ラムボールは横浜のお土産に最適!喜久屋のオリジナルスイーツを紹介!

数ある横浜土産の中でも有名なもののひとつに喜久屋の「ラムボール」があります。賞味期限も長く、箱もおしゃれなのでお土産や贈り物にも最適で、地元横浜の人がお土産にするものNo.1なのです。また、販売している店舗も少ないので、お取り寄せして購入する人も。 そんな「ラムボール」はどんなお菓子なのか?また「ラムボール」以外にも喜久屋で販売しているスイーツについても紹介します。

ラムボールは横浜のお土産に最適!喜久屋のオリジナルスイーツを紹介!のイメージ

目次

  1. 1横浜の喜久屋といえばラムボール!
  2. 2ラムボールはどこで買えるの?
  3. 3ラムボールをお取り寄せ方法は?
  4. 4喜久屋のおすすめはラムボールだけじゃない?
  5. 5横浜のお土産はラムボールに決まり!

横浜の喜久屋といえばラムボール!

ラムボールはどんなスイーツ?

横浜のお土産と言えば「崎陽軒のシウマイ」と「ありあけのハーバー」が有名ですが、もう一つ有名なものがあります。それは横浜の元町にある老舗洋菓子店喜久屋の「ラムボール」です。地元の人からも長く愛されている「ラムボール」は「横浜本」というガイドブックによると、「崎陽軒のシウマイ」と「ありあけのハーバー」を抑えて「浜っ子御用達・使える手土産No.1なのです。

「ラムボール」はラム酒を効かせた生地を、チョコレートの中で発酵させた丸いお菓子です。ちょっと大きめのトリュフチョコレートみたいな見た目ですが、トリュフチョコレートとは違ってガナッシュではなく、小麦粉ベースの生地になっています。

ラム酒をたっぷり吸いこんだスポンジ生地に大粒のラムレーズンがごろごろ入っていて、他にもレーズンやクルミ、アーモンドなども練り込まれています。まわりは、ミルクチョコレートでコーティングされています。

ラムボールをひと口食べると、口の中でじゅんわりとスポンジ生地がとろけ、まわりのチョコレートの苦みと上品な甘み、そしてラム酒の香りが広がります。ラムボールは直径4cmくらいの小ぶりなお菓子ですが、どっしりと食べ応えがあります。またラム酒の風味が結構強いので、大人向けのお菓子です。
 

気になるラムボールの価格は次の通りです。2個入が480円(税別)、4個入が950円(税別)6個入が1,430円(税別)、8個入が1,900円(税別)、10個入が2,350円(税別)、15個入が3,450円(税別)、20個入が4,600円(税別)となります。

ラムボールの由来は?

ラムボールの原型はどこの国のお菓子なのかは不明なのですが、日本では喜久屋が発祥です。由来は、スポンジケーキの切り落としを無駄にせず、うまく使えないかと考え出されたケーキなのだそうです。
 

1924年に日本郵船ヨーロッパ航路のパン職人・料理人だった喜久家の創業者・石橋豊吉(いしばし・とよきち)氏は、ヨーロッパ各国の伝統菓子のレシピを持ち帰り、喫茶室を併設したベーカリー&洋菓子店を横浜元町に開店しました。当時はヨーロッパのお菓子やパンを製造販売する店は珍しかったため、元町周辺に住む外国人も多く訪れたといいます。
 

そんなある日、山手に住むスイスの婦人が本場の味を知る石橋氏に「本国の味のお菓子を作ってほしい」とレシピを持ち込み、依頼しました。こうして作ったお菓子の味が評判となり、喜久家には各国のレシピが次々と持ち込まれるようになったといいます。その数あるレシピの中からラムボールが生まれました。
 

当初はスポンジケーキの切り落としを使っていたのですが、後に専用に焼いた生地を使うようになりました。しかし最初の頃は、大きな天板型のバットで焼いた生地にチョコレートをかけ、四角にカットして販売していたそうです。今のように丸い形になったのは昭和10年代です。丸い形になったことで愛らしくて食べやすいと、ますます人気が広まっていきました。

ラムボールは、スポンジケーキにラム酒を入れて練り、その中にレーズンやナッツなどを混ぜて丸め、チョコレートでコーティングする、というレシピは創業当初から変わらず、門外不出で受け継がれています。実際、ラムボールの製造現場は企業秘密ということで非公開になっていて、メディア取材でも、ラムボールを作っているエリアだけは見学も撮影も一切お断りなのだそうです。

ラムボールの詳しい作り方やレシピは企業秘密なのですが、ラムボール用に輸入したラム酒に1ヶ月ほど漬け込んだレーズンやナッツ類をスポンジ生地に混ぜ込み、2~3日寝かせて発酵させるのがポイントなのだそうです。そうすることで、レーズンに染み込んだラム酒が生地にじんわりと馴染んで、香り高いしっとり滑らかな生地に仕上がるそうです。

また、生地をコーティングするチョコレートは、季節に応じて素材の配合を微妙に調節することで夏場は溶けにくく、冬場は固くなりすぎないようになるそうです。小さいラムボールですが、この中にたくさんのこだわりが詰まっています。

ラムボールの賞味期限は?

ラムボールの賞味期限はどれくらいなのでしょうか?大抵の洋菓子の賞味期限は当日中、長くても2~3日といったところです。ところが、ラムボールの賞味期限は1週間とやや長めになっています。店頭に並ぶのも、ラムボールが完成してから2~3日経ってからなのだそうで、日持ちのするお菓子になっています。賞味期限が長いのでお土産や贈り物にするには最適です。

箱がおしゃれでお土産におすすめ

ラムボールは8個入りまでは、おしゃれなバラ模様の箱に入っています。なので、お土産や贈り物、結婚式の引き出物などにもおすすめです。10個入り以上になると白いギフトボックスになるので、バラ模様の箱の方がいいという人は注意が必要です。

ラムボールはどこで買えるの?

