ピザ生地は冷凍できる?冷凍保存方法・解凍方法や簡単レシピなど解説!

ホームベーカリーが一般家庭に普及するようになってからというもの、ピザ生地からご自分で手作りする方が増えているようです。特にホームベーカリー購入時はピザ生地を作るのが楽しくてついつい作り過ぎてしまった…なんてことも多いようです。そんな時、ピザ生地を冷凍する事を考える方が多いと思います。ピザ生地は本当に冷凍できるのでしょうか?そこで今回は、ピザ生地の冷凍保存方法を調査するとともに、解凍方法や簡単レシピなどもご紹介します。

ピザ生地は冷凍できる?冷凍保存方法・解凍方法や簡単レシピなど解説!のイメージ

目次

  1. 1ピザ生地を使いきれないときの保存はどうしている?
  2. 2ピザ生地が余った時は冷凍保存ができる
  3. 3ピザ生地を冷凍しても美味しく食べられるピザレシピ
  4. 4ピザ生地を冷凍した場合の保存期間は?
  5. 5冷凍ピザ生地を上手に使って保存食にしよう!

ピザ生地を使いきれないときの保存はどうしている?

ホームパーティーでも定番のメニューとして人々に愛されてている『ピザ』。見た目も色とりどりですし、ボリュームがあるので大人数でのパーティーでもおすすめです。そんなピザといえば、専門店で注文して食べる事が多いかもしれませんが、最近では自宅でピザ生地から手作りする方が増えている様です。

購入したピザであれば、人数に合わせて適したサイズのものを注文するのでそれほど多く余ってしまう事もないかもしれませんが、自分でピザ生地から手作りする場合は、作りすぎてしまってピザ生地が使いきれない時も少なくありません。

では、ピザ生地から手作りしている人たちは、ピザ生地を使いきれないときの保存は一体どうしているのでしょうか?冷蔵保存?それとも冷凍保存が可能なのでしょうか…?今回は、ピザ生地を使いきれないときの保存方法について徹底調査してみましょう!

ピザ生地が余った時は冷凍保存ができる

まず、結論からお話しさせていただくと、ピザ生地が余った時は冷凍保存が可能となります!冷凍保存といえば、多くの食材を長期保存させてくれる画期的な方法ですが、ピザ生地を冷凍保存する場合は一体どのような冷凍保存方法を行うのでしょうか?まずは、ピザ生地の正しい冷凍保存方法と解凍方法について学んでみましょう。

ピザ生地の正しい冷凍保存方法

ピザ生地の正しい冷凍保存方法ですが、ピザ生地を作る際に1次発酵の時点で冷凍保存する方法と、一度ピザ生地を焼き上げてから冷凍するという、二つの冷凍保存方法があります。まず、1次発酵の時点での冷凍保存方法についてですが、1次発酵時にピザ生地をしっかりガス抜きしておき、ピザ生地1枚分の量を大福のようにころんと丸めます。

そして、ピザ生地が乾燥してパサついてしまうことを防止する為にラップに薄く油を塗っておくのがポイントです。ラップに塗る油の種類はサラダ油でもオリーブオイルでもお好みの油で構いません。油を塗っておくと解凍したときもふんわりとした食感のピザ生地を楽しむことができます。最後に空気をしっかり抜いてラップをしておきましょう。

一度焼き上げてからのピザ生地冷凍保存方法は、基本の手順通りピザ生地をオーブンで焼き上げます。ピザ生地を焼き上げてから冷凍保存しておく場合は、生地形成の段階でめん棒などを使って薄く生地を伸ばしておき、生地の表面にフォークを使って小さな穴を開けておきましょう。こうする事でピザ生地に火が通りやすくなりますし、薄めに作っておく事で解凍時もスムーズにできます。

焼き具合についてですが、予熱200度のオーブンで約7分ほど焼きあげていきます。しばらく放置しておき、粗熱が取れたらラップでしっかり包んで冷凍庫に入れておけば完了です!一度焼き上げている状態での冷凍保存なので、生地の形成をする手間がないので楽チンなのが嬉しいポイントです。

ピザ生地を冷凍した場合のレンジを使った解凍方法

ピザ生地の冷凍保存方法について学べたところで、セットで気になるのが解凍方法です。冷凍したピザ生地は一体どのような方法で解凍するのかというと、これは1次発酵の時点で冷凍保存する方法と、一度ピザ生地を焼き上げてから冷凍する場合の2つの冷凍保存方法によって異なります。

まず、1次発酵の時点で冷凍保存する場合の解凍方法ですが、こちらはピザを食べたい前日の夜に冷凍庫から冷蔵庫に移し、自然解凍させるようにしましょう!レンジで加熱して解凍する事も禁止ではありませんが、ふっくらと丸めた状態になっているので熱の通り具合にムラができてしまうのであまりおすすめしません。

