海老フライ専門店「海老昌」とは?料理の口コミや写真など紹介!
みなさんは海老フライ専門店の海老昌を知っていますか?子どもの好きな食べ物を調べたある調査で、海老フライはトップ3に入る人気料理です。子どもの頃、お子様ランチの海老フライが好きだった、運動会などのイベントの時のお弁当に海老フライが入っていて嬉しかったという記憶がある人も多いかもしれません。しかし、海老フライは子どもの好きな食べ物という考えは今や古くなっています。その先駆けとなったのが、渋谷区道玄坂に店を構える「海老フライ専門店海老昌」です。今回は海老昌の魅力について口コミと共に紹介します。
目次
海老フライ専門店「海老昌」について詳しく知りたい!
海老フライ専門店海老昌は、その名の通り海老フライのみを提供する専門店で小杉昌功氏がオーナーシェフを務めています。小杉氏はフレンチレストランを営んでいた両親のもとで育ち、自身もフレンチのシェフとして活躍していました。
小杉氏は幼い頃から一流の料理と共に育ち、その中でも5歳の時に両親のレストランで出会った海老フライが一番好きだったそうです。この大の海老フライ好きが、後に海老フライ専門店をオープンさせるきっかけとなりました。
小杉氏はフレンチシェフとして有名ホテルやレストランなどで経験を積み、海老フライ専門店を開くために31歳で上京しました。しかし、海老フライ専門店は前例が無かったため、どこの金融機関からも融資を得ることが出来ず、結局10年間、自分の力で開店資金を貯めることになりました。
そして2016年5月に念願の海老フライ専門店海老昌を渋谷区道玄坂にオープンさせました。店の名前に自分の名前から「昌」の1文字をとって入れたのは、「一切妥協しない、一番美味しい海老フライを提供したい」という小杉氏の強い思いの表れです。
海老フライ専門店海老昌は、現在は予約も取りにくく、何時間も並ばなければいけない有名店ですが、オープン当初は宣伝に力を入れておらず、赤字続きでした。そんなある日、食通で知られる芸能人が海老フライ専門店海老昌を訪れました。その食通芸能人は、海老フライの美味しさやシェフの海老フライへのこだわりに感動し、ラジオやテレビで紹介した結果、口コミでも評判となり、一躍人気店となりました。
海老フライ専門店海老昌が人気な理由
海老フライ専門店海老昌が人気の理由は、海老フライへのこだわりによるものです。提供する料理はもちろん海老フライのみ、それぞれの料理にどんな海老を使うのかにもこだわりがあります。ここでは、海老フライ専門店海老昌の海老フライへのこだわりを紹介します。
海老フライ専門店海老昌の海老フライに使われている海老は、インドネシア産のブラックタイガーやオーストラリア産のオーストタイガーなどです。小杉氏はオープン当初、海老の仕入れに苦労していたそうです。
海老昌で使われている海老は、長さ30cm以上、重さ120g以上のものと決められており、規格に合わない海老は返品されます。このボリュームの海老を使うからこそ、海老フライにしても海老そのものの弾力や食感を楽しむことができます。しかし、重さ120gのブラックタイガーの漁獲量は、全体の数%にも満たないくらい希少です。そのため、規格に合う海老が仕入れできない時は、予約を断ることもあるといいます。
海老フライ専門店海老昌では、仕入れる海老にもこだわりがありますが、もちろんその調理法にもこだわりがあります。まず重要なのは、海老の下処理です。海老の下処理は、海老の鮮度を落とさないために、氷で冷やしながら行います。
海老の下処理が終わったらパン粉を付けて揚げていきます。海老フライ専門店海老昌では、業者に特注したこだわりのパン粉をできるだけ薄く海老に付けていきます。そのため、揚げた後の衣の上からでも海老の殻の赤色を確認できます。また頭のみその香りや脚の食感を残すため、専用のハケで頭と脚のパン粉を丁寧に落とします。
海老がパン粉をまとったらいよいよ揚げていきます。油の温度は173から175℃の間と厳密に設定されています。また油は3種類を独自でブレンドし、そこに香草を入れることでより風味を良くしています。海老を揚げる時は海老の頭の尾を持ち、海老の脚からゆっくりと油に入れていきます。そのままじっくりと揚げていき、頭のみそには完全に火を通さない程度で引き上げます。
長さ30cmを超える巨大な海老フライは13種類の野菜を使ったマヨネーズベースのタルタルソースでいただきます。このタルタルソースは、海老フライのために作られたシェフ特製ソースです。このように海老の仕入れから調理法、食べ方に至るまで細部にこだわられていることこそ、海老フライ専門店海老昌が人気の理由なのです。
海老フライ専門店海老昌はどこにあるの?
