2018年10月24日公開
2024年08月13日更新
たい焼きを東京で食べ歩き!老舗のおすすめたい焼き人気店12選!
たい焼きは東京の和菓子の中でも特に食べ歩きにぴったりで人気ですが、東京にはたい焼き御三家と呼ばれる有名店があるようです。そんな御三家のたい焼きは決して無視するわけにはいきませんが、他にも個性的なたい焼きの人気店が数多く東京には存在しています。今回は、そんな東京のたい焼き事情を詳しく掘り下げ、人気店をチェックしていきます。ぜひ人気店をチェックし、たい焼きの食べ歩きを楽しんでみてください。
目次
東京にある老舗のおすすめたい焼き有名店のたい焼きが食べたい!
たい焼きは日本人にとって特に馴染深い和菓子のひとつであり、その可愛らしいビジュアルもさることながらしっとりとしたあんこの質感と甘さがたまらなく好きだという人も多いのではないでしょうか?そんなたい焼きを東京で食べ歩きする際にはぜひともまず御三家と呼ばれる人気店をマストで訪れたいですが、どんなお店なのでしょうか?
今回はまず、そんな有名店の御三家三店をチェックした上で、その御三家以外の有名店・人気店もチェックしていきます。四谷のわかばなどは特に有名店となっていますが、他にはどんなたい焼きの名店があるでしょうか?たい焼きと言っても店舗ごとに味わいは異なりその世界は奥深いものですから、ぜひ店舗ごとの違いもチェックしてみましょう。
東京のたい焼き御三家を知っている?
東京のたい焼き事情を語る上で決して外すことのできない名店が三つあります。それが東京のたい焼き御三家と呼ばれる有名店三店舗であり、この三店舗を軸にたい焼き巡りをすることで東京のたい焼き事情の全貌が見えてくると言われています。この三店舗は、明治時代から続くたい焼きの文化を象徴する有名店であり、絶妙な味はもちろん健在です。
たい焼きは今川焼きから派生したあんこ焼きであり、鯛の形の型で焼き上げられていることは広く知られていることです。そんなたい焼きはこの東京御三家のうちのひとつであり詳しく後述する麻布十番の浪花屋総本家が発祥とも言われており、麻布十番の浪花屋総本家は特にたい焼きラバーとしては訪れないわけにはいかないお店なのです。
そんな麻布十番の浪花屋総本家を含めた御三家のうち、残りの二つは人形町の高級鯛焼本舗柳屋と四谷のわかばとなっています。柳屋は大正時代の創業、わかばは戦後間も無くの創業ということで歴史的には浪花屋よりも浅いものの、東京のたい焼きの歴史の中では老舗であることに間違いなく、どちらも多くの根強いファンを獲得しています。
この三つの有名店東京御三家では、もちろんまず定番のあんこのたい焼きを味わいたいものですが、御三家以外の有名店・人気店も含め変わり種の味を楽しめることもあります。モダンにアレンジされたたい焼きも美味しいですが、まずは浪花屋・柳屋・わかばの三大有名店の定番たい焼きの食べ比べから、東京たい焼き巡りをスタートしましょう。
およげたい焼きくんのモデルになった有名店 麻布十番「浪花屋総本家」
東京たい焼き御三家の正体がわかったところで、それぞれのお店について詳しくみていきましょう。まず紹介するのはたい焼き発祥のお店と言われており最大の有名店といっても過言ではない麻布十番の浪花屋総本家です。浪花屋総本家は1909年、明治の終わりに鯛の鋳型で初めてたい焼きを売り始めたお店とされ、最も重要なお店のひとつです。
たい焼きといえば「およげ!たいやきくん」の歌も非常に有名ですが、この歌に登場するタイヤキ屋は浪花屋総本家のことを指し、昭和最大級のヒットソングのインスピレーションとなったお店としても知られている有名店こそが浪花屋総本家なのです。そんな浪花屋総本家では、今もなお創業当時から変わらない伝統製法でたい焼きを作っています。