その点、冷蔵庫に移し替えての自然解凍であれば自然にピザ生地全体を解凍する事が出来るので美味しいピザ生地を楽しむ事ができます。続いて、一度ピザ生地を焼き上げてから冷凍していた場合の解凍方法ですが、こちらは食べる前にソースと具材をのせてオーブンで温めれば完了です。時間がない時でもサッと出せるので朝食などにもおすすめです。

ピザ生地の冷凍焼けに関するトラブル対処方法

ピザ生地を冷凍保存した場合、水っぽくなってしまったりカッチカチになってしまったり…という様なトラブルが多くあります。この様なトラブルの原因は『冷凍焼け』です。『冷凍焼け』とは一体どの様な事が起きるのかというと、味や食感・色が変わってしまう事です。冷凍焼けの原因は、冷凍庫の開け閉めによって引き起こされてしまいます。

冷凍庫を開け閉めしていると温度が一定に保つのが難しくなり、凍らせては溶けて凍らせては溶けて…と言う事を繰り返す事で食材の水分が抜けてしまい、油脂が酸化してしまう事でパサパサした食感になったり色が悪くなったりしてしまいます。そんな冷凍焼けに関するトラブル対処方法を次は学んでみましょう。

冷凍保存していたピザ生地が水っぽくなってしまうのは、冷凍庫内の温度変化が大きい事が原因で考えられます。ピザ生地が水っぽくなってしまっていると、温め直す時も焼きムラとなってしまったりするので是非とも避けたい所です。では、どうすれば良いのかというと、できるだけ冷凍庫を開けない・開け閉めは素早く行う事が重要となってきます。

冷凍庫内の温度変化が大きいのは、それだけ冷凍庫の開け閉めが多い事や冷凍庫を開けている時間が長い事が原因です。その為、できるだけ冷凍庫は開けない様にする事を心がけたり、素早く開け閉めを行う事でピザ生地はもちろん、他の冷凍食材も冷凍焼けしにくくなります。

ふっくらとしていたピザ生地を冷凍したのに、カッチカチに固まってしまっていて「とても食べられる状態じゃない…」なんて経験はありませんか?カッチカチに固まってしまっているのは『フリーズドライ現象』と呼ばれ、食材の水分が飛んで乾燥する事が原因となって引き起こされます。フリーズドライ現象を引き起こさない為には、できるだけ酸素と触れさせない環境を作りましょう。

ピザ生地を作って余ったものを冷凍保存する場合、一つにまとめてラップをして冷凍保存するのではなく、ピザ生地1枚分ずつ分けてラップに包む様にする事がポイントです。1枚分ずつぴったりと包む様にラップをする事で酸素に触れさせる事を防ぎます。さらに、ジップロックなどの密封袋に入れて冷凍保存しておけば、より酸素と触れさせない環境が作られ、フリーズドライ現象を引き起こしにくくなります。

ピザ生地を冷凍しても美味しく食べられるピザレシピ

ピザ生地を冷凍しておけば、いつでも簡単に美味しいピザが食べられるので小さなお子様がいらっしゃるご家庭にとってはかなり重宝します。では、ピザ生地を冷凍しても美味しく食べられるピザレシピとは一体どのようなものがあるのでしょうか?お次は、基本のピザ生地レシピとピザ生地を冷凍しても美味しく食べられる楽チンピザレシピを調査してみましょう。

基本のピザ生地レシピ

まずは基本のピザ生地レシピのご紹介です。材料(直径24~25㎝ほど3枚分)は、強力粉・200g、薄力粉・50g、砂糖・20g、塩・3g、ドライイースト5g、水・145~150g、オリーブオイル・20gです。作り方についてですが、まずはボウルに材料全てを入れます。この時、ドライイーストと塩は離して入れるようにしましょう。まずはボウルの中で生地を軽くまとめていきます。

粉っぽさが無くなってきたら、ボウルから取り出して台にピザ生地を置き、滑らかになるまでこねていきます。ある程度綺麗にまとまれば良いです。まとまったピザ生地を3等分し、綺麗に丸めていきます。このとき、ピザ生地の閉じ目をしっかり閉じて下にして、ピザ生地が乾燥しないようにラップをかけて温かい場所で10~15分放置しておきます。

その後、オーブンシートの上にピザ生地を置いて、めん棒などで直径24㎝程度になるまで丸く伸ばしていきます。この時、周りは1センチ程厚めにしておきましょう。また、ピザ生地が伸ばしにくい時は打ち粉をして下さい。これで基本のピザ生地作りは完了です!後はお好みのソース・具材をトッピングしてオーブンで焼いたら美味しい手作りピザの完成です。

炊飯器で楽チンピザ生地レシピ

ピザ生地を冷凍しても美味しく食べられる楽チンピザレシピとしてご紹介したいのが、炊飯器を使ったレシピです。ピザ生地を作る際、発酵させるのが面倒だという方が多いです。しかし、しっかりと発行させなくてはもっちりとした美味しいピザ生地にならないので手を抜きたくない工程でもあります。そんな時は炊飯器を使って楽チンに美味しいピザ生地を作りましょう。
 

