2018年10月12日公開
2024年08月08日更新
むかごご飯の作り方は?塩昆布を足したときの炊き方も紹介!
むかごご飯を作り方を知っていますか?むかごは長芋や山芋の葉の付け根にできる栄養繁殖器官で、秋が旬の野菜です。その食感はホクホクとしていて素朴な味わいですが、栄養もたっぷりです。しかも、調理は簡単で皮ごと使うことができます。今回はそんなむかごの代表的な料理のひとつ、むかごご飯の人気のレシピを紹介します。シンプルなむかごご飯の炊き方だけではなく、塩昆布入りのむかごご飯の炊き方もあるので、ぜひ参考にしてください。
むかごご飯は秋にしか食べられない絶品料理
むかごを食べたことがありますか?もしかしたら調理方法がわからないという理由で、見かけても購入に至らなかった方もいるかもしれません。でも実は、むかごは貴重な秋の山の幸で調理方法も簡単、ホクホク素朴でとってもおいしいものなのです。そんなむかごを手に入れることができたら、ぜひむかごご飯を作ってみてください。今回紹介するとっても簡単なむかごご飯の炊き方を覚えて、秋の味覚を楽しみましょう。
むかごご飯について
茹でたり、炒めたり、揚げたり、煮たり、むかごにはいろいろな料理があります。その中でも代表的なものの一つがむかごご飯です。今回は、シンプルなむかごご飯の炊き方、塩昆布を使ったいろいろなむかごご飯の作り方を紹介します。でもその前に、むかごについて簡単に説明します。
むかごとはどんな食材?
むかごは、長芋や山芋などの葉の付け根にできる、直径1cmくらいの大きさの丸いものです。この丸いものは球芽という栄養繁殖器官で、地面に落ちるとそこから根や芽が出てきます。種ではありませんが、長芋や山芋のあかちゃんのようなものです。むかごの栄養は親となる芋とほぼ同じですが、それよりも高い栄養価をもっているとも言われています。
出典: http://mukago.jp
むかごができるのは9月頃で、9月下旬から11月初旬頃に収穫されます。むかごの産地は親となる芋の産地と同じなので、主に北海道や青森で採れるようです。ただそれほど量が採れないため、スーパーなどではあまりなじみのない食材です。いろいろな食材を取り揃えている大型スーパーや、道の駅などの産直コーナーで売られていることがあるようです。
むかごの味はとても素朴で、長芋や山芋を凝縮させたような味と香りがします。むかごの調理方法は簡単で、皮をむく必要はありません。むかごご飯や塩ゆで、炒め物、天ぷら、煮物など、いろいろな料理にして楽しむことができます。
むかごの食感は?
調理方法にもよりますが、加熱時間が短めだと「シャキシャキ」、長めだと「ホクホク」とか「ねっとり」という感じの食感になります。むかごは皮をむかずに調理することが多いですが、加熱すると皮は柔らかくなります。そのため、皮の食感が気になったり、皮が口に残ったりすることはありません。
ご飯と合わせるだけで絶品秋の味覚!
むかごは栄養たっぷりでいろいろな料理に使うことができます。そんなむかごの魅力を余すところなく味わえるのが、むかごご飯です。ほのかに山の香りがうつったご飯と、たまに顔をだすホックホクのむかごの食感の違いも楽しいです。秋は新米の季節でもあるので、むかごとお米で秋を満喫しましょう。
なお、むかごについてもっと詳しく知りたい場合は、下のリンクの記事を見てみてください。むかごの栄養や野生のむかごの見つけ方、むかごの育て方やむかごの人気レシピも書いてあるので、ぜひ参考にしてください。
ふっくら美味しいむかごご飯の炊き方
インターネットで検索すると、いろいろなむかごご飯の炊き方がでてきます。味付けでは、塩だけでシンプルなレシピ、醤油やみりんを入れて炊き込みご飯のようにしたレシピなどがあります。うまみを加えるために、だし昆布や酒などを加えるレシピもあります。むかごとお米を一緒に炊飯するレシピが人気ですが、むかごを下茹でして炊きあがったご飯と混ぜるレシピもあります。
ここではまず、シンプルで簡単なむかごご飯の炊き方を紹介します。むかごの下ごしらえの方法も書いてあるので、ぜひ覚えておいてください。なお、こちらのむかごご飯は少し塩が強めのご飯だけでおいしい人気のレシピです。そのため、おにぎりにしてもおいしく食べられます。もし、塩気の強いおかずと一緒に食べる場合は、少し塩を減らしてください。
むかごご飯の材料を準備しよう
今回はむかごご飯2合分の材料を紹介します。米2合、むかご1カップ(約120g)、塩(天然塩)小さじ1と1/3、酒大さじ1/2です。酒はなくてもよいので、お好みで加えてください。精製塩を使うときは少し減らして、小さじ1くらいにしてください。
むかごの下ごしらえ
むかごは皮をむかずにそのまま使えるのですが、土っぽい香りが強く出てしまうことがあるので下ごしらえをした方がおいしくできます。下ごしらえの方法も簡単です。むかごをさっと洗ってすり鉢に入れ、手で軽く押し付けながらころころと転がして皮の表面をこするだけです。手に細かい皮がつくようになったら、水で洗い流して完了です。
材料を炊飯器に入れて炊くだけ!
まず、普通の白ご飯を炊くように米の準備をします。炊飯器の内釜に研いだ米と水を加え、30分から1時間ほど浸水させます。その後、塩を加えて軽く混ぜ、塩をしっかりと溶かします。その上にむかごを広げて炊飯をスタートするだけです。お好みで、炊きあがった後に酒を全体に振って蒸らしてください。むかごとご飯が混ざるようにざっくりと混ぜ合わせたら完成です。
むかごご飯の炊き方塩昆布入りのレシピ
次に、塩昆布を使ったむかごご飯の人気レシピを紹介します。製品にもよりますが、塩昆布は昆布を醤油や砂糖、塩、うまみ成分で味付けしたものです。なので、塩昆布を加えることで簡単にしょっぱさやうまみを加えることができます。今回は塩昆布を混ぜ込むむかごご飯の作り方や、塩昆布を炊き込むむかごご飯の作り方を紹介します。
塩昆布で味付け要らず「簡単むかごご飯」
このむかごご飯の作り方は、むかごとお米だけで炊いた後に塩昆布を加えるというものになります。味付けは塩昆布のみです。炊飯後に加えるので、味の加減がしやすいところも人気のポイントです。材料は、米2~3合、水適量、むかご適量、塩昆布適量です。
まず、白ご飯を炊く時と同じ様に炊飯器の内釜にお米と水を用意します。その上にむかごをのせて、炊飯します。炊きあがったら塩昆布を加えて混ぜ、少し蒸らしたら完成です。むかごも塩昆布も適量なので、自分好みのむかごご飯の作り方を探してみましょう。
みりんを加えて「上品な甘さのむかごご飯」
このむかごご飯の作り方は、むかごとお米と調味料を一緒に炊きあげるというものになります。味付けのポイントはみりんです。上品な甘さとつやとうまみをプラスすることができます。材料は、米3合、水適量、塩昆布大さじ1、みりん大さじ1、むかご150gです。
まず、白ご飯を炊く時と同じ様に炊飯器の内釜にお米と水を用意します。そこに塩昆布とみりんを加えて軽く混ぜ、その上にむかごをのせて炊飯します。炊きあがったら、むかごとご飯が混ざるようにざっくりと混ぜ合わせて完成です。お好みでごま塩をかけてください。
風味豊か「簡単むかごの炊き込みご飯」
このむかごご飯の作り方は、むかごなどの具材とお米と調味料を一緒に炊きあげるというものになります。醤油とみりんと顆粒だしで簡単に炊き込みご飯ができてしまいます。材料は、米2カップ、水適量、酒大さじ1、醤油大さじ1、みりん大さじ1、顆粒だし小さじ1、塩昆布適量、むかご1/2カップ、油揚げ2枚です。
まず、白ご飯を炊く時と同じ様に内釜にお米と水を用意し、30分ほどおいておきます。酒と醤油とみりんと顆粒だしと刻んだ塩昆布を加え、軽く混ぜます。その上に洗ったむかごと細かく切った油揚げをのせて、炊飯します。炊きあがったら具とご飯が混ざるようにざっくりと混ぜ合わせて完成です。
生姜がさわやか「むかごと塩昆布と油揚げの炊き込みご飯」
このむかごご飯の作り方は、むかごなどの具材とお米と調味料を一緒に炊きあげるというものになります。生姜をいれることで、少しだけピリッとさわやかな香りが広がります。材料は、米2合、水適量、醤油小さじ2、酒小さじ2、千切り生姜ひとつまみ、塩昆布ひとつまみ、むかご20粒程度、油揚げ1枚です。
まず、白ご飯を炊く時と同じ様に内釜にお米と水を用意します。醤油と酒と千切り生姜、塩昆布を加え、軽く混ぜます。その上に洗ったむかごと刻んだ油揚げをのせて、炊飯します。炊きあがったら具とご飯が混ざるようにざっくりと混ぜ合わせて完成です。
むかごご飯はふっくら優しい懐かしい味
いろいろなむかごご飯を紹介しましたが、お気に入りのレシピは見つかりましたか?ご飯と一緒に炊くだけで簡単にできるむかごご飯は、ふっくらとしていて優しい味わいです。むかごの山の香りが、どこか懐かしい記憶を思い出させてくれるようです。なかなか手に入れることが難しいかもしれませんが、たくさん手に入ったらいろいろなむかごご飯を作ってみてください。
もし、むかごご飯を作っても余るくらいのむかごが手に入ったら、下のリンクを参考にしてください。おつまみにぴったりな塩ゆでや素揚げ、むかごがほっこり体に優しいおかゆ、むかご大福など人気のレシピがたくさん紹介されています。