが、やはり最後まで熱々の出来立て状態を維持できるということは最後まで美味しく食べるための方法の一つです。食べる時には鉄板に触れないように気を付けて食べる必要があります。また、ソースが熱せられて飛び跳ねることもあるため、紙エプロンも用意してくれる心遣いもありがたいサービスです。常連の中にはもっと熱々の鉄板にしてほしいとリクエストする人もいるそうです。

泉屋の看板メニューはスパカツをはじめとするスパゲティなのですが、洋食料理屋らしくスパゲティのメニュー以外も充実しています。オムライスやオムライスセットは人気メニューです。特製デミオムライス860円、オムライス＆えびフライ1280円、オムライス＆ビーフシチュー1280円、オムライス810円、オムライス＆ハンバーグ1280円などがあります。オムライスもどれもボリューム満点でお腹いっぱい満足できます。

ご飯物もメニューも充実しています。まずはカレーライスです。ステーキカレー1100円、カツカレー900円、シーフードカレー860円、ハヤシカツライス1000円、エビフライカレー950円、カレーライス750円がラインナップされています。ピラフもあります。カニピラフ780円、エビピラフ780円です。スペシャルライスとしてポークスペシャルライス760円、牛スペシャルライス860円もあります。

洋食屋ですが、和風のメニューもあります。あいのり丼Aカツ丼、あいのり丼Bエビ丼の丼物は味噌汁付きで940円です。弁当も各種あります。和洋風弁当1280円、洋風弁当1180円、ステーキ弁当1280円です。さらに魚料理は、カキフライ860円、ホタテベーコン巻1050円、海の幸ミックスフライ1200円です。欲張りな人にはセットメニューもあります。ハンバーグ、カニコロッケ、グラタン、サラダ、ライスのセットが1200円です。

豚生姜焼、グラタン、エビフライ、ミニコロッケ、ライス、サラダのセットは1300円、カキフライ、エビフライ、ホタテベーコン、ビーフシチュー、ライス、サラダのセットは1350円、ビーフシチュー、カニコロッケ、エビフライ、ドリア、サラダのセットは1380円です。ランチはポークチーズはさみ揚、ライス、みそ汁のランチが1100円、ステーキ、オムライス、サラダのランチが1350円です。豊富なメニューが揃っています。

レストラン泉屋は釧路に三店舗構えています。その中の一つがイオンモール釧路昭和店です。最近では、中小都市の傾向として郊外型の大型店舗に人が集まるようになっています。駅前の中心部は閑散とするケースが多く、シャッターが下り閉店している店が目立つようになっています。釧路も同じで釧路駅前ではデパートの閉店などが相次いて閑散としています。しかし郊外には大型の店舗が新設される傾向にあります。

イオンモールは、イオンのショッピングセンターとして、専門店や飲食店をテナントとして迎え入れ大型のショッピングスポットとして人気を集めている形態の店です。郊外にあるため、大型化しやすく、車で来店できるように広大な駐車場を完備しているのが特徴です。イオンモール釧路昭和店も釧路市の郊外にあり、多くの人で賑わっていました。そしてそのテナントとしてレストラン泉屋が入店していました。

三店舗ある泉屋の中で一番人気のある店として人気でしたが、イオンモール釧路昭和店の閉店と同時に、レストラン泉屋も2018年9月30日をもって閉店となりました。交通機関が市内交通はバスが中心の釧路では自動車依存率が高く、車できがるに行けるイオンモール釧路昭和店の泉屋はとても人気高い店舗であったため閉店はとても残念な結果です。本店を含め、営業している他二店舗に行くことをおすすめします。

地方都市はそもそもの人口の減少などにより、来店する人の数は必然的に減少してしまいます。そのため閉店に追い込まれる店舗も少なくありません。釧路も地方都市としての問題を抱えており、店舗拡大への投資には大きなリスクを抱えます。赤字を抱える前に閉店するのも大事な決断です。閉店により店舗数は減少しますが、営業している店舗もあります。釧路で一店舗になっても泉屋が末長く閉店しないことを祈りたいものです。