元町にある「喜久屋洋菓子舗 本店」

ラムボールは横浜元町にある喜久屋洋菓子舗 本店で買うことができます。お店は、みなとみらい線の元町・中華街駅5番(元町口)出口から徒歩3分、またはJR根岸線石川町駅元町口から徒歩8分です。元町のショッピングストリート沿いにある、一面ガラス張りのお菓子屋さんです。

営業時間は10:00~19:30ですが、月曜日のみ10:30~18:20となります。定休日は不定休です。原則、第3月曜日か第4月曜日ですが、祝祭日の場合は営業するようです。店内にはイートインスペースもあるので、店頭に並んでいるお菓子を食べることもできます。また、ドリンクやアイスクリーム、パフェなどの喫茶メニューも用意されています。

横浜駅周辺でラムボールが買えるところは?

ラムボールは横浜元町の本店以外では唯一、横浜駅で買うことができます。横浜駅に直結している相鉄ジョイナスの地下1階ダイヤキッチン内に店舗があります。遠出する時のお土産に買いやすいのポイントです。

ラムボールをお取り寄せ方法は?

ラムボールを買いたいのだけれど、お店まで買いに行けない。そんなときはネット通販で、と言いたいところなのですが、残念ながら喜久屋ではネット通販はありません。ですが、お取り寄せをすることはできます。お取り寄せの方法は直接、喜久屋に電話で注文して、代引きで支払いをするという流れになります。ネット通販がないからお取り寄せできないと思っていた人も、この方法でお取り寄せできます。

喜久屋のおすすめはラムボールだけじゃない?

喜久屋はラムボールで有名ですが、他にも焼き菓子やケーキが充実しています。創業当時から続いているものや、常連さんがお目当てにしているものなど、いくつかおすすめのものを紹介します。また、お取り寄せする場合は、その商品がお取り寄せできるかどうかお店に確認して下さい。賞味期限も違ってきますので、その点も確認しておくと良いでしょう。

軽やかな味わいの「レサブレモトマチ」

港町横浜らしく、船のレトロなパッケージがかわいらしいクッキーです。エトランゼ(チョコチップとアーモンドスライス)、ブラフロード(アーモンドスライス)、フェニックス(クランチアーモンド)の3種類の詰め合わせで、18個入が1,230円(税別)、27個入が1,800円(税別)です。
 

ふんわりしっとり「カップケーキ」

ラムボールはラム酒が入っているので、お酒が苦手な人や子供には向いていません。そこで代わりに「カップケーキ」を買っていく人が多いです。ブルーベリー、アップル、バナナ、オレンジ、チェリーの5種類のフルーツ入りのカップケーキです。ふんわりとしっとりしていて美味しいと評判です。10個入が1,720円(税別)、15個入が2,530円(税別)です。
 

7つの味の詰め合わせ「フィナンシェ」

「フィナンシェ」とはフランス起源のバターケーキや焼き菓子の一種で、フランス語で「金融家」を意味し、その形は金塊を表しています。アーモンドとバターの味が強く、コク深い味わいです。5種類のフィナンシェと2種類のマドレーヌの詰め合わせです。

フィナンシェはプレーン、チョコレート、抹茶、ココナッツ、胡麻の5種類、マドレーヌはプレーンと黒糖の2種類です。7個入が1,050円(税別)、14個入が2,100円(税別)、21個入が3,150円(税別)です。

ヨーロッパの田舎風おやつ「ジャムターツ」&「アーモンドビスケット」

ヨーロッパの田舎風おやつ「ジャムターツ」と「アーモンドビスケット」です。創業当時から続く喜久屋の人気商品で、これを目当てに通い続ける常連さんも多いそうです。ジャムターツは、オーブンで2度焼きしたパイにアーモンドをたっぷりのせて、ストロベリージャムをサンドした素朴な味わいのこんがりパイです。10枚入り2,750円(税別)です。

アーモンドビスケットは、硬く焼き上げるドイツの田舎風ビスケットを、ややソフトな食感にアレンジした人気の一品です。10枚入りで2,450円(税別)です。また、ジャムターツとアーモンドビスケットが5枚ずつ入ったセットも2,600円(税別)であります。

アーモンドが香ばしい「アーモンドタルト」

しっとりしたバターケーキの上にハチミツで煮込んだアーモンドがたっぷり乗っている「アーモンドタルト」は、ソフトな口当たりと香ばしさが人気です。ホールでの販売で18cmサイズが1,600円(税別)、21cmサイズが2,350円(税別)です。
 

洋菓子屋だからケーキ類も充実

喜久屋は洋菓子屋なのでケーキ類も充実しています。「ババロア」、「レモンパイ」、「ガトーショコラ」、「モンブラン」などカット、ホールともにあります。価格はカットが200円~500円位、ホールが1,500円~3,000円位です。

横浜のお土産はラムボールに決まり!

喜久屋のラムボールを紹介しました。数ある有名な横浜土産の中でも、地元横浜の人が一番お土産に使うというのは意外だったのではないでしょうか?喜久屋は元町と横浜駅の2箇所しか店舗がありませんが、お取り寄せもできます。賞味期限も長いので、お土産や贈り物にぴったりです。まだ食べたことがないというのであれば、ぜひ食べてみて下さい。

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