浪花屋総本家のたい焼きは、薄皮でほどよく焦げていることでパリッとした食感が生み出されており、8時間かけて炊き上げられるほどよい甘さの小豆との相性も抜群となっています。たい焼きは「薄焼きであんこたっぷり、しかし甘すぎない」というのが美味しいスタンダードになっていますが、その基準を作り上げたのはまさしくこのお店です。
天ぷら屋の要領で小麦粉を氷で冷やしたり、煮詰めた小豆を木べらで手練りしたりするなど、伝統的な職人技が要所要所に光ることで東京一古く東京一美味しいと言われるたい焼きが完成します。一匹の価格は150円であり、5匹以上で箱入りのギフト用も買えます。東京一の人気度を誇るため、待ち時間は1時間超えになることもあります。
そんな浪花屋総本家は11〜19時までの営業時間で、麻生十番駅から徒歩1分のところにあります。店内は二階までありイートインする場合には、ドリンクと合わせて600円となるようです。また、東京で最も人気のたい焼きの有名店ですが、500円で酸味の余韻が絶妙な焼きそばも売っており、こちらも密かにファンを獲得しているようです。
こだわりの餡子を薄めの皮に包む贅沢なたい焼き 人形町「高級鯛焼本舗柳屋」
人形町といえば人形焼きなどの和スイーツも有名ですが、実はたい焼きも東京御三家に含まれる有名店の味を楽しめるエリアです。高級鯛焼本舗柳屋は人形町界隈で知らない人はいない有名店であり、東京たい焼き御三家の中でもあっさりめに楽しめるたい焼きが特徴的です。東京有名店の中でも珍しく開店早々から列ができるほどの人気ぶりです。
そんな高級鯛焼本舗柳屋は東京のたい焼き屋の中でも特に古い歴史をもつお店のひとつであり、東京のたい焼きの発祥地である浪花屋には及ばないものの1916年創業ということで実に100年以上の歴史をもつお店なのです。十勝さんにこだわった小豆を水分が飛ばないように火を入れるために、しっかりとしつつも品のある味に仕上がります。
そんな高級鯛焼本舗柳屋のたい焼きは、東京のたい焼きの相場となる一匹150円です。しかしその美味しさは倍の値段を出してもよいというほどであり、薄皮の中で甘さ的にはあっさりながらもしっかりとした質感のあんこを楽しめます。あんこは水分が少なめで質感が強いものの甘さは控えめなので、全体的にしつこくないのが魅力的です。
そんな高級鯛焼本舗柳屋のたい焼き以外のメニューはアイスモナカであり、こちらも150円と安い上に夏にはぴったりのスイーツとなります。営業時間は12時半〜18時までであり東京の他の人気店よりも遅く短めですが、人形町駅から徒歩3分で風情ある通りにあるので、東京随一の下町人形町の散策も兼ねて美味しいたい焼きを楽しめるでしょう。
東京最古のたい焼き屋である浪花屋に歴史の長さでは及ばないものの、現在の人気度や美味しさでは勝るとも劣らないほどの人気ぶりであり、浪花屋とともに東京たい焼き御三家の一つとして食べないわけにはいかないたい焼きなのです。東京人気店の中でも薄皮と重めで甘さは控えめなあんこのたい焼きが好きな人には、ぴったりです。
創業1953年の老舗人気店といえばここ 四谷「わかば」
戦後間もない1953年に創業された四谷の有名店といえば、わかばです。わかばは東京御三家の中では一番歴史が浅いものの、他の二つのお店以上に知名度が高いかもしれません。そんなわかばはあんこのガツンとしたインパクトが御三家の中でも特に強いと言われているたい焼きが特徴的であり、あんこ好きにはたまらない味わいとなっています。