レストラン泉屋のイオンモール釧路昭和店の閉店は残念ですが、本店と他一店舗は営業しています。本店は、釧路駅にほど近い場所にあります。釧路で最初にオープンしたのももちろん本店です。本店は創業当時から同じ場所で営業し続け、釧路の顔として親しまれています。レストラン泉屋の本店は総座席数110席を構える大型店舗です。釧路では人口の割に広い店として人気です。テーブル席を中心にレイアウトされた店舗です。

4名用のテーブルと6名用のテーブルで構成されており、家族連れや仲間同士で利用することもできます。週末には多くの人で賑わっています。貸切用の広い席も確保できます。15名用の半個室もあります。店全体や店の一部を利用して貸切として利用することもできます。子供用の椅子も準備されているため、子連れでも安心して利用できます。レトロ感たっぷりの老舗の雰囲気が魅力の店内でステンドグラスなど懐かしさも感じます。

観葉植物も要所要所に設置されており、雰囲気が素敵な店内です。場所は釧路の名所釧路川にかかる幣舞橋のそばにあるビルの中に入っています。釧路駅からは徒歩15分ほどの距離になりますが、釧路駅から幣舞橋までの散歩コースの中におさまる位置づけです。釧路の中心部を歩いて散策する人には絶好の場所にあります。営業時間は11時から21時半までです。30分前の21時にラストオーダーになります。

本店のほかにレストラン泉屋はビッグハウス店にも店舗を出しています。釧路駅からは徒歩圏内ではなく車で10分程度の場所にあります。釧路から帯広に向かう国道38号線は大幹線の道路です。その国道38号線沿いにビッグハウスがあります。もちろん大きな駐車場を完備しているため、車で来店することも可能な店舗です。ビッグハウスは安いと評判のスーパーマーケットです。北海道各地に存在し、地元の人に人気のスーパーです。

ビッグハウス内にあるため、買い物ついでに泉屋で食事を楽しむこともできます。スーパー内にあるため、明るい雰囲気をイメージしますが、レトロな感じが漂う店内です。照明を少し暗くし、椅子やテーブルもレトロな感じで揃っています。落ち着いた雰囲気の中で食事ができるのが魅力です。総座席数は44席とレストラン泉屋本店の半分以下ですが、テナントとして入っている中では広い店内です。

テーブル席中心のレイアウトですが、6名用の半個室もあります。半個室はお座敷タイプになっており、家族連れや子連れに人気です。周囲を気にせずに食事を楽しめる事と、足を伸ばせるのも魅力のポイントです。レストラン泉屋ビッグハウス店の営業時間は11時から20時半までです。料理とドリンクのラストオーダーは40分までの19時50分となっています。全席禁煙で貸切利用は残念ながらできません。

レストラン泉屋には、多くのメニューがあります。洋食全般を取り扱っているため、迷ってしまうほどのメニューですが、まず最初に訪れたときに食べてほしいのがスパカツです。スパカツはレストラン泉屋の原点でもあります。スパカツを知らずして泉屋を語ることはできないのです。今では釧路の名物にまで認知度が上がっているスパカツは、熱々の鉄板にスパゲティ、その上にトンカツがのりミートソースをかけた絶品です。

数あるメニューの中で一番注文数が多いのがスパカツです。日によっては一日の注文数の半数近くがスパカツになる日もあるとのことです。創業以来変わらない味です。麺はモチモチの太麺を使用しています。ミートソースはデミグラスソースを思わせるような見た目ですが、意外にあっさりしていて食べやすいのが魅力です。ボリュームたっぷりですが、最後まで熱々の状態で飽きのこない味です。病みつきになる絶品がスパカツです。

スパカツには地元ならではの通の食べ方があります。何も細工をしないノーマルのスパカツを一通り堪能したら、次からは地元釧路の人おすすめの食べ方をおすすめします。テーブルの上に置いている醤油を熱々の鉄板に垂らしながら食べる方法です。和の醤油と洋のミートソースが程よく交わる更なる絶品へ変貌します。極上のスパカツの食べ方を知れば、釧路グルメをマスターしたといっても過言ではありません。

泉屋の定番メニューはスパカツですが、第二の人気メニューも存在します。それはピカタです。メニュー表を水にピカタを注文するようになれば、釧路で立派に通用します。ピッカータがイタリアでは正式名称であるピカタは薄切りの肉に塩、胡椒で下味をつけ、小麦粉をまぶしてパルメザンチーズを混ぜた溶き卵をたっぷりとかけてソテーしたイタリア料理です。本場イタリアではタラやカジキ、ズッキーニなどを使う場合もあります。