材料(ピザ生地2枚分)は、強力粉・150g、砂糖・3g、塩・3g、ドライイースト3g、ぬるま湯・90cc、オリーブオイル・大さじ1杯です。作り方は、まず、ボウルに強力粉とドライイースト・オリーブオイル・砂糖・塩を入れます。その後、ぬるま湯を少しずつ入れていき、野球ボール大くらいの大きさ位の大きさでまとまりが出るまで生地をこねて丸めます。

こねた生地を炊飯器に入れ、保温ボタンを押して10分放置します。その後、一度炊飯器のスイッチを切り、15分~30分程度放置して、ピザ生地を取り出してガス抜きと成形をしたらフライパンに生地を置き、お好みのソースと具材をトッピングして中火で焼き上げれば完成です!フライパンと炊飯器で出来るので、オーブンがないけどピザ生地を作りたいという方におすすめです。

美味しいピザ生地作りをする為のポイントは?

さて、冷凍しても美味しく食べられるピザ生地レシピについて学べたので、併せて知っておいて欲しいのが美味しいピザ生地作りをする為のポイントです。ピザ生地を作る際に重要なのが、生地のこね方です。初めてピザ生地を作るという時は、どのようにして生地をこねていけばいいのかわからない方も多いと思いますので簡単に生地のこね方ポイントをチェックしていきましょう。

まず、ピザ生地をこねる時には少し大きめなサイズのボウルを使用することがオススメです。また、ステンレス製のボウルだと生地がひっつきにくくストレスを感じにくいです。ピザ生地をこねて行く時は、強力粉の粒感がなかなか取り除きづらいので、水ではなくぬるま湯を使用するのポイントです。ぬるま湯を使うことによって、ボソボソしていた生地が滑らかに変化していきます。

また、水分が多くなると生地全体がふっくらしてくるのでふっくらとしたもちもちのピザ生地を作ることができます。キッチン台でピザ生地をこねる時は自分の体重をかけるようにして圧力を強くかけるようにすればまとまりやすくなります。広いキッチンでは台にピザ生地を叩きつけることも可能でしょう。叩きつけることによってツルッとした手触りとツヤ感が出るので試してみて下さい。

ピザ生地を冷凍した場合の保存期間は?

ピザ生地を冷凍するのであれば、少しでも長く冷凍保存したいものです。では、冷凍したピザ生地は一体どれくらいの保存期間を保つ事ができるのか気になるところではないでしょうか?最後に、ピザ生地を冷凍した場合の保存期間について学んでみましょう。

1次発酵時点での冷凍保存方法の保存期間

まず、1次発酵時点での冷凍保存方法の保存期間目安についてですが、こちらは約1ヶ月程度の保存が可能となっているようです。1次発酵をしてピザ生地を丸めて保存するこちらの冷凍保存方法では、ラップをぴったりと生地に密着させて通気性を抑えるのがポイントです。また、ジップロックなどの密封袋に入れて保存しておく事で約1ヶ月程度の長期保存をする事ができます。

1度焼き上げてからの冷凍保存方法の保存期間

1度焼き上げてからの冷凍保存方法の保存期間目安についてですが、こちらは1週間程度の保存が可能となっているようです。1度焼き上げた状態で冷凍保存するこちらの方法は、食べる時の手間がない事が非常に嬉しいポイントなのですが、一度火を通してしまっている事もあってあまり保存期間が長くありません。

余ってしまったピザ生地が大量にある場合は、1週間以内に食べきれる分のピザ生地だけ一緒に焼き上げておき、その他の余ってしまったピザ生地は1次発酵をしてピザ生地を丸めて保存しておく上記の方法がおすすめです。せっかく作ったピザ生地ですから、無駄にしないように工夫しながら保存するようにしましょう。

冷凍ピザ生地を上手に使って保存食にしよう!

ピザ生地の冷凍保存方法・解凍方法・簡単レシピのご紹介まとめはどうでしたか?ホームベーカリーが人気を集めている近年、自宅でピザ生地から手作りする方が増えてきましたがどうしてもピザ生地が余ってしまう事が多いようです。そんな時は冷凍保存する事でピザ生地を無駄にせずに済みますし、冷凍保存すると保存期間が長くなるのでいざという時の保存食にもなります。

また、冷凍ピザ生地を作る際には、正しい冷凍保存方法を行う事で保存期間を長くする事ができるので、しっかりと丁寧に冷凍保存するようにして下さいね。冷凍ピザ生地を上手に使って、忙しい日のスピーディー飯にどんどん役立てていきましょう!

Thumbホームベーカリーでピザ生地作り!簡単人気レシピと保存方法を紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