あんこがぎっしりと詰まっておりずっしりと思いたい焼きであるのはもちろんのこと、小豆感が強いのも実に魅力的です。そんなわかばは四ツ谷駅から徒歩5分の位置にある人気店ですが、朝の9時から夜の7時まで営業しているので、ぜひ朝活にたい焼きを食べたり仕事帰りにたい焼きを頬張ったりするという利用の仕方もよいものでしょう。
外皮のパリッとした食感とあんこのずっしり感のコントラストは長年の経験から培われた熟練の技だからこその仕上がりであり、昨今の流行となっているさまざまなフレーバーのたい焼きもよいですが、やはり王道のあんこたい焼きをわかばで食べたくなります。わかばのたい焼きは高齢の方から若いスイーツ女子にまで、幅広く愛されています。
そんな東京御三家の一つであるわかばのたい焼きは、一つ150円と東京御三家の他の二つの人気店と同じ価格であり、このわかばも含めて東京御三家のたい焼きをぜひ食べ比べたいものです。また、4〜10月の期間限定ではありますがみたらし団子の販売も行っており、こちらは一本130円なので余裕があるときにはたい焼きも団子も頬張りましょう。
東京のたい焼き屋というのはどの人気店もテイクアウトが中心であり、もちろんわかばでも時間がないときにはテイクアウトのみもよいですが、イートインスペースも設けられているので東京御三家の味を堪能しながらくつろぐこともできます。さらにわかば特製のあんこのみの販売も行っており、家であんこトーストなどを楽しむ人にはぴったりです。
東京には御三家以外にもたい焼きの有名店がたくさんある
ここまで浪花屋・柳屋・わかばという東京御三家のたい焼きについて掘り下げてきましたが、もちろん東京には御三家以外にも美味しいたい焼きの人気店がいくつも存在します。わかばなど紹介した東京御三家のお店にインスパイアされたお店も多い東京のたい焼き事情を、東京御三家以外の厳選された12店の人気店で追ってみましょう。
大丸のデパ地下にある丸い鯛焼き「たい焼き鉄次」
最近では駅近にもたい焼き屋が多く作られており利便性の高い人気店も東京には増えていますが、数ある東京の駅近の人気店の中でも、東京駅の大丸にあるたい焼き鉄次は仕事の用事の合間や仕事終わりなどにぜひ立ち寄りたいお店です。東京駅八重洲口から徒歩3分でたどり着けるたい焼き鉄次は、10〜21時まで営業しているたい焼き屋です。
そんなたい焼き鉄次のたい焼きはつぶあんの一種類のみであり、値段は160円となっています。そしてまん丸の形に鯛が押し込められるような形に成型されているのが特徴的であり、通常のたい焼きとはまた違った可愛らしさがあります。つぶあんの凝縮された甘さと質感が魅力的なたい焼き鉄次のたい焼きは、東京随一の美味しさと話題です。
東京駅大丸にあるということでビジネスシーンの合間に甘いものが食べたいときにも、買い物ついでに立ち寄りたいときにもたい焼き鉄次はおすすめのたい焼き屋となっています。一口サイズのまめたい焼きもあり、こちらは栗きんとん味などもあるので、東京人気店のたい焼きの中でも定番のあんこ以外のフレーバーもぜひ堪能してみてください。
たい焼きならぬマグロ焼き「さのきや」
大正時代に東京御三家のひとつである浪花屋が生み出したとされるたい焼きは、さまざまな形で進化してきました。その歴史を辿るのも面白いですが、その中でひときわ変わり種のたい焼きと言われているのがさのきやのたい焼きです。さのきやは東京の台所築地にあるお店であり、東京築地らしくたい焼きならぬマグロ焼きを提供しているお店です。
確かに通常のたい焼きとは違うビジュアルであり、言われてみるとマグロのような見た目をしているのがさのきやのマグロ焼きです。しかし味は一般的なたい焼きと基本的には一緒ですが、一般レベルをはるかに超越するほどの美味しさだと話題です。生地のパリッとした質感に小倉あんのしっとり感が絡み、焼きたては絶品すぎると評価されています。