そして泉屋のピカタは筍を使用しています。またエノキなど隠れた食材も使っています。それをパスタの上にのせて提供しているのが泉屋流のピカタです。初めて食べる人は驚きを隠せない絶品です。ピカタはスパカツよりも歴史が長く、泉屋ではスパカツが開発される前からあったメニューです。イタリアの名物料理を和風にアレンジしてここまで完成度の高いメニューに仕立てあげているのには脱帽です。

釧路市民であれば、スパカツ同様に食べたことのあるメニューの一つです。普通のスパゲティは今やどこでも食べることができます。時間があれば、家庭でもパスタを茹でて簡単にスパゲティを作ることができます。しかしピカタは、そう簡単に作れるものではありません。レストラン泉屋で食べるからこそ価値のある一品です。スパカツを堪能したら、次はピカタも食べて釧路グルメを楽しんでみませんか？

泉屋の一番得意とする料理はスパゲティです。オリジナルの美味しいソースは開業当時のままです。シンプルなミートソーススパゲティは人気メニューの一つです。懐かしいアジのするミートソースは麺にしっかりと絡んで上品な味わいです。水っぽさもなく、麺と一緒にソースを堪能できます。ミートソースもスパカツ同様熱々の鉄板で提供されます。ミートソースは800円で提供しています。

学生や男子に人気のメニューがハンバーグスパです。ハンバーグがスパゲティの上に乗っている定番のスパゲティですが、ボリューム満点であり、お腹いっぱい満たしてくれます。価格は1200円です。しかもサラダのついてくるサービスです。ハンバーグは洋食や自慢の柔らかさがあり、ミートソースとの相性もばっちりです。熱々の鉄板でハンバーグもスパゲティも最後まで出来立ての状態を維持できます。

オムライスは奥が深い洋食です。絶妙なバランスの卵のとろとろ具合はもちろんの事、ライスの固さやソースの味付けなど素人には難しい料理の一つです。泉屋のデミオムライスはすべてが完璧で文句のつけようがない絶品です。860円でサラダ付きで提供しています。熟練の技で仕上げたとろとろの卵と特製のデミグラスソースは絶品です。その美味しさに病みつきになってしまうほどの味わいです。

泉屋らしいスパゲティと言えば、泉屋風スパゲティです。昭和34年にメニューに加えられてからずっとそのまま変わらない味を続けている逸品です。野菜がたっぷりとトッピングされたスパゲティです。ヘルシー志向の女性にも人気のメニューです。味付けはさっぱり塩味です。味付けがさっぱりしているため、誤魔化しできない難しさがありながらも、美味しいスパゲティに仕上げているのは職人技であることを実感させてくれます。

スパゲティとカツカレーに迷ったら、泉屋のカツカレースパがおすすめです。スパゲティとカツカレーを両方いっぺんに楽しむことができる欲張りメニューです。スパゲティとカレーの相性はよく、さらにボリュームがあるカツがのっているとあって男性に人気のメニューです。価格も890円とリーズナブルな価格であることも魅力です。腹もちするお腹いっぱい食べたいときに特におすすめのメニューがカツカレースパです。

釧路の名物にもなっているご当地グルメがスパカツです。その原点にあるのが泉屋です。今では釧路市民でスパカツを知らない人はいないほどの知名度を誇っています。そしてスパカツを提供するレストラン泉屋は、釧路で人気のレストランです。地元の人だけでなく観光客も訪れます。幣舞橋近くにある本店と他二店舗で営業していましたが、残念ながら先日イオンモール釧路昭和店が閉店しました。閉店後は本店と他一店舗だけです。

一店舗は閉店しましたが、その味やメニューに変わりはありません。ボリューム満点であることや、熱々の鉄板で提供するスタイルは泉屋の特徴です。本店がある幣舞橋は釧路の観光名所です。100席以上確保している本店ではくつろいでスパカツや二番目に人気のピカタを堪能することができます。釧路でご飯を食べるのであれば、魚介類もおすすめですが、泉屋のスパカツやピカタを食べてみることをおすすめします。