ローストビーフの保存方法と保存期間は?【冷蔵・冷凍・常温】

皆さんは誕生日やクリスマスといった記念日には何を食べますか。おそらく、多くの人は伝統的な料理を作って、家族や友人と一緒に食べると思います。そんな伝統料理の中でもローストビーフは最たる料理の1つだと思います。しかし、記念日以外はあまり食べることができないローストビーフが余ってしまったときはどのように保存をしていますか。今回はローストビーフの保存方法と保存期間について紹介していくので、良かったら参考にしてみてください。

ローストビーフの保存方法と保存期間は?【冷蔵・冷凍・常温】のイメージ

目次

  1. 1ローストビーフの保存方法が知りたい!
  2. 2ローストビーフの冷蔵保存と保存期間
  3. 3ローストビーフを上手に保存するコツ
  4. 4ローストビーフを冷凍保存した場合の解凍方法と食べ方
  5. 5ローストビーフのアレンジレシピ
  6. 6ローストビーフの正しい保存方法をマスターしよう!

ローストビーフの保存方法が知りたい!

誕生日やクリスマス、記念日などの日は料理が豪華になると思います。ちらし寿司や、オムライス、唐揚げなどの普段はあまり振る舞えないような料理ばかりが出てくると思います。おそらく、ローストビーフもその1つだと思います。しかし、張り切りすぎてローストビーフが余ってしまったという経験があると思います。そこで、今回は余ったローストビーフの保存方法を紹介していきたいと思います。良かったら参考にしてみてください。

ローストビーフの冷蔵保存と保存期間

ローストビーフが思った以上に余ってしまったとき、今まではどのような方法で保存をしてきましたか。もしかしたらその保存方法が間違っているのかもしれません。間違った方法でローストビーフを保存してしまうと、ローストビーフの味や風味、食感までもがダメになってしまいます。なので、まず初めにローストビーフの保存方法とどのくらい保存できるかを紹介していきたいと思います。良かったら参考にしてみてください。

ローストビーフの冷蔵保存方法と保存期間

まずは、ローストビーフの冷蔵保存方法について紹介していきたいと思います。結論からいうと、ローストビーフを冷蔵室の中に保存しておくことはあまりおすすめできません。冷蔵室の気温は高くてもせいぜい5度ほどであると思います。この環境はローストビーフにとってはあまり良いとは言えない保存環境になっているのです。どうしても保存をする場合は、ジップロックなどでローストビーフを真空状態にして保存してください。

具体的な保存方法はそれぞれになっていますが、参考程度に保存方法を紹介していきたいと思います。基本的には難しいことはありません。使い切れなかった、または残ったローストビーフをラップで包んで冷蔵庫に入れるだけです。この時にできるだけローストビーフの表面が空気に触れないようにしてください。そして、小分けにされたローストビーフをひとまとまりにすると、空気が入ってしまうので、別々に包んであげましょう。

ジップロックなどで真空状態になったローストビーフは冷蔵庫の中で大体2週間から1か月ほど保存ができます。これ以上の保存期間を過ぎてしまうと、ローストビーフの味が悪くなり、食感も悪くなってしまいます。また、保存する量によっても保存期間が変わってきます。量が多ければ多いほど短くなると思ってください。どうしてもローストビーフとして食べたい場合はこの保存期間を目安にして食べるようにしてください。

ローストビーフの冷凍保存方法と保存期間

次に紹介するのは、ローストビーフを冷凍保存をする方法と保存期間について紹介していきたいと思います。ローストビーフを保存するの一番適している場所が冷凍室になります。あわよくば、ローストビーフが凍ってしまっても問題ありません。保存方法は簡単です。袋か何かに包んで冷凍庫に置いておくだけです。ただし、注意点が1つだけあります。ローストビーフはできるだけ奥の方に置いておくことをおすすめします。

ローストビーフの冷蔵保存方法は、先ほど説明した冷蔵庫に保存しておく方法と大して変わりはありません。ローストビーフをラップで包んでおくだけです。先ほども説明しましたが、空気がラップの中に入らないようにしてください。そして、面倒にはなってしまいますが、小分けにされたローストビーフをひとまとまりにして包まないようにしてください。衛生的にもよろしくないので、1つずつラップで包むようにしてください。

冷凍室にローストビーフを置いておくと、冷蔵庫よりも長い時間保存することができます。普通の袋やラップをして冷凍庫に入れておくだけ、最低でも2週間はもちます。そして、ジップロックなどの真空にできる袋に入れて冷凍室に保管すると、最低でも1か月以上持ちます。また、ローストビーフをできるだけ奥に入れておくことで、冷凍室の開け閉めによる微妙な解凍がなくなり、味も落ちにくくなるので、参考にしてみてください。