そんな東京築地のさのきやは朝7時から15時まで営業しておりさすが築地の人気店といったところですが、マグロ焼きひとつの値段は180円ですが、通常の本マグロのほかに杏入りの中トロと呼ばれるメニューがあり、こちらは200円となっています。定番の本マグロと変わり種の中トロの両方を楽しむのも、さのきやの通の楽しみ方です。
数時間で完売の人気店「根津のたいやき」
続いて紹介する根津のたいやきは、開店からたった数時間で完売してしまうことの多いという人気店です。千代田線根津駅から徒歩5分のアクセスとなる根津のたいやきは、10時半から開店していますが、それから12時台には売り切れることが多いという名店です。運がよいときでも14時前にお店を閉めていることが多いほどの美味しさのようです。
東京の有名店・人気店の中でも是が非でも食べたいという人が多いのがこの根津のたいやきのたい焼きですが、1957年開業ということでわかばと同じ時期に創業した老舗です。たい焼きの値段は一匹170円であり、完売必至ですが、近くにあるカフェに根津のたいやきのたい焼きを持ち込めるというなんともローカルな楽しみ方もできます。
一匹ずつ焼き上げているたい焼きであり、その綺麗な鱗のビジュアルは圧巻と言えます。ぎっしりと詰まったあんこの質感は二匹・三匹と余裕で平らげられるほどの美味しさですが、それは甘さとあんの質感、皮のパリパリ感のバランスが秀逸だからでしょう。根津のたいやきも東京御三家に並び決して外すことのできない人気店だと言えます。
真ん中から割りたくなるずっしり感「たいやきの店たつみや」
下高井戸駅から徒歩5分のところにあるたいやきの店たつみやは、世田谷土産に指定されている絶品のたい焼きを堪能できる人気店です。たい焼きの値段はなんと一匹140円と安く、パリッとした皮の質感がまずインパクト大です。続いてしっとりとしたあんこに癒されることになりますが、この絶妙なハーモニーこそがたつみやの真骨頂です。
そんなたい焼きは外側の耳付きで楽しめるので、他のたい焼き屋よりもお得感があり、この耳の部分のパリパリ感はお酒と一緒に楽しむのもよさそうなバランスとなっています。家族用にテイクアウトして、家で電子レンジで温め直して食べることも可能ですが、油であげ直して食べるという家での食べ方もたいやきの店たつみやは奨励しています。
たい焼きは頭から食べる派と尻尾から食べる派に分かれますが、たいやきの店たつみやのたい焼きはぜひ半分に割ってそのぎっしりと詰まったあんこをまずは視認したいものです。東京世田谷エリアでも特に美味しいと話題のたいやきの店たつみやは10〜18時45分までやっていますが、姉妹店で同名の居酒屋も地元で人気のお店となっています。
30分かけて焼き上げる逸品「たいやきひいらぎ」
東京にはわかばなどの東京御三家だけでなく、新勢力のたい焼き屋も増えています。そしてたい焼きは一つあたり150円程度で安いのでぜひ東京中のたい焼き屋巡りを一日中敢行するのもアリですが、そんな東京たい焼き巡りを行う上でここも回らずにはいられないという美味しいスポットが、恵比寿にあるたいやきひいらぎというお店です。
東京の中でも特におしゃれなエリアである恵比寿にも、伝統的な製法で美味しいたい焼きを作っているたいやきひいらぎのようなお店があるのは嬉しいものです。たいやきひいらぎのたい焼きは30分かけて作られ、北海道産の小豆を100%使用しておりナチュラルな味わいです。恵比寿駅西口から徒歩2分であり、利便性も抜群なのが魅力的です。