海老フライ専門店海老昌は、東京の渋谷区道玄坂に店舗を構えています。渋谷といえば、駅前にハリウッドでも映画化された忠犬ハチ公像や、若者に人気のSIBUYA109が立ち並ぶ有名な繁華街です。また道玄坂は様々な文学作品の舞台にもなっています。
海老フライ専門店海老昌の最寄駅は京王井の頭線の神泉駅と各線渋谷駅です。京王井の頭線の神泉駅から行く場合は、北口改札を出て屋内通路の階段を下りて目の前の道路を渡ります。そのまま北へ進み、大通りまで出たら右折します。大型複合施設、Bunkamura手前のなだらかな坂道を少し上ったらお店です。徒歩4分ほどで到着します。
渋谷駅から行く場合は、渋谷駅南口を出てハチ公像に向かって進み、ハチ公像の前で左折します。SIBUYA109の右側に向かって道なりに進んで行くとBunkamuraの前に出るので、なだらかな坂道を上ったら到着です。渋谷駅からは徒歩8分ほどで到着します。
海老フライ専門店海老昌は地下1階にあるので、地上には店名が書かれた1メートルほどの立て看板があるだけですが、絶えず行列ができているのですぐ見つけることができます。 海老フライ専門店海老昌は、カウンターが9席のみの小さなお店です。渋谷という繁華街にありながら、客席は黒を、厨房は白を基調としており、ジャズバーのような雰囲気漂う大人な空間が広がっています。
渋谷のイメージを聞くアンケート調査では、渋谷は若者の街、人が多い、スクランブル交差点といったイメージを持つ人が多いようです。しかし、海老昌はそのような渋谷のイメージとはかけ離れた落ち着いた雰囲気のお店となっています。カウンターからは厨房内部が全て見通せるようになっており、料理を作る工程を全て見ることができます。この料理のライブ感が口コミでも話題になっています。
海老フライ専門店海老昌の営業時間は11時半から21時、ラストオーダーは20時半ですが、その日の食材が売り切れたら終了となっています。また水曜日が定休日となっています。海老フライ専門店海老昌は予約することもできます。予約可能時間はランチは11時半から、ディナーは18時半からとなっています。ただし小学生以下は入店ができないので、注意が必要です。また3時間以上であれば貸切にも対応してくれる場合もあります。
海老フライ専門店海老昌のランチメニュー
海老フライ専門店海老昌はその名の通り海老フライを専門に提供するレストランですが、ただメニューが1種類というわけではありません。ここからは海老昌のランチメニューについて口コミの情報や値段も合わせて紹介します。値段は全て税抜き価格での表示です。
1番の人気料理「大昌」
海老フライ専門店海老昌で一番人気なのが「大昌(おおまさ)」です。大昌という料理名は、オーナーシェフ小杉昌功氏の名前から1文字取って付けられました。大振りの養殖ブラックタイガーを使った特選海老フライで、お皿からはみ出した姿もインパクトがあります。ランチの早い時間帯に売り切れてしまうことも多い一品です。値段は2,400円です。
小海老といっても長さは10cm以上「海老昌の海老フライ」
海老昌には、少し小ぶりな海老を使った料理「海老昌の海老フライ」もあります。しかし小ぶりと言ってもその長さは10cmを超えるものばかりです。それが6匹も入っているので、ボリュームはたっぷりあります。カットレモンと特性タルタルソースも付いています。大昌のような有頭海老ではないので、子どもの頃から慣れ親しんだ海老フライを食べたいという人に人気があります。値段は1,640円です。
口コミでも話題!出会えるかどうかは運次第の限定海老フライ
海老フライ専門店海老昌では、この他にも食数限定の特別な海老フライを食べることができます。使用する海老は、毎日、シェフが海老専門の問屋に行き自ら目利きして入手してきます。そしてその日の入荷数が、海老の説明と共に書かれて掲示されています。
海老昌は予約することができますが、海老の種類までは予約することができず、先着順となります。お目当ての海老がある場合は、出来るだけ早く並ぶことをおすすめします。ここからは口コミでも話題の食数限定の海老フライを紹介します。
市場に出回る海老の中から、いち早くより状態の良い海老を使った「塙(はな)」は1,910円です。大きさは特別大きいものではありませんが、味と香りのバランスが整っています。大昌の上撰である「琥珀(こはく)」は2,550円です。大きさは大昌と同程度、味と香りだけでなく色合いも綺麗と評判です。