ローストビーフの常温保存方法と保存期間

最後にローストビーフを常温で保存する方法について紹介していきたいと思います。基本的に常温でローストビーフを保存することはあまりおすすめしません。ですが、ローストビーフの表面に雑菌が繁殖しないようにすることが、常温で保存するためのコツになります。一番ベストな方法はラップをしてその上からアルミホイルなどで包むことです。こうすることで、半日から1日ほどと保存期間は長くありません。

また家庭にどうしても冷蔵庫がない状態、なおかつ常温ではない状態で長期間保存をしたい場合はクーラーボックスを使うことをおすすめします。クーラーボックスと聞いて、大きな魚が1匹はいるようなクーラーボックスを連想した人がいると思いますが、そこまでの大きさは必要ありません。最近では、100円ショップでも20cm×10cmの小さなクーラーボックスが売っているので、そこに買った氷とローストビーフを入れてください。

ローストビーフを上手に保存するコツ

ローストビーフの冷凍、冷蔵、常温での保存方法と、それぞれの保存期間について説明してきました。これらの保存方法と保存期間を参考にして一番ベストな保存方法を選んでください。そして、ローストビーフを保存するときに、どの保存方法でも共通しているコツがあります。今回はローストビーフを上手に保存するコツを紹介していきたいと思います。上手に保存して美味しさを長持ちさせるために、ぜひ参考にしてみてください。

ローストビーフは切らずに保存する

まず初めに、ローストビーフは切らずに保存することをおすすめします。ローストビーフなどのお肉類は、お肉の表面から雑菌が繁殖していきます。そして、ローストビーフの内側は意外にも雑菌が繁殖しにくいのです。つまり、あえて切らずに保存をしておくことでローストビーフの中で雑菌の繁殖をある程度防ぐことができます。どうしても切ってしまった場合は面倒ですが、1枚ずつラップで包むことをおすすめします。

ローストビーフの汁気は取る

これが大事なことですが、余ったローストビーフを保存するときは必ずローストビーフの汁気は取るようにしてください。これは、ローストビーフに限った話ではありません。魚や他のお肉でも同様のことが言えます。水分が残っている状態で保存をしてしまうと、保存をしている際にその水分が霜になってしまいます。この霜は解凍するときの素材のうまみも奪ってしまいます。なので、保存をするときは汁気を取るようにしてください。

ローストビーフを冷凍保存した場合の解凍方法と食べ方

ローストビーフを上手に保存する2つのコツとして、切らずに保存することと、汁気を取り除くというコツを説明しました。これで、ローストビーフはある程度美味しい状態をキープして保存ができます。そして、そんなローストビーフを保存したら、いずれ必ず使うタイミングがやってきます。そのようなときの為に、ローストビーフの解凍方法について説明していきたいと思います。良かったら参考にしてみてください。

ローストビーフの解凍方法

ローストビーフを解凍する方法は様々です。特に最近では電子レンジで解凍ができるようになってきたのでなおさらです。しかし、電子レンジで解凍をすると、ローストビーフの旨味が弱くなったり、ローストビーフの繊維が壊れてしまう可能性も出てきます。以前食べた味に近い状態で解凍して調理をしたい場合は、これから紹介するローストビーフの解凍方法をやってみてください。難しい手順は無いので、ぜひ参考にしてください。

まず初めに、冷凍保存をしていたローストビーフを冷蔵庫に移してください。常温で解凍しても問題はありません。しかし、冷蔵庫に移して少しずつ解凍をしていくことで、ローストビーフにストレスを加えることなく解凍することができます。なので、時間に余裕がある場合は冷蔵庫に移してください。また、冬場にローストビーフを解凍する場合は常温でも問題ありません。こちらのステップは季節に合わせて判断をしてください。

冷蔵庫にローストビーフを移して解凍した前提で説明を続けます。冷蔵庫に1時間から2時間ほど入れておいてください。その後、常温で解凍を続けます。常温で同じように1時間から2時間ほど置いておいてください。ある程度ローストビーフの温度が常温に近づいてきたら、完成です。ここからそれぞれの調理に入っていきます。時間はかかりますが、この方法だと美味しさを逃がすことなく解凍ができますので、ぜひやってみてください。

ジップロックなどの密閉できる袋に入れていた場合は、時間を短縮できる方法もあります。ボウルと氷と水を用意してください。ボウルの中で氷水を作り、その中にローストビーフを袋ごと入れてください。これでローストビーフの解凍ができます。氷水に入っている氷が自然と溶けるので、わざわざローストビーフを気温の高い場所に移す必要がないのです。氷が溶け切ったら常温で1時間ほど置いておけば良いのでやってみてください。