そんな東京恵比寿の名店たいやきひいらぎのたい焼きは一匹160円ですが、冷やしたい焼きなども取り扱っており夏にはぴったりです。また、フレーバーはそのままあんこですがソフトクリームと合わせたたい焼きが400円であり、濃厚なミルクと上品なあんこのコラボレーションには思わずニヤニヤが止まらなくなってしまうかもしれません。
正統派で美味しい羽根つきたい焼き「たいやき神田達磨」
神田は東東京の中でも特に老舗の飲食店なども多くディープなエリアでもありますが、そんな神田にはたいやき神田達磨という人気店があります。たいやき神田達磨はたい焼きとかりんとう饅頭が有名な人気店であり、小川町駅の目の前にあり、御茶ノ水駅からも徒歩8分です。また、築地や上野など東京の他のエリアにも支店を構えているようです。
決して派手さはなものの、綺麗に外側の羽根付きで成型された美味しいたい焼きを楽しめるのがたいやき神田達磨の特徴となっています。東京のたい焼きの老舗の味に魅せられた店主は、たい焼きの文化と伝統を重んじており、だからこそ正統派の美味しいたい焼きを楽しめます。そんなたいやき神田達磨のたい焼きは、180円で食べることができます。
定番のつぶあんはこれぞたい焼きといった王道の味わいですが、カスタードクリームは200円で楽しめます。十勝産のエリモ種の小豆にこだわり、羽根つきだからこその食感も楽しめるたいやき神田達磨のたい焼きは、東京御三家とも食べ比べたい味わいです。また、たい焼きだけでなく東京下町銘菓のかりんとう饅頭も一緒に味わいましょう。
ハモニカ横丁の名店「たいかしの天音」
吉祥寺はファッショナブルな街でありながら、ハモニカ横丁というディープな飲屋街をも有する不思議な魅力をもつ東京でも特に個性的な街です。そんな東京随一のディープなエリアハモニカ横丁でも、絶品たい焼きを楽しめます。たいかしの天音は150円で羽根つきたい焼きを販売しており、11時から無くなり次第の閉店となっています。
東京屈指の飲屋街ハモニカ横丁は吉祥寺駅北口から徒歩3分となっており、夜には酒飲みたちの集う場所となっています。しかし、昼は行列必至のカレー屋やたいかしの天音のたい焼きなど、また違った楽しみ方ができるのです。休日にはたいかしの天音にも行列ができ、15時前に完売してしまうことも多く、早めに行ってぜひ食べたいたい焼きです。
羽根つきたい焼きの中でも特にパリパリ感とあんこのしっとり感のコントラストが美しいとして口コミでも高く評価されているたい焼きであり、真ん中で割るとあんこが綺麗にぎっしり詰まっているのがわかります。東京随一の興味深い一画にあるたいかしの天音では、そんなたい焼きの他にわらび餅や羊羹なども取り扱っており人気のようです。
しっぽに隠し味がある「ダ・カーポ」
東京には西東京エリアから東東京エリアにまで東京御三家を中心にそれ以外にも東京内外にその名を轟かせている人気のたい焼き屋がありますが、その中でもしっぽに美味しさの秘密があると言われて話題になっているお店が、ダ・カーポです。なんとしっぽには梅干しが隠されており、こちらがお口直しとなり絶妙なハーモニーを奏でてくれます。
東京名店のあんこぎっしりのたい焼きは美味しいけれど、最後口の中に甘さが残るのが嫌だという人もいるかもしれませんが、そんな人にこそおすすめなのがさっぱりとした梅干しの爽やかさが締めてくれるダ・カーポのたい焼きです。一匹150円のたい焼きは絶品ですが、季節限定の味は200円、お食事系の鯛玉も200円で販売しています。
五反田駅から徒歩6分、12〜19時まで営業しているダ・カーポは、レコードひしめく東京人気店でも独特の雰囲気も人気の理由となっています。一匹150円というのは相場価格であるのに、他とは全く異なるたい焼きを楽しめるのは嬉しいものです。しっぽに隠し味があるため、ダ・カーポのたい焼きは頭から食べることが奨励されています。
閑静なエリアの名物たい焼き「甘味処たかね」
東京のたい焼き人気店は柳屋やわかばなどの東京御三家を筆頭に、下町エリアで駅近にあるお店が多いですが、西東京エリアにも美味しいたい焼きの名店がいくつか存在します。甘味処たかねは三鷹の閑静な住宅街・商店街エリアにあるお店であり、三鷹駅から徒歩7分のロケーションで、毎日でも食べたい美味しいたい焼きを楽しむことができます。
そんな甘味処たかねのたい焼きを食べつつ、ジブリの森美術館や太宰治記念館など東京三鷹の名物スポットを巡るのも面白そうです。そんな甘味処たかねはたい焼き専門店というよりも甘味を幅広く取り扱っていますが、中でも1日400個限定のたい焼きは150円で売られ、一つ一つ丁寧に焼かれておりあんこがぎっしりと詰まっています。
薄皮はパリパリであり、アツアツのあんことの相性も抜群となっています。そんな甘味処たかねでは、他の東京のたい焼き専門店とは違い、たい焼きだけでなく200円の羊羹や100円の団子なども一緒に食べたいものです。東京の人気たい焼きの中でも、閑静なエリアで楽しめる間違いない三鷹の名物は、10〜19時までの間に楽しめます。
モチモチのたい焼きなら「果川家」
千駄木駅から徒歩3分、もちもちした食感のたい焼きを楽しめる東京たい焼き新勢力の中でも特に人気度の高いお店が、果川家です。東京御三家だけでなく新勢力のたい焼きも含めて楽しみたいのが東京たい焼き事情ですが、つぶあんは全体が均一に練られておりもちもちした食感が特徴的な果川家のたい焼きは、えも言われぬ味わいだと話題です。
そんな果川家のたい焼きは、東京老舗のたい焼きに比べてやや小ぶりでぷっくりしている外見も特徴的です。鱗一つ一つが大きくてインスタ映えを狙えること間違いなしですが、つぶあんは130円という安さも魅力的でしょう。また、カスタードも隠れ人気メニューとなっており、こちらも140円と東京のカスタードたい焼きの中でもかなり安いです。
カスタードの方もつぶあん同様にもちもち感が魅力的であり、甘さはあくまで控えめとなっているのが嬉しいものです。そんな果川家のたい焼きは11時から19時までの間に楽しめます。東京の中でも色々な意味合いから見直されている文京区エリアでもひときわ美味しいと話題の果川家は、高齢の方から若いスイーツ女子にまで愛されています。
小ぶりなたい焼きと羊羹の名店「桃林堂青山店」
桃林堂青山店は、東京の流行の中心地青山にあり表参道駅から徒歩3分の位置にある名店です。東京の中でも特にファッショナブルなエリアにあるたい焼き屋として知られており、通常のたい焼きよりも小ぶりなサイズのたい焼きは女性にもおすすめです。営業時間は10時から17時までであり、買い物ついでに楽しみたいたい焼きの人気スポットです。
そんな桃林堂青山店は、小ぶりで可愛らしいたい焼きもさることながら、羊羹の有名店でもあります。羊羹はプルプル食感がたまらないと話題になっており、自分用だけでなくギフト用に買っていくのもよさそうです。また、たい焼きは一個あたり240円と東京の他の人気店に比べると高めですが、その価値のある上品な味わいとなっています。
出典: https://retty.me
たい焼きも5個入りや7個入りなどのセット販売も行っているので、甘味系で贈り物を考えているのであれば桃林堂青山店で購入してみてはいかがでしょうか?味わいとしてはあくまであっさりめであり、甘すぎるたい焼きやおお振りすぎるたい焼きをあまり好まない人や、あんこが苦手な人でも楽しめるような品のある味わいに仕上がっています。
独創的なたい焼きに行列「経堂小倉庵本店」
東京のたい焼き事情を語る上でも、経堂小倉庵本店のような新勢力の中でも特に話題性抜群のお店も欠かすことはできません。定番のたい焼きもさることながらさまざまな味わいの独創的なたい焼きを手がけているのが経堂小倉庵本店であり、経堂駅から徒歩3分というロケーションで11時半から20時まで営業している個性派のたい焼き屋です。
風変わりなたい焼きが多いとして多くの若いスイーツ女子が列をなしているのが経堂小倉庵本店は、最近メディアでも引っ張りだことなっているようです。そんな経堂小倉庵本店のたい焼きは定番のつぶあんとカスタード、そして日替わりの3種類となっており、どのたい焼きも一匹150円で楽しめるというのが実に嬉しいものです。
日替わりはずんだやさつまいもなど、通常たい焼きでは楽しめないような風変わりなフレーバーとなっており、定番のつぶあんと食べ比べてみるのも面白いでしょう。しかし日替わりのたい焼きも定番のつぶあん同様にしっとりとした質感に仕上がっており、東京伝統のたい焼きはやはりあんこだという人でも、一度食べる価値はあるでしょう。
たい焼き人気店の餡子以外の変わり種も気になる
ここまで東京のたい焼きの人気店を、東京御三家と呼ばれる老舗の名店から、最近SNSなどでも話題になっている新勢力の人気店までチェックしてきました。たかがたい焼きだと侮れないほどにたい焼き文化はさまざまな形で進化を遂げており、相場は一匹150円と安いからこそ、東京中の美味しいたい焼きを巡って食べ比べるのもアリです。
そんな東京のたい焼き事情を語る上では、定番のあんこ味以外のたい焼きというのも無視できなくなってきています。もちろん東京御三家に代表されるように老舗のたい焼きの定番というのはやはりあんこではありますが、経堂小倉庵本店の日替わりたい焼きに代表されるように洋風の味や独創的な味のたい焼きを提供するお店というのも増えています。
経堂小倉庵本店は昨今の個性派たい焼きの先駆けとも言える存在であり、日替わりたい焼きは予定表が組まれており、それがツイッターなどのSNSで発信されており自分の好きなたい焼きを求めに訪れるという人も多いです。気になるその内容は塩キャラメルカスタードやアップルカスタードなど、ケーキのような味に近いものも含まれています。
また、恵比寿のたいやきひいらぎで楽しめるソフトクリームとの組み合わせのように、パフェのようにしてたい焼きを食べるというスタイルも最近の流行となっており、和洋折衷だからこそ和菓子に興味があまりなかった人をもたい焼き文化に巻き込んでいるのです。
また、銀だこや鳴門本舗などのチェーン店でもカスタードやさつまいもを筆頭にあんこ以外のたい焼きを楽しめるお店は多く、たい焼きの楽しみ方というのは今も尚進化を遂げています。東京でたい焼きを楽しむ上では伝統に敬意を払うべく御三家のあんこたい焼きは外せませんが、非定番も含めて自分なりのスタイルでたい焼きを堪能したいものです。
東京のたい焼き有名店を巡って食べ歩きを楽しもう!
今回は、東京のたい焼き人気店を掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?東京のたい焼きを食べ歩きする上では、まず東京御三家である浪花屋・柳屋・わかばの存在は無視することができません。しかし最近では新たな形で楽しめる定番以外の味のたい焼きも増えているので、合わせてそちらも楽しんでみてはいかがでしょうか?
たい焼きは大正時代から続く伝統的な和菓子であり、ぎっしりと詰まったあんこにほっこりする時間は至福そのものです。友人と一緒に東京の人気たい焼きスポットを巡れば、頭から食べるのか尻尾から食べるのかという話にも花が咲きそうです。ぜひ、個性的で絶品揃いの東京のたい焼き人気店を巡り、美味しいたい焼きを食べ比べてみてください。