海老の中でも、市場に出回る海老の400分の1の確率でしか水揚げされない希少な海老を使っているのが「京(けい)」は2,900円です。
出典: https://aumo.jp
「香(かおり)」もなかなか市場に出回らない入手困難な海老を使用しています。1日に提供できるのはわずか数食程度です。大きさはもちろん香りも良い逸品で値段は3,300円です。京の上撰と言われているのが「渚(なぎさ)」(3,800円)です。海老昌でも毎日入荷することが難しいほど希少な海老を使用しています。弾力のある食感で噛めば噛むほど海老の甘さが滲み出てくる一品です。
「重明(じゅうめい)」は1匹150g以上という大きな海老を使用しています。海老は年数が経つにつれて大きくなるわけではなく、大きさは個体差と言われています。そのため、大きな海老に出会えるかどうかは運次第となります。養殖であったとしてもこのサイズの海老は流通量が少なく、海老昌でも1日に1から2食ほどの提供しかありません。予約して行ったけれど売り切れていたという残念な声もよく聞かれます。値段は4,500円です。
海老昌史上最大級品!天然海老を使った限定海老フライ
海老昌で最大級の海老を使った海老フライが「楡(にれ)」です。大昌は養殖の海老を使っているのに対し、楡は天然の海老を使用しています。150g以上の海老しか使わない重明よりも大きく、長さも30cmを越しています。天然の海老でこんなに大きいものがあるのかと口コミでも評判となっています。
しかし、大ぶりだからといって味も大ぶりというわけではありません。海老の身が引き締まっており、頭をはずせば香りの良いミソがたっぷりと出てきます。火を通しても海老本来のプリッとした食感が消えない、まさに極上品です。値段は5,500円です。
このように海老フライ専門店海老昌の料理は、使用する海老の大きさなどによってランク分けされていますが、どの料理もシェフが下処理から調理、提供まで特にこだわっています。特に海老を揚げる時の油の質と温度にこだわりがあり、海老1匹1匹面倒を見るような気持ちで揚げられています。
海老フライを引き立たせる脇役たちにも注目!
海老フライ専門店海老昌の全ての料理に、ライスとビスク風スープがセットでついています。スープは季節やその日の気候に合わせて温かいものや冷たいものなどを出してくれます。どのスープもこだわりがあるのですが、中でもビスク風スープは甘エビの出汁と八丁味噌で味付けされており、香りは濃厚なのに後味がさっぱりしていると口コミでも評判です。
ライスにはコシヒカリが使われており、このコシヒカリは届く直前に精米されています。海老フライ専門店海老昌では、ライスの炊き方にもこだわっており、特殊な釜を使って、その日の気温と湿度に合わせて水の配合を変えて炊いています。
また海老フライには塩やレモンの他にシェフ特製のタルタルソースが付いています。シェフ自身が「このタルタルソースを食べて欲しくて海老フライを揚げている」と言うほどこだわって作られた特製タルタルソースは、ほんのり感じる甘さと柔らかい酸味が特徴で、世界一ご飯が進むタルタルソースとして口コミでも評判になっています。
これらスープ、ライス、タルタルソースが三位一体となって海老フライの旨味を更に引き立たせているという口コミも多数あります。
海老フライ専門店海老昌の絶品海老フライをご賞味あれ!
いかがでしたか?海老フライは子供の好きな食べ物というイメージを持っていた人もいるかもしれませんが、海老フライ専門店海老昌は、まさにそんなイメージを覆す海老フライ料理を食べることができます。
最近は様々な料理の専門店が増えて来ましたが、海老フライ専門店海老昌はそのような専門店ブームの前に出発したお店です。当初は専門料理店の前例がないということで融資を断られて自力で資金集めをしたり、オープン当初はなかなかお客さんが入らず苦しい時期もありましたが、テレビやラジオで紹介されたのをきっかけに話題となり、今では予約が取れない口コミの評判も高い有名店となりました。
しかし、予約が取れなかったからといって諦めてはいけません。海老フライ専門店海老昌は、全てが予約席で埋まってしまうわけではありません。当日、来店して並んでもらう一般客用の席も用意されています。予約が取れなかった場合は、覚悟を決めて並んでください。
長時間並ぶのはなかなか大変ですが、その疲れも吹き飛ぶような絶品の海老フライが出迎えてくれます。その日の仕入れによって出会える海老が異なりますが、どの海老フライもシェフが心を込めて調理した逸品です。海老フライ専門店海老昌で絶品海老フライをご賞味ください。