冷凍したローストビーフは加熱して食べよう

冷凍されたローストビーフには必ず加熱をして食べるようにしてください。いくら密閉状態の場所で冷凍保存をしていても、やはりある程度の雑菌は繁殖してしまいます。ローストビーフを加熱せずに食べてしまうと、食中毒になる恐れがあります。そのようなことを避けるためにもできるだけ加熱して食べましょう。ちなみに、加熱処理をすることで雑菌の99%は殺されるそうです。特に子供に食べさせる場合は加熱をしてください。

ローストビーフのアレンジレシピ

ローストビーフの解凍方法、ローストビーフを食べるときの注意点について紹介してきました。これらを参考にして料理に生かしてください。ローストビーフを従来の作り方で食べるのももちろん美味しいですが、少しアレンジを加えるだけでもっと美味しくなります。なので、今回はローストビーフのアレンジレシピについて紹介していきたいと思います。良かったら参考にしてみてください。

子供も大好き「和風ローストビーフ丼」

ローストビーフというのは、お金持ちな家庭でない限り頻繁に出てくる料理ではありません。また、美味しいローストビーフはそれなりの手順を踏んで作っているので、お金と時間がかかってしまう料理になっています。しかし、それを丼にするという大胆な方法ですが、余ったローストビーフがあればそれが可能になります。見た目も豪華なので、記念日の食事にふさわしい料理の1つです。ぜひ作ってみてください。

材料は、ローストビーフ400g、セロリ1本、にんじん1本、長ネギの青い部分1本分、塩、胡椒適量、ポン酢適量、辛子適量になります。まず初めに、にんじん、セロリ、長ネギの青い部分を軽く切っておきます。その後、フォークを使ってローストビーフに軽く穴を作ります。その上に塩を振りかけて揉みこんで、味を染み込ませてください。その状態で30分ほど置いておいて、その上に先ほど切った野菜を乗せます。

野菜が載ったローストビーフを200℃に余熱しておいてオーブンの中で表面13分、裏面13分の合計26分加熱をします。焼きあがったら、オーブンから取り出してください。そして、ごはんの上にローストビーフを乗せて完成です。ポン酢、辛子は一緒に混ぜて辛子ポン酢として使ってください。ピリッとした味がローストビーフのうまみに緩急をつけてくれます。こちらはお好みになっているので、使いたい人はぜひ作ってみてください。

余ったローストビーフ消費に「ローストビーフカレー」

次に紹介するのは、余ったローストビーフを使って作る「ローストビーフカレー」です。ローストビーフをカレーに使うという大胆さは素晴らしいです。そして、カレーにすることで必然的に日持ちもできるので、ローストビーフを消費できるだけではなく、カレーにしても残ってしまったローストビーフを保存ができるように調節するということになっています。良かったらぜひやってみてください。

材料を紹介します。材料はローストビーフ200g、タマネギ1個、マッシュルーム6個、ニンニク(潰したもの)小さじ1/2、生姜(すりおろし)小さじ1/2、グレープシードオイル大さじ1、カレールー3皿分、水600ml、月桂樹の葉1枚です。月桂樹の葉はなくても問題ありません。ちなみに、インドがイギリスによって植民地にされていた時に、イギリスの人が食べたローストビーフの余りを使って作ったカレーがローストビーフカレーでした。

作り方は簡単です。まず、タマネギをくし切りに、マッシュルームは軸を落として半分に切ってください。そして、ローストビーフも食べやすい大きさに切ってください。そして、鍋を温めてその上にグレープシードオイルをひき、ニンニクと生姜を入れて、タマネギを炒めてください。透明になるまでタマネギを炒めたら、マッシュルームとローストビーフを入れて、さっと混ぜてください。

その後、水と月桂樹の葉をいれてください。沸騰したら弱火にして、灰汁を取りながら20分煮込んでください。20分経ったら火を止めて、月桂樹の葉を取り除いてください。そして、カレールーを入れて溶かしてください。最後に、再びカレーを弱火にかけ、10分ほど煮込んだらローストビーフカレーの完成です。従来のカレーの作り方と大して変わりはありません。ですがローストビーフのうまみが残っているのでとても美味しいです。

ローストビーフの正しい保存方法をマスターしよう!

いかがでしたか。今回はローストビーフの冷蔵保存方法、冷凍保存方法、常温保存方法、保存するときのコツ、解凍方法、そして、解凍したローストビーフを使ったアレンジレシピについて紹介してきました。ローストビーフはああまり食べない食材であるが故に残さず食べたいところではあります。今回紹介したアレンジレシピを参考にしてローストビーフを余すことなく堪能してください